日々の泡。

popholic diary

2022年8月27日~9月2日の話。

2022/8/27

久しぶりに京阪電車に乗って京都へ。MOVIX行く予定で家出たのだが、映画館のスケジュール諸々チェックして予定変更してアップリンク京都へ。イ・オクソプ監督「なまず」を観る。看護師のユニョンと恋人で無職のソンウォンのゆるーい日常。どこか懐かしい雰囲気と不条理さがまぶされたザ・韓国インディー映画!って感じ。物語は疑問符だらけだし、ひたすらオフビートなんだけど、今注目の若手イ・ジュヨンとク・ギョフンの自然な存在感に見入ってしまう。そして大女優ムン・ソリがいつになく軽く演じていて楽しい。

徒歩移動でMOVIX京都へ。その前に昼食。悩んだ末、気になってた鶏白湯ラーメンの店へ。ま、想像通りの味ではあるが美味しい。

ジョーダン・ピール監督「NOPE」観る。平穏な田舎町、空からの落下物により事故死した父から受け継いだ牧場を営むOJ。一瞬垣間見た空に浮かぶ不審な巨大物。妹のエメラルドとともにその不思議な物体を撮影しようと試みるが…。UFOの夢をたまに見る。それははるか上空というよりは絶妙な高さを飛んでいて、それが見る見る近づいてくる。巨大な飛行物体がわずか数メートル先に今にも衝突する、これはまじでやばいっと逃げ惑う夢だ。まさにその感覚を味わった。スクリーンに映る空が脅威に代わる。スペクタルな映像表現としての面白さがありつつ、差し込まれるチンパンジーの惨劇などその物語はメタファーだらけで目と頭がフル回転。すべての感覚が映画に飲み込まれ、一体何だったんだ?と観終わってからも映画が抜けていかない。面白くて謎めいて後を引く映画体験。凄いものを観た。しかし、こりゃ後で町山さんの解説とかチェックしなきゃ。

京阪電車で大津に戻り夜市の準備中の商店街を抜けて帰宅。夏も終わりだな。

2022/8/28

8時起床。珍しく妻と外食。クーポンがあったので「ブロンコビリー」でステーキランチ。サラダバーで欲張りすぎる。抜けない貧乏性。メガドンキで買い物などして帰宅。

NHKで「まんが道」。無事最終話まで放送された。富山から上京してトキワ荘に辿り着くまでの物語。ぜひ続編となる「青春篇」も再放送してほしい。ここからがまた面白いのだ。

大河「鎌倉殿の13人」くーっ、善児!心に残り続けるキャラクターになった。三谷幸喜梶原善の関係性なども含めグッとくる。

2022/8/29

午後代休で銀行行ったり諸々家の用事。

笹山敬輔ドリフターズとその時代」読了。著者は丁寧にメンバー一人一人の生い立ちからドリフ加入、そしてドリフで果たした役割などを辿っていく。その中でそれぞれの性格やコンプレックス、ルサンチマンなどが炙り出されていくわけだがドリフがいかりやの強い父性のもとで良くも悪くもグループを形成していったのがよくわかる。そしてその父性が軸となりいかりやと志村、二人の関係は奇妙にねじ曲がりつつ深く繋がっていく。絶対君主としてドリフを率いたいかりやに反発しながらも、やがて「父殺し」を果たし、自らが「いかりや化」していく志村。事故で記憶を失った実の父とうまく関係を作れなかったであろう志村が、いかりやと師弟でありながらライバル、そして疑似親子として愛憎入り混じる関係を形成していく。「お前、俺に似てるよな」晩年いかりやが志村に言った言葉である。くーっ!一度でもドリフのコントに笑った人は必読。そして日本演芸史~テレビ史においても貴重かつ重要な一冊。

 

2022/8/30

雨が降りそうで降らない。外回りでひたすら営業車を走らせる。車中で「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」ゲストはのん。性別とか年齢とかを超えた存在感で聴いてて元気になる。「東京ポッド許可局」でここんとこ牛・豚・鶏の中でどれか一つ食べられなくなるとすれば?という話題。これに関してはもう即答で牛を捨てる。まず鶏は絶対外せない。好物の親子丼にから揚げ、鶏のさっぱり煮、チキンカレー、冬場の鍋物には絶対鶏…鶏肉無しは考えられない。豚の汎用性も素晴らしい。最近は焼肉も牛より豚が好き。溶け出す油にカリッと焦げ目をつけた肉。サムギョプサルなんて最高。もちろんとんかつは絶対的エース。お好み焼きは豚玉だし、焼きそばは豚肉を食べるために食べてるようなもんだ。そうなると必然的に牛を切り捨てることになる。牛丼やすき焼きが食えなくなるけど、豚丼や鶏のすき焼きもそれはそれで旨いからなんとかなる。っつーかまじめに仕事しろ、俺。

2022/8/31

テレワーク日。一日部屋にいてPCに向かうのもしんどいな。テレワーク飯はざるそばと昨日の残りの枝豆と塩昆布をご飯に混ぜた枝豆ご飯。美味しい。

Webマガジン「onotano」郷ひろみ特集、ライターの下井草秀さんによる「郷ひろみを知るための厳選オリジナル・アルバム22枚」が素晴らしい。読み物としても面白く、興味を惹かれ郷ひろみのアルバムを順に聴いている。筒美京平先生をはじめとした作家陣の様々な実験を飲み込む郷ひろみの声の強さ。聴いてて楽しい。サブスクについてはいろんな意見があるが、やはり様々な音楽遺産に気軽にアクセスできるってのは単純にうれしい。サブスクがなければ40年前の郷ひろみのアルバムを聞くという行為は相当ハードルが高いだろう。またサブスク時代にあってはこういうレビューが本当に大切だと思う。このちょっとした後押しが聴くという行為に繋がり、新しい扉を開いていく。放り投げられた小石がやがて大きな波紋を生むのだ。

otonanoweb.jp

2022/9/1

9月。プチ鹿島さんが言う通り、9月になったらもう大晦日。ここからが早いのだ。

2022/9/2

今日も一日外回り。radikoで角田龍平さんゲストの「桑原征平 粋も甘いも」聴く。征平さんお素晴らしい話術に感動。とんとんとんと畳みかけ、気持ちよくゲストに話を振る。リスナーを誰一人置いていくことなく、話を引き出し、興味を掻き立てる。角田さんとの見事なラリー、素晴らしかった。

