日々の泡。

popholic diary

2023年1月14日~20日の話。

2023/1/14

7時起床。イベント仕事で休日出勤。3日ほど前に急に振られて手伝うことに。この半年ほどで若手が2人も辞めちゃったのでロートルが駆り出される。家の近くのだからまだいいけど9時から5時まできっちり働かせていただきやした。消化できるかわからない代休がたまっていく一方。帰りにスーパーに寄って割引の赤飯買う。今のこの俺の疲れを癒してくれるのは赤飯だけだ。

夜は杉作さんのファニーナイト聴きつつ、日記を仕上げる。ここ数か月ヘビーでかかってるマキ上田「あいつはインベーター」でちょっと元気出る。いやなことをすべて忘れられる楽曲!


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2023/1/15

6時ごろ目覚めてしまい布団の中でスマホ観ると高橋幸宏さん死去の報。療養中なのは知っていたが、まさか…。しばし呆然としてしまう。

妻と買い物に行って、昼は賞味期限切れになったカップ麺をすする。

おやつにこれまた賞味期限切れのお餅がなぜか大量にあったのでおぜんざいを。ぜんざい、最高。お餅×小豆はベストパートナー。甘そな奴とは大体友達。毎日でも食べていたい。最後の晩餐は4~9月ならおはぎ、10~3月はぜんざいと決めている。

夜、「行列の出来る相談所」の田原俊彦スペシャル。トシちゃんが歌い踊りまくるヒットメドレーが素晴らしかった!ポップかつキャッチーな名曲の数々、60歳を過ぎたトシちゃんがキレッキレのダンスを踊りながらしっかりと歌い聴かす大エンタメショー。最高!感動的ですらあった。小学4年生の時、ベストテンで初めて見たトシちゃん。ジャパニーズとともに歌う「哀愁でいと」、間奏でくるっとバク転したときには驚いた。かっこいーなーと思ったもんだ。「ハッとして!Good」をはじめとした初期のヒット曲、特に宮下智作品のキラキラしたポップソングの数々は、間違いなく自分のポップ好きを形成した要素の一つだと思う。

2023/1/16

随分昔、妻が買ってくれた高橋幸宏デザインのネクタイを締めて通勤。通勤音楽ももちろんユキヒロさん。

水道橋博士さん議員辞職の報。本人の無念を思うと胸が張り裂けそうだ。いまはどうか静かにゆっくり休んでほしい。長らく放置していたブログを復活させ、週一回ではあるけれど、こうして日記を書き続けているのは博士さんへの想いが根底にある。自分はただのファンだけど、文章を通じて博士さんと繋がりが生まれた。自分の日記なんか何の役には立たないけれど、文章の灯を消したくない。博士さんの日記が止まっている間、文章を途絶えさせたくないのだ。

2023/1/17

radikoで「蛤御門のヘン」。ドラマ「エルピス」「silent」の話。若者たちのピュアな恋愛を描く「silent」に「弟、姉の恋愛に首突っ込み過ぎ」「恋愛より友情を取る奴なんています~」「目黒祐樹やったら知ってるけど」「(鈴鹿央士が)イソップにしか見えない」などと角田さんのボヤキ節が炸裂。まさに令和の人生幸朗

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爆笑問題カーボーイ」ではオープニングたっぷりさんまさんとの話。出会った時のこと、テレビを干されてそこから復活してきた時にかけられた言葉、「ヤンタン」でさんまさんが喋ってくれたこと…。人は言葉で飛ぶ。太田さんがさんまさんの言葉にどれだけ勇気づけられ背中を押され、飛ばされてきたかをしみじみと語る。でそんな言葉の数々をまるっきり覚えてないという田中さんが面白い。なんで覚えてないのか、一体俺は何なんだ…と自問する田中さんのナチュラルな人でなしぶりが最高に可笑しい。

NHKのドラマ「大奥」一週遅れで吉宗編を観る。冨永愛のはまりっぷりが凄い。なんかとにかく強ぇーなーという感じ。

2023/1/18

テレワーク日。部屋が寒い。毛布にくるまってお仕事。テレワーク飯は鍋焼きうどん。かしわに椎茸、油揚げにネギ、菊菜、卵も落として餅も入れちゃう。温まる。

2023/1/19

仕事。何かとバタバタと忙しい。年々記憶力や処理能力が落ちていると実感する今日この頃。昼は「なか卯」で親子丼。安定。一緒に食べてた後輩から「かつ丼も美味いっすよ」との情報。

2023/1/20

今日も外回り。昼はどうしてもかつ丼を食べたくなって「なか卯」へ。なるほど確かにこっちも美味しい。親子丼より濃い目の味付けで強い。だがおっさんには強すぎるかも。お疲れ気味なので、親子丼の優しさに包まれたい。かつ丼はがつんといきたい時に食べるようにしよう。

今週はずっと高橋幸宏さんの曲を聞いていた。YMOには遅すぎて、フリッパーズには早すぎた、微妙な世代。YMOは「浮気なぼくら」を一番よく聞いたという亜流派。自分のユキヒロさん体験、最初のインパクトは慶一さんとのTHE BEATNIKSということになる。87年の2nd「EXITENTIALIST A GO GO」。時はバンドブーム真っ盛り。情けない男を演じる二人だがその実、静かな怒りが込められた最高にかっこいいポップアルバムでそりゃもう繰り返し繰り返し聴いた。あぁ「ある晴れた日に」が染みる。そしてTENTレーベルが崩壊しEMIに移って88年のソロ作「EGO」そして90年「BROADCAST FROM HEAVEN」。横尾忠則により印象的なジャケット。大学生の頃で、親友のUが早々に買ったのでそれを借りてカセットに落としてそりゃもうよく聴いた。慶一さん作詞による情けない男シリーズの大名曲「4:30amのイエティ」「1%の関係」は特に思い出深い。ここで本格的にユキヒロさんを追いかけるようになり、過去作を遡って聴き始め「A Day In The Next Life」「Life Time, Happy Time」「Heart of Hurt」…と続いていく。結婚前に妻とライブも観に行ったっけ。90年代のユキヒロさんはとびきりクールで最先端でオシャレなサウンドを少し奥に引っ込めて、あえてポップスのフィールドでより大衆に向けたシンガーソングライター的な作品を作っていたように思う。僕なんかはだからこそ馴染みを持って聴けた部分はあった。そしてそんな90年代を通過した2000年代、ユキヒロさんはクールでソリッド、最先端のサウンドでありながらポップな親しみやすさを兼ね備えた最強の時代に突入していく。細野さんとのスケッチ・ショウ、慶一さんとのBEATNIKS、高野寛原田知世らとのpupa、そして小山田圭吾らとのMETAFIVEとソロだけでなく様々なユニット、バンドで活動していく。これって考えてみたら物凄いことだ。どれだけユキヒロさんが音楽の世界に残したもの、与えたものは大きいのか。そのとてつもない影響力、偉大さに改めて驚く。振り返ってみると、自分もこんなにも聴いてたんだという感じで、日に日に喪失感が広がっていくようだ。

2023年1月7日~13日の話。

2022/1/7

8時半起床。トーストとハムエッグ、ヨーグルトの朝食。

録画していた宮藤官九郎脚本NHKドラマ「いちげき」を観る。時は幕末、権力に使い捨てられる百姓たちの物語。いつの時代も権力構造は同じだ。上は決して手を汚さず、下の者が罪までも背負わされる。そしてその変わらぬ構造に抗う者がいる。ドラマはスピーディーに展開し、笑わせ、泣かせ、抗うことの大切さを説く。活きのいいドラマで楽しめた。

radikoで「爆笑問題カーボーイ」「蛤御門のヘン」など聴きながら日記を仕上げる。

NHK+で「坂本龍一 playing the Piano in NHK」観る。生と死の深淵に立つ全身音楽家が静寂の中に奏でる音楽。ピアノを弾く指先に見入り、聴き入った。

