日々の泡。

popholic diary

2022年11月26日~12月2日の話。

2022/11/26

朝のうちに日記を仕上げて京都まで。京都駅からはradikoで「蛤御門のヘン」聴きながら歩いて四条まで。京都のロック黎明期の話を聞きつつ歩く京都。

京都シネマでキム・ジョングァン監督「夜明けの詩」を観る。小説家のチャンソクが出会う4人との会話。特に大きなストーリーがあるわけではない。というかそもそもストーリーはなく、4つの静かな会話で紡ぐ映像詩。その中でチャンソクが過ごしてきた時間、失ってきた時間が浮かぶ。一人目に登場するのはIUことイ・ジウン。物憂げでちょっとけだるい雰囲気がいい。キラッキラのスーパーアイドルIUだが、こういう芝居がまた巧いのよ。あと記憶を買うバーテンダー役のイ・ジュヨンが印象的だった。とても詩的な詩のような映画。

次の映画までサイゼリアで軽くランチ。気軽に入れて安くて美味しいので重宝する。

で続いてはアンソニー・ファビアン監督「ミセス・ハリス、パリへ行く」を観る。舞台は第二次大戦後のロンドン。家政婦のハリスは仕事先でクリスチャン・ディオールのドレスと出会って一目ぼれ。どうしてもドレスを手に入れたくて必死でお金を工面しいざパリへ。果たしてミセス・ハリスはクリスチャン・ディオールのドレスを手に入れられうのか。ってなお話なんだが、これが素晴らしかった!名もなき家政婦で、“透明人間のよう”に扱われる日々。そんな彼女が美しいドレスを夢見て扉を開けていく。そしてそんな彼女と出会った人々も、彼女の姿に勇気と力を与えられる。自分の好きなものは、自分のしたいことは、本当の自分はどこにいる。いつだってONCE AGAIN。まだ始まってもいねぇよの精神、隣人の親切が巻き起こす小さな奇跡。音楽や映像の色彩もとってもチャーミングで多くの人にお勧めしたくなる、なんとも幸せな気分になれる映画。おすすめです!

帰りはradikoで「爆笑問題カーボーイ」オープニングトークは久々に太田さんの大熱弁で40分にわたる立川談志論。高田先生の凄さから始まり、様々な思考の果てに研究家でありながら人前で演じ続けた談志師匠の生きざまに想いを馳せる。この長尺の喋りこそが太田さんの真骨頂だと思う。

2022/11/27

朝から買い物。いつもとは違う新しくできたスーパーへ。たまに普段と違うスーパーへ行くと品ぞろえが違って楽しい。

うどんの昼食とって、うとうと昼寝。毎日昼寝できる、そんな男になりたい。

NETFLIXで韓国ドラマ「ナルコの神」を観始める。ハ・ジョンウ×ファン・ジョンミンで事実を基にしたドラマって、これ絶対面白いやつ。で案の定、面白い!いきなり引き込まれるが今日は2話で終了。続きはまた今度。

2022/11/29

15周年を迎え、少女時代に続きKARAが復活。思えば2011~2012年にKARAが巻き起こした最大瞬間風速はえぐかった。韓国では少女時代やワンダーガールズと比べ、3番手・4番手の扱いだったKARAだが、日本で最も成功したグループと言えるだろう。音楽番組にとどまらずバラエティ番組やドラマと活躍の幅を広げられたのは彼女たちのキャラクター、5人のバランスの良さが大きかったと思う。ただ光が強い分、影もまた暗くなる。分裂騒動から始まり、最終的には一番人気を誇ったハラの悲劇的な結末まで。しかし、しかし、ここにきてのリユニオン。ギュリ、スンヨン、ニコル、ジヨン、最後期のKARAを支えたヨンジを加えての5人体制。新曲は大人のKARAといった雰囲気で悪くない。

とかなんとか言ってますが、僕も一時期は連日連夜KARAにはまって動画を観ていた口。特にSWEETUNEによる初期のドPOPな楽曲陣は大好物で、今も時々聴く。もちろん今回のリユニオンにも高ぶってますよ、そりゃ。