爆笑問題カーボーイ」オープニングでは太田さんが見たNHK柄本明 最後の講義」の話。たっぷり時間を使って語るのだがこれが凄かった。柄本明の話を通して、太田さんの演劇論、漫才も含めた人の前で演じるとは?が熱く深く語られていく。「わからない」ということを「わかる」こと。太田さんは徹底して考え、わかりたいと思っている人で、自分は無知であるという前提に立っている。わかってないのに、わかったようなことは言いたくないのだという強い意志がある。ゆえに様々な批判を浴びることもあるし、僕も時に太田さん何言ってんの?と思うこともある。それでも太田さんを信用しているのは、彼が言葉を、知性を、考えるということを投げていないからだ。

仕事終わりに映画を一本。沖田修一監督「さかなのこ」を観る。さかなクンのエッセイをベースに、さかなクンさかなクンになるまでの物語が描かれる。でさかなクン=ミー坊を演じるのが「のん」。もうこのミラクルなキャスティングだけで最高。映画は沖田監督らしいイリュージョンな演出と、とぼけたユーモアとオフビートな感覚が楽しい。でもポップでキュートというのとは違って、むしろ物語の奥には重く深いものが流れている。この前観た「こちらあみ子」と表裏一体というか、「普通」や「常識」と相いれない生き辛さを笑いに転じて描く無骨さがある。とはいえ大いに笑える映画でもある。ミー坊という異質な存在が巻き起こす愉快なコント的シーンの数々、役者陣の間と表情も素晴らしく声出して笑うシーンがいくつもあった。ミー坊の幼少期を演じる子役の子も素晴らしいのだが、学ランを着て青年期を演じるのんがとにかく見もの。「あまちゃん」以来の当たり役!夢中になってさかなの絵を描く活き活きとした表情、逆にさかな以外の部分での呆けたような表情。こいつ全く話聞いてねーなという絶妙な呆けぶりが最高。「普通ってなに?」と訊く時の屈託がないなんてものじゃない、迷いのないまっすぐさ。性別や年齢を超えた人間としての底知れない存在感。ミー坊とのんが一体化している。あとミー坊のペースに巻き込まれる心優しき不良の総長を演じる信頼と実績の磯村勇人、ミー坊の幼馴染で理解者でもあるヒヨを演じる柳楽優弥も素晴らしかった。柳楽優弥は「浅草キッド」で演じた「たけし」が抜けきってないような感じがあって、でもその「たけし感」がめちゃくちゃいい。

何かを好きになって、夢中になる。その何かがあるってことは本当に幸せなことだと思う。多くの人は社会や生活に押しつぶされてその何かを手放さざるを得なくなる。

好きを好きでいられる世界。それを子供たちに残すのが大人の役目だと思う。

 

今週聴いた音楽は

 

2022年8月20日~26日の話。

2022/8/20

7時半起床。玉子とハムのホットサンドの朝食。朝の内に日記を書き、昼前に京都まで。雨雲レーダーを観つつ、今日も出町へ。雨はまだ大丈夫そうなので、いつもの「ボナペティ」でカレーパンを買って河川敷で軽く昼ごはん。

で出町座でヨアキム・トリアー監督「私は最悪」を観る。主人公のユリヤは医学生。だが、自分の道はこれじゃないとあっさり心理学部へ。でもやっぱり違うと写真家を志す。そんな時、年の離れたコミック作家のアクセルと出会い恋に落ち共に暮らし始める。自分の道で成功していくアクセルを横目に、ユリヤは今だ自分探しの真っただ中。子供を作ることを提案されるもののその気になれないユリヤ。で結局パーティーで出会ったアイヴィンと恋に落ち、アクセルと別れ彼のもとに…。ユリヤはひたすら自分が主役の人生を探し求める。その選択は傍から見ると無謀だったり、無茶苦茶だったり、とても正解だとは思えない。求めれば求めるほど、焦り、空回りし、遠く離れていく。無鉄砲にも思える彼女の行動から焦燥感が溢れる。映画はパワフルに繊細にそれを映し出す。彼女の抑えきれない衝動を、とても映画的な表現で描くシーンがあって、そこが凄く良かったなぁ。若さと馬鹿さが空回りする時間。でもある日その空回りの果ての遠回りこそが自分の人生だと気づくのだ。なんてまぁ自分もそこそこ歳を取ったからそうな風に感じられるようになったんだが、今まさにその時代を生きてる人には身につまされるだろう。

なんとか雨も降らずにもってるので百万遍まで歩いてマクドでシェイク飲みつつ少し時間をつぶし、そのまままた歩いて丸太町の京都教育文化センターまで。

寺尾紗穂さんのライブへ。寺尾さんの音楽は初めて聴いたときからもうずっと特別なものだ。とにかく別格という感じ。ピアノと歌、シンプルなのにこれ以上ないほど豊か。ライブは二部制で前半はMCを交え一曲一曲をじっくりと聴かせていく。寺尾さんのピアノはとてもグルーヴィーでゴスペルのようにも感じられる。MCの中で「見えないもの」についての話があった。無駄がどんどん省かれ効率が優先され、見えないものは切り捨てられ「無い」ものとされてしまう。見えないものを想像する、聞こえない声を聞こうとする、そんなことがないがしろにされていく。見えないけど確かにあるもの。それは愛なのかもしれないし、優しさなのかもしれないし、もしかしたら正義かもしれない。そんな見えないものを信じることがより良い明日に繋がっていくんじゃないだろうか。寺尾さんの歌には見えないものを信じさせる力がある。ピアノと歌、行間だらけの音の間には目に見えないものを想像させ豊かに広がっていく世界がある。理想ばかりの絵空事じゃない。寺尾さんの歌は確かなものとして信じられる。後半は松井一平氏によるドローイングとのコラボ。歌に合わせスクリーンに映し出されるドローイング。点が線になり面になり、広がり形を変えながら寺尾さんの歌と時にぶつかり、やがては混ざり合っていく。緊張感がありながら、心が整っていく感覚。


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↓は2007年7月4日、初めて寺尾さんのライブを観た時の日記。

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俺の耳に狂いはなかった!なんて言いたくなる。

ライブ中雨が降っていたようだが、会場出たらうまいぐあいに止んでいて河原町通りまで出てバスで京都駅へ。夜の京都を歩くのは久しぶりだ。

帰ってドラマ「初恋の悪魔」観る。めちゃくちゃおもしろいなー。第一話からジャンルを超えて遠く離れた場所に来ている。こんなところまで連れて行かれるんだ。というのがいいドラマの条件だと思う。

2022/8/21

夜中目が覚めて、寺尾紗穂さんの曲を聴きつつ夜を過ごす。再び眠りに落ちて8時起床。ウインナーを挟んでホットドッグ風トーストの朝食。朝からこの前買った洗濯機が届き設置してもらう。これで一安心。妻と買い物に行き、冷麺の昼食。子供の頃は冷麺が苦手だったけど、今はただただ美味しい。