で散歩がてら映画館。まずはフードコートで腹ごしらえ。スパイス王国のチキンカレー。200円近く値上がりしてる…。世知辛いねぇ。でハン・ジェリム監督「非常宣言」を観る。ハワイへ向かう飛行機に仕掛けられたバイオテロ。逃げ場のない空飛ぶ密室の中にばらまかれた殺人ウィルス。乗客たちはどうなってしまうのか!?ってな大パニック映画。これでもかという危機に次ぐ危機、ピンチピンチのつるべ打ち。さすがにこれは面白過ぎるやろ!事件に巻き込まれる娘とともにハワイに向かう訳アリの元パイロットをイ・ビョンホン、妻が友人たちとのハワイ旅行で飛行機に乗り合わせていることを知り地上で事件を追う刑事がソン・ガンホ、事態を収拾すべく指揮を執る大臣がチョン・ドヨン…韓国を代表する国際スターの豪華共演。早々に犯人は捕まるのだが、そこからがまぁ大変。飛行機内では感染が広がり、感染した乗客と未感染の乗客たちの中で分断が起きる。そう言ってる間にもパイロットまで感染。着陸しようにも感染者が大量に乗った飛行機をどの国も拒否。韓国内ですら着陸を許すなと国民たちが反対運動を起こす…荒唐無稽とも思えるストーリーなれど、まさに現代社会が持つ危うさを巧妙かつ絶妙にブレンドすることでリアリティが増し、鬼気迫る映像とその重厚感で有無を言わせず押し切る。映画観たなー感が凄い!しかしここまでのパニック。もし機内に松山千春が乗り合わせ、一曲歌ったとしても乗客たちが落ち着きを取り戻すことはないだろう。

映画の前に流れたいくつかの日本映画の予告編。その画面の安っぽさと薄っぺらさに泣けてきた。もちろん優れた邦画もたくさんある。昨年などは邦画大豊作であった。しかしその反面、シネコン仕様のテレビドラマ映画のなんとも貧相なことよ。

2022/1/8

8時起床。朝から妻と買い物。ほぼ毎週妻と買い物に行くので、値上げラッシュだということがよくわかる。いやはや世知辛いねぇ。

野菜たっぷりちゃんぽんの昼食。「マルコポロリ」はウエストランドがゲスト。東野さんの大好物としてウエストランドをいじり倒してきたマルコポロリらしい迎え方で笑った。

NETFLIXでドラマ「ナルコの神」最終話まで。南米の小国スリナムで、国家情報院による極秘作戦に協力する羽目になった民間人実業家。大統領をも動かす麻薬王の組織に潜入し…てな実話を基にしたドラマ。麻薬王をファン・ジョンミンが、そして潜入する実業家をハ・ジョンウがってもう面白いに決まってる。狡猾でとにかく悪いファン・ジョンミン兄貴が最高なんだが、敵対する中国人組織から寝返った麻薬王の側近役を演じるチョ・ウジンが後半一気にかっさらう!超儲け役。しかし金かかってんなーというしょぼさが全くない壮大なロケーション、映像がリッチで物語はハラハラドキドキの連続。こりゃ強い!

大河「どうなる秀吉」じゃなくて「どうする家康」観る。安っぽすぎるCG使いにがっくり。なんとも勿体ない。有村架純ちゃんに免じて許すけども…

バカリズム脚本、安藤サクラ主演のドラマ「ブラッシュアップライフ」観る。前半、友達同士のだらだらとした何にも起こらない会話がしっかりネタふりになっていて楽しい。こんな風に今の記憶を持って生き直したらどうなるだろうとしばし妄想。うむ、もう一回生きるのはいやかもしれない。やり直したとしてもうまくやり切れるとはとても思えない。

2022/1/9

祝日。8時起床。朝からNETFLIXで「ギレルモ・デル・トロピノッキオ」観る。ギレルモ・デル・トロ監督によるストップモーションアニメ。細部に至るまで緻密に丁寧に作り上げられた職人仕事。ゼペットじいさんがピノッキオに愛情を込めたように、ギレルモ・デル・トロ監督が映画に愛情を込め、命を吹き込む。

妻は出かけたので一人パスとの昼食。YouTube関根勤×ナイツ塙、千原ジュニア×今田耕司千原ジュニア×東野幸治…と濃い目の対談を次から次に。

録画していた「霜降り80's」。せいや念願のアグネス・チャンゲスト回。せいやの熱すぎるアグネス愛がさく裂して面白い。しかしアグネス・チャン、ホントに変わらんね。驚いた。

夜、東映公式YouTubeチャンネルで期間限定公開されたの鈴木則文監督「トラック野郎 爆走一番星」を観る。菅原文太が大真面目にこれでもかと繰り出さす下品かつバカバカしいギャグの数々をマドンナ・あべ静江の驚くべき美しさが彩る昭和の娯楽作。文学を愛するマドンナの太宰が好きという言葉を聞いた桃次郎の「太宰ですか!あれはとってもおいしいですね」「今度、おいしい太宰の詰め合わせを買ってきます」という名台詞!笑福亭鶴光演じるエロ本屋で太宰全集を買い求め、ビニ本を進められ大暴れする桃次郎。太宰全集を手に食堂にやってきて、机に並んだエロ本を「下品だ!」といって払いのける桃次郎…ってな風に積み重ねていくことで笑いが増幅。ジョナサンの勘違いから巻き起こるお見合い騒動や気障なトラッカー・田中邦衛とのトラック対決、出稼ぎに出た父の帰りを待つ幼い姉弟の為に爆走など笑いと涙、友情に人情とてんこ盛り。糞尿まみれになる若き日のラビット関根など、まーヒドイ下ネタギャグも目いっぱいでお腹いっぱい。

2022/1/10

ちょいと緊急事態発生で仕事諸々大変に。持ち前の器用貧乏さで仕事がどんどん増えていくという…

2022/1/11

プチ鹿島著「ヤラセと情熱 水曜スペシャル川口浩探検隊』の真実」読了。川口浩探検隊とは一体何だったのか、著者は川口浩探検隊がジャングルの奥地に足を踏み入れたように、テレビの裏側、その危険なジャングルに挑む。探検隊OBたち(当時の作家やAD)への丁寧な聞き取り、そこには画面に映る物以上の危険があった!真実か虚構か、ヤラセか演出か、その境界線を覆う魅惑的なグレーゾーンに迫っていく。不思議なことに川口浩探検隊を探る旅は様々な事件に吸い寄せられていく。世間をにぎわし「ヤラセ」という言葉を広く知らしめた「アフタヌーンショー、ヤラセ事件」、マスコミを中心に広がっていった「三浦和義ロス疑惑」、汚れた神の手「旧石器発掘捏造事件」…点が線になり面となり、そこにテレビの真実「のようなもの」が浮かび上がってくる。懐かしむ者、口を閉ざす者、様々な証言が出てくるがそこにあるのはテレビの青春ともいうべき熱狂の渦だ。いかに視聴者を驚かせ、楽しませるか。テレビマンたちが命の危険を顧みず、そこのみにすべてを捧げた情熱の日々。-ヤラセと情熱-それは、今はもうテレビから失われてしまった幻なのだろうか。いやーなんて面白い一冊。プチ鹿島さんと同じ1970年生まれ。水曜スペシャル川口浩探検隊」、そりゃもうテレビの前にかじりついて見てた。ページを読み進めながら双頭の巨大怪蛇ゴーグや謎の原始猿人バーゴンの記憶がよみがえってきた。とにかくおすすめの一冊!