↓は2012年ライブに行った時の日記

popholic.hatenablog.com

で今のKARAがKARAヒットメドレーを歌うこの動画が最高。「Rock You」からの「Pretty Girl」からの「HONEY」!大好きな初期ナンバーは何度聞いても甘酸っぱい気持ちになるなー


www.youtube.com

2022/11/30

妻、娘とM-1準決勝を配信で。配信終了後も、妻と娘はユウキロックさんの解説YouTube配信をチェック。家族LINEに交わされる妻と娘の予想は

妻予想はビスケットブラザーズ、ななまがり、マユリカかもめんたる男性ブランコ、令和ロマン、キュウ、真空ジェシカ、ヨネダ2000

娘予想はビスケットブラザーズ、ななまがり、マユリカかもめんたる男性ブランコ、オズワルド、キュウ、ロングコートダディウエストランド

GYAOで決勝進出者発表を。バカ受けしてた上に新しさもあったビスブラの落選に納得しない家族であった。

2022/12/1

8月過ぎたらもう正月。まさに。12月の一か月なんか体感で言えば10日ほどだ。で12月入ったら急に寒くなった。

夜、妻と娘がM-1準決勝を再度見直している。二人して祇園花月にしょっちゅう行っているだけあって情熱が凄い。

2022/12/2

金曜。映画の時間も合わず寒さに震えながら帰宅。妻は大阪まで漫才を観に行ってる。どんだけ好きやねん。訳あって鯨の竜田揚げを作るべく一人台所で格闘。解凍した鯨肉は血が凄くて、手も包丁も真っ赤。韓国ノワール映画の様相。それ、人殺したときの手の洗い方!という感じで入念に手を洗う。

2022年11月19日~25日の話。

2022/11/19

8時起床。朝のうちに少し日記を書いてから電車に乗って京都へ。明らかに人が増えていて地下鉄などはかなり混雑している。喧騒から逃れてアップリンク京都で映画。

まずは関友太郎、平瀬謙太朗、佐藤雅彦の3人からなる「5月」監督作「宮松と山下」を観る。ピタゴラスイッチなど数多くの実験的な新しいアイデアを生み出す佐藤雅彦の映像作品となればやっぱり見ておきたい。主人公は名もなきエキストラ俳優・宮松。実は彼は過去の記憶を失っていて、自分はいったい誰なのかわからない。そんな彼の過去が明らかになっていくのだが…という物語。しかしこの映画はストーリーを見せていくというより「演技」を見せていく。宮松を演じるのは香川照之。(いろいろあるけどいったんそれは置いておこう)。名前のない人物を日々演じる宮松。その静かな暮らし。明かされていく過去。香川照之によるミリ単位の演技をカメラは捉え、じっくりとその演技を映し出していく。登場人物の心の動きや頭の中を、役者はどう目に見える形で体現するのか。なんとも不思議な感触の映画だった。

次の映画まで少し時間があったので行きたいと思っていた「キッチンゴン」まで。ピネライスのランチセットを食べる。気取らない洋食。ランチ一つで少し幸せな気分になれるもんだ。

アップリンク京都に戻りジョン・ブアマン監督「未来惑星ザルドス」を観る。1974年、ショーン・コネリー主演のSF作。変態仮面みたいな恰好をした胸毛ボーボーのショーンコネリーをはじめ、出演者みな半裸という斬新にもほどがある怪作。不老不死を手に入れた未来人たちが暮らすのはユートピアディストピアか。生殖機能を失った人類に捕らえられたやる気ビンビンのコネリー。彼はいったい何者か!?正直、どんな気持ちで観たらいいのか戸惑ったが、支配するものと支配されるもの、徹底的に分断された未来はこの映画が作られた時代よりも今の時代からの方がより近く、来るべき遠くない未来だと思えば恐ろしくもなる。