NETFLIXのドキュメンタリー「教えて?ネコのココロ」を観る。我が家ももはや猫が中心の生活。2匹の猫に日々振り回されている。しかし猫がいない生活は考えられない。我が家の猫も今や老猫。食欲がない日があったりで…。

大河「鎌倉殿の13人」も凄いことになってきたなー。義時、怖いよ。

2022/8/22

月曜。今度こそ真面目にやるんだを言い聞かせ。

結果、特に真面目でもなく一日が終わってしまった。

2022/8/23

火曜。今日も真面目に…しかし暑い。会議に外回りに事務処理、老体には堪える。しかしこれからの人生で考えれば今日が一番若いのだ。…先が思いやられる。杉作さんの「ファニーナイト」などを聞きながら頑張る。

2022/8/24

テレワーク日。テレワーク飯は焼きそば。そばは先にフライパンでしっかり焼いてから、いったんどけて肉や野菜を炒めたところに再投入するスタイル。コウケンテツさんのYouTubeで観て以来このやり方。麺がべちゃべちゃにならなくて美味しく仕上がる。

radiko中川家の「ザ・ラジオ・ショー」ゲスト、ロバート秋山。はちゃめちゃで笑った。

2022/8/25

仕事で京都まで。終わって東福寺から京都駅まで歩く。雨には降られずに済んだが湿気を帯びた空気が体に纏わりつく。暑いなー。ポッドキャストで「ビバリー昼ズ」オープニングトークをひたすら聴く。高田先生、ますます凄い。テレビやラジオ、本や舞台、ここまでチェックしてるのかと驚かされる。圧倒的な知識と教養、それを徹底的に洒落のめして、笑いで包む。すべての指針になるな。

にしても言い訳にもなってない酷い言い訳を並べる政治家の醜さよ。誰でもわかる噓をついて平気でいられる恥知らず。知らなかった、覚えてない、記録は全部捨てた…ほとほと呆れるが、結局誰も辞めないし変わらない。思想とか以前の問題だろ。まともな政治家はいないのかと頭抱えてしまう。

2022/8/26

朝ドラ「ちむどんどん」はもはやどこに着地してもどうにもならん感じがあるな。「おちょやん」「おかえりモネ」「カムカムエブリバディ」とここんとこいい作品が多かったから余計にそう思っちゃう。ま、観るんだけど。

今日も暑い中、なんとか真面目に働いて帰宅。帰ってすぐ風呂に入ってさっぱり。風呂はいいね。

2022年8月13日~19日の話。

2022/8/13

ハムエッグとトーストの朝食。朝から電車に乗って京都シネマまで。ブレント・ウィルソン監督「ブライアン・ウィルソン  約束の旅路」観る。ブライアン・ウィルソンに密着したドキュメンタリー。友人である元ローリング・ストーン誌の編集者、ジェイソン・ファインとゆかりの地を巡るドライブをしながらのインタビューを軸に過去の映像なども交えながら、自身の言葉で自身が歩んだ人生の一端が語られる。数々のヒット曲を生んだ偉大な天才ソングライター。頭の中に際限なくあふれ出す音楽を形にし世に送り出す。そのことにもがき苦しみ心を病んでまでもなお音楽を奏でる。人生の浮き沈みをこれでもかとくらいながら生き抜いてきた、どこまでもナイーブな青年。ここまで純度の高い音楽家なのかといまさらながら驚愕&感動。全身音楽家。素晴らしかった。

昼は近くのサイゼリアでボロネーゼ。でまた京都シネマに戻ってビョン・ソンヒョン監督「キングメーカー 大統領を作った男」を観る。愚直な野党政治家、キム・ウンボム。そんなウンボムと出会い、彼を選挙で勝たせるべく事務所に押し掛けるソ・チャンデ。ウンボムが掲げる理想の政治を実現するため、チャンではウンボムの影となり際どく、汚く選挙に挑む。光が強くなればなるほど、影はより濃く黒くなる。相反する理想と現実はやがて大きく乖離していく。選挙戦をまさに「戦い」として描き、光と影である二人を完璧にデザインされたライティングで印象付ける。そして役者はソル・ギョングにイ・ソンギュンなんだから、間違いない。骨太にしてスタイリッシュ。いやはや、やはり韓国政治実録物は面白い!

2022/8/14

朝から録画していたNHKドラマ「まんが道」を。主題歌は竹本孝之が歌う長渕剛「HOLD YOUR LAST CHANCE」のカバー。今でこそポップ大好きサブカルおじさんだが、14歳でポップに目覚める前、約1年の長渕ファン時代がある。まだマッチョじゃなく、ガリガリでネギ坊主カットをしていた気のいいあんちゃん時代の長渕剛。ドラマ「家族ゲーム」に主演し、主題歌「グッバイ青春」がスマッシュヒット。まさにその時代。1983年、AL「HEAVY GAUGE」、ライブ盤「SUPER LIVE IN 西武球場」そしてベストアルバム「From TN」で、発表されたのが「HOLD YOUR LAST CHANCE」だった。フォークからロックへの転換期に発表されたアルバム。84年の夏休み、実によく聴いた。のだがその数日後には大沢誉志幸に出会いモダンなソウルポップに感化され、さらにその数か月後にはポップでキッチュインストバンド、リアルフィッシュ、85年に入るとShi-ShonenやPSY・Sにはまりやがてムーンライダーズに辿り着く。目まぐるしかったなー。自分が本当に好きだと思える音楽と出会うための旅は今思い出しても楽しくちむどんどんする毎日。新しい音楽との出会いは新鮮で刺激的だった。そんな中であれから40年近く経った今も聞き続けられるほどピタッと来る音楽に出会えたことは幸せなことだ。なんてことを想いながら「まんが道」。イッセー尾形が今と全く変わってないのが凄いな。

妻と娘は招待チケットが当たったというのでのりおよしおの漫才ツアー「のりおよしお主義」を観に行ったので、一人の昼飯。セブンイレブンのカレーフェア「エリックサウスのビリヤニ」を。水道橋博士さんの日記によく登場していたカレー店で一度食べたかった。実際の店のものとは違うんだろうけど、スパイシーで美味しい!

