日々の泡。

popholic diary

2026年3月7日~13日の話。

2026/3/7

朝6時過ぎに家を出て彦根まで。朝から小雨降る中屋外イベント仕事。バタバタのヘトヘトで終了。ヘロヘロになりながらも高速飛ばして大津まで帰り着き夕方6時過ぎ帰宅。体力の限界。

僕が子供の頃は55歳が定年という会社も多かった。なんだか社会はあの頃の方がはるかに豊かだったのではと思う。戦争に物価高、貧富の差は激しくなり人々の分断は深刻だ。人は進化しているのか、退化しているのか。

夜はゆっくり風呂に浸かる。NHK ONEで星野源の「おともだち」観る。滋賀発のバンド「ゴリラ祭ーズ」が紹介されていた。最新作「The Drifter」は大傑作。ここんとこずっと聴いていたので嬉しいね。ちょっと前に彼らと話す機会があってタイトルはロジャー・ニコルズから?と訊いたら「そうです」と即答だった。若くて才能あるバンド、その存在が眩しい。

2026/3/8

8時起床。疲れが全く取れない。午前中、妻を誘って映画。ユナイテッドシネマで源孝志監督「木挽町のあだ討ち」観る。木挽町の芝居小屋の裏庭で、大衆の面前で堂々と行われた華麗な仇討ち。果たしてその仇討の真相とは。先週原作を読み終わったところ。章ごとに登場人物たちが一人称の語りで繋いでいくスタイルの小説。これを映画化するのはかなり困難だろう。で映画は大胆なアダプテーションを施している。小説では言葉を発さない「聞き役」を主人公にミステリーを主軸にエンタメ色を強めている。2時間の中に収めようとすればそうするほかないのか。外連味溢れる「仇討ち」シーンを最初にしっかりと見せておき、そこからその裏を見せていく。「あだ討ち」を仕掛けるメンバーが揃い、主人公が探偵役となり謎解きをしながら物語を進めていく。最後は「カメ止め」的なというか伏線回収的な形で「仇討ち」シーンを再度見せる。まぁこうなるか。多分小説を読んでいなかったらなるほどと納得できていたかもしれない。

小説は「仇討ち」の真相を探るミステリー要素を縦糸に、そしてそれに関わる人たちの人間ドラマを横糸に構成されているのだが、その横糸を完全にばっさりとカットしている。ミステリー仕立ての縦糸は確かに物語に面白さを与える重要な要素だが、横糸である人間ドラマ、人情劇こそがこの作品の魂だと個人的には感じていて、そこに僕は深く感動した。故に申し訳ないがちょっと辛口になってしまう。エンタメ作品として2時間にまとめるためには仕方がないといえばそれまでだが、あまりに人間ドラマが薄く、深みが圧倒的にないのだ。小説の中でも最も感動的な小道具職人夫婦などは軽いコメディリリーフ的な役割になっていてもうちょっとやり方なかったか?と思う。また小説にはない「あだ討ち」の裏側で起こるちょっとしたトラブルとドタバタ。はっきり言って完全に蛇足。面白ポイントにしては雑だし中途半端、何より面白くないのだ。なのにやたら時間をかける。その時間があればもっと描けることがあったろう。で真相を探る探偵役を主人公にした弊害でラスト、物語にも対して絡まない正直よくわからない殿様が出てきて締めることになる。この殿様を演じる俳優。いや彼は悪くないのだがキャスティングした奴が悪い。百歩譲って物語の締めとして殿様を登場させるならば有無を言わせぬ説得力と存在感のある俳優をキャスティングをしなきゃ絶対ダメだろう。チャラけたあんちゃんじゃダメなんだよ。

とまぁこれは原作を読み終わってその余韻の中で観てしまった故の感想。エンタメ時代劇として老若男女楽しめる作品ではある。原作とは完全に切り離して観ることをお勧めします。

帰宅し、焼きそばの昼食。いつものごとく「マルコポロリ」観ながらウトウト。気づけば夕方。まだ疲れとれず。

2026/3/9

疲れ引きずったまま月曜。机の上に書類が溜まっていくばかり。あっという間に退社時間。

2026/3/10

溜まっている代休を消化。ということでTジョイ京都まで出て映画を一本。パク・チャヌク監督「しあわせな選択」を観る。製紙会社で25年、真面目に働いてきたマンス。妻と二人の子供に二匹の犬、郊外の大きな家で理想的な暮らしを手に入れた。ところがある日会社から突然リストラされてしまう。「理想の暮らし」を守るため転職活動に精を出すむ負け続き。そして思いついたのはライバルたちを文字通り「蹴落とす」ことだった…。パク・チャヌク×イ・ビョンホンが放つ社会派ブラックコメディー。いや、めちゃくちゃに面白かったなー。製紙会社一筋パルプマンとしてプライドが高く、製紙会社で働くことしか考えていないマンス。彼が狙うライバルたちはまるで彼自身。製紙会社一筋で誇りを持ったパルプマンばかり。いままさに蹴落とそうとしているライバルは彼そのものなのだ。今まで築き上げてきたものが自分の足枷となり、自分で自分を縛り付ける。資本主義社会からはじき落されながら、そこから抜け出すことができない。必死でしがみつくその姿はまさに喜劇であり悲劇。間違い続ける選択の果て、彼が辿り着く先は皮肉の極みだ。そしてそれは我々、現代人が辿り着く先でもある。笑いながらぞっとした。いみじくもマンスを演じるイ・ビョンホンと同じ1970年生まれのおっさんである自分はとても他人ごとに思えなかった。すでに多くの選択を間違っている。だが、そこから抜け出す勇気もない。目を閉じ耳をふさぎ先の見えないレールの上を走っている。怖っ。

それにしてもイ・ビョンホンに外れ無し。イケオジにして名優が頑なで疲れた悲喜劇の最中にいるおっさんをまぁ完璧に演じる。ライバルであるイ・ソンミン、そしてその妻ヨム・ヘランとの三つ巴のドタバタシーン。韓国を代表する演技巧者3人の頂上決戦はもう至福。ここまで面白くなるのかと目が離せなかったなー。主人公マンスの妻を演じるはソン・イェジン。言わずと知れた韓国を代表する美人女優だが、この人も巧い。可愛げがありつつ肝が据わった図太さを見せつける。

働いて、働いて、働いた先には何があるのか?うすうす気づきながら見ないようにしてきた残酷すぎる現実をこの映画はユーモアの包み紙で差し出す。包み紙をほどきその中を覗き込むと一枚の鏡。そこにシミと皴に白髪の自分の顔が映る。

ムーンライダーズの曲「歩いて、車で、スプートニクで」(85年「ANIMAL INDEX」収録、鈴木慶一作詞・曲)のフレーズがふと頭に浮かぶ。「記憶のすべて/置いていけるか/来るべき/知性に/記録のすべて/白紙にするか/去りゆく/怪物 記憶のすべて/置いていけるか/来るべき/怪物に/記録のすべて/白紙にするか/去りゆく/知性 置いていけるか/白紙にするか」

2026/3/11

昼休みの読書。王谷晶著「ババヤガの夜」読了。日本人作家初ダガー賞受賞作ということで読んでみたのだが、これは最高かつ最強に面白かったなー。暴力を唯一の趣味とする新道依子。その腕っぷしを買われ暴力団会長が溺愛する一人娘・尚子の護衛兼運転手として雇われる。正反対の2人だが新道は尚子の置かれた過酷な境遇を知りやがて心を通わせていく。シスターフッドなんて言葉では足りない運命共同体となっていく二人。ハードで血生臭い暴力描写と予想をはるかに超えていく驚くべき大胆不敵な仕掛け。こりゃ確かに世界レベルの面白さだわ。2人の女性が置かれる境遇やその運命は極端なほどにハードで過酷に描かれているが、その根本的な部分は今もなおこの社会に色濃く残り多くの女性たちが晒されている現実だ。彼女たちが持つ痛みや怒りはこの社会のあちらこちらに溢れている。そんな社会を物語は殴りつける。この想いを知れと血の涙を流しながら殴りつけてくるような激しさに、殴られながら心震えた。