2022/11/20

9時起床。起きられなかった。妻も出かけたのでゆっくり朝食をとり、やっぱり映画館へ。

ユナイテッドシネマで石川慶監督「ある男」を観る。実家の文房具店で働くシングルマザーの里枝。何となく訳アリ風だが優しい大祐と出会い再婚。幸せな暮らしを送っていたがある日不慮の事故で夫・大祐が亡くなる。悲しみの中、長年疎遠になっていたという大祐の兄が法要に現れる。仏壇に手を合わせるもそこにある遺影にうつる「大祐」を観て「これ、大祐じゃないです」と告げる。夫・大祐はいったい誰だったのか。里枝に依頼され弁護士・城戸は「大祐」として生きた「ある男」の過去を探り始める。極上のミステリーの中に仕込まれた数々のメタファー。自分という存在は何によって定義されるのか。名前?国籍?血筋?自分ではいかんともしがたい出自によってカテゴライズされ、人としての価値を値踏みされる。日常に潜むヘイトによって魂を傷つけられる人々。繰り返される差別や偏見の中で、名前を捨て、戸籍を捨て、カテゴライズされない「自分」として生きたいと思うことは罪なのか。まさに現代という社会を映す本年度ベスト級の大傑作!脚本、演出、撮影、編集、どれをとっても一級品。計算されつくしたラストショットの鮮烈さ。妻夫木聡安藤サクラといった役者陣も皆ベストの演技だったが、窪田正孝が実に素晴らしかった。「ある男」という作品そのものの本質を体現するような演技。強烈なインパクトを残す柄本明の怪演も忘れがたい。最新にして最高峰の邦画を観た。素晴らしい作品だった。

帰宅し、「マルコポロリ」観ながらパスタの昼食。

アマプラでキム・テユン監督「SP 国家情報局:Mr.ZOO」を観る。動物嫌いの国家情報局員チュ・テジュは頭を打ってなぜか動物たちの言葉がわかるようになる。中国から寄贈されたパンダが誘拐!元軍用犬のアリとともにパンダの行方を追うってなコメディー。演技派、イ・ソンミンがCG丸出しの動物たちとてんやわんやの大騒動。シン・ハギョンはじめ動物たちの声のキャストも超豪華。ま、いい感じのバカ映画ですね。

夜、娘と娘の彼氏も一緒に鍋。鍋の季節になってきたなー。

2022/11/22

外回りでロングドライブ。radiko中川家の「ザ・ラジオ・ショー」。営業先の新潟でエルフの二人を誘って寿司を喰いに行った話。兄の剛は70年12月生まれの同い年。50を過ぎたおっさんが、20代の女子とどう食事したかを細かすぎる描写で喋るのだがこれがもう抱腹絶倒の面白さ。自分の不甲斐なさを愚痴交じりにぶつぶつ喋る剛が最高に可笑しい。 

2022/11/23

6時起床。雨の中、高速を飛ばして愛荘町。で1日イベント仕事。大津に戻って片付けまでして19時帰宅。ぐったり。ご飯を食べて、風呂に入って寝る。

2022/11/24

配信にて町田まほろ座で行われたライブ「小西康陽小西康陽を歌う」を視聴。元ピチカート・ファイヴ小西康陽。ノンスタンダードレーベルから1985年にリリースされた“PIZZICATO V”の1stシングル「オードリィ・ヘプバーン・コンプレックス」。14歳でこの曲に出会って以来、解散して20年以上たった今も大好きなバンドで、小西康陽さんはずっと大好きなソングライターだ。好きな曲が多すぎるというか好きな曲しかない。自分を形成する中で影響を受けた人っていうのは幾人かいるが、小西さんは間違いなく重要な一人。多感な10代から20代の頃は特に憧れていて小西さんのあらゆる活動に強く激しく心を動かされてきた。文章を書いたり、映画を観たりをいまだに続けているのは今もなお影響を受け続けているからだ。60歳を越えて、自分の書いた曲たちを自分で歌い始めた小西さん。シンガー小西さんは決してうまい歌手じゃない。むしろ下手だと言っていい。でも小西さんにしか歌えない歌がある。もたつき、止まり、何度もやり直しては歌う。MCでぼくの書いた曲は全部同じだと語った小西さん。愛し合った二人はやがて別れる、確かにここで歌われた歌のほとんどは愛の終わりを歌っている。歌の主人公たちはどこか冷めた目つきで終わっていく愛を静かに見つめている。どんな愛もいつかは終わる。それは自然の摂理であり、宇宙の法則。さよならだけが人生だ。白髪に白髭、初老のソングライターが自らが書き続けてきたそんな愛の終わりの歌を歌う。一人のソングライターの人生を凝縮した、まるで一遍の映画のような2時間。ラストに歌われたのは「マジック・カーペット・ライド」。発表当時は幸せな愛の歌として聴いたが、今聴くとこれは儚く、決して叶うことのない夢を歌った歌に聴こえる。「2000光年を/ペルシャ絨毯で/もう一度/ひとっ飛びしましょ」。そんな何気ない、2番を埋めるために書いたフレーズに感極まり、涙を流し歌えなくなってしまう。身を削り魂を込めて曲を書き続けた真のソングライターの美しくも胸を打つ姿がそこにあった。観ていてちょっと泣いた。