NETFLIXでキム・ハンギョル監督「最も普通の恋愛」を。コン・ヒョジンキム・レウォンの大人のしゃれたラブコメ。ドラマ「椿の花咲く頃」を観て以来、コン・ヒョジンのファンになっちゃったので。しかしコン・ヒョジンのインスタを観ると必ずカーネーションのオフィシャルアカウントが「いいね」してて、さすが直枝さんわかってらっしゃると思う。で映画だが、最初は反目してた二人がいつのまにやらという王道のラブコメ。芯の強さとチャーミングさが同居するヒロインはまさにコン・ヒョジンの独壇場。ぶっきらぼうだがどこか人懐こいキム・レウォンとのコンビもいいね。観ていて気持ち良い作品だった。

夜、妻と娘、娘の彼氏といっしょに妻の実家へ。スーパーで寿司と総菜を買って皆でわいわいと食事。

2022/8/15

普通に仕事。とはいえ、今日会社の大半の人が休みで比較的のんびりとたまっている事務仕事などを片づける。

大久保由希さん11年ぶりの新作「偽者」を聴く。ちょーカッコいい!紛れもなく本物のロックでソウルでブルース、みぞうちワクワク、頭クラクラ、下半身モヤモヤのご機嫌なアルバム。ほぼすべての楽器の演奏も大久保さんで、圧倒的なリズムの良さが爆発。思えば2006年、大久保さんのバンド「レムスイム」のアルバム「アンダースローブルース」を初めて聴いたとき、まさにそのリズムの良さに衝撃を受けたのだった。シンプルでタイト、人肌のぬくもりがあって、身体の奥底に響くリズム。

その時の日記が…

そして同年、初めて観たライブの感想はこちら…popholic.hatenablog.com

popholic.hatenablog.com

この日のライブは本当に楽しかったな。

とにかく新作「偽者」も大傑作で嬉しい!気になった方は下記リンクから視聴もできるのでぜひ!

okuboyuki.net

2022/8/16

今日は休み。ゆっくり朝ごはんを食べて、江口寿史先生のRECORD展で買ったTシャツを着て映画を観に出かける。Tシャツ一枚で気分も変わる。

地下鉄今出川駅から今出川通を歩いて出町座まで。まずは近くのパン屋「ボナペティ」でクリームパンにカツサンド、木の実の何とかというパン(好物のパンでいつも買うにもかかわらず名前を覚えられない)を買って、鴨川沿いのベンチに座って昼食。曇り空で暑すぎず逆に良かった。

で映画は小林啓一監督「恋は光」を観る。恋する女性が光って視えてしまう大学生の西条。そして彼に想いを寄せながら一歩が踏み出せない幼馴染の北代。西条が恋してしまうのは文学を読み漁り恋を探求する古風な東雲。西条に近づくのは人の彼氏を奪いたくなってしまう悪癖のある宿木。4人の大学生のよる「恋」の話。これがすこぶるおもしろい。キラキラも胸キュンもなく、それぞれの切り口で「恋」とは一体何なのかを哲学する。4人がそれぞれ言葉を尽くし、会話を交わしながら「恋」を考え、「恋」を経験する。最後にはキラキラとして胸がキュンとする傑作だった。西野七瀬平祐奈、馬場ふみか、女優陣が皆素敵でまぶしかったなー。

映画を観終わり百万遍方面まで散歩。百万遍はかって祖父母が住んでいて、子供の頃から何度も何度も通った場所。それこそまだ路面電車が走っていた時代から。小学生~中学生の頃は毎年夏休みには1週間単位で泊まった。祖父母の家は昔ながらの長屋で、お風呂がなく裏庭で大きなたらいに湯を入れて行水するのが楽しかった。祖父は夜食を食べる習慣があって、祖母が自家製の赤紫蘇漬けのおにぎりをよく作っていた。寝る前に食べる小さなおにぎりが美味しくてね。それから朝にはごはんと炒り卵。祖母が作る絶妙な焼き加減の炒り卵に醤油をかけて、ご飯と一緒に食べる。あれも美味しかった。近所の市場で買ってくるコロッケも好きだったなー。僕が高校生になる頃、長屋は取り壊されアパートに。祖父母は長く暮らしていたので大家さんのはからいでアパートの管理人としてその一室に暮らした。お風呂もあって暮らしやすくなったけど、僕としては寂しかった。今でもあの長屋を思い出す。自分にとってはちょっと特別なお気に入りの場所だった。何もかもが懐かしいな。近くの大きな公園は今もまだそのまま。大好きだった駄菓子屋はもう随分前になくなっている。店の奥におばあさんが一人ちょこんと座っていた駄菓子屋。冷蔵庫には湯飲み茶わんに作ったゼリーがあって20円。夏場はそのゼリーをよく食べた。おばあさんがソースを塗って青のりをかけてくれるタコせんも好きだった。そんなことを思い出しながらしばし界隈を散歩。で僕が子供の頃というか、母が子供のころからやっているマホロベーカリータカラダでクロワッサンを買う。ここのクロワッサンは絶品。もっちり重たい昭和のクロワッサンで、まぁ今どきのクロワッサンとは似てもない非なるものなれど、断然こっちの方が好き。で再び出町に戻ってせっかくなのでフタバで豆大福を買って帰る。帰宅すると今日は仕事の妻と娘もちょうど帰ってきたので豆大福を。餅が柔らかくって美味しい。

2022/8/17

昨日買ってきたクロワッサンの朝食。美味しいなー。今日は妻も休み。朝から二人で電器店へ。ここ数週間洗濯機が止まりがち。20年近く使っていよいよやばいということで買い替えに。コロナや戦争で電化製品もなかなか大変なようで、モノによっては入荷1か月待ちなんてのも。しかし初老夫婦なので高機能で大容量である必要もなく、コンパクトで安価、在庫のあるもので決定。

アマプラでキム・ボンハン監督「国際捜査!」。田舎町の刑事が旅行先のフィリピンで事件に巻き込まれ…ってなコメディ。カク・トウォンにキム・デミョン、キム・ヒウォンそしてキム・サンホという数々の映画で名助演をしてきた個性派おじさん俳優たちが走り回り、殴り殴られ、次から次へとアクシデントに見舞われる。イケメンは一切出てこず、出てくるのは小太りのおじさんばかりという潔さ。ま、傑作とは言わないけどゆるく楽しめる一本。

夜はシーフードピラフを作る。レシピをいろいろ調べて、生米をフライパンで炒めるところから作る。時間は少しかかるが簡単に本格的にできる。いろんなレシピの動画を観るのは楽しいし、料理はいい気晴らしになる。

2022/8/18

夜中、すごい雷。その音に何度も目が覚める。で今日からお仕事。radiko水道橋博士さんゲストの文化放送「くにまる食堂」を聴く。2時間ガッツリゲストでくにまるさんも博士の活動についてちゃんと理解されているので、話が分かりやすく整理され深いところまで届く。理想的なゲストの迎え方だなと思う。聞いている人を置いていくことなく、丁寧に話を聞きだしながら伝えるべきことを伝える。ベテランラジオパーソナリティの力を感じる。