2026/3/12

いつもは週末にradikoタイムフリーで聴く「爆笑問題カーボーイ」。太田さんが爆発しているとの評判を聞きつけ我慢しきれずに聴く。「選挙特番」を巡って右派言論人からの的外れな批判(以前の誹謗中傷)に対して冒頭からそれぞれ名指しで反論。一切アクセルを緩めることなく50分の咆哮。これが凄かった!怒りを笑いに変えながらも、その間抜けさ、卑劣さ、的外れさをど真ん中から殴りつけていく。「本当に、日本人なんでしょうか」という右派(というかネトウヨ)のクソな常套句を自身のファミリーヒストリーを語りながら、その愚劣な思想をばっさりと斬る。痺れた。「ニセハンサム」「うんこが臭い」「エロ山口(お前にクズと言われたくねーよ!はど真ん中のツッコミだなー)」と激しく悪態をつきながら、彼ら「言論人」たちの喧嘩を買って、そのしたり顔の幼稚な批判の本質を暴き、真っ向から言葉で叩きのめしている。太田さん、最高!もっとやれ!そしてその話を遮ることなくゲラゲラ笑いながら嬉しそうに時にツッコミ、時に薪をくべる田中さん。面白いなー。

2026/3/13

金曜。朝ドラ「ばけばけ」も佳境。今日もグッと来たね。しかし3月も半ば。なかなか暖かくならないな。寒いと体にダイレクトに堪える。

会社帰りにユナイテッドシネマへ。久々に時間が合った。ジョシュ・サフディ監督「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」を観る。時は1950年代。女たらしで嘘つき、傲慢で自分勝手極まりない男、マーティは卓球選手として世界チャンピオンを目指している。世界大会で日本人選手・遠藤に敗れたマーティはリベンジを図るべく日本行きを熱望するも自業自得なトラブル続きで卓球協会から選手資格をはく奪され日本行きの渡航費もままならない。ということでひたすら金策に走りまくる。まるで激しい卓球のラリーの様に映画は息つく暇もなく疾走する。卓球以外はクソでクズ、愛すべきキャラとは程遠いマーティンをシャラメが全力疾走で演じ切る。あっちに奔走、こっちに奔走、喋りまくってはトラブル起こしまくり、かっての名女優を口説いたかと思えば、幼馴染を不倫の末妊娠させ、バスタブで落下したり、銃撃にあったり、あげくに卓球のラケットでお尻ペンペンされたりとそりゃもう大忙しの大騒ぎ。シャラメが横山やすしにも見えてくる。とにかくなんだかわからないままにその疾走に巻き込まれていく。で、なんだったんだ!?アイツは。となる。明らかに変なバランスの映画なんだけど、映画観たなーという充足感があった。

2026年2月28日~3月6日の話。

2026/2/28

7時15分起床。ゆっくり朝食をとって午前中は部屋で日記。で今日も京都まで。Tジョイ京都へ。まずは腹ごしらえということでイオン一階魚屋のイートインで漁師飯。ここは意外な穴場でフードコート、レストラン街から離れた場所にあるのでお昼時でもそこまで混みあっていない。寿司も丼もコスパよく美味しい。さくっと食べて本日の一本。

チェ・ドンフン監督「超時空英雄伝エイリアノイド PART2 終局決戦」観る。超時空で英雄伝のエイリアノイド?PART2で終局の決戦?どんな映画やねんと思いつつ観たらタイトルそのままの映画だった。とまぁ先々週観たPART1のつづき。観るしかないっしょっ!と今週は見たい映画がいっぱい封切られているが最優先してやってきた次第。現在、過去、未来、SF、時代劇、なんでもありの詰め合わせ特盛状態からガチッと奇跡的にピースがはまったところでPART1は終了。でここからは拡げ切った風呂敷をどう畳むかだ。前半は前回のおさらいに、別視点からを見せて諸々の謎を解いていく。であとはド派手な大アクションで敵をやっつけちゃいましょうってな具合。前回はコメディ要素多めで登場していたイ・ハニが大活躍。彼女もまた過去からつながる重要人物だったのだ。チョ・ウジン&ヨム・ジョンアの演技派2人が嬉々として演じる仙人コンビは前回にも増して笑わせてくれる。キム・テリ、リュ・ジュンヨルの主役二人をがっちりサポート。ま、前作同様おもしろいかどうか判断する前に次から次へと展開していく。もう漫画やわ、漫画!だがここまでやってくれると、面白漫画やないの!と言ってあげたくなる。胸キュン感をにおわせる爽やかなラストも良いね。グッと心に響く映画という訳じゃないけどスカッと爽快な映画だった。

帰宅。そして今日も駅前のスーパーで銀チョコ買ってしまう。熱いブラックコーヒーと銀チョコが最高。少年の心を持った大人。ってことでしょうか。いや、味覚がバカなだけだ。

2026/3/1

妻の用事で草津まで。久しぶりに草津駅前のショッピングモール、エイスクエアに寄って買い物。県庁所在地の大津より草津の方がはるかに充実しているな。でも静かな大津が好き。久々に妻と外食。ブロンコビリーでハンバーグランチ。サラダバイキングもついてお腹いっぱい。

帰宅しウトウトしながら漫才コンクール観終わればもう夕方。日曜はあっという間に過ぎる。

2026/3/2

TVerで「伊集院光の偏愛博物館」プロレス美術館編観る。「蛤御門のヘン」でお馴染み湯沢館長登場。面白い!プロレスへの異常な愛情。まさに偏愛なのだが、開かれている。オープンマインドで与え、与えられている。大好きなものをずっと大好きでいられるって素敵じゃないか。

2026/3/3

ひな祭り。灯りをつけましょBling-Bang-Bang-Born(意味はありません)。娘はもう嫁いだけどひな人形は我が家にあるので毎年妻が飾っている。写真にとって娘にLINEで送る。

2026/3/4

昼休みの読書。永井紗耶子「木挽町のあだ討ち」読了。直木賞取った時、ラジオで高田文夫先生が大絶賛していたのでずっと読みたかったのだが、やっと。映画化もあり読んでから観るか、観てから読むかということで読んでから観ることにした。いやこれは傑作だなぁ。って今更ですが。木挽町の芝居小屋の裏手で、若衆が果たした見事な仇討ち。さてその真相は。仇討ちを目撃した「悪所」と言われる芝居小屋に集う人々の証言が章ごとに一人称で書かれる。目撃談とともにそれぞれの来し方、生き様が語られるのだ。元幇間の木戸芸者、元武士の立師、女形の衣装係、無口な小道具職人、武家出身の戯作者。点が線となるミステリ仕立てであり、人間ドラマで人情劇。小道具職人夫婦を描く4幕なんて昼休み、会社のデスクで読みながらも涙を堪えきれなかったよ。小気味よい言葉のリズム、そこから浮かび上がる情景。芝居小屋に辿り着いたはぐれ者たちのブルースが聞こえる。そしてそんな彼らが仕掛けた「あだ討ち」の真相。人の繋がり、その優しさと光を感じさせるラスト。読後感があー気持ちいー。