2022/11/25

やっと金曜。今週はやけに疲れた。それなりに楽しくやってるように見せてるけど、気を使い、愛想笑いを浮かべ、頭を下げて、自分を殺していると魂がやつれていく。営業はキツイぜ。

帰宅し、配信終了前にもう一度「小西康陽小西康陽を歌う」観る。10代の頃からずっと聴いてきて、50代になった今も聴き続けている。自分がなぜこんなにも彼の作る歌に惹かれるのか。うまく言葉にできないけれど、その答えがここにある。

2022年11月12日~18日の話。

2022/11/12

6時半起床。7時には家を出てイベント仕事で休日出勤。いい天気。屋外イベントなので良かったが、それにしても暑い。でしっかり働き17時帰宅。早起きしたから眠い。

2022/11/13

6時目が覚める。もうひと眠りすることも出来ずにそのまま起床。で朝からユナイテッドシネマへ。朝一、8時15分からの上映でライアン・クーグラー監督「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」を観る。早く観た過ぎて起きちゃったという訳。

ブラックパンサーはMARVELヒーローの中でも最も気高い新のヒーローだった。物語はそんなヒーローの死から始まる。ブラックパンサー=ティ・チャラ王を演じたチャドウィック・ボーズマンの死。偉大な主演俳優を失った映画と偉大な国王であり守護者を失ったワカンダ王国の悲しみが重なる。深い喪失感の中でもがき苦しみながらもう一度立ち上がる、そんな喪失と再生の物語。そして映画全編にわたってティ・チャラ王=チャドウィック・ボーズマンへ心からの敬意と追悼の意が込められている。

(以下ネタバレ含みます)

国が迎える最大の国難の中で、悲しみに暮れる王の妹シュリ。やがて怒りと憎しみに囚われ、本来争う必要のない海の王国タロカンとの戦いに突き進んでいく。だが、彼女はその中で国を想い、民を想い、兄・ティ・チャラ王の魂に触れる。国を守り、民を守るということは戦うことではない。いかに憎しみを断ち切り、戦わない為に力を尽くすかだ。それを知った時、シュリは王の魂を受け継ぎ、ブラックパンサーとして再生するのだ。まさにブラックパンサー=ティ・チャラ王=チャドウィック・ボーズマンの魂を受け継ぐ映画。くーっ、泣いてまうやろ。

夜、Mr.ビーンに扮したガンバレルーヤやオカリナの番宣があまりに面白かったので「イッテQ」観る。タイのMr.ビーンのそっくりさんといっしょに森三中の大島、ガンバレルーヤ、オカリナがMr.ビーンの扮装でふざけるのだが、バカバカしすぎて笑った。

2022/11/14

代休。で朝からTOHOシネマズ二条へ。キム・ジフン監督「奈落のマイホーム」を観た。平凡なサラリーマンのドンウォンは11年かかって念願のマイホームを購入。家族とともに引っ越し同僚を招いての引っ越しパーティー。幸せの絶頂だったが、大雨で地盤沈下が発生。地面に空いた巨大なシンクホールにマンション丸ごと地下500m落下!怪しげな隣人マンス、そして会社の部下でキムとウンジュ、彼らは果たして生還できるのか!?というコメディ仕様のディザスタームービー。次から次へと襲い来る災難に、家族への想いを胸に知恵と工夫で立ち向かう。ドンウォン演じるのはどこか愛嬌のある強面俳優キム・ソンギュン、そして怪しげな隣人マンスはシリアスからドコメディーまで変幻自在の名優チャ・スンウォン。壮大で大掛かりにもほどのある設定の中、このいかつい顔の二人が笑わせ泣かせてくれる。しかし感動巨編というわけでもないコメディ要素強めの作品でありながら、ここまでの大規模で安っぽくならずに見せられる韓国映画の技術力の高さに唸った。