昼は久々にファミリーレストランのジョイフル。ワンコインの日替わりランチにドリンクバー。ファミレスのハンバーグを食べると、ファミリーレストランがまだ目新しくご馳走だったころを思い出す。小学生の頃、たまにしかしない外食でファミリーレストランに連れて行ってもらいハンバーグやパフェを食べた幸せな子供時代の記憶。今となってはそんな風に子供でいさせてくれた両親に感謝しかない。

夜「水道橋博士生誕祭」を配信にて。イベント開催が発表された段階ではまさか博士が議員になるとは思っていなかった。立候補することがなければ、またこのイベントも大きく内容は変わっていただろう。もしかしたらずっと豪華でショーアップされたものになっていたかもしれない。博士が立候補したことで離れていった人たちもいた。でも今日ここに集まった人たちは離れずそばにいた人たちだ。博士と共鳴し、ギター一本で圧巻のライブステージを繰り広げる大森靖子。禁断のモノマネを掘り込みながら博士の誕生日を祝う松村邦洋さん。博士との長い親交は変わることがない。そして20年ぶりの共演となる江頭2:50さん。舞台監督は元アサヤンディレクターの高須さん。若き時代、苦楽を共にし必死で修羅場を潜り抜けてきた3人の再びの邂逅。大暴走をしつつ人としての優しさが溢れる江頭さんがここにいることは意義深い。浅草キッドに見出されたマキタスポーツさんは、もう一人の浅草キッド玉袋筋太郎さんからの祝電を読み上げる。とやかく言う人はいくらでもいる。でもコンビにしかわからない二人の繋がりがある。愛憎入り乱れるものだとしても、それはそう簡単に切れてしまうものではない。玉さんの祝電を聞く、博士さんの表情にグッとくる。奥さんの登壇、娘さんからのメッセージ。60歳になり「生き直す」と言える博士さんはやはり自分にとって「僕の好きな先生」だ。自分はいまだ覚悟のないままフラフラ逃げ回っているが、「今度こそ真面目にやるんだ。」と思う。

NHK「おげんさんといっしょ」観る。前に星野源が「ソリトンSide B」を手本に自分なりのやり方で番組を作っているといっていたが、まさにそれを感じた。音楽やダンス、くだらない、役に立たない、金にならないものの中に宝がある。ユーモアを交えながら真摯に真面目にやっている。彼は知性や教養をバカにしていない。そこが凄く頼もしいし、うれしい。

2022/8/19

仕事。今度こそ真面目にやるんだ!を言い聞かせるが、まぁなかなか気が滅入ることも多い。会議に営業、事務処理と真面目に働き退社。

何とか金曜を迎えたご褒美は少女時代のステージ。デビュー15周年、久々のカムバック作は当然デラックス盤にて購入済み。MVも何度も見てるがやはりステージがうれしい。


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そりゃまぁね、勢いのある若手グループからしたらまぁぬるさもあろうが、今や事務所も違う状態でそれぞれソロとしても確立された中での完全体のステージは、僕みたいなオールドK-POPファンにはご褒美としか言いようがない。New JeansよりIVEよりソソニョシデが好きーっ!ということだ。

2022年8月6日~12日の話。

2022/8/6

朝から妻と妻の実家へ。諸々用事を済ませて義母が作ってくれた焼きそばの昼食。義母も一緒に買い物など。

星野源の「おげんさんのサブスク堂」で「ソリトンSideB」そして高野寛さんについて言及。高野さんの音楽家としての誠実さ、そして「ソリトンSideB」をお手本に番組を作っているなど。素晴らしい。ホント高野寛さんは日本のポップミュージックシーンの最重要人物の一人だと思う。世代を繋ぎ、常に誠実に真摯に音楽と向き合っている。その姿勢が細野さんたち上の世代から信頼され、星野源をはじめとする下の世代からもリスペクトを集める。つくづく素晴らしい音楽家だと思う。

2022/8/7

今日は朝から実家へ。母もいっしょに墓参り2本立て。スーパーで寿司買って皆で昼めし。母の手作りおはぎをお土産にもらって帰宅。

午後はNETFLIXチョン・ビョンギル監督「カーター」を観る。感染すると狂暴化するという謎のウィルスを巡る北と南とCIAの攻防戦。などというストーリーはもはやどうでもよい。疑似ワンカットの超絶というか、どうかしてるぜっ!と言いたくなるようなエクストリームアクション作。いきなりクライマックスな風呂場でのケツ丸出し血みどろバトルから、飛行機、スカイダイビング、車に列車にとひたすら繰り広げられるてんこ盛りにもほどがある大アクション。多少の雑さや粗さも吹き飛ぶ、いかれた映像の洪水で頭クラクラ。もはや映画なのかこれはという気もしないでもないが、とにかくすごいものを観た。

2022/8/8

ムーンライダーズ佐藤奈々子の1979年のライブ「Radio Moon and Roses 1979Hz」を聴く。ムーンライダーズまだ20代の頃のキレッキレの演奏が凄まじくかっこいい。佐藤奈々子の歌声も実に華憐で魅力的だ。しかし恐ろしいことにここから43年経ってムーンライダーズの演奏はさらにキッレキレで狂暴にすらなっているという事実。スゲーな。

2022/8/10

午後から通院の為休み。昼一の診察だったから終わってからゆっくり昼めしでもと思ってたが、予約時間からたっぷり1時間待ち。結局、病院出たのは3時過ぎで昼めしは断念。電器店ユニクロなど覗いて、スーパーで夕食用に好物の「げんさんコロッケ」(5個200円!)を買って帰宅。

2022/8/11

休日だけど7時起床。昨日の残りのコロッケでコロッケサンドの朝食。8時過ぎには家を出てアップリンク京都まで。最終日の上映でやっと森井勇佑監督「こちらあみ子」を観る。小学生の女の子、あみ子。彼女が見ている世界は、周りの人たちと少し違う。彼女の世界で彼女の方程式に乗っ取ってとられる彼女の行動は、家族も含めた周りの人たちの理解の外にある。ある行動が引き金になりやがて家族は崩壊していく。観ている間中、心のヒリヒリが止まらないハードボイルドな映画だった。あみ子は誰にも理解されない世界に一人生きる。やるせなく果てしない孤独な世界。言葉にしがたい感情が胸の奥に沸き立つ。あみ子を演じる大沢一菜の面構えが素晴らしい。世界の果てを射抜くような眼差し。観終わった後も心が映画から離れていかない傑作だった。