さぁ次は映画を観てみよう。これハードル上がっちゃったなぁ。

2026/3/5

TVerでドラマ「未来のムスコ」。なんとなくずっと観てるんだけど、これも面白いのかイマイチ判断がつかない。股間を掴んで「未来のムスコ」なんつって。なんてジョークは令和の時代にふさわしくないだろう。昔、ビートたけしが松本伊代の曲「オトナじゃないの」のフレーズ「かけちゃうぞピッピッピ」を連呼していたことをふと思い出す。今では下ネタは一切言わない堅物と呼ばれている私だが元をただせば、つボイノリオ・チルドレンだからな。アソコが堅物。なんつって。見栄を張ってしまいました。

2026/3/6

一日、彦根でイベント準備。体力の限界。千代の富士が引退した年齢を遥かに超えてるんだから。角田さんの「蛤御門のヘン」radikoで聴きながら彦根から大津まで帰宅。都しじみさん、エムカクさんと不思議な取り合わせながらどこか癒される声質の2人。小細工の無い感じ、人柄が声に出るもんだなぁ。楽しい。角田さんが先週出演した杉作J太郎さんの番組、その自由さについて。完全ワンマンスタイルで、何も決めずに帯番組をこなす杉作さんのド級のラジ談師ぶり。面白いなぁ。

しかし今週の日記はテキトーすぎるな。今風に言うならばテキトーすぎて滅。

2026年2月21日~27日の話。

2026/2/21

7時15分起床。BS朝ドラ「どんど晴れ」。いまだに面白いか面白くないかわからない。AI並みに人間味の無い品行方正なヒロインより東幹久&あき竹城コンビにもっと暴れて欲しい。

卵とチーズとトーストの朝食。9時過ぎには家を出て今日も映画館へ。

京都シネマにてまずはヨンゴス・ランティモス監督「ブゴニア」観る。カリスマ経営者として注目を浴びるミシェル。ある日彼女は誘拐される。誘拐したのはテディと従弟のドン。テディは陰謀論を信じ、ミシェルは地球を侵略しにやってきた宇宙人だと思い込んでいる。テディがミシェルに突きつける要求はただ一つ「地球から手を引け」。ってな物語。韓国産ブラックコメディをアリ・アスター×ヨンゴス・ランティモス×エマ・ストーンをリメイク。一言で言えばやりたい放題のイカレた映画!最高!陰謀論に染まった誘拐犯は完全にイカレているわけだが、映画が進むにつれ誘拐されたミシェルの方がさらにイカレていることがわかる。悲しみを山ほど背負いボロボロの状態で陰謀論にのめり込むしかないテディ、そんなテディに付き合わされながらも慈悲深く見守る従弟のドン。この誘拐犯コンビが切なく悲しい。誘拐されながらも強気の交渉、時にぐいぐいと誘拐犯たちを詰めていくミシェル。エマ・ストーンが抜群の身体性でこれを演じる。ドタバタとした大乱闘となる誘拐シーンからしてもうエマ・ストーンが嬉々として演じてて最高。キートンかあるいはジャッキー・チェンか、ダイナミックに動き回る喜劇的な肉体性。プロデューサーとしても名を連ねるエマ・ストーン。あんた、最高だよ。テディを演じるのはジェシー・プレモンス。こっちはこっちでもうミリ単位の繊細な演技で観客を惹きつける。でなだれ込むラストの展開に口あんぐり。イカレてんな~(最高の誉め言葉)。

で行きしに買っておいた志津屋のカルネを食べてロビーで急いで食べて本日2本目。ヨアキム・トリアー監督「センチメンタル・バリュー」を観る。俳優として舞台に立つノーラと、家族とともに穏やかに暮らす妹のアグネスのもとに幼い頃に家族を捨て音信不通だった父・グスタヴがふらりと帰ってくる。グスタヴは高名な映画監督で15年ぶりとなる復帰作をかって家族で暮らした家で撮影しようとしていた。そしてノーラに主演を依頼するも、ノーラはそれを受け入れることができないず拒否する。やがてアメリカの人気若手俳優レイチェルの主演が決まり撮影準備が進められるのだが。ノーラ、アグネス、グスタヴそしてレイチェル。一つの家、一本の映画がそれぞれの心の奥にある想い、傷、後悔、怒りや悲しみを静かに静かに炙り出していく。家族の暮らした家に入る一本のひび割れ。直すことができないまま歴史を刻むそのひび割れはその家の象徴でありそこに暮らした家族の象徴でもある。悲しみ、怒り、傷、痛みを家族にもたらしたそのひび割れは決して埋まることはないけれど、時間をかけその視点を変えながらそのひび割れを見つめることで、それぞれの想いを知る。ラスト近く、深い傷を心に負っているノーラに、妹のアグネスが語り掛けるシーン。沁みた。めちゃくちゃに沁みた。アグネスがノーラに救われたのだということがノーラを救い、そのことに救われた。

齢を重ねていく中で自ずとその視点は変わっていく。親を見上げていた子供の頃の視点からその視点はやがて横並びになり客観的、俯瞰的な視点へと移動していく。自分があの頃の親の年齢に近づくと、親を一人の人間として何となくみられるようになる。「あの時、親父はどんな風に思ってたのかな」と考えてみたり、理解できなかった親の行動が「あぁそういうことだったのか」と不意にわかることがある。許す、許さないではなく「なんとなくわかる」。感情が軟着陸していくようなふわっとした柔らかな感覚。いやーいい映画だった。沁みたなー。

帰宅。小腹が空いたので駅前のスーパーでまた菓子パンを買ってしまう。「まるごとソーセージ」。トースターで軽く焼くとこれがまた美味い。土曜はパンの日になっちゃうな。

夜。久々に杉作J太郎さんの「ファニーナイト」リアタイで。角田龍平さんが南海放送に乗り込んでのラジ談師回。やはりラジオは人だとつくづく思う。雑談の達人二人によるいい感じに力が抜け、どこまでも転がり続けるトークは雑談を越えた「ラジ談」。面白かった。

2026/2/22

8時起床。朝から娘夫婦の引っ越し手伝い。娘は仕事。娘婿にお父さん、お母さん、お爺さんまで駆けつけてベッドや洗濯機、冷蔵庫など大物を運び出す。車4台で2往復してすべての荷物を新居へ。昼過ぎには終了。仕事が早い。義母が作ってくれたカレー食べて帰宅。疲れた。

夜、YouTubeで大林宣彦監督1979年作「金田一耕助の冒険」が期間限定公開されていたので観る。新進気鋭の若手監督だった大林宣彦が、映画界の風雲児になっていく角川春樹と組んで手掛けたパロディ映画。当時の世相、流行りやカルチャーを山ほどぶっこんで映像のギミックをスパイスに次々とギャグにしていく。面白いかどうかは置いといて。原作者の横溝正史に角川春樹、三船敏郎までもがカメオ出演という謎の豪華さ。そして「ダイアローグ・ライター」という役割で関わっているのが「つかこうへい」。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったつかが台詞を書いているのだが、意外とその要素が強くパロディ部分を抜き取ればつか作品的であり金田一耕助と等々力警部の関係なんてまさにつかこうへいって感じで「つか版金田一」という側面があったな。あと和田誠が手掛けるタイトルバックも含め80年代の角川文庫のあの感じを想い出すなぁ。しかし大林宣彦、つかこうへい、和田誠、さらに古谷一行、田中邦衛、樹木希林、坂上二郎…40年以上前の作品だけあって多くの関係者、出演者が故人に。作品以上にその懐かしさに見入る。

2026/2/23

7時起床。ゆっくり新聞読んで朝ごはん食べて昼前からお仕事へ。休日出勤でイベント立ち合い。特にハードではないがほぼ立ちっぱなしで4時過ぎ終了。草津まで出ていたので近鉄百貨店に寄って、551の焼売と肉団子、食べたかった御座候を買って義母宅へ。あんこたっぷりの御座候(回転焼き)を妻、義母と食べてほっこり。引っ越し完了し娘夫婦もここで暮らすことになった。ということで仕事を終えた娘が帰って来たので焼売と肉団子を渡して帰宅。新しい家の歴史が始まるということだな。