はなまるうどんでかけうどんをすすってすぐにもう一本。イ・サンヨン監督「犯罪都市 THE ROUNDUP」を観る。マ・ドンソク演じるはみ出し刑事マ・ソクトが悪人どもを張り倒す犯罪都市シリーズの第二作。当然スカッと爽やか痛快暴力映画。躊躇なく殺しまくる極悪殺人鬼も最終的にはマ・ドンソクがぶっとい腕でボッコボコに張り倒してくれるという安心感。それですべてOKという潔さ。楽しいしかない暴力エンタメ!今回の悪役は今人気のソン・ソック。タイから韓国へ、ひたすら狂暴にガンガンに殺しまくる凶悪犯カン・ヘソン。マ・ソクトと衿川署強力班は彼に翻弄されながら逮捕に向けて決死の捜査を開始する。ま、もちろん最後は拳で解決!悪役が凶暴なほど、最後の拳が痛快なのだ。今作はそんなお約束の痛快さとともに、頼りない強力班・班長を演じるチェ・グィファやソクトにいやいやながらも使われる元イス派のボスを演じるパク・ジファンといった「いい顔」の名バイプレイヤーたちとマ・ドンソクのやりとりが楽しく、強力班の面々もそれぞれに見せ場が用意されシリーズとしての面白さが増している。東映/セントラル・アーツ感というかどこか懐かしい楽しさがある。韓国ではすでにシリーズ4作目が撮影中とのこと。世界を股にかけ大暴れしてほしい。マ・ドンソクはもう最終的に巨大化してゴジラと戦うまで行ってほしいな。

夜、配信にて「白井良明 プロ生活50周年記念ライブ西日本編~大阪ライブ」を。ラリーパパ&ファウンデーションによる気持ちのいい演奏に続いて良明さん登場。メロウでスイート、様々な技巧が駆使されていながらもどこかカラっとしてPOPな音像は良明さんの持ち味。ルーパーやリズムマシーン“かしぶちくん”、そしてコイチさんとともに、ムーンライダーズ曲やソロ曲、懐かしいのから新しいのまで。プロ生活50周年を謳っているが懐古にならないフレッシュさすらある。

2022/11/15

録画していた「霜降り明星のゴールデン80's」観る。ゲストは爆風スランプサンプラザ中野パッパラー河合爆風スランプの1stアルバムは発売日に兄貴が買ってきた。爆風銃のファンキー末吉江川ほーじん、スーパースランプの中野と河合が合体して爆風スランプ。コミックバンド的に扱われることも多かったがとにかく爆風銃組のリズム隊が強力だった。特に江川ほーじんのチョッパーベースは当時ベースをやっていた少年少女の憧れだったし、ベースと言えば江川ほーじんという時代が確かにあった。ゴリゴリにファンクでかっこよかったなぁ。江川ほーじんさんは2018年交通事故にあい意識不明の重体、現在もリハビリ中でステージ復帰は難しい状況なのだと。

www.egawahojin.com

2022/11/16

ドラマ「ファーストペンギン」はTVerで追っかけ観ているのだが、面白い。コメディタッチで描きつつも有害な男性性をこれでもかというほど見せつける。凝り固まった男性社会に風穴を開ける女性が主人公なのだが、まぁひたすら男たちに邪魔される。もちろん彼女と関わる中で自らの有害さに気づき変わっていこうとする者もあらわれるし、男性でもその有害さに傷つけられている者もいる。自分は彼女の邪魔をする男たちのようにはなっていないだろうかと自問自答する。過去を振り返れば恥じ入るところも大いにある。おっさんのプライドと嫉妬心、時に自分でも嫌になる。だから自分の有害さには意識しすぎるぐらいに意識しないとどこかから滲み出てしまう。気を付けないと。