行き帰りにradiko水道橋博士×大森靖子の「TOKYO SPEAKEASY」を聴く。打てば響く会話。博士さん、日記を読んでるとかなりハードワークなので何となく心配だったが、言葉にテンポと張りがあって調子良さそう。大森さんの歌は相変わらず強いな。その強さ故、聴くのにちょっとした覚悟がいる。流し聞きできない歌だ。

とそんなところで博士が編集長を務める大人のコロコロコミック「メルマ旬報」廃刊の報。発刊すぐから購入。知的好奇心を満たしてくれる貴重な情報源で今も昼休みには読んでいる。東京まで「メルマ旬報fes」を観に行ったのもいい思い出だ。そこから弁護士で俳優、文豪の角田龍平さん、演芸墓堀人・柳田光司さんに、「明石家さんまヒストリー」のエムカクさん、竹内義和先生にシンプレ渡辺さん、さらにスージー鈴木さんにやきそばかおるさんには自分がかかわるラジオ番組のゲストに来てもらった。完全に個人の趣味である。彼らの連載はもちろん、荒井カオルさん、角田洋一郎さん、櫛野展正さん、コトブキツカサさん、コラアゲンはいごうまんさん、茂田浩司さん、杉江松恋さん、田崎健太さん、土屋敏男さん、テレビのスキマさん、とみさわ昭仁さん、東良美季さん、萩原正人さん、細田昌志さん、ユウキロックさん…挙げていくときりがないけどメルマ旬報があったからこそ出会えた、今も更新を楽しみにしている連載がいっぱいある。寂しくなるなー。何とか続けてほしいとも思うが、やはり立場上難しいのかな。でもいつか必ず帰ってくることを信じて。長く楽しませてもらって感謝だ。

で帰宅。昨日のご飯が残ってたなと思い買い物せず帰ったら、妻がすべて食べ終えていた。で買い置きの焼きそばUFOの昼食。子供の頃、たまの土曜日とかに食べた焼きそばUFOは美味かったな。今より麺がぼそぼそしてて、それがまた美味かったのだ。

昨晩録画したNHKドラマ「まんが道」を。懐かしー。が地震速報で3話の途中で終了。残念。しかし竹本孝之と言えばドラマ「陽あたり良好」。ヒロインを演じた伊藤さやか、好きだったなー。

で夕方、ちょい仕事で会社へ。外はうだるような暑さ。夜、NHK太田光、光代夫妻が旅行する姿を追った「ふたりのディスタンス」観る。とっても面白い。夫婦って不思議なもんだ。夫婦の数だけ形がある。なんだかんだで僕も結婚してもう27年。子育ても終わった、初老夫婦。空気のような存在。ともまた違う。なんだろうねとか思いながら就寝。

2022/8/12

家族そろって仕事柄明確なお盆休みはないので皆お仕事。番組の収録でノルウェーの話を聞く。幸福度が高く、政治の透明化が進んでおり報道の自由度は1位という国。投票率は70%以上で若い政治家が国民のために働き、弱者に徹底して優しい。ふと日本の内閣の顔ぶれを思い浮かべ嫌な気持ちに。真面目に働いて、税金を払い続けても将来の不安は増すばかり。格差は広がり弱者にとことん冷たい。誰もがクソみたいな社会だと感じながら、選挙ではカルトに染まった政党が勝利しちまう。ダメだ、こりゃ。絶望に押しつぶされそうになるな。

で早々に帰宅。風呂に入って、妻と夕食を食べて、こうして日記を書く。幸せってなんだっけ?

 

2022年7月30日~8月5日の話。

2022/7/30

朝から少々バタバタあり、予定変更して一日自宅で過ごす。先週見れてなかったドラマ「初恋の悪魔」観て、アマプラで三池崇史監督「初恋」を観る。余命宣告されたボクサーが、男から逃げる少女と偶然出会ったことから始まる悪徳刑事にやくざ、チャイニーズマフィアが入り乱れての大暴力エンターティメント。ホームセンターを舞台にした殺し合いバトルも楽し。すかっとさわやかな血みどろ映画だった。

夜は賞味期限切れの鯖缶を消費すべく、鯖缶スパイスカレーを作る。今回は調合済みのカレー粉使用。いつも酸味が強くなりがちなので、トマト缶もちゃんと分量を量りしっかり炒めて酸味を抑える。だんだん小慣れてきた。

ブログなのでたまには写真をと思いつつ、結局カレーの写真しか挙げてないな。しかもイマイチ美味しそうに見えないという…

杉作J太郎さんの「ファニーナイト」を聴く。角田龍平さんTEL出演。いま最も面白いラジオパーソナリティ二人の共演。無駄の中に宝がある、そんなトークがうれしい。

2022/7/31

いつものごとく妻と買い物。午後の映画劇場はNETFLIXでアンソニー&ジョー・ルッソ監督「グレイマン」を観る。グレイマンと呼ばれるCIAの工作員が、ある策略からCIAから追われる羽目に。超ド級のアクションエンタメ!クールでポーカーフェイスのライアン・ゴズリングと嬉々として危険すぎる悪役を演じるクリス・エヴァンス、そしてアナ・デ・アルマスが素晴らしい。もはやストーリーとかは置いといて、ひたすらド派手なアクションのつるべ打ち。さすがに面白い!

夜は昨日の残りのトマト缶で煮込みハンバーグを。

大河「鎌倉殿の13人」。宮沢りえが凄い。デビュー当時のもはや怖いものなし状態のスーパーアイドル時代から観ているが、よこぞここまでの大女優になったものだなー。かわいげと凄味があって素晴らしい。

2022/8/1

8月。暑い。最近はもうすぐ疲れちゃって、10時過ぎには眠くなる。でエアコンのタイマーが切れるたびに目を覚ますから眠りが浅い。で一日なんとなく疲れている。仕事は相変わらずうまくいかないしで、気持ちがすーんと低いところで微動だにしない。冷静と情熱の間、いたって平熱。そんな日々だ。

2022/8/3

午前中はテレワーク。radiko中川家の「ザ・ラジオ・ショー」ゲスト・次長課長との気の合ったトーク楽し。水道橋博士んさんがTEL出演した「北野誠のズバリサタデー」、角田龍平さんゲストの「hanashikaの時間」など定点観測。

休みの妻とうどんの昼食。午後は仕事の都合で会社へ。しかし暑い。夕方には激しい雨。恐怖すら感じる凄まじい雨。しかし数分後には晴れ上がっている。雨雲レーダー見つつ、晴れてる間に急いで帰宅。