2026/2/24

TVerで「Aスタジオ」柄本佑ゲスト回観る。北村一輝に勧められてTWICEファンになった話。最近はあまりK-POPのことを書いてないけど、いまもなお毎日K-POP動画をチェックしているという。さすがに15年前の熱量はないけどね。

2026/2/25

TVerで「探偵さん、リュック開いてますよ」観る。なんだかんだで毎週見ている。面白いのかと問われるとちょっと何とも言えないとこもあるが、ぼんやり見るにはちょうど良い。

2026/2/26

年度末が近くてなんだかもうワーッと叫びたくなるなー。人間なんてなーめんどくせーなー、なぁ~っ!(「欽ドン!良い子悪い子普通の子」より)

京都で商談終え、京阪電車で帰宅。社内にいると息が詰まることも多いのでたまには気分転換も必要ですな。

TVerで「冬のなんかさ、春のなんかね」観る。好きの一方通行。初めて観た今泉監督作品は2014年の「サッドティー」。好きの一方通行が渋滞するような話だったな。ブログ内検索してその時の感想を見てみると

「好き」という感情を巡る症例集。小さなエピソードが積み上げられ、やがては人間悲喜劇に。

なんてことを書いている。このドラマもまた通ずるな。

↓感想書いてる記事はこちら。しかし昔書いた自分の日記読むと意外と面白い。さすがに自分だけあって笑いのセンスが同じだなー

popholic.hatenablog.com

2026/2/27

やっと金曜。毎週言ってるが今週も疲れた。身体の疲れは風呂入って寝りゃとれるが、心の疲れはなかなかにとれない。映画の時間は合わず、雨まで振り出しトボトボと帰宅。こういう時は音楽を聴くに限る。自分の故郷というべき80年代のポップソング。いまだに年に数回は自分の中でブームがやってくるPSY・Sを聴く。特に1st、2ndはなんというか血肉化してる。聴いてると毎日2回、3回リピートして聴いていた思春期の頃の気持ちが蘇ってくる。今も音楽は好きだが、今はもうあんな風には音楽を聴けない。寂しくもあるが、それでもまだあの頃の気持ち、あの頃感じてた心の動きを覚えている。

NHK ONEでドラマ「テミスの不確かな法廷」観る。オリンピックで間が空いたが再開し後半戦へ。今期のベストドラマ。惹きこまれる。

2026年2月14日~20日の話。

2026/2/14

7時半起床。平日はトーストだけだが、休日はトーストに卵をつける。目玉焼き、スクランブルエッグ、オムレツ、魚肉ソーセージと一緒に焼いたり、卵サンドにしてみたりときにはフレンチトーストにしたり。昔、大津駅のアルプラザ1階にあったパン屋に売っていた卵トースト。厚切りの食パンにハムとたっぷりのタマゴペーストを乗せて焼き上げたパンであれは美味しかった。あと子供の頃近所の焼き立てパン屋バードクレールのマヨネーズパンにクリームパン。土曜日のお昼とかによく買いに行ったがいろいろ迷って結局この二つばっかり買っては食べていた。滑らか過ぎないほろほろとしたカスタードのクリームパン、いまだにあれ以上のクリームパンに出会っていない。もう一度食べたいが叶わぬ夢だ。個人経営のパン屋は儚いのだ。

旅サラダの推しリポーター大場美和さんのスペイン旅を観てほっこり。声が良いんだよね。でJRに乗って京都まで。久々のTジョイ京都。チケット代一般で2200円にまでなっているのか。イオンシネマは55歳になったので1100円、京都シネマは会員になってるし1100円、アップリンクも会員で1300円、ユナイテッドシネマは会員で1500円で6回見れば1回タダ、MOVIXもクーポンで1400円。2200円は高いと思っちゃうなー。ま、観るけど。

チェ・ドンフン監督「超時空英雄伝エイリアノイド PART1 神剣激突」観る。超時空で英雄伝のエイリアノイド?PART1で神剣が激突?どんな映画やねんと思いつつ観たらタイトルそのままの映画だった。フライヤーに書かれた粗筋は“外星人が囚人を人間の肉体に封じてきたという、封印された宇宙の真実。現代の韓国では、アンドロイドのガードとサンダーが暴走する外星人を追跡し、630年前の高麗末期では、道士ムルクと雷を操る謎の女イアンが、伝説の“神剣”をめぐって宿命の戦いを繰り広げる。そして時空が交錯する瞬間、想像を凌駕する決戦が始まる――。”いや、漫画やわ、漫画!というぐらいに時代劇、現代劇、SF、サイボーグに動士に仙人、女戦士に猫!?とてんこ盛り盛りの韓国産やりすぎムービー。もはや面白いかどうかの判断をする前に次から次へ物語は展開していく。現代と過去、行ったり来たりでこんがらがりそうなところをぎりぎり踏みとどまって最後にガチっと合わさったところで「続く!」ズコーッってな具合。リュ・ジュンヨル、キム・ウビン、ソ・ジソプにキム・テリ(最高!)の豪華出演陣。正直、大傑作とはまぁあれですがここまでサービス精神旺盛に全部乗せする心意気にPART2も観に行かせていただきますよ。

映画観終わり一風堂で豚骨ラーメン食べて帰宅。

行き帰りにはradikoで「爆笑問題カーボーイ」。タイタンライブ30周年でのさんまさんとの漫才コンビ「古希還暦」の話。さんまさんとのやりとりを事細かく実に嬉しそうに話す太田さん。さらに選挙特番の話も。「意地悪やなぁ~」を早速ネタにする太田さん、いいぞ、もっとやれ。芸人が権力者を茶化すなんて当たり前のことだ。無礼だなんつって怒ってる奴がいるけど、政治家なんて俺らが税金で食わせてやってるんだからバカなことしてたら叱りつけてやるのが当然じゃんね。

大津駅前のスーパーでおやつに菓子パンを買う。妻は菓子パンを一切食べないし買わない。食パンや焼き立てパンはたまに食べるけど、市販されている菓子パンの類は一切食べない。少なくともこの20年ぐらい菓子パンを食べてる姿を見た記憶がない。妻曰く「身体に良くない」からだそうだが、俺としては「だから美味いんじゃないの」ということで菓子パン大好き。映画観た帰り駅前のスーパーで「銀チョコ」やら「サンミー」やらをこっそり買って帰り、コーヒーとともに部屋で食べるのが至福の時である。

なぜかパンのことを考える一日であった。

2026/2/15

6時半起床。本日休日出勤で朝からイベント仕事。近江八幡でヨシ狩りやって2時過ぎ帰宅。遅めの昼食、日清の焼きそば。袋めんタイプの焼きそばって逆に手間も時間もかからない?フライパンで湯を沸かして麵茹でて、具材は具材で炒めておいて麺と合わせて…ってもはや生麵の方が早いよ。って思うのだけど。

で疲れてしばし昼寝。

夜、YouTubeで深作欣二監督92年作「いつかギラギラする日」を観る。随分話題になった映画だけど考えたら観てなかった。ショーケン演じるロートル強盗・神崎。ライブハウスのマネージャー角町の情報から昔の仲間たちを集め現金強奪に成功。だが2億円のはずが強奪できたのは5000万。仲間割れが勃発し金を持って逃げた角町と強盗仲間の愛人で裏切って角町と行動を共にする麻衣を神崎は追う。おっさんVS若造の壮絶な戦いが始まる。ってな話でさすがに面白いな。激しいドンパチに今の邦画では不可能なレベルのカーアクション。ギラギラのショーケン、若き木村一八。しかしその後、荻野目慶子の告白本読んでみると最もギラギラだったのは深作監督だったという。