 

2022/1/12

朝ドラ「舞い上がれ!」。工場のリストラ話という朝ドラらしからぬシビアな展開ながらも、このシビアさを逃げずに書いてるのが良い。

2022/1/13

radiko東野幸治の「ホンモノラジオ」。ゲスト松村邦洋。「まっちゃん、聞いて~や~まさか、まさかやで~」と小枝師匠のモノマネで語られるナイトスクープ漫談に爆笑。


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夜、ドラマ「100万回言えばよかった」観る。恋愛ドラマはよくわかんねーしなーとスルーしてたんだけど「透明なゆりかご」「おかえりモネ」の安達奈緒子脚本と知り観てみる。予備知識なしで観たので驚きがあって楽しめた。しばしチェックだな。

2022年12月31日~2023年1月6日の話。

2022/12/31

晦日。午前中少し掃除。妻の実家に顔を出して、早々にお蕎麦の昼食。猫のチビ太と遊んで、お餅をもらって、そのまま妻とスーパーに寄って買い物。あとは家でゆっくり。

年越し用に買っておいた蕎麦を結局また晩御飯として食べて、こたつで紅白。久々にちゃんと見た。K-POP勢がお目当てだが、普段韓国のゴリゴリのカメラワークを見慣れてるので、どうもゆるく感じちゃうな。しかし演歌勢が完全に企画もの扱いで、かっての大御所演歌枠にはオールドロック勢が鎮座しているという。雑感としてはジャニーズ勢が歌もダンスも良くってちょっと驚いた。それに対し女性アイドルグループが今もまだそこにいるのか…という感じ。作り手の問題。おっさんが作ってる感がキツイ。良かったのはVaundy。新世代の女性ボーカリストたちとやった「おもかげ」も素晴らしかった。Vaundyといえば映画「線は僕を描く」の主題歌、yama×Vaundyの「くびったけ」がすごく良くって、今もよく聴いている。メロディが強くて、ちょっと懐かしさも感じるビートポップ。80年代中期~後期のあの感じ。
あとはやっぱちょっと楽曲のレベルがずば抜けてる星野源とか安全地帯・玉置浩二の有無を言わせぬ歌怪獣ぶり、そして加山雄三の堂々たる歌いっぷり。もう人間として上がりの境地だな。AIユーミンって…と思いつつ「Call me back」は実に良きメロディ。で桑田佳祐らの「時代遅れのRock’n’Roll Band」も良いね。完全なる反戦歌。しかし佐野さんを紅白で観る日が来るとは。

今の時代、最大公約数を求めればこうなる。誰もが知るヒット曲のない時代、全世代に対してそれなりに気を使いつつ、満足を与えないといけない。どうやったって文句を言われる、誰もやりたくない仕事だよ。スタッフ偉いよ、これは。

2022/1/1

7時起床。爆笑ヒットパレード観つつ、お雑煮。昼前に実家へ。叔父のところに顔出し、墓参りして、母手製のお節をつまむ。子供の頃のお正月は家族でお墓参りに行って、そのまま祖母のところへ。いとこや親せきみんなが集まってにぎやかで楽しかったもんだ。その祖母はお正月が誕生日で、今日でなんと103歳!今は施設に入っていて面会も難しいのだけれど。でいろいろお土産持たされ夕方には帰宅。

今日も仕事だった病院勤めの娘と娘の彼氏といっしょに家で晩御飯。実家からもらってきた上等のお肉でしゃぶしゃぶ。

2022/1/2

朝のうちに「マールブランシェ ロマンの森」へ行って年賀の買い物。娘の運転でスーパーに寄って寿司買って妻の実家へ。昨日もらってきたお節も広げて皆で食事。相変わらず義母は明るくて話が面白い。次の大河ドラマを「どうなる秀吉」と言っていたのは笑った。

夜、NHK+で見損ねていた「ファミリーヒストリー川島明編観る。こんなん泣いてまうわ。

2022/1/3

2日間食べてばっかりだったので妻と散歩がてら初詣ツアー。まずは30分ほど歩いて蝉丸神社へ。大津に住んでもう27年になるが初めて行った。守りをしてるおじさんが昆布茶とみかんを出してくれた。一服してほっこり。そこからまた30分ほど歩いて兎の神文で人気の三尾神社へ。うさぎ年だけあって大人気でお参りの列も大行列。無事にお参りして静かな商店街を抜けて帰宅。

録画していた年末の「不夜城はなぜ回る」を観る。ミニチュア古民家を作り続ける男。これがもうすこぶる面白かった。文字通り寝食を忘れ、憑りつかれたようにひたすら作り続ける。何がそこまでさせるのか。美しい狂気とでも言おうか畏怖の念を抱かせるほどの凄味があったな。凄い人がいるもんだ。

夜、テレビで「博士ちゃん」の特番。古代エジプト好きの女の子がエジプトへ。これもまた素晴らしかった。好きを突き詰め、それが知識となり、教養となる。歴史を学ぶことで未来をより良きものにしたいという想いに頭が下がる。歴史の捏造に精を出すクソな大人たちばかりが目に付く昨今、希望の光に見えた。

2022/1/4

妻も娘も仕事。私はもう一日休み。アマプラでライアン・ホワイト監督「おやすみオポチュニティ」を観る。2004年NASAから打ち上げられた2台の火星探査機を追うドキュメンタリー。長い準備期間を経てスピリットとオポチュニティと名付けられた双子の探査機はそれぞれ火星に飛び立つ。無事に火星に着陸し地上からのコマンドを受けて自走し撮影、物質を解析しデータを地上に送る。動力は太陽光で太陽光を受けるパネルが砂ぼこりで覆われることを想定し当初の予定は90日間の任務。が半年、1年、2年と想定の期間を超え2台は任務を果たしていく。数年後、スピリットは連絡が途絶えその任務を終える。残ったオポチュニティは様々な困難に見舞われながらも実に15年もの間たった一人で火星を探査し続けるのだ。計画に携わる地上のクルーたちとオポチュニティの間には機械と人間という関係を越えた不思議な絆が生まれてくる。あたかも意志を持ったように任務を遂行するオポチュニティ。人々は愛おしい仲間としてともに15年を過ごす。地上ではオポチュニティを起動させる際に目覚ましソングとして音楽をかけるのだが、その選曲がイチイチ素晴らしい。動きを止め、眠りに入ったオポチュニティに送られた最後の一曲に泣いた。なんとも美しいラブストーリーを観たような感動があった。素晴らしい大傑作ドキュメンタリーであったなー。

昼はYouTubeで無料公開されたNegicco2020年のオンラインライブを観ながら、鍋焼きうどんの昼食。人間味あふれる稀有なアイドルNegiccoのちょっとゆるい歌とダンス。楽曲の良さと人の好さにほっこりする。

午後からはNETFLIXで残る数話残したままだったヨン・サンホ監督のドラマ「地獄が呼んでいる」を最終話まで。ある日突然現れる地獄の使者から宣告を受けた者は、その宣告通り“怪物”に襲われ焼き殺される。恐怖が人々を支配する中、その恐怖を利用する新興宗教団体や恐怖に便乗し暴力を煽る集団が台頭する。気まぐれで理不尽な神、恐怖を煽り人々を支配しようとたくらむ宗教。極端な設定のようで、今まさにここにある危機と同じ構造ではないか。