2022/8/4

一向にちむがどんどんしないでお馴染みの朝ドラ「ちむどんどん」。にしても鶴ちゃんこと片岡鶴太郎がここまでの激渋俳優になるとは35年前誰が想像しただろうか。ドラマでは鶴ちゃん演じる三郎さんの若き日が描かれる。で三郎さんの若き日を演じるのはイケメン俳優。ん?俺たちが知ってる若き日の鶴ちゃんは、ビートたけしのオシャレ小鉢と言われてた頃の鶴ちゃんはあんなじゃなかったぞ!マッチでーすと言いながら、強風に吹かれたり、海に落とされたり、時にはケツを出したりしてた鶴ちゃん。それはそれで最高だった。「男女七人」シリーズで好演、大林監督の「異人たちとの夏」で俳優として開眼。今やだれもが認める名俳優になってんだから素晴らしい。で「ちむどんどん」はいつになったらちむどんどんするのか。

昼休みはいつも水道橋博士さんの日記を読む。政治家編に突入といった趣で政治の世界が博士さんによって可視化されている。議員が何をしてるかなんて考えたら今までまるで知らなかったし、誰もちゃんと明かしてこなかった。個人の日記でありながら貴重な政治ルポタージュにもなっている。凄いことになってきたな。

2022/8/5

金曜。今日もおかしな天気。熱帯雨林化してるな。会議や取材や事務仕事に交渉事などなどして退社。映画を観て気分を変えたいところだが、地元の映画館では観たい作品が見当たらない。ネットカフェでコーラ飲みつつ文春チェック。政治の劣化なんて言葉では追っつかない。完全に腐敗してる。カルト集団に乗っ取られた政権が国を支配してるなんて、近未来ディストピア映画の世界じゃないか。

気分がどんよりした時にはやはりラジオだ。

ということで「GO!GO!TALK SHOW」角田龍平さんゲスト回放送。下埜君との相性も良く実に楽しい放送。評判も上々で嬉しい。来週は後半戦。これまた相当楽しい番組になっているのでぜひ多くの人にお聞きいただきたい。

www.radiko.jp

 

2022年7月23日~29日の話。

2022/7/23

7時半起床。ハムエッグとヨーグルトにコストコのホテルパンの朝食。夕方から仕事なので今日は映画館に行かず、朝のうちにradiko聴きながら散歩。「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」木野花さん、安藤玉恵さんゲスト回、スーパーササダンゴマシーンの「チェ・ジバラ」を。聞く番組がどんどん増えていって追いつかない。

帰ってナポリタンの昼食。アマプラで今泉力哉監督「mellow」観る。「好き」を描き続ける今泉監督。今作は「“好き”を伝える」を巡る物語。甘いんだけど甘すぎず、mellowで優しい物語。しみじみ良かった。

夕方から高速飛ばして八日市まで。仕事で聖徳まつりへ。駅前通りは歩行者天国になりすごい人だ。今年初花火を眺めて終了。ここからまた高速飛ばして大津まで。行き帰りは角田さんの「蛤御門のヘン」。先日の「ラジオと憲法」発売記念トークショーの模様など。たまには夜のドライブもいいもんだ。このままどっかに行ってしまいたい。

2022/7/24

8時起床。卵とハムのトーストサンドの朝食。昨晩の疲れもありぼんやり。「アメリカの今を知るTV」など録画した番組を観て、妻と買い物に行って、昼は焼きそば。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は毎週楽しみに観てるが、頼朝が亡くなってからの権力争いはサラリーマンには身につまされる。30年ほどサラリーマンやってるが、色々見てきて結局残るのは凡庸で小ずるい、卑怯者だったりするからなぁ。できる人は出ていくか、使われるだけ使われ捨てられるか。あーやだやだ。

2022/7/25

月曜。もはや何をしていたか思い出せない。

2022/7/26

火曜。帰り道、雨に降られる。

2022/7/27

テレワーク。仕事部屋にはエアコンがなくただただ暑い。昼はちょうど休みで家にいた娘とざるそば。ざるそばは食べ飽きないな。

radikoで「チェ・ジバラ」。角田さんはじめNegiccoのMeguさんなど、フィクションとノンフィクションを行き来する不思議な空間で賑やかにふざけていて面白い。中川家の「ザ・ラジオ・ショー」ゲストは東京ダイナマイト。声出して笑うぐらいに面白かった。

2022/7/28

今日も暑い。エアコンのタイマーをつけて寝るも、タイマーが切れると結局目が覚める。でまたエアコンをつけなおす。

元ワンダーガールズのソネがカムバック。歌良し、ダンス良しの超実力派でJYPの最高傑作。が、あっさり脱退、結婚、出産。その姿勢もまたかっこよく、アイドルのロールモデルとして先頭を走っているように感じていた。でここにきてソロアーティストとしてカムバック。円熟味を増した歌&ダンスでかっこいい!

活動曲じゃないけど、このMVもいいね。


www.youtube.com

しかし時を同じくしてKARAのニコルもカムバック。来月にはいよいよ少女時代が!10年K-POPを追いかけてきて1周回った感じだな。

2022/7/29

やっと金曜。番組収録の立ち合い。待望の角田龍平さんが著作「ラジオと憲法」を引っ提げついに来滋賀。

仕事の話は書かないようにしてるのだが、今日ばかりは宣伝を。

来週8/5と再来週8/12の2週にわたってFM滋賀、金曜20時「Joshin presents GO!GO!TALK SHOW」に角田龍平弁護士が登場。稀代の聞き上手DJ・下埜正太君との30分2本勝負。「ラジオと憲法」についてたっぷり語ってもらってます。ぜひお聞き頂きたい。

 

2022年7月16日~22日の話。

2022/7/16

朝9時前には家を出て映画館へ。まずはアップリンク京都で城定秀夫監督「ビリーバーズ」を観る。所属する宗教団体から無人島に送り込まれた男二人と女一人。怪しげな新興宗教の怪しげな教義を妄信的に信じる3人。バカバカしいと思うなよ、やってる本人大真面目状態。俗世から切り離された自然の中で繰り返される狂った日々、極限状態の中に置かれた信仰心はやがて歪んだ欲望へと変わっていき、生々しいエロスとして噴出する。狂気と欲望の果てにたどり着くのは崩壊だ。いやはやまさかのタイムリーな作品に。凄まじい映画だった。主演は松坂桃李に続く「信頼と実績」俳優になりつつある磯村勇斗。まっすぐな狂気を体現する宇野祥平、そして新人・北村優衣のほとばしるエロス!