2026/2/16

TVerで「冬のなんかさ、春のなんかね」5話、細田佳央太演じる大学時代の優しすぎる男に悶絶。しかしまぁかろうじて結婚はしたものの、恋愛とはほとんど無縁。男女の機微なんて1mmもわからない男なので何も言えねー。思えば小学生の頃からラジオや音楽や映画や本といったポップカルチャーばかりにうつつを抜かしていたので完全に恋愛が抜け落ちてる。モテる要素もないしモテる努力もしていないし実際全くモテなかった。自慢する話でもないが。

2026/2/18

昼休みの読書。長らく読んでいた柚木麻子「BUTTER」読了。面白かったー!首都圏連続不審死事件。男たちの財産を奪い、殺害したとして逮捕された女性・梶井真奈子。若くも美しくもない彼女がなぜ多くの男たちを虜にし、死に追いやったのか。週刊誌記者の里香は梶井の面会を取り付け彼女と会話を交わすうちに彼女もまた梶井に取り込まれていく…。世間を賑わした現実の事件をモチーフにしながら梶井によって揺さぶられ壊れていく里香と親友の玲子が、彼女たちを取り巻く人々の繋がり、お互いの友情の中で再生していく物語になっている。女性たちだけじゃなく男性たちもまたどこかそれぞれの役割を演じ仮面をかぶっている。様々な関係性の変化が料理によってもたらせれ、それぞれがその仮面を外していく。強烈な痛みを描きながらも、傷が癒えていく様もじっくりと描いていて心地よい読後感がある。なんて全世界で大ヒットしてる小説なので今更僕が言わなくてもいいんですが読みごたえありだったなー。

2026/2/19

ここんところ(主に仕事で)色々あって胃が痛い毎日。でも、やるんだよ!精神だけではどうにもならんこともあるなーなんて言いつつ、年取ってくると随分図太くもなる。命取られるわけでもなし、案じようが案じまいがまぁなるようにしかならないしな。夜ふと目が覚めるのは不安だからじゃない。それはただの尿意だ。

2026/2/20

夜、会社の宴会。すっかり気疲れ。会場からトボトボ歩いて帰る。結局大して食べることも出来ずでなんだか小腹が空いたぜ。帰宅し風呂入って寝るだけ。最近は11時には寝ているのですぐ眠くなる。昔は休前日には2時、3時までYouTube観たり、ブログ書いたりしてたがもう無理だな。

2026年2月7日~13日の話。

2026/2/7

7時起床。休日だけどちょい早起き。BS朝ドラ「どんど晴れ」観て、トーストの朝食。で朝一で歩いてユナイテッドシネマまで。サム・ライミ監督「HELP-復讐島-」観る。数字に強く優秀な女性社員リンダ。先代社長から副社長の座を約束されていたが新たに社長になったブラッドリーはその約束を反故に。パワハラ気質のブラッドリーはちょっと不器用なリンダをターゲットになにかと虐める。そんなある日出張中の飛行機事故で二人は無人島に。アウトドアが趣味で豊富な知識を持つリンダ、けがをして動けないブラッドリー。無人島で二人の関係は逆転し…ってな面白話。ケレンミ溢れるドッキリ演出の数々でアトラクション的な面白さも満載。逆転に次ぐ逆転、騙し合いにどんでん返しと観客を飽きさせないサービス精神満載。面白い映画ってこういうことでしょという手練れの名人芸。ブラックかつスッキリ爽やかなラストもいいね。なんとなく懐かしさも感じる不謹慎なエンタメ映画で単純に楽しかったなー。

しかし朝8時45分から観る映画でもないか。最近は気になる映画も初週逃すとすぐ朝早くとか夜遅くの上映になっちゃう。週一日しか映画館行けないので見逃すことも多い。

映画観終わり、京阪で石山まで出て散髪。随分伸びてたのですっきりと。帰宅しマルタイのカップラーメンの昼食。部屋でコーヒー飲みながら日記を書く。

2026/2/8

8時起床。外は雪。妻と選挙へ。果たして。

妻は兵頭大樹のトークライブへ出かけたので一人ゆっくり。昼はミンチ肉を使ってルーローハン風に。TVで「マルコポロリ」ライス関町回面白い。韓国映画に出てくる面白小悪党みたいで最高。笑った。

おやつに善哉を食べる。冬の善哉は最高。小豆と餅のハーモニー。井上陽水玉置浩二に歌って欲しい。

アマプラで映画を一本。ラム・サム監督「星くずの片隅で」を観る。舞台はコロナ禍の香港。清掃業を営むザクの元に、ある日若いシングルマザー、キャンディが職を求めやってくる。雇い入れるもキャンディは幼い娘の為に客の家でマスクを盗んでしまう。一度は解雇したザクだが、貧困にあえぐキャンディを見捨てられずもう一度チャンスを与える。心を入れ替え働くキャンディだがちょっとした嘘がザクと会社を窮地に陥れてしまうことに…。小さく弱い者たちが、社会の歪の中で支え合いながら必死に生きている。強きを助け弱きを挫き、ずる賢く生きるものがでかい顔をする世の中だ。金の力、数の力で何もかもを飲み込み、握りつぶしていく。ザクの生き方は決して器用なもんじゃない。不器用に、愚直にでも地に足がついている。キャンディはその生き方に触れ、正しい一歩を踏み出す。そんなラストが美しい。しみじみと良き映画であった。

外は雪が積もってやたら寒いので熱々のグラタンが食べたくなる。で夜はマカロニグラタンを作る。グラタンを食べたのは大人になってからだ。料理上手な母だったがグラタンは家で食べたことなかったな。昭和だったしね。

選挙特番で爆笑問題・太田さんと高市早苗の対話。逆切れし高圧的に責任逃れをする首相。真正面からの質問にまともに答えることを拒否し感情的に相手を責めることで姑息に逃げる。この程度の対話すら拒む人物が国のトップとは…。

そして選挙結果。失望を通り越して絶望すら感じる。ま、いつものことだが今回の結果は今までで一番きついな。投げやりな気持ちにもなるが人生は続く。一晩寝れば明日が来るし、もう一晩寝れば明後日だ。それがどれだけクソな明後日だとしても、不器用に、愚直に、生きる方を選ぶのだ。

2026/2/9

さて一晩寝たので昨日の明日、今日が来た。新聞を読みもやもやしつつ、会社へ。

そして今日も一日真面目に働く。

2026/2/10

radikoポッドキャストでradiko15周年特別企画「太田光と15人のしゃべり手」岡村隆史との対談聴く。90年代のヒリヒリする芸能界を生き抜いてきた二人。当時のピリッとした関係性、爆笑問題とナイナイだけにとどまらず全方位的にバチバチと火花を散らしていた芸人たちの話を笑い合いながら。そこには水道橋博士もたっぷりと登場する。現在、休養中の博士。メルマ旬報執筆者であったモーリー・ロバートソンさんや博士が敬愛する長谷川和彦監督の訃報。れいわ山本代表の議員辞職など様々なニュースを見るたびにふと水道橋博士のことを想う。自分がこうして日記を書き綴っているのは完全に博士の影響だし、それ以外にも多くの影響を受けている。博士の書く文が読みたいといつも思っている。

2026/2/11

祝日。週の真ん中ってのが嬉しい。8時起床。朝ドラ観てゆっくりと朝食。娘夫婦の引っ越し手伝い。妻の実家の離れを一部リフォームしたので、しばしそこに住むことに。今までは我が家から歩いて3分ほどのアパートで暮らしていた娘夫婦だが少し離れる。といっても車で15分程度の距離。義母も高齢だし、娘夫婦は家賃が浮くしということでひとまずこの形で落ち着いた。段ボール箱を車に積み込み2往復程。家具類はまた今度ということで義母の作ってくれたおむすびに豚汁を皆で食べる。美味しい。