結局一日家を出ることなく過ごす。

2022/1/5

仕事始め。電話、メール、外回りであいさつ回りなどしつつ事務処理諸々。

今年の目標なんてものは立てない。日々数字に追われてるのでもういいだろ。好きにさせてくれという心境。

spotifyで角田龍平さんの新番組「メモリーガル」スーパーササダンゴマシンさんゲスト回3回分聴く。「蛤御門のヘン」との差別化はどうしていくのかなどまだまだ未知数なれど、雑談こそが最上のエンタティメントということで間違いない。

角田龍平のメモリーガル | Podcast on Spotify

2022/1/6

寒い。朝起きるのがつらい。起きたくない。会社行きたくない。仕事なんか全部ほっぽらかして遠くへ行きたい。と50過ぎてもまだそんなことを思っている。でも、まぁいつものように7時に起きて会社に行くわけだ。サラリーマン生活も今年で30年になる。いいこともあったし悪いこともあった。楽しいこともあったし、つらいこともあった。食ってくためとはいえまぁそれなりに頑張った。最近は、もういいよという気持ちもないではない。できれば何にもしたくない。金さえあればの50代…ってなところか。

2022年に観た映画の話。

ということで2022年マイベスト映画は

 

①スープとイデオロギー

②ある男

リコリス・ピザ

④こちらあみ子

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

⑥ちょっと思い出しただけ

⑦神は見返りを求める

⑧C'MON C'MON

⑨スペンサー ダイアナの決意

⑩メタモルフォーゼの縁側

 

ということでこのようになりました。映画は社会を映す鏡であり、同時に人間の心を描く。社会と人間。1位に選んだ「スープとイデオロギー」は観終わった今もずっと心に残り続けていて、日に日に大きくなっている。日々のニュースやSNSを観ると、社会はもうどうしようもないぐらいにイデオロギーで分断され、対立がそこかしこに生まれている。でも、それでも、僕たちにはまだスープを共に味わう気持ちが残っているはずだと人間を捨てきれないでいる。そうあってほしいし、そうありたい。そんな2022年の自分の想いがこの映画を1位に選ばせた。

でそれぞれの映画について。このブログ内に書いた観た時の感想を抜粋しつつご紹介

 

ヤン・ヨンヒ監督「スープとイデオロギー

自身のオモニ(母親)を被写体に彼女の人生を娘である監督が知っていく。帰国事業で息子を北朝鮮に帰したオモニ。借金してまで北朝鮮に暮らす息子たちに仕送りし、自身も何度も北朝鮮に足を運んできた。娘である監督は、なぜオモニがそこまで北に肩入れするのかわからない。相容れないイデオロギーがそこにはある。だがある日オモニは自身が体験した「済州4.3事件」についてぽつりぽつりと話し出す。韓国軍によるアカ狩り、一般人を巻き込んだ大虐殺事件。オモニが目にした壮絶かつ凄惨な事件現場。監督はオモニ、夫とともに済州島に向かう。そこには数えきれないほどの事件の犠牲者たちのお墓が立ち並ぶ。映画を見ている僕までも息をのんだ。決して韓国軍を許すことなく北に肩入れしていったオモニの「訳」がそこにはあったのだ。イデオロギーの分断が、罪のない人々、個人個人の人生を踏みにじり、歪めていく。オモニは最晩年までその体験を胸の奥に隠し懸命に生きてきたのだ。監督の夫であるライターの荒井カオル氏がオモニのところに挨拶にやってきた際に振舞われるのは大量のニンニクを詰めた鶏をじっくり煮込んだスープ。イデオロギーの違いはあれど、人と人は温かで美味しいスープの前で繋がりあえる。その絶品のスープに彼女の人生が、彼女の願いが浮かび上がるようだ。

②石川慶監督「ある男」

実家の文房具店で働くシングルマザーの里枝。何となく訳アリ風だが優しい大祐と出会い再婚。幸せな暮らしを送っていたがある日不慮の事故で夫・大祐が亡くなる。悲しみの中、長年疎遠になっていたという大祐の兄が法要に現れる。仏壇に手を合わせるもそこにある遺影にうつる「大祐」を観て「これ、大祐じゃないです」と告げる。夫・大祐はいったい誰だったのか。里枝に依頼され弁護士・城戸は「大祐」として生きた「ある男」の過去を探り始める。極上のミステリーの中に仕込まれた数々のメタファー。自分という存在は何によって定義されるのか。名前?国籍?血筋?自分ではいかんともしがたい出自によってカテゴライズされ、人としての価値を値踏みされる。日常に潜むヘイトによって魂を傷つけられる人々。繰り返される差別や偏見の中で、名前を捨て、戸籍を捨て、カテゴライズされない「自分」として生きたいと思うことは罪なのか。まさに現代という社会を映す大傑作!脚本、演出、撮影、編集、どれをとっても一級品。計算されつくしたラストショットの鮮烈さ。妻夫木聡安藤サクラといった役者陣も皆ベストの演技だったが、窪田正孝が実に素晴らしかった。「ある男」という作品そのものの本質を体現するような演技。強烈なインパクトを残す柄本明の怪演も忘れがたい。最新にして最高峰の邦画を観た。素晴らしい作品だった。

ポール・トーマス・アンダーソン監督「リコリス・ピザ」

舞台は70年代のアメリカ。子役として活躍する高校生のゲイリー。ある日偶然出会ったカメラマンアシスタントのアラナに一目ぼれ。やがて二人は姉弟のような、あるいは友達以上恋人未満な関係に。近づいたり離れたりしながら二人が過ごした時間が、懐かしいアルバムをめくるように描かれる。駆け抜ける青春の走馬灯。甘く切なくバカげていて、ノスタルジックで瑞々しくて…最高だった!好きだなぁ、こういうの。

④森井勇佑監督「こちらあみ子」

小学生の女の子、あみ子。彼女が見ている世界は、周りの人たちと少し違う。彼女の世界で彼女の方程式に乗っ取ってとられる彼女の行動は、家族も含めた周りの人たちの理解の外にある。ある行動が引き金になりやがて家族は崩壊していく。観ている間中、心のヒリヒリが止まらないハードボイルドな映画だった。あみ子は誰にも理解されない世界に一人生きる。やるせなく果てしない孤独な世界。言葉にしがたい感情が胸の奥に沸き立つ。あみ子を演じる大沢一菜の面構えが素晴らしい。世界の果てを射抜くような眼差し。観終わった後も心が映画から離れていかない傑作だった。

ジョン・ワッツ監督「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」

いやー素晴らしかった。旧作観といてよかった。特に直前に観た「アメイジングスパイダーマン」2作が効いた。とあるシーンで涙溢れた。まさにすべてのスパイダーマンを、倒された悪役たちを抱きしめる素晴らしい結末。大いなる力は大いなる責任を伴う。これはあらゆる力を持つ人に心に刻んで欲しい。腕力を持つ人も、財力を持つ人も、もちろん権力を持つ人も。その力を自分の欲望や怒りに使うとどうなってしまうのか。それが今の世界だ。ヒーロー映画の悪役みたいな人たちが自分の欲望の為に力を行使する。悪役たちに自分を重ね、現実から目を逸らす人たち。悪役に媚びへつらい、その汚れた力の恩恵にあずかろうとする人たち。そっちに転ぶのか、それともそれを拒むのか。現実の世界にはヒーローはいない。だからこそ僕たち一人一人がヒーローにならなければいけない。と思わず熱くなってしまう。映画はいつも現実を映す鏡だ。