2022/11/17

久々に大阪営業。昼を食べそびれて夕方近くになって軽くサブウェイで済ます。サンドイッチのサブウェイって過去数回しか行ったことがないのだが、とにかく注文にあたふたしてしまう。日替わりの昼のお得セットと注文したものの、終わりましたと返され出鼻をくじかれ、いきなりあたふた。とりあえずじゃツナサンドと特に好きでもないが目についたメニューを頼むも、パンの種類やソースはもう店員さんに言われるがまま、されるがまま。我ながらあたふたしすぎで情けない。結果美味しく食べたのだが。で食べながら注文していくお客さんたちを観察。手慣れた感じで「BLT、パンはセサミでオニオン多め、オリーブトッピング」なんて颯爽と注文していく人たちに感心する。いつかサブウェイであたふたしないようになりたい。

2022/11/18

radikoでいつものごとく角田龍平さんの「蛤御門のヘン」聴く。ゲストは京都本大賞受賞「ジュリーの世界」の作者、増山実さん。70年代後半から80年代を通過し90年代そして現在まで。まさに思い出に節度無しで縦横無尽に駆け巡る話のすべてが面白い!自分は70年、京都の生まれで増山さんより少し下の世代だがあの頃の京都の風景や80年代後半に確かにあった関西の非吉本文化圏には強く思い入れもある。ロキシー、ピカデリー、スカラ座東宝公楽などなど河原町界隈に合った映画館の数々。子供の頃、たまに高島屋や大丸に連れてってもらえるのが楽しみだった。新京極の「ロンドン焼き」をいつもねだって買ってもらった。中学になると友達と映画を観に行って藤井大丸のマクドハンバーガーを食べた。新京極通りはカツアゲされそうで怖くてなるべく避けて歩いたな。高校生になると電車通学で四条烏丸がちょうど乗り換え駅。毎日十字屋に寄り道してインディー盤を中心にレコードを物色。大学の頃は寺町二条近くでバイトしてたので帰りには三月書房やヴァージンメガストア、界隈の本屋やレコード屋、映画館を巡った。80年代後半から90年代初頭の京都には想い出がいっぱいだ。

で話戻って「河原町のジュリー」を実際に目撃したことはなかったけど、紳助さんの「ハイヤング京都」でその存在を知った。その後、吉本のど真ん中になっていく紳助さんだが実は非吉本文化に対していち早く興味を示しそれを取り入れてきた人なんじゃないだろうか。上岡龍太郎さんを慕い、ハイヤング京都では小演劇の面白さについてもよく話していた。つかこうへいさんに心酔し、劇団「そとばこまち」のつみつくろう(辰巳琢朗)などをスタジオに招いていた。自身が主役を務めるTVの吉本コメディにはりけーんばんび川下大洋)や上海太郎を客演させてたり。嘉門達夫を知ったのも紳助さんのハイヤング京都。めちゃくちゃ面白いとビブレでの公開放送に嘉門達夫を招きライブをたっぷり放送していた。その時に聴いた「一発屋ブルース」は本当に笑ったなー。録音したテープを何度も繰り返し聞いたもんだ。

上岡さんがいて、ノックさんがいて、中島らもさんがいて、そとばこまちや売名行為~MOTHER、劇団☆新感線といった劇団も盛り上がっていた。ダウンタウンがアンチ吉本とさえ言われていた時代。昔はよかったとは言いたくないが、確かにあの頃は今よりもっと自由で多様性があったように思う。

2022年11月5日~11日の話。

2022/11/5

7時起床。本日も休日出勤。車を飛ばして1時間半、現地到着でイベント仕事。ま、大したことはしてないが屋外なので寒い。16時半終了。土曜の夕方、大渋滞で2時間かけて帰宅。車中では角田龍平の「蛤御門のヘン」。北野誠さんとメッセンジャーあいはらさんという稀代の「ラジ談師」がゲスト。60代の誠さん、50代のあいはらさん、40代の角田さんによるラジオ論、そして某MBS「ありがとう~」来るべきX-DAYのその後についてなどなどめちゃくちゃに濃厚で面白かった!ラジオファン必聴!