帰宅しNETFLIXで松本優作監督「This is I」を観る。タレント・はるな愛の人生を描く。幼い頃からキラキラとしたアイドルに憧れ、そうなりたいと願っていたケンジ。その気持ちは変わらず思春期を迎える中、自身の「性」に違和感を覚えていく。やがてケンジはショーパブで働き始め「愛」として生きていく。映画はそんな愛の人生とともに愛との出会いを通じて性別適合手術の先駆者となる医師・和田耕治の人生を描く。愛の苦悩、性同一性障害の人々が抱える辛い想いに寄り添い、日本での手術例が少ない性別適合手術を施していく。だがその行為は国家から目をつけられ世間のバッシングにも晒されていく。2人の人生を描くことで映画はぐっと深まる。「私」が「本当の私」になろうとする普遍的な個人の物語が社会の問題を炙り出していくのだ。で映画は「エア」ミュージカルと銘打ち、はるな愛が世に出ることになる「あてぶり」を存分に使ったミュージカルシーンが登場する。松田聖子夏の扉」、中森明菜「スローモーション」、山下久美子「赤道小町、ドキッ」、プリンセスプリンセス「ダイヤモンド」、渡辺美里My Revolution」などなど80年代のポップソングを使ったミュージカルシーン、これが良い。選曲はまさに世代的にもドンピシャ。またそれぞれの歌詞がシーンごとにしっかりと愛の心境を現わしていて物語の重要なピースとなる。洋画ではこういう音楽使いは度々あるが、邦画では珍しい。稀有な成功例だと思う。あと特筆すべきは主演の望月春希の存在である。ダンスのキレもあり、華もあってミュージカルシーンはよりキラキラと輝く。そして何より「男」の身体になっていくことに苦悩する10代、「愛」となり世界を広げていく20代、東京に出たもののなかなか芽が出ず少々疲れ始めたところからの当てぶり芸で人気者になっていく30代を見事に演じわけるのだ。これが素晴らしい。しっかりその年齢に見えるのだから大したもの。なんとまだ18歳というのだから驚きだ。いやはやなんたる逸材。彼女の演技を観るだけでも十二分に価値のある一作だったな。

2026/2/12

休み明け。仕事はいろいろと忙しい。radikoでスカート・澤部渡の「NICE POP RADIO」ムーンライダーズ特集を聴く。今回も素晴らしい選曲。50年現役のバンドって考えれば考えるほどに凄いバンドだ。ムーンライダーズと出会って自分の人生は随分豊かになったなと今、つくづく思う。ムーンライダーズを好きになったからこそ多くの音楽に出会えたし音楽を好きになった。音楽を越えて間違いなく生き方そのものにも影響を受けている。ある種、人生の指針として存在している。

2026/2/13

金曜。よく働きました。猫のクロの調子が悪いというので寄り道せずに早めに帰宅。病院で点滴を打ってもらってちょっと元気になったようだ。もう20歳を越えている老猫なのでしょうがないのだけど。

TVで「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」やってたので横目で見ながら日記を書く。映画のながら観はよくないね。

 

 

 

 

2026年1月31日~2月6日の話。

2026/1/31

7時15分起き。布団の中でBS朝ドラ「どんど晴れ」観る。それにしても遅々として進まぬ女将対決。

朝の内に少し日記を書いて出かける。久々に土曜休日、今日は映画観るぞ。

ちょうど駅前にれいわの大石共同代表が来ると知ったので少し早めに家を出て演説をし聞いてみる。自分は特に支持政党はないが、差別・排外主義はNo、嘘つきも裏金もNo、カルト教団もってのほか、そして護憲と考えていけば自ずと選択肢は狭まってくる。政権のカルト教団との癒着や、維新の国保逃れを追求する主張は特に過激だとは思わない。っつーかTVや新聞で取り上げられてない方がおかしい。昭和の時代なら一発アウト、政権が吹っ飛ぶレベルの疑惑だらけの政権をぼーっと観てるだけのジャーナリズムなんて意味ないだろう。

でJR、地下鉄乗り継ぎアップリンク京都へ。まずは河合健監督「みんな、おしゃべり!」を観る。電器店を営む古賀家。店主である父はろう者で娘の夏海は家族唯一の聴者でCODA。ケバブ店をオープンすべく街にやってきたクルド人一家。日本語を話せるのは息子のヒワだけ。ちょっとした勘違いを発端にろう者コミューンとクルド人コミューンは対立。ディスコミュニケーションから誤解が誤解を生み、勘違いが勘違いを呼び、対立は日に日に激しさを増すばかり。そんな中で互いの通訳者として駆り出された夏海とヒワは対立にうんざりしながら距離を縮めていく。そんなある日、夏海の弟でろう者である駿が書いた謎の文字を巡り町を挙げての騒動に発展していく…ってな話。脚本も手掛ける河合健監督は自身もCODAだそうで、言葉の壁が生むディスコミュニケーションの悲喜劇を説得力を持って描く。それぞれのコミューンの中でもちょっとしたずれがある。駿が通うろう学校。そこには補聴器をつけることで聞こえる者、全く聞こえない者がいて、その間で対立が起こる。教師は聴者で手話をしながら喋るがろう者の父曰く「下手な手話でわからない」のだという。クルド人コミューンでもクルド語を話す者、トルコ語を話す者、アラビア語もいえばヒワの様に日本生まれ日本育ちもいる。言われてみればなるほどなのだけど、圧倒的マジョリティである日本語話者で聴者の自分には今まで見えていなかったことだ。対立していた彼らだが、あることがきっかけで距離が縮まる。それは同じ町に住む隣人として、生活者としての触れ合いだ。絶対的に通じない「言葉」。その壁を越えて理解しようとコミュニケートする中で芽生える連帯感。ここから映画は一気に飛躍する。飛躍どころかぶっ飛ぶのだが、そこからのラストシーンが最高。カメラに向かって全身でコミュニケートしようとする姿に笑いながら涙が出た。あと字幕の出し方も絶妙で良かった。わからないからわかろうとする。「わからない」から始まるコミュニケーション。声のでかい差別主義者がもてはやされるようなクソな世界に一筋の光、大袈裟に言えば希望を観た。素晴らしかったなー。

10分のインターバルの後、アップリンクでもう一本。リエン・ジエンホン監督「サリー」を観る。台湾の山間部で養鶏場を営む38歳の女性、フイジュン。両親を早くに亡くし、長年面倒を見てきた弟の結婚式を間近に控えている。独身のフイジュンは叔母に結婚をせかされうんざり。ある日、高校生の姪シンルーに強引にマッチングアプリの登録をされてしまう。「サリー」という名前で恐る恐る始めてみると遠くパリに暮らすマーティンと名乗る男性からメッセージが。メッセージのやり取りをする中で心ときめかすフイジュン。だが周りの人々からはロマンス詐欺だと忠告され、フイジュンは一人パリへと向かうのだが…という物語。ロマンス詐欺を題材に一人の女性が様々な抑圧から解放され、自分を取り戻す様を描く。嘘だとどこかで分かっていながらも、ときめきに身を焦がし、大胆な一歩を踏み出すフイジュン。残酷な現実を突きつけられながらもパリの街で彼女は自分自身を見つめ、自分の人生を自分の生き方を肯定する。家、結婚、恋愛、こうあらねばならないという様々な呪縛から解き放たれるのだ。フイジュンの繊細な心の動きを柔らかに演じるエスター・リウがいい。