⑥松居大悟監督「ちょっと思い出しただけ」

照明スタッフの照生と、タクシードライバーの葉。別れてしまった二人が過ごした時間をある一日を1年ごとにまき戻して見せていく。まさに「ちょっと思い出しただけ」。ふと思い出す、なんてことの無い一日のかけがいのなさ。こりゃずるいよ。というぐらいにグッとくる。あと20歳若かったら、まるで自分のことのように切なく胸を締め付けられただろう。今は笑ったり泣いたりする二人が微笑ましく、とても眩しく感じられて、鈴木慶一が演じたタクシードライバーのように目を細めて観てしまう。実ることはなかったとしてもその時間が、その過ぎ去りし日々がどれだけ美しいものか。ヒロインらしからぬヒロイン、伊藤沙莉がとにかくチャーミングで素晴らしかった。誰もがこの映画に生きる彼女に恋してしまうだろう。

⑦𠮷田恵輔監督「神は見返りを求める」

底辺YouTuberゆりちゃんと出会った田母神は彼女の動画制作を手伝うことに。まるで神のように見返りを求めることなく献身的に支える田母神。限りなくダサくてイタい二人だが、だからこそ生み出される連帯感と多幸感。しかしゆりちゃんが人気YouTuberと知り合い一気に人気者になったことから話は一転。二人の関係はこじれにこじれ…という面白怖い大傑作!ゆりちゃんと田母神、前半のほっこり楽しいシーンから一気に豹変。一触即発のヒリヒリ感とイヤな方、イヤな方へ向かっていく地獄展開。もうやめてと言いたくなるような凄まじさ。妬み嫉みが煮詰まり爆発、そして行きついた先に訪れる一瞬の光からの…。しかし𠮷田監督、なんちゅー話を考えつくんだ。ポップ×毒気で現代社会があぶりだされていた。まるでジョーカーのようなムロツヨシ、天使と悪魔が共存する岸井ゆきの、主演二人が素晴らしい。表の顔と裏の顔、芸のある二人だからこそここまで出来たという感じ。あと一番のクソ野郎を軽ーく演じた若葉竜也も巧い。いやこれめちゃくちゃ面白い。多くの人に観てもらいたいなー

マイク・ミルズ監督「C'MON C'MON」

子供たちへインタビューをして番組を作っているラジオジャーナリストのジョニー。妹が家を留守にする間、9歳の甥・ジェシーを預かることに。ジョニーとジェシー、ちょっと風変わりな二人が戸惑いながらも、少しづつ距離を縮めていく。わかりあえないということをわかっている状態から、二人はゆっくりと「話す」と「聞く」を繰り返し、お互いを知り、特別な関係を築いていく。柔らかなモノクロの映像、子供たちの生の声。ジェシーがマイクに向かって語り掛ける「C'MON C'MON」という声に、涙が溢れた。分断、対立、ののしり合い、やがては殺し合う大人たち。子供たちの声に耳を傾ければ、そんな自分たちの姿を恥ずかしく思うだろう。素晴らしい映画だった。主演は「ジョーカー」を演じたホアキン・フェニックス。まるで彼のセラピーのような作品。あと「ドライブ・マイ・カー」にも通じるように思った。その先を描いているというか。わかりあえないことをわかった後に、それでも寄り添うことはできるのだというような。

パブロ・ラライン監督「スペンサー ダイアナの決意」

舞台は1991年のクリスマス。英国ロイヤルファミリーの人々はクリスマスをはさむ3日間、女王の私邸サンドリンガム・ハウスで過ごさなければならない。その3日間はプリンセス・ダイアナにとっては地獄のような3日間なのだ。夫のチャールズとの仲は冷え切り、常にパパラッチから付け狙われ、ロイヤルファミリーからも蔑まわれ、王室のしきたりにがんじがらめに。映画はギリギリと締め付けられるような3日間のプリンセス・ダイアナを描く。観ているこっちの胃までも痛くなるよう。ほっと心安らぐのは子供たちと過ごす時間と友人である衣装係のマギーの前だけ。苦しみ、葛藤しながらも、その3日間でダイアナは決意する。真珠のネックレスを引きちぎり、一人の人間として、母として強く生きていく決意を。そう、ダイアナ、あなたはちっとも悪くない。美しく、気高く、正直。素晴らしき映画だった。ダイアナを演じるクリステン・スチュワートがとにかく絶品。繊細な心の動き、揺れながらやがて強い意志を持って抗う姿を見事に演じていた。素晴らしかった。

⑩狩山俊輔監督「メタモルフォーゼの縁側」

75歳の雪はある日、本屋で偶然手にしたBL漫画に心を奪われる。本屋でバイトする女子高生うららは密かにBLを愛好。BL漫画という共通項で二人は出会い、58歳の年の差を超えやがて友達になっていく…好きなものを好きということの大切さ。二人がわちゃわちゃとBL漫画で盛り上がるシーンの多幸感。そしてうららと雪はBL漫画を作ってコミケで販売することに。うららは漫画家を目指しているわけでもないし、その絵はお世辞にも上手といえない稚拙なものだ。それでも、自分の好きを形にしたいという想いで一歩を踏み出そうとする。結局うまくいかなくて、悔しくて、雪さんの作ったカツサンドを食べながら涙するうららの姿が愛おしい。小さな子供が転んで泣いて強くなっていくように、その涙が彼女を強くする。その一歩はうまくはいかなかったとしても、確かに意味があるものだ。何かを好きになって、夢中になる。世界はひどく憂鬱だけど、その好きが自分を支えてくれる。世界を変えることはできないとしても、ほんのちょっと光を与えてくれる。ささやかなその光が生きる喜びになる。好きが扉を開き、ほんの少し世界が違って見えるのだ。心優しき映画だった。宮本信子はもちろん芦田愛菜が素晴らしくずっと見ていたかった。

てな感じで10本を選びましたが、映画の好みも人それぞれ。でももしこの文章を読んで気になった作品があったらぜひ一度見てほしい。映画って面白いなーなんて感じてもらえたら嬉しい。で、それ以外にもたくさんのいい映画と出会った。

例えば

川和田恵真監督「マイスモールランド」
リュ・スンワン監督「モガディシュ 脱出までの14日間」
アンソニー・ファビアン監督「ミセス・ハリス、パリへ行く」
シアン・ヘダー監督「Coda あいのうた」
片山慎三監督「さがす」
 S.S.ラージャマウリ監督「RRR」
沖田修一監督「さかなのこ」
小林啓一監督「恋は光」
吉野耕平監督「ハケンアニメ!」
三宅唱「ケイコ 目を澄ませて」

2022年は邦画が豊作だった印象。面白い映画がしっかり生まれ育っていて嬉しい。

イヤー映画って本当にいいもんですねぇ

2022年12月24日~30日の話。

2022/12/24

クリスマスイブ。ってなんの関係もなく今年最後の休日出勤。朝からショッピング番組のため、カニを茹でる仕事。営業はなんだってするんだよ!でお昼過ぎに仕事終わってそのままびわ湖ホールへ。妻と待ち合わせて観劇。二兎社公演「歌わせたい男たち」観る。初演は2005年。卒業式の朝、学校の保健室。国歌を歌わせたい校長、歌うことを拒否する教師。果たして無事に卒業式を迎えられるのか…。右、左というイデオロギーの話ではなく、これはアティチュード (Attitude)の物語だと思ったな。どのような態度をとるのかの話。心情的に納得いかなくても、ことを円滑に進めるため目をつぶってやり過ごすのか、無謀だとわかっていても抗うのか。税金はあがり、軍事費は上がり、福祉は切り捨てられ、どんな不正をしても政治家は辞めない…それでも政権はひっくり返らない。権力の側に自分を重ねて勝ち組の気分だけを味わおうとする。その果てにあるのが戦争だ。自分が切り捨てられたとき、はじめて気がつく。気づいたときにはなにもかもがもう遅いのだ。

