2026/2/21
7時15分起床。BS朝ドラ「どんど晴れ」。いまだに面白いか面白くないかわからない。AI並みに人間味の無い品行方正なヒロインより東幹久&あき竹城コンビにもっと暴れて欲しい。
卵とチーズとトーストの朝食。9時過ぎには家を出て今日も映画館へ。
京都シネマにてまずはヨンゴス・ランティモス監督「ブゴニア」観る。カリスマ経営者として注目を浴びるミシェル。ある日彼女は誘拐される。誘拐したのはテディと従弟のドン。テディは陰謀論を信じ、ミシェルは地球を侵略しにやってきた宇宙人だと思い込んでいる。テディがミシェルに突きつける要求はただ一つ「地球から手を引け」。ってな物語。韓国産ブラックコメディをアリ・アスター×ヨンゴス・ランティモス×エマ・ストーンをリメイク。一言で言えばやりたい放題のイカレた映画!最高!陰謀論に染まった誘拐犯は完全にイカレているわけだが、映画が進むにつれ誘拐されたミシェルの方がさらにイカレていることがわかる。悲しみを山ほど背負いボロボロの状態で陰謀論にのめり込むしかないテディ、そんなテディに付き合わされながらも慈悲深く見守る従弟のドン。この誘拐犯コンビが切なく悲しい。誘拐されながらも強気の交渉、時にぐいぐいと誘拐犯たちを詰めていくミシェル。エマ・ストーンが抜群の身体性でこれを演じる。ドタバタとした大乱闘となる誘拐シーンからしてもうエマ・ストーンが嬉々として演じてて最高。キートンかあるいはジャッキー・チェンか、ダイナミックに動き回る喜劇的な肉体性。プロデューサーとしても名を連ねるエマ・ストーン。あんた、最高だよ。テディを演じるのはジェシー・プレモンス。こっちはこっちでもうミリ単位の繊細な演技で観客を惹きつける。でなだれ込むラストの展開に口あんぐり。イカレてんな~(最高の誉め言葉)。
で行きしに買っておいた志津屋のカルネを食べてロビーで急いで食べて本日2本目。ヨアキム・トリアー監督「センチメンタル・バリュー」を観る。俳優として舞台に立つノーラと、家族とともに穏やかに暮らす妹のアグネスのもとに幼い頃に家族を捨て音信不通だった父・グスタヴがふらりと帰ってくる。グスタヴは高名な映画監督で15年ぶりとなる復帰作をかって家族で暮らした家で撮影しようとしていた。そしてノーラに主演を依頼するも、ノーラはそれを受け入れることができないず拒否する。やがてアメリカの人気若手俳優レイチェルの主演が決まり撮影準備が進められるのだが。ノーラ、アグネス、グスタヴそしてレイチェル。一つの家、一本の映画がそれぞれの心の奥にある想い、傷、後悔、怒りや悲しみを静かに静かに炙り出していく。家族の暮らした家に入る一本のひび割れ。直すことができないまま歴史を刻むそのひび割れはその家の象徴でありそこに暮らした家族の象徴でもある。悲しみ、怒り、傷、痛みを家族にもたらしたそのひび割れは決して埋まることはないけれど、時間をかけその視点を変えながらそのひび割れを見つめることで、それぞれの想いを知る。ラスト近く、深い傷を心に負っているノーラに、妹のアグネスが語り掛けるシーン。沁みた。めちゃくちゃに沁みた。アグネスがノーラに救われたのだということがノーラを救い、そのことに救われた。
齢を重ねていく中で自ずとその視点は変わっていく。親を見上げていた子供の頃の視点からその視点はやがて横並びになり客観的、俯瞰的な視点へと移動していく。自分があの頃の親の年齢に近づくと、親を一人の人間として何となくみられるようになる。「あの時、親父はどんな風に思ってたのかな」と考えてみたり、理解できなかった親の行動が「あぁそういうことだったのか」と不意にわかることがある。許す、許さないではなく「なんとなくわかる」。感情が軟着陸していくようなふわっとした柔らかな感覚。いやーいい映画だった。沁みたなー。
帰宅。小腹が空いたので駅前のスーパーでまた菓子パンを買ってしまう。「まるごとソーセージ」。トースターで軽く焼くとこれがまた美味い。土曜はパンの日になっちゃうな。
夜。久々に杉作J太郎さんの「ファニーナイト」リアタイで。角田龍平さんが南海放送に乗り込んでのラジ談師回。やはりラジオは人だとつくづく思う。雑談の達人二人によるいい感じに力が抜け、どこまでも転がり続けるトークは雑談を越えた「ラジ談」。面白かった。
2026/2/22