徒歩移動で京都シネマまで。スーパーで買っておいた赤飯おにぎりをロビーで頬張りもう一本。パク・ホンジュン監督「ただ、やるべきことを」を観る。2016年、パク・クネ大統領の退陣を求める「ろうそくデモ」が行われたころの韓国が舞台。造船会社に勤めるジュニはマンションをローンで購入し妊娠中の恋人との結婚を控えている。人事チームに配属された矢先、会社は大規模なリストラを行うことを決める。気が進まない中で、会社を立て直すためにと自分に言い聞かせジュニはリストラ担当として仕事にあたる。リストラ対象とすべき社員を選定し面談を進める。かっての上司や先輩たちにさえ厳しい選択を迫るしかないジュニ。その仕事は次第に彼を追い詰めていく…。僕もサラリーマンをもう30年以上やってるので身につまされる。組織に属するということは多かれ少なかれ理不尽を飲み込まざるを得ないということだ。ま、どちらかというと呑気にのらりくらりとやり過ごしてはいるものの、望まぬ異動や理不尽な扱いにうぐぐと奥歯を噛みしめたことは一度や二度ではない。会社の方針、会社の理論、会社を立て直すには必要な痛みと頭では理解していながら、人は機械ではない。ジュニの先輩である女性社員は努力し今の地位まで辿り着いたものの「短大出身」というところでこれ以上上には行けないと自主退職を選ぶ。スキルを活かせない部署に飛ばされ、成果を出していないとリストラを迫られる者、定年を目前に若返りを図るためにとリストラ候補にされるかっての上司。ジュニはそんな人々の心が痛いほどにわかっている。自分もいつかそっち側に回るとわかっている。でも彼はリストラ担当として「ただ、やるべきことを」するしかないのだ。心を無にして-それができたらどれだけ楽か。傷つき、疲弊し、返り血を浴び真赤な血に染まる。逃れることも、抗うこともできない、どうしようもないやるせなさ。ジュニ、そしてリストラを迫られる労働者たち、そのどちらにも共感してしまう。ぐっと抑えた演出、静かなトーンが物語の中に漂うやるせなさを際立たせる。楽しい映画ではないが、忘れ得ぬ映画だ。沁みた。

ふーっ、久々にたっぷり映画を吸収出来て充足感アリ。

2026/2/1

8時起床。妻と山科まで買い物。先日、妻が買い物した商品の会計が間違っていたとかで返金受け取りに。ついでにKALDIでいろいろ買い物。普段良くスーパーにないものがあって楽しい。

帰宅し、貰いものの伊勢うどんの昼食。随分前、伊勢に仕事で行った時食べたのだが、結局これは美味いのか。

アマプラで一本、キム・ヒョンジュ監督「保安官」を観る。刑事のテホは麻薬組織の大元締め、通称ポパイを追う中で運び屋のジョンジンを逮捕するも、ポパイには辿り着けず、強引な捜査手法から懲戒免職になってしまう。それから数年。釜山で食堂を営みながら町の治安を守り仲間たちから慕われていた。そんな時、テホの前に実業家として大成功を収めているジョンジンが現れ…。というアクションコメディ。イ・ソンミンが人情味あふれるテホを演じ、一癖あるジョンジンをチョ・ジヌンが演じる。名優二人による騙し合い、化かし合い、殴り合い。さらにキム・ソンギュン、チョ・ウジン、キム・ジョンス、チョン・マンシク、キム・グァンギュなどなど韓国映画、ドラマでお馴染みのいい顔した脇役陣が総出演し二人を盛り立てる。韓国映画らしいてんこ盛りのサービス精神で楽しめるエンタメアクションであった。

夕方、妻と娘といっしょに近くの市民会館まで。よしもとの漫才ライブを観に行く。大阪クレオパトラからはじまり、豪快キャプテン、スマイル、ちょんまげラーメン、すえひろがりず、ツートライブトレンディエンジェルにミルクボーイ、笑い飯やすよ・ともこと90分ノンストップで。投げやりでデタラメなトレンディエンジェル、安定の大爆笑をかっさらうミルクボーイ、尋常じゃない笑いのグルーヴを生み出した笑い飯が面白かった。しかし1000席近い会館が満員御礼、チケットは4500円だからこれで凡そ4000万。ギャラ一組100万としても1000万、舞台装置は38マイクのみ。市民会館の貸し館料はそこまで高くないし、土日のたびに全国各地でワンパッケージの興行…吉本儲かってんなーと思わず考えてしまうのは職業病か。

2026/2/3

朝から大阪で一仕事。代休もたまっているので午後は休みにして会社には戻らず桂川のイオンへ。フードコートで腹ごしらえ。思い切ってとんかつとカキフライのセット。胃もたれなんか気にしない。俺はそういう男だ。

まずは見損ねていたアニメーション映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」を観る。舞台は太平洋戦争末期のペリリュー島く。かわいらしい絵柄とは裏腹に全編通じて戦争の悲惨さ、無残さをこれでもかと描く。アメリカ軍との戦いはいつしか空腹や病気との戦いになり、メンツや精神論に支配された理不尽さとの戦いになる。死を前提とした戦いに駆り出された1万人の兵士たち。生き残ったのはわずか34人。この戦争の異常さ、日本軍の愚行が嫌でも浮き彫りになる。死んでいったのは戦争を指揮した者、政治家や官僚、軍幹部ではなく名もなき若者たちだ。映画は血みどろの肉片も吹き飛ばされる手足も腐りゆく肉体も躊躇なく描く。美しく勇ましい戦いなどどこにもないのだ。そこにあるのは生々しいまでの殺し合い。それこそが戦争の本質、行く末なのだと言わんばかりに。やがて戦争は終わるも取り残され忘れ去られた兵士たちは戦争の終わりを知らないままに彷徨い続ける。愚かな上官の下で無駄死にを繰り返していく。80年前、それは遠い過去と呼ぶには近すぎるし、まだその歴史は続いている。反省の無き政府、勇ましいことを言って国民を煽る政治家たちとその言葉に踊らされる国民。ここで描かれる戦争は過去であり未来だ。明日、手足を吹き飛ばされる兵士は僕たちの子供、子供たちの子供かもしれない。そうなってはいけない。この物語を、この映画を作った者たちの叫びと願いが聞こえる。その叫びと願いに声を合わせたい。観ておいて良かった。

何度も言うけど、高市も、麻生も、吉村も、藤田も、玉木も、野田も、斉藤も、神谷も、百田も、こいつら絶対戦争に行かねーからな。

そしてもう一本、児山隆監督「万事快調<オール・グリーンズ>」を観る。原発のある田舎町、地元の底辺工業高校に通う朴秀美。ラッパーを夢見ながら殺伐とした家にも学校にも居場所がないまま鬱々とした日々を過ごしている。唯一の友達はマンガ好きの毒舌家、岩隈真子だけ。陸上部のエースで社交家、スクールカーストの上位に居た美流紅は授業中の事故で小指を失いその位置から脱落。ある日ひょんなことから大麻の種を手に入れた朴秀美。夜の街で偶然出会った美流紅、そして岩隈真子を巻き込み廃部になっていた園芸部を同好会として復活させ学校の屋上にあるビニールハウスで大麻を栽培し売りさばくことに…ってな話。どん詰まりの町のどん詰まりの3人が見えない未来に向かって暴走していくJKノワール。読書家の朴秀美、映画マニアの美流紅、漫画を愛する岩隈真子の口から飛び出すのはウィリアム・ギブスンニューロマンサー夏への扉ゴダール、カサヴェテス、太陽を盗んだ男(!)、ザ・ワールド・イズ・マインハーヴェイ・ミルク…etcとサブカル偏差値高すぎ映画でもある。どんよりとした空気の底にいた3人が無謀ともいえる企ての中で青春の輝きを見出す。何もない海辺で3人は未来の話をする。決して語ることができなかった未来の話を。やがて彼女たちの企みは破滅に向かっていく。が、そこからが良い。彼女たちは破滅すらも突破して未来に向けて疾走していくのだ。常識的でありきたりな未来を蹴飛ばして見せる鮮やかなラスト最高。ふてぶてしさと繊細さを同居させた南沙良、一歩引きつつも策略家であり芯の強さを感じさせる吉田美月喜、そして何と言ってもいいのが次世代のど真ん中女優・出口夏希。自分の中にある二面性を飼いならし闇すらも生きる原動力にする知性とタフネスを持つ美流紅の複雑さを突き抜けた華やかさで演じて見せる。3人のバランスがお見事。あと朴秀美を気に掛ける先輩ラッパーを演じる黒崎煌代が良い。この人、口跡がいいという訳ではないし、わかりやすく巧いというタイプではないのだけど、なぜだかついつい気になってしまう。出てる映画全部で印象的。次世代を担う映画俳優だな。