2022/12/25

寒い。9時起床。録画しておいたNHKで深夜に一挙放映した「まんが道 青春篇」を3話分見て、午前中に日記を仕上げる。

昼は野菜たっぷりのちゃんぽん。冬はちゃんぽんがイイネ。

午後から年賀状印刷。プリンターの調子がすこぶる悪かったのでどうしようかと思っていたが、兄から使わなくなったプリンターを譲り受けて、なんとか今年も印刷できた。

作業中はradikoで角田さんの「蛤御門のヘン」。中西正男さんゲスト。いちいちプロレスで例えるのが可笑しい。故・正司敏江師匠のエピソードも良い。正司敏江の人生は絶対映画にすべきだと思う。かしまし娘の家の女中で、字を読むことすらできなかった敏江が、生きていくため夫とともに「どつき漫才」を始める。舞台の上で殴られ蹴られ体当たりで人気者に。しかし夫の浮気が原因で離婚。だが漫才コンビとして人生を添い遂げる。映画化してほしいなぁ。

夜は久々にスパイスカレー作り。基本のチキンカレー、印度カレー子さんレシピで。結構いい感じで出来た。過去一の仕上がりかも。

2022/12/26

仕事。さすがに今日は少し落ち着いてる。夜、ドラマ「エルピス」最終回観る。長澤まさみ演じる恵那と鈴木亮平演じる斎藤が対峙するシーン、さすがに見応えあり。「歌わせたい男たち」と同様これもまたアティチュードの話だ。もっともらしい斎藤の言葉だが、それはただの詭弁だ。その詭弁を待ち構えていたように恵那は交換条件を吹っ掛ける。そこが一つの希望になる。が残念ながらこれはフィクションだ。現実はドラマのさらに先の地獄に踏み出している。

2022/12/27

ここんとこ昼休みに読んでいたのは小林信彦「夢の砦」。60年代、雑誌作りの世界を舞台にした上下巻にわたる氏の代表作の一つ。文庫本は平成2年発行のもの。20代の初めに買ってから、何度か読み始めるもなぜだかそのたびに挫折。50代になった今、やっと上巻を読み終わった。

2022/12/28

諸々片付けて大掃除して仕事納め。帰りにネットカフェでコーヒーと雑誌で一服。文春の顔面相似形、工藤静香ギリヤーク尼ヶ崎には笑った。ラジオ特集での高田先生のラジオ語りが読み応えあり。

2022/12/29

休み。朝から映画館へ。まずはMOVIX京都へ。ケイシー・レモンズ監督「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE with SOMEBODY」を観る。80年代後半~90年代はまさに彼女の時代だった。その栄光と闇。光が強ければ強いほどその影は濃く黒くなる。2019年に公開されたドキュメンタリーも観ていたので、それがいい予習になった。彼女はまぎれもないスターなのだが、結局ドラッグと金そして身内に身を滅ぼされていく。切ないねぇ。しかしまぁこれもまた諸説ありの世界なので、描いていない部分も相当あるのだろうが。映画は彼女の「歌を聴かせる」ことに重きを置いているようなのでそこはしっかり伝わっている。

MOVIXは昔京都ロキシーだったところ。子供の頃、「銀河鉄道999」とか観に連れてってもらったなぁ。年の瀬の新京極界隈がなんとも懐かしいけど急いで地下鉄に乗って移動。移動中はradikoで「中川家のザ・ラジオ・ショー」ゲストは剛が大ファンだという小泉今日子!我らがキョンキョンはさすが地に足がついている。大アイドルであり、大スターながら、生活者としてきちんと生きている感じがやっぱり好きだなぁ。フフフっと笑う明るい声を聞いてるだけで幸せな気分になるな。

でTジョイ京都にてチョン・ジヨン監督「死を告げる女」を観る。人気ニュースキャスター・セラのもと生放送5分前にある女性から「殺される」と一本の電話が。最初はいたずら電話だと聞き流していたセラだが、放送終了後電話で告げられた住所を訪ねてみるとそこには死体が…ってな話。途切れぬ緊張感と不穏な空気の中、予想だにしない展開へ。セラと母親の関係、謎めいた精神科医…心をかき乱すようなサイコなサスペンススリラー。しかしそこには子を持つことでキャリアを分断される女性の生き辛さがシビアに描かれている。子供を持つことで、自分の夢、自分のキャリアが途絶える。もちろんこれは女性の問題ではなく、本来は社会の問題なのだ。男たちが作ってきた社会が、女性たちを追い込み苦しめている。自分もまた女性を追い込み苦しめてきた一人だ。今となってやっとそのことがわかった。責任や十字架を女性に背負わせて、知らん顔してていいわけない。ひどく考えさせられる映画だった。

さすがに京都駅界隈も人が多い。人込みを避けつつ帰宅。昼飯抜きで映画2本はしご。今年はこれで見納めかな。映画は大いなる娯楽であると同時に学びもある。自分の知らない世界、自分では及ばない考えに触れることができる。今は知識や教養が軽視される時代だけれど、そこをないがしろにしては絶対にならない。

2022/12/30

妻も娘も仕事。朝から「まんが道 青春篇」を観る。東京に出てきてから初めての帰省ですっかり気が抜け、仕事を全てすっぽかしてしまう有名なエピソード。テラさんも怒ってたよ。まだ頬がふっくらした初々しいにもほどがある森高千里や演技も未熟な無名時代の鈴木保奈美もいいね。

radikoで「蛤御門のヘン」聴きながら散歩。商店街の床屋で散髪。食堂アケミでオムライスをと思ってたが休みだった。そりゃそうか。しかし商店街、師走の賑わいも年々寂しくなっていっているな。で予定変更し家から徒歩52秒のラーメン屋で昼食。煮干しラーメンに味玉トッピング。美味しい。

少し歩いて駅前のスーパーで10%引きのショートケーキを。52歳の誕生日。おめでとう俺。いや、もはやめでたくもない。

2022年12月17日~23日の話。

2022/12/17

朝のうちに日記を書く。トイレリフォームのため、業者さんに見積もり取りに来てもらう。新築で入ったマンションもすでに27年。家じゅうあちこちにガタがきている。

で今日も映画館へ。アップリンク京都にてまずは三宅唱監督「ケイコ 目を澄ませて」を観る。聴覚障害を持つプロボクサーのケイコが過ごす日々を描く。しかしそこにはカタルシスをもたらす戦いやお涙頂戴の感動話もない。ホテルで清掃の仕事をし、小さなボクシングジムで地道に練習を積み重ねる。早朝のランニング、朝のひんやりとした空気、ジムへの道のり、街の匂い…フィルムに映される風景。セリフはないけれど、表情、視線、肉体でケイコの想いが伝わる。「栄光」とは程遠い「生きる」姿が胸に迫り、なぜだか涙が溢れた。喜びや悲しみや夢や挫折や様々な想いに揺れながら、なんでもない日常を人を生きる。日々の積み重ねが人生になっていく。ダイアリーがメモリーになりヒストリーになっていくのだ。ケイコを演じたのは岸井ゆきの。愛嬌のある笑顔が印象的な彼女だけれど、ここではほとんど笑うことなく、まさにタイトルにあるようにぐっと目を澄ませている。傷だらけになりながらも、目の前の一歩一歩をひたむきに進むその姿には生きる美しさがある。素晴らしい映画だった。

コーヒーを一杯飲んで、続いてはシモーネ・ゴーダノ監督「泣いたり笑ったり」を観る。バカンスを過ごすために海辺の別荘にやってきた二つの家族。快楽的人生を謳歌するカステロヴェッキオ家と地道に漁師として暮らす労働者階級のぺターニャ家。まるで正反対の家族がこの別荘にやってきたのには訳があった。両家の父親、トニとカルロが結婚するというのだ!父親同士の再婚話に大混乱する家族たち。露骨に不快感を表し、まるで理解できないと反対する息子や娘。なんとか破談に持ち込もうとするも、それぞれの想いや人柄に触れ、その中で家族間の長年のわだかまりまでもがゆっくりと溶けていく。最後はとても温かな気持ちになる良い映画だった。抱き合いキスする二人の父親、それを不快だと野次る男たちに息子が言う「不快だと思う側の問題だ」と。人が人を愛するということ。泣いたり笑ったりの人生賛歌!

