2026/5/9
8時起床。卵サンドの朝食。今日も少し部屋の片づけ。なんだかあっちからこっちへこっちからあっちへと移動させてるだけのような。部屋がテトリス状態だ。手元に置いておきたいという欲求もあるが、同時に全部手放してもいいとも思う。これらの本や雑誌、CDにしてももう全部俺の中に入ってるから。脳や心、なんなら骨や血や肉になってるんだからと。
散歩がてら100均まで行って収納グッズなどを買い、スーパーでコロッケと…おやつにフジパン「生ちゅろす」を買って帰宅。コロッケと日清焼きそばという中学生のようなテキトーな昼飯。嫌いじゃないというかむしろ好き。
部屋で岡田徹さんのトリビュート盤などを聞きながら日記。コーヒーと「生ちゅろす」のおやつも食べて。いつも土曜日は映画観に行くのだが、たまにはこうして部屋でゆっくり過ごすのもいいね。
で夕方から妻と大阪まで。大阪駅からすぐのSkyシアターにて三谷幸喜作・演出「新宿発8時15分」観劇。新宿発8時15分発の電車が急停車。電車に乗り合わせた人たち、復旧に力を尽くす駅員たち、電車を待つ人たちと様々な人たちの姿を描く群像劇にしてミュージカル。シンプルな舞台の両側には多くの衣装が並び、天海祐希、香取慎吾、尾上松也、シルビア・グラブなど16人の豪華出演者一人一人がとっかえひっかえ衣装を変えながら様々な人々を演じ分ける。数十人に登る多くの登場人物がいながら混乱することなく、それぞれに見せ場があり笑わせ、泣かせぴったり100分で収める。電車が止まり、また走り出すまでの間、たまたまそこに居合わせだけの、もう二度と会うことのないであろう人達。繋がらないはずの人、繋がらないはずの物語が交差し、星座を織りなす。お見事。三谷幸喜は群像劇の名手だと唸ったな。伏線回収のための作劇に堕ちることなく、ハートウォーミングな感触がありながらもどこか乾いた視線、最高の喜劇を見せながら、ラストはある種突き放すような冷徹さ、人生の残酷さまでをも描く。そして胸が締め付けられるような切なさが余韻として残る。素晴らしかった。演者も皆良かった。天海祐希、香取慎吾はさすがに華があってチャーミング。尾上松也は特に印象に残ったな。表情が良いし、なんと言っても歌声が素晴らしくて驚いた。あと浅野和之の芸巧者ぶりも楽しかった。この素晴らしい芝居をなんと前から二列目のセンターブロックという良席で観られたのも嬉しかった。生声が聞こえるレベルの距離で値打ちあった。いやーいいもの観られた。と観劇後、妻と言い合う。感激の観劇だった。
2026/5/10
8時起床。GW中、実家に帰れなかったので今日は妻と母の日のプレゼント持って実家まで。昼は母の手料理。エビフライにコロッケ。相変わらず実家の飯が美味すぎる。おふくろの味というのを差し引いてもそこらの洋食屋より美味い。

墓参りに行ったり、一しきり母の話を聞いて帰宅。またいろいろお土産をもらったので妻の実家にも寄って義母や娘夫婦に届ける。
夜、NHK ONEでドラマ「まぐだら屋のマリア」最終回観る。生と死を巡る重い話でもあったが希望を感じるラストで後味が良かった。
2026/5/11
昼休みの読書、齊藤彩著「母という呪縛 娘という牢獄」読了。2018年、滋賀県で起こった娘が母親を手にかけた殺人事件。娘は母親に自分の意思とは関係なく超難関医大への進学を強要され9年もの間浪人。看護学科に入学し看護師になることが決っていたにもかかわらず助産師になれと進路を強要され…。地元滋賀での事件、語られた背景の異常さもあって気になっていた。公判を取材し、拘置所にいた犯人である娘と面会を重ね、刑務所移送後も何度も往復書簡を交わした記者によるノンフィクション。ここ数日読んでいたのだが、とにかく疲れた。そこで語られ、炙り出される母と娘の関係、まさに「母という呪縛 娘という牢獄」で犯行に行きつくしかなかった娘の心情、娘を追い詰める母親の凄まじいまでの執着に読んでるだけでもう辛くて…。