で雨が降ってたので地下鉄で京都シネマへ移動。続いて川和田恵真監督「マイスモールランド」をやっと観る。幼い頃、父とともに日本に逃れてきたクルド人のサーリャ。進学や恋に悩む普通の高校生だったが、難民認定が下りず在留資格を失ったことから生活は一変する…。徹底して外国人を排斥しようとする日本の現実をまざまざと見せつけられる。国の混乱から逃れたどり着いた日本。しかし国は無情にも逃れてきた人々を追い出そうとする。それによって誰がどう苦しむのか。真面目に懸命に生きてきたサーリャに襲い掛かる試練の数々。この国に暮らすものとしてただただ心が痛む。今見るべき映画だ。

地下のラーメン屋で遅い昼食。続いてはポール・トーマス・アンダーソン監督「リコリス・ピザ」を観る。舞台は70年代のアメリカ。子役として活躍する高校生のゲイリー。ある日偶然出会ったカメラマンアシスタントのアラナに一目ぼれ。やがて二人は姉弟のような、あるいは友達以上恋人未満な関係に。近づいたり離れたりしながら二人が過ごした時間が、懐かしいアルバムをめくるように描かれる。駆け抜ける青春の走馬灯。甘く切なくバカげていて、ノスタルジックで瑞々しくて…最高だった!好きだなぁ、こういうの。

いつも通る地下鉄への連絡通路が封鎖。そうか、今日は祇園祭か。どこもかしこも人、人、人。流れと逆行してそそくさと大津に帰る。

映画の行き帰りにはradikoで「蛤御門のヘン」竹内義和先生ゲスト回。選挙などを受けていつになく真面目なムード。これもまた聴きごたえあり。

爆笑問題カーボーイ」では選挙特番の裏話などを。博士さんへの言及は無し。いろいろ難しいのだろうか。

2022/7/17

8時起床。卵のサンドイッチを作って朝食。午前中、久々に妻と買い物。昼は冷やしうどん。NETFLIXでイ・ミンジェ監督「感染家族」を観る。田舎町の寂れたガソリンスタンドで暮らすパク一家。ある日現れたゾンビに頭をかまれた父。しかしなぜか若さを取り戻しビンビンに元気になった父。そして一家はそのゾンビを使ったビジネスを目論むのだが…。呑気なゾンビコメディだったかと思うと後半は壮大で凄まじいゾンビパニックに展開。よくもまぁこんな話思いついて映画にするもんだ。そしてしっかり面白い。

夜はカレー。最近はスパイスカレーばかり作ってたので、久々に普通のカレールーで。当然だけど、メーカーがしっかり作ったカレーは美味い!

2022/7/18

角田龍平さんゲストのKBSラジオ「ファミレスのめちゃうま」聴きながら京都まで。京都駅近くのなか卯で親子丼の昼食。イオン京都のKOTOホールでの角田龍平さん「ラジオと憲法」発売記念トークショーへ。

「蛤御門のヘン」でお馴染みの剃刀負け弁護士軍団、大谷&長谷川弁護士とともに剃刀負けトレインで入場する角田さん。長谷川弁護士の生朗読によって呼び込まれたのは本日のゲスト、「罪の声」の小説家・塩田武士さん。そして「蛤御門のヘン」公開録音を兼ねたトークショーへ。「ラジオと憲法」は角田さんが様々な人との出会いを綴ったコラム集。塩田さんとの出会いも本の中で描かれている。今や押しも押されぬ人気作家となった塩田さんだが、その最初のプロモーションは角田さんのポッドキャストだった。私もそのポッドキャストで塩田さんのことを知り、「罪の声」を買い求めた一人だ。お互いがお互いに敬意を持つ二人の話は聞いていて微笑ましく、抜群に面白い。そう「ラジオと憲法」で綴られる言葉の根底には、人に対する敬意がある。だからこそ、これだけ読後感が良いのだろう。で「ラジオと憲法」については後日ちゃんと感想を書くとして、この日の会場には「ラジオと憲法」にも「市井の奇人」枠として登場する明石家さんまヒストリーのエムカクさんが、そして角田さんの実父である、あの「スペース」氏が!まぁとにかく濃い会場だった。

僕が角田さんを知ったのは水道橋博士さんのブログ日記が最初だ。当時配信されていた「角田龍平のオールナイトニッポンポッドキャスト」を聞きその面白さに驚愕し、更新を心待ちするようになった。2014年1月25日に行われた「メルマ旬報fes」会場にて話しかけたのが最初の出会いか。その後、映画館で偶然出会い、当時担当していた番組にゲストとして出演いただいた。以降も何度となく担当番組に出演いただきつつ、一ファンとしてポッドキャストから「蛤御門のヘン」の熱心なリスナーに。基本的に角田さんは「愛人」の人だ。水道橋博士さんが言う「愛国」ならぬ「愛“人”」だ。「人」の面白さ、バカで間抜けで時に高潔にもなる愛すべき存在である「人」に対して、並々ならぬ興味と愛情を持っている。そして「ラジオ」はそんな「人」が最も出やすいメディアだ。角田さんのラジオ愛はイコール人間愛である。そんな風に僕は思うな。

2022/7/19

3連休明け、朝から大雨。憂鬱な気分。帰ってテレビで「アメトーークダチョウ倶楽部の特番。4人時代から知っている世代。なんだかんだでずっと観てきた。彼らがテレビの世界、その一線で活躍し続けられたのは理由がある。芸人の死は政治家の死よりはるかに悲しい。それだけ心に近いところにいるからだ。いろいろ考えてしまう。

2022/7/20

テレワーク。妻も娘も休みで飯は皆で冷や麦。レトルトのまぜそば風の具材をぶっかけて。美味しいけど、やっぱり普通の出汁つゆがいいな。午後から結局会社へ。たまたま会社にいたファミレスの原田さんと角田さんの話など。

2022/7/21

部屋のテレビとPCをデュアルで繋げられるようになったので「後で見る」で放置状態だったK-POP関連動画を流しっぱなしに。毎日のように音楽番組のステージ動画が上がるのでなかなか追っつかない。しかしもはや10年以上見続けている。少女時代の新バラエティとか見つつ、時の流れを感じる。2010年頃は毎日数時間は少女時代の動画観てたな。今もやってることあまり変わらないけどね。そしてまた時間だけが過ぎる。

2022/7/22

金曜ぐらいは会社帰りに映画を観たいとこだが、ちょうど観たい映画が近所ではやっていなくてまっすぐ帰宅。最近は帰るとすぐに風呂に入ってあとはゆっくりですぐ眠くなってしまう。ドラマ「石子と羽男」、有村架純ちゃんの顔ばかり見てしまい話が全く入ってこない。布団の中でSpotifyで一人DJ。渚ようこ半田健人の「かっこいいブーガルー」聴いてたら、昭和にワープしたくなって郷ひろみ野口五郎を聴き漁る。

今週聴いてた音楽は