日々の泡。

popholic diary

アンダースロウ・ブルース

金曜。ってイチイチ曜日から書き始めるのは、いかにも何も書くことがナイ感じ。ま、その通りなんだけど。
仕事終えて、今日は遠回りして湖岸沿いを歩く。「アースダイバー」読んでる影響で水辺を歩いてみたくなったから。夜の真っ黒な湖面、向こう岸には建設中のマンション。日本の真ん中に空いたでっかい穴。コンビニで買った「抹茶シュークリーム」を頬張って、穴の淵を歩く。風になびく生と死の境界線。向こう岸の建設中のマンションが、穴に飲み込まれ裏返っていくのが見えた。
アンダースロウ・ブルースそんなことより、昨日からもう何回も聴き続けてるのがレムスイム「アンダースロウ・ブルース」!あえていうなら「ゴキゲン」なアルバム。シンガーにしてギタリストにしてドラマーな、うら若きブルースの小娘・大久保由紀嬢率いるレムスイム。アルバム発売後一週間で既に各所で話題沸騰。もう一曲目「I Hate Dogs」に一発でやられた。タイトなリズムが五臓六腑に染み渡り、自然と身体が反応してしまう。クールでキュートな歌声、そして何よりユーモアがここにはある。「細野サンの孫娘」なんてキャッチを思いついた。続く「OLマフィア」ではライオン・メリー氏のはねるピアノがカラフルなブルースに華を添える。「北はどっちだ!」の強烈なリズムを刻むギター、「星降る夜」に潜むブルース魂の原石。この曲なんか清志郎にカヴァーしてほしいぐらいだ。「お気に召すまま」の疾走感、もう単純にむちゃくちゃカッコイイよ。
とにかく「レムスイム」この名前は憶えといたほうがいい。いや、メモしてすぐCDショップに走ってくれて結構。