さて帰ろうと駅に行くと人だかり。なにやら線路への立ち入りがあり運転見合わせになっている。再開の見通しもないとのこと。これは参った。しょうがないのでまず歩いて阪急の洛西口駅まで。そこから烏丸まで出て地下鉄で御池。浜大津行きに乗り換え大津まで。随分遠回り。JRなら30分もあれば家まで帰りつけるところ2時間弱かかった。うまくいかないもんだ。でもその時間で「爆笑問題日曜サンデー」松村邦洋ゲスト回を。デビュー当時からの付き合いである二人の楽しいばかりのトーク松村邦洋さんホント天才だな。

2026/2/5

部下と外回りの後、前から気になっていた定食屋でランチ。日替わりランチはラーメンに豚ニラ炒め、大盛ご飯。ボリュームたっぷりで950円。ラーメンがどこか懐かしい和風だしの優しい味わいで美味い。

2026/2/6

やっと金曜。いろいろあってここんとこ大忙し。今はただ、やるべきことを。

で帰宅し夜は配信でエムカクさん、角田龍平さんによる「第3回 明石家さんまを語る会」を観る。前半はさんまさんと家族について。2歳で実母と死に別れたさんまさん、その後父親は再婚。多感な時期に共に暮らした継母との関係。ネットでまことしやかに囁かれる継母との不仲説を過去のさんまさんや関係者の様々な発言から検証。丁寧にその誤解を解きほぐしていく。さんまさんのことしか語っていないはずなのに、そこにはエムカクさんの優しさが垣間見られる。さんまさんへの愛がさんまさんに関わる全ての人たちへの愛にまで広がっている。それはエムカクさんの人柄というのか人間を見る目の優しさだと思う。後半はさんまさんのサインの変遷。年代ごとに変わっていくサインを辿りながら、サインに込められたさんまさんの秘めたる想いを勝手に拾い上げていくエムカクさん。さんまロマン主義・エムカクさんの真骨頂!ここにもエムカクさんの優しさ、そしてロマンチストぶりが溢れる。元々の性格というのもあるだろうが、その優しさは明石家さんまという一等星を追う中で、明石家さんまが持つ優しさに振れ、身に着けてきたことでもあるのだろう。いや面白いもんだ。明石家さんまのことしか語ってないのだが、エムカクさんがどんどん浮き彫りされていく。今回も良き研究発表であった。

NHK ONEで夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」最終週まとめ観。物語は多少とっ散らかってはいるが、とにかく主演・北香那のコメディエンヌぶりが吹っ切れてて素晴らしかった。意外にいそうでいない笑わそうとしてないのに笑っちゃうようなコメディエンヌ。華やかな顔立ちや雰囲気が面白さを倍増させている。この路線で徹底してやってほしいな。

2026年1月24日~30日の話。

2026/1/24

6時半起床。朝から電車で彦根まで。近江八幡を過ぎたら景色が一変、雪景色。同じ滋賀でも大津と彦根では随分違う。ということで休日出勤、イベント仕事。ここ数ヶ月胃をキリキリ痛めていたが始まってしまえばなるようになる。というかなるようにしかならん。若手社員たちが頑張ってくれて無事終了。6時過ぎ帰宅。実に2万歩歩いてた。

疲れ切って日記は明日に持ち越し。TVerで「冬のなんかさ、春のなんかね」観る。杉咲花VS岡山天音の自然な演技対決。物語を追うドラマではなく、まさに「なんかさ」「なんかね」というフィラーの中で巡る思考の変遷を感じさせるドラマなんだな。杉咲花劇場でもあるが。

しかしさすがに疲れたので早めに寝る。

2026/1/25

8時起床。朝からマンションの理事会。市民会館の会議室へ。雪が降り出す。寒いね。理事会は参加者も少なく30分程度で終了。湖岸を少し散歩して帰宅。妻と買い物へ行ってもうお昼。パスタとピザの昼食。少しうとうと昼寝。今週も映画館に行けない。アマプラで一本。「こいつで、今夜もイート・イット~アル・ヤンコビック物語~」観る。パロディソングの第一人者、アル・ヤンコビックの伝記映画。アル・ヤンコビックと言えば僕らMTV世代はやっぱり「イート・イット」だろう。マイケルジャクソン「Beat It」の替え歌でマイケルのMVを完全パロディ化したこの曲のMVもMTV番組でよく流れていた。「Bad」の替え歌「Fat」とかアメリカのバカ仕事はさすがにクオリティ高いなーなんて思っていた。でそんな異色のミュージシャン、アル・ヤンコビックダニエル・ラドクリフが嬉々として演じるのだが、この自伝映画もまたここ数年人気のミュージシャンの伝記映画のパロディになっているという構造。父親との確執と和解、仲間たちとの友情、裏切り、劇的な演出などミュージシャン伝記あるあるを詰め込み壮大にバカバカしく仕上げている。替え歌を辞めてオリジナル曲で勝負するとして放ったのが最大のヒット曲「イート・イット」だったというばかばかしさ。ま、そういう映画です。でも今更知ったが、アル・ヤンコビックアコーディオン奏者としての凄腕ぶり。

アル・ヤンコビックinひょうきんベストテン


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夜は娘夫婦もいっしょに鍋。天下一品の鍋スープ。こってり感はあまり感じなかったが皆で食べると美味しい。締めはラーメン。デザートにピノも食べてまったり。よく食べた。

2026/1/26

週末のイベント終わって一段落。とはならずにここからまた年度末に向けてもりもりと。サラリーマン、特に営業はネバーエンディングストーリー。輪っかをぐるぐる回るネズミだ。

2026/1/28

ここんとこ昼休みに読んでるのは柚木麻子「BUTTER」。今ちょうど半分ぐらいのところなのだがこれがもう面白くって昼休みがあっという間に過ぎる。午後休とって読んでいたいぐらいだが、そこをぐっとこらえて働く。

2026/1/29

夜。仕事絡みで飲み。とはいえ20年以上の付き合いになる気心知れたお客さんなので楽しく。駅前の安い居酒屋で。下戸だし、友達もいないので居酒屋に行くことも少ないんだけど、たまに行くと色々食べられて美味しい。願わくば仕事以外でどーでもいい話をおつまみに飲みたいものだ。

2026/1/30

朝ドラ「ばけばけ」。今週は主人公トキの親友・サワが主人公。朝から参ったね、こりゃ。どうしてもその手を掴むことができなかったサワ。今までの時間、今までの覚悟、今までの痛みを否定するわけにないかないというサワの気持ちに、くーっと思わず涙。円井わん良いね。とか思いつつも寒い中、会社へ。やっと金曜。一気にワープし帰宅。ぐったり。TVで「はたらく細胞」をやっていたので観る。朝ドラ「ばけばけ」と比べちゃなんだけど、なんだったねー。

ちょっと今週の日記は薄味だなー。