2022/12/18

朝から妻と買い物。GUで靴下を買う。もはや靴下や下着が気軽に買える店が歩いて行けるところにはない。

昼は鶏肉やしいたけ、油揚げや野菜類をいっぱい入れた具だくさんのうどん。冬はあったかいうどんがやっぱりイイネ!

午後からは妻とM-1敗者復活から始まりずっとTV。敗者復活観終わって急いで風呂に入り本戦へ。ま、昔は一生懸命点数付けたりして批評的に観ていたが、ここんとこはただ楽しむために観ている。いまや劇場に足を運んで細かくチェックしている妻や娘の方が熱量は高い。ウエストランド優勝に、妻も娘も喜んでいた。ウエストランドといえば「イグチンランド」事件を「爆笑問題カーボーイ」で謝罪した時には爆笑したなぁ。それと東野幸治がひたすら井口をいじり倒す「マルコポロリ」での特集回も笑った。芸人に愛される芸人なんだな。

で明日ゆっくり観ようと録画していた「鎌倉殿の13人」をやっぱり我慢しきれず観る。どう収拾つけるのかと思っていたが、圧巻のラスト。余韻がえぐい。泰時という希望を残し、地獄の底の手前で政子によって救われる壮大なるファミリーヒストリー。昨年観た三谷作のミュージカル「日本の歴史」。これもまたある一家のファミリーヒストリーが、歴史に重ねられていくものだった。「鎌倉殿の13人」北条家の歴史が日本の歴史になっていく様を1年間堪能した。素晴らしかった。

2022/12/19

月曜。諸々会議が続きぐったり。この日記を読んでる人はわかると思うが、50過ぎて映画や音楽、ポップカルチャーに耽溺している男が、仕事できるわけないでしょ!が持ち前の器用貧乏さでなんとなく営業とかこなしてしまう故、難しい役割を与えられがち。ただのボンクラサブカル野郎だということをわかってほしい。

2022/12/20

夕方6時からのアポが入り、なかなかのきっつい商談でぐったり。だから、こちとらボンクラサブカル野郎なんだから。

2022/12/21

radikoウエストランドゲストの「ビバリー昼ズ」。高田先生も嬉しそう。東京芸人の系譜、悪口と愛嬌のバランス。でプチ鹿島さんの「火曜キックス」も聴く。ここ数年の「誰も傷つけない笑い」というまとめ方への違和感は僕もずっと持っていたから鹿島さんの見方に納得。ウエストランドの優勝は「誰も傷つけない笑い」への反発としての「傷つける笑い」なんてものではなく、あくまでプロによる「悪口」芸。鍵カッコつきの悪口であって、誰でもができるものではないし、下手に手を出すべきものじゃない。

2022/12/22

New Jeansの新曲「Ditto」が良い。発表された瞬間から話題になっていたが確かに良くって繰り返し聴いている。揺れながらギリギリのところで踏みとどまっている危うさにぐっとくる。MVがまた素晴らしいんだよね。岩井俊二的な繊細さと切なさがあって、曲をより豊かに響かせている。


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2022/12/23

めちゃくちゃに寒いな。朝から外回り。昼は通りがかったインドカレー屋でカレーのランチ。ナン1枚おかわりOKとのことだったが、十分すぎるほど大きなナンでおかわりすることなくお腹いっぱい。インドカレーはいつ喰っても美味いな。

radikoで「爆笑問題カーボーイ」。事務所の後輩、ウエストランドM-1優勝話。太田さんが嬉しそうでいつも以上にはしゃいでいる感じが楽しい。M-1の時間、さんまさんらとテレビ収録していたという太田さん。その場にいたフワちゃんや東野さん、そしてさんまさんらの太田さんへの反応がそれぞれらしくて面白い。「太田、おめでとう」と一言ささやき颯爽と帰っていくさんまさんがかっこいい!太田さん、さや香の巧みさを激賞しつつ、審査員を巻き込みネタの共犯者にしたことがウエストランドの勝因との評価。後半にはウエストランドも登場で楽しい放送。

2022年12月10日~16日の話。

2022/12/10

8時起床。ベーコンエッグとトースト、ヨーグルトの朝食。朝のうちに日記を書いて、相も変わらず映画館へ。電車で京都まで出て、radikoで「蛤御門のヘン」聴きながら烏丸通を歩く。まずはなか卯で腹ごしらえ。これまた相も変わらず親子丼。別メニューにチャレンジしようと思うも券売機の前に立つと無意識に親子丼をタッチ。そして相変わらず美味しい。

京都シネマでまずはアレックス・ガーランド監督「MEN 同じ顔の男たち」を観る。夫の死を目撃してしまったハーパーは、心を落ち着かせる為にイギリスの田舎町を訪れる。豪華なカントリーハウスを借りて一人過ごすハーパー。だが数日を過ごして妙な違和感に襲われる。カントリーハウスの管理人、街で出会った神父や少年、警察官、そして不審者…男たちの顔が皆同じなのだ。ってななんとも不気味な映画。加害者でありながら被害者面を決め込む死んだ夫、わがままにかまって欲しがる少年、自分の考えを押し付けてくる神父、セクハラ、パワハラモラハラ…不快な男たちの顔、顔、顔…。グロテスクが加速し悪夢の様に襲い掛かる男たち。最初は怯えていたハーパーだったが、クソ男のマトリューシカ状態にやがては心底呆れきった表情に。この表情がもうなんとも言えなくて、男として情けないやら申し訳ないやら。有害な男性性を徹底的にグロテスクにビジュアル化。でも実際女性からはこう見えてるんだということでもある。「君らとはやっとれんわ」という女性たちの嘆きがズシンと響いた。

自販機のコーヒーを一杯飲んでもう一本。見損ねていたヴァルディミール・ヨハンソン監督「LAMB」を観る。これまた変わった一本。山奥に暮らす羊飼いの夫婦。ある日、羊から生まれてきたのは、羊ではなかった。子供を亡くしていた夫婦はその“子”を家族として育て始めるのだが…。壮大な自然の中で静かに過ぎていく時間。なんだかわからないが世界に引き込まれた。しかしよくまぁこんな企画を考え、映画化したなぁ。