なぜ娘は母を殺さなければならなかったか。それでも殺すべきではなかった。なんて正論すら二人の現実の前では絵空事だ。娘が語るその人生はまさに生きるか死ぬかのサバイバル。幼少期から虐待ともとれる厳しい過干渉、娘を縛り付け異常なまでの偏見で医大に進学させようと追い込む。家出を試みるもその度、探偵を使ってまでも追いかけ連れ戻す。その一方で一緒にテーマパークに遊びに行くような仲良さを見せる。ショートメールに残された二人のやり取りの異様さ。歪にこんがらがった母娘の関係を解くにはもう切り落とすしかないというところまで行きつくのも理解できる。娘の手記部分を読めば、彼女が自分の置かれている状況を俯瞰的、客観的に見ているのがわかる。それを冷静に言語化していて、それを読めばその冷静さもまた極限状態から生み出されたものなのかもと感じてしまう。自分を観ている自分を置くことで正気を保っていたのかもしれない。今となっては窺い知れないがモンスターと化した母親の心情はどうだったのか。母は学歴詐称していたという。自分自身を認められなかったということだろう。理想と現実とはよく言うが、理想に囚われ娘をも巻き込み最後まで自分の現実を認めることができなかった。うーしかし読み進むのが辛かったなぁ。罪を償い彼女が平穏な生活を送れるようになることを祈る。
2026/5/12
文春オンラインのプチ鹿島さんの記事。毎回鋭く、切り口鮮やかな内容だが「売れない芸能人は左翼になる」説は誰が作るのか…と題された今回の記事も実に素晴らしかった。辺野古報道を巡るプチ鹿島さんの記事に対して産経・皆川豪志による反論コラム。そこではもはや難癖にも満たない言ってもいないことから強引にレッテル張りを仕掛ける。まぁ右左問わず政治的な話題になるとSNSなどで良く見受けられる仕草だ。この反論に対して極めて冷静に反証して見せる。偏見からの決めつけ、イデオロギーに乗っ取ったレッテル貼りに終始する産経コラムへの鋭いツッコミ。これぞ芸であるし、こうしてしっかり反証することの大切さがわかる。形は違うが、爆笑問題・太田さんが選挙特番を巡る保守系メディアの太田批判に対して真っ向から反論して見せた爆笑問題カーボーイの「神回」を想い出した。相手もプロの言論人だ。偏見や差別を助長する杜撰で乱暴な記事に対しては言われっぱなしは止めて、一個一個名指しで反論していくべきだと思う。
2026/5/13
TVerで「銀河の一票」観る。現実に抗うドラマ。せめてドラマの中だけでも綺麗事、いやキレイなことを語り続けて欲しい。
にしても現実は汚ねぇことばっかりだな。経歴詐称の嘘つきが政治のトップに立ち、デタラメをやり続けている。国民は追い詰められ、弱い者がさらに弱いものを叩き憂さ晴らしする。地獄だよ地獄。キレイなことはどこへ行った?ホントに汚ねぇ、いや小汚ねぇ政権だ。美しさの欠片も感じられない。
2026/5/14
TVerで「時すでにおスシ」。こちらで描かれるのも呪縛と牢獄の話だった。人のことを認めるには、まずは自分自身を認めてあげなきゃならないんだな。それにしても永作博美、すっかりお母さん役がはまっているなぁ。
2026/5/15
朝ドラ「風、薫る」。可もなく不可もなくという感じで、イマイチ盛り上がりに欠けるなぁ。丁寧だし、文句のつけどころもないんだけど、さらっと流れて行っちゃうというか。BS朝ドラ再放送「ひまわり」の迷走に次ぐ迷走ぶり、欽ちゃんのナレーションの強烈な違和感の方がちょっと面白かったりする。
で一週間、今週も何とか乗り切った。3月からのバタバタがいまだ収まらず。一気に気温も上がって体力の消耗が激しい。あとここにきて老眼が急速に進行。老眼鏡付けたり外したりで眼精疲労も激しく夜になるともう目が疲れ切ってる。老いるショックの連続だ。