8時起床。朝から娘夫婦の引っ越し手伝い。娘は仕事。娘婿にお父さん、お母さん、お爺さんまで駆けつけてベッドや洗濯機、冷蔵庫など大物を運び出す。車4台で2往復してすべての荷物を新居へ。昼過ぎには終了。仕事が早い。義母が作ってくれたカレー食べて帰宅。疲れた。
夜、YouTubeで大林宣彦監督1979年作「金田一耕助の冒険」が期間限定公開されていたので観る。新進気鋭の若手監督だった大林宣彦が、映画界の風雲児になっていく角川春樹と組んで手掛けたパロディ映画。当時の世相、流行りやカルチャーを山ほどぶっこんで映像のギミックをスパイスに次々とギャグにしていく。面白いかどうかは置いといて。原作者の横溝正史に角川春樹、三船敏郎までもがカメオ出演という謎の豪華さ。そして「ダイアローグ・ライター」という役割で関わっているのが「つかこうへい」。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったつかが台詞を書いているのだが、意外とその要素が強くパロディ部分を抜き取ればつか作品的であり金田一耕助と等々力警部の関係なんてまさにつかこうへいって感じで「つか版金田一」という側面があったな。あと和田誠が手掛けるタイトルバックも含め80年代の角川文庫のあの感じを想い出すなぁ。しかし大林宣彦、つかこうへい、和田誠、さらに古谷一行、田中邦衛、樹木希林、坂上二郎…40年以上前の作品だけあって多くの関係者、出演者が故人に。作品以上にその懐かしさに見入る。
2026/2/23
7時起床。ゆっくり新聞読んで朝ごはん食べて昼前からお仕事へ。休日出勤でイベント立ち合い。特にハードではないがほぼ立ちっぱなしで4時過ぎ終了。草津まで出ていたので近鉄百貨店に寄って、551の焼売と肉団子、食べたかった御座候を買って義母宅へ。あんこたっぷりの御座候(回転焼き)を妻、義母と食べてほっこり。引っ越し完了し娘夫婦もここで暮らすことになった。ということで仕事を終えた娘が帰って来たので焼売と肉団子を渡して帰宅。新しい家の歴史が始まるということだな。
2026/2/24
TVerで「Aスタジオ」柄本佑ゲスト回観る。北村一輝に勧められてTWICEファンになった話。最近はあまりK-POPのことを書いてないけど、いまもなお毎日K-POP動画をチェックしているという。さすがに15年前の熱量はないけどね。
2026/2/25
TVerで「探偵さん、リュック開いてますよ」観る。なんだかんだで毎週見ている。面白いのかと問われるとちょっと何とも言えないとこもあるが、ぼんやり見るにはちょうど良い。
2026/2/26
年度末が近くてなんだかもうワーッと叫びたくなるなー。人間なんてなーめんどくせーなー、なぁ~っ!(「欽ドン!良い子悪い子普通の子」より)
京都で商談終え、京阪電車で帰宅。社内にいると息が詰まることも多いのでたまには気分転換も必要ですな。
TVerで「冬のなんかさ、春のなんかね」観る。好きの一方通行。初めて観た今泉監督作品は2014年の「サッドティー」。好きの一方通行が渋滞するような話だったな。ブログ内検索してその時の感想を見てみると
「好き」という感情を巡る症例集。小さなエピソードが積み上げられ、やがては人間悲喜劇に。
なんてことを書いている。このドラマもまた通ずるな。
↓感想書いてる記事はこちら。しかし昔書いた自分の日記読むと意外と面白い。さすがに自分だけあって笑いのセンスが同じだなー
2026/2/27
やっと金曜。毎週言ってるが今週も疲れた。身体の疲れは風呂入って寝りゃとれるが、心の疲れはなかなかにとれない。映画の時間は合わず、雨まで振り出しトボトボと帰宅。こういう時は音楽を聴くに限る。自分の故郷というべき80年代のポップソング。いまだに年に数回は自分の中でブームがやってくるPSY・Sを聴く。特に1st、2ndはなんというか血肉化してる。聴いてると毎日2回、3回リピートして聴いていた思春期の頃の気持ちが蘇ってくる。今も音楽は好きだが、今はもうあんな風には音楽を聴けない。寂しくもあるが、それでもまだあの頃の気持ち、あの頃感じてた心の動きを覚えている。
NHK ONEでドラマ「テミスの不確かな法廷」観る。オリンピックで間が空いたが再開し後半戦へ。今期のベストドラマ。惹きこまれる。