「ちょっと映画の企画考えたんスけど、聞いてもらっていいっスか?」「ま、ええけど、当たる企画なんやろな」「ま、とりあえず聞いてくださいよ。ある山奥に羊飼いの夫婦が住んでるんスよ」「羊飼いって、また古臭いなぁ」「いや、いや、それがいいんスよ。ほら、なんつーか、大自然の感じが、癒し?っつーんですか、疲れた現代人に受けると思うんスよね」「でなに?おじいさんと孫の女の子とか出てくんの?教えておじいさん的な?クララが立ったぁっ的な(笑)」「いや、ハイジですやん!昭和かっ!ちゃいますやん」「で、その羊飼いの夫婦がどうなんの?」「いや、それがですね、羊の子供が生まれるんすよ」「フツーやん」「いやいや、ここにひねりがあるんスよ。その子羊ってのがですね、フツーじゃないんです」「なになに?ここポイントよ。ある日生まれた子羊、ちょっとフツーじゃありませんでした。さて、どんな子羊?」「大喜利やないんですから、真面目な企画なんですよ」「ごめんごめん、でどうフツーやないねんな」「いや、顔が羊、身体が人間なんですわ」「えっ?顔が羊で、身体が…人間?人面魚的な?いや、顔が羊か…羊面人…いや、それ飛び過ぎやろ!いくらなんでも」「いやいやこれぐらいインパクトが必要なんスよ、SNSの時代なんスから」「いや、顔が羊、身体が人間て、顔は子供、身体は大人やったら嫌いやないけど…」「夫婦がその生まれてきた子羊を育てていくんですわ」「いや、その顔が羊で身体が人間って、なんかこうメタファー的な、なんか意味あるの?」「そこは、ほら、なんか…考えますやん。こうなんか意味ありげな風に、そこはもうほらいつもの感じでふわっと、なんか観客に投げかけるみたいに…」「いける?それでいけるか?」「いけますて!みんな考察とか好きですやん。そこは言いますやん、観る人の数だけ答えがある。とかなんとか」「で、オチは?」「それなんすよ…そこがまだあれなんスよ」「いや、最後どう締めるかで評価変わってくるやん、それは」「ま、最終的には××するしかないっスかね」「いや、それはもう放棄してるやん、××してもたら、もう投げっぱなしみたいなことになるやん」「っつーかむしろ、今はその方がいいんとちゃいます。変に伏線回収みたいなんはもうええんとちゃいます。回収のための伏線みたいなん多すぎますて。これはもうほら、カンヌとか狙うやつですから」「えっそうなん?おもしろエンタメちゃうの?」「ちゃいますよ!芸術作品ですよ。アートっスよ。」「なにがアートやねん、アントンみたいな顔して」「元気ですかーっ!って、だれがアントンみたいな顔や!」…というような会話が交わされたとか交わされなかったとか。

夜、家族で「THE W」。お気に入りの爛々のチョメがプチブレイクしてて嬉しい。

2022/12/11

朝から実家へ。車中では「東野幸治のホンモノラジオ」聴きながら。妻も毎週欠かさず聴いてる番組。頼まれていた年賀状を届けて、墓参りして、スーパーで買ったお寿司の昼ご飯に、おやつにコーヒーと散々食べて、おかずもらって帰る。

NETFLIXで「ナルコの神」を2話分。見応えあるなー。でNHK「鎌倉殿の13人」。いよいよ佳境でこちらも見応えたっぷり。しかし北条政子を演じる小池栄子、見事な女優さんになったなー。大河史にも残る名演。三谷幸喜作品はやはり役者をしっかりと立たせ、それぞれにちゃんと見せ場が作られてる。大所帯の劇団を率いてきた脚本家だなと思う。

2022/12/12

月曜はドラマ「エルピス」。どんどん深いところに攻めていくなぁ。でもニュースを見ればドラマ以上に現実はひどいことになっている。ここまで国民をないがしろにできるのかというぐらいに、政権はやりたい放題好き放題。中国やロシアをお手本にしてるとしか思えないぐらいにどんどん独裁国家へ向かっているよう。

2022/12/13

今日も寒い。ドラマ「ファーストペンギン」の最終回をTVerで。単純なハッピーエンドにはならない、ちょっとビターな結末。社会の壁は現在進行形でまだまだ厚いと感じさせる。

2022/12/14

テレワークなんだが、部屋が寒い。暖房器具がない部屋なので毛布にくるまってお仕事。テレワーク飯はキャベツとモヤシをいっぱい入れたインスタントの味噌ラーメン。味噌が染みる季節ですな。

radikoで「中川家のザ・ラジオ・ショー」。オープニングトークでの二丁拳銃・小堀のクソっぷりを語るのだが、これがまた面白い。

2022/12/15

例年この時期になるとK-POP界隈ではクリスマスソングで賑わう。いつもながら華やかで完璧なディレクションのSMエンタ。今年はRed Velvet×aespaという強力な布陣でザッツエンタティメント。それぞれの見せ場に聴かせどころ、曲も良い。もはや数珠もってありがたやと拝みたくなるような仕上がり。


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2022/12/16

代休。秋は休日出勤だらけだったので代休がたまりにたまっている。しかし最近はスマホでメールチェックも出来てしまうし、もちろん普通に電話はかかってくるしで気が休まらんね。会社に持たされるスマホってのは足に繋がれた鎖みたいなもんだな。

で休日は映画館へ。radikoで角田さんの「蛤御門のヘン」聴きながら。竹内先生とのトークはやはり面白い。どうでもいい話の中に真理がある。ってほどでもない、いい具合の緩さに安心する。

JRと地下鉄乗り継ぎ、久々に出町座へ。まずはローケーシュ・カナガラーン監督「マスター 先生が来る!」を観る。型破りの大学教授JDが少年院の教師として赴任。酒と麻薬で最凶のギャング・バワーニに支配されている少年院の子供たち。アルコール依存症で、最初はやる気のなかったJDだったが、ある事件をきっかけに酒を断ち、子供たちの為にバワーニと戦うことに。「熱中時代・インド編」あるいは「3年B組 印八先生」はたまた「教師ビニヤリ物語」。歌って踊って、大アクションに涙まで。喜怒哀楽すべてをぶち込むインド映画のセオリーを守りつつ、ちょっとノワール風のシャープでダークなアクションシーンやぶっといビートが響く最新型のインド音楽などスタイリッシュなかっこよさもある。たっぷり3時間の映画ながら長さを感じないのが凄い。

いつものごとく近くのパン屋「ボナペティ」で焼き立てパンを買って、鴨川沿いで遅い昼食。アクセントに福神漬けが入ったカレーパンが美味しい。しかしさすがに寒い…。

でもう一本は竹林亮監督「MONDAYS/このタイムループ、上司に気付かせないと終わらない」。ずっと気になってたんだけどやっと観られた。ある小さなオフィスで起きた社員全員が陥る1週間のタイムリープ。ひたすら同じ1週間を過ごすことになった社員たちはタイムループから抜け出せるのか?いやーこれは面白かった!タイムループしていることを社員一人一人に気付かせていく前半から、そこを抜け出すための後半とスピーディーな展開の中に数々のアイデアが詰まっている。また同じような一週間が始まる-というサラリーマンなら誰しもが感じたことがある「あるある」を基に、繰り返すうちにどんどん効率を上げて仕事をこなしていったり、キーとなる部長にタイムループを気づかせようとするゲーム的な面白さ。そしてそこから抜け出すべく協力し合っていく後半には、それぞれの成長とちょっとした感動がある。面白い映画の要素が見事に揃っていて、それがポップに最適な長さに収められている。部長役のマキタスポーツの「日本の喜劇人」的な名演、主人公の円井わんの面構えもまた良い。多くの人に愛されるであろう映画なので上映館が増え、どんどんその魅力が口コミで拡がっていけば嬉しいな。いや、でもこういう作品に出会えると映画って本当に面白いなって思える。