www.kbs-kyoto.co.jp

2022/11/6

今日も7時起床で8時過ぎには家を出て映画館へ。もう見たい映画が渋滞中なれど秋口は休日出勤が多くて見切れないのが悩みの種。まずはTジョイにてイ・ギュマン監督「警官の血」を観る。ある警官の死。その不審な死の裏に浮かぶのは広域捜査隊のエース刑事パク・ガンユン。新人刑事チェ・ミンジェは彼を内偵調査するため広域捜査隊に送り込まれる。裏社会と繋がり危ない橋を渡りながらも犯人を挙げていくガンユン。ミンジェは怪しみつつもガンユンの強引なやり方に飲み込まれていく…。警察の闇、父から子へ受け継がれていく因縁の物語。原作は日本の警察小説。舞台を韓国に変え、ガッチガチのハードボイルドで描く。無駄をそぎ落としたソリッドな編集、チョ・ジヌンにチェ・ウシク、役者たちの重厚な演技、ド派手な映画ではないが、職人技が光りまくる骨太で完璧な映画だった。見応えあり!

急いで地下鉄で移動し京都シネマへ。ソ・ユミン監督「君だけが知らない」を観る。事故で記憶を失ってしまったスジン。夫・ジフンの献身的なサポートで日常生活を取り戻し始めるが、不思議な幻覚を見るように。やがて失ってしまった記憶の謎が明らかになるにつれ…ってな極上のサスペンスドラマ。散りばめられた伏線も回収のためだけのものではなくしっかりと物語と絡み合い、人間ドラマとしても極上。二転三転どころか四転五転していく展開にひたすら引き込まれた。すべての謎が解けた時、すっきりする以上に切なさが怒涛の如く押し寄せる。こちらも見応えあり!

全くテイストは違うけど2012年の映画「ハロー!?ゴースト」をふと思い出す。「ハロー!?ゴースト」はずっと60点のコメディなんだけどラスト10分で一気に5億点を稼ぎ出す忘れがたき号泣映画。あれは忘れがたき映画体験だったな。

遅い昼ご飯はなか卯の親子丼でキメ。映画2本と親子丼。これがあれば生きていけるぜ。

夜は「霜降り明星のゴールデン☆80'S」。ゲストは中村あゆみ。記憶の片隅に追いやっていたが2ndアルバム「Be True」は当時購入してよく聴いてた。高橋研プロデュースのポップロックアルバムで一時期お気に入りだった。しかし結局そのアルバム以降は聴くことはなかった。ま、当時は新しい音楽と出会っては別れ、自分にピタッと来る音楽を探す段階だった。でも久々に聴きたくなったなぁ。で、この番組面白い!70年生まれだから、多感な10代が80'sと丸々被る。そりゃ80'sの話はただただ楽しい。だがこの番組ではそれ以上に平成生まれの「せいや」が良いのだ。熱量と愛情、音楽だけじゃなく周辺カルチャーも実によく知っていて、本当に好きなんだなぁというのがわかる。80'sをリアルタイムで生きた者からしても、彼の本気の好きが微笑ましく嬉しくなる。以前、ゲストに斉藤由貴が登場した時のあの表情なんて本物だもの。その本気の好きに触れて、ゲストもノッて喋ってるのがわかる。

2022/11/7

仕事でロングドライブ。楽しい仕事だったけどさすがにちと疲れた。

2022/11/8

昨日の疲れか、はたまた月食のせいか、やたら眠い。9時過ぎには布団に入って熟睡。

2022/11/9

たっぷり寝たらすっきり。午前中一仕事して、午後は代休に。予約していた病院に行き、商店街の床屋で散髪。自転車飛ばしてユナイテッドシネマへ。

今泉力哉監督「窓辺にて」を観る。フリーライターの市川は、編集者である妻の紗衣が担当する人気作家・荒川と浮気していることに気付く。だが、妻の浮気よりも妻の浮気に対して何も感じない自分にショックを受ける。「好き」を探求する今泉監督の最新の研究論文。いやはやいつもながら面白い。市川は、女子高生作家の留亜やその彼氏や叔父、友人の有坂やその妻との会話を通して、共感されない自分の感情について思いを巡らす。「好き」じゃないから傷つかないのか、「好き」なのに傷つかないのか。その動かない感情の意味は何なのか。そして形がなくふわふわとした「好き」がふっと浮かんでくる。市川を演じる稲垣吾郎が素晴らしい。彼のちょっと浮世離れした存在感とどこかすっとぼけたユーモアが物語に深みとともに軽みを与えている。深くて軽い。その絶妙な塩梅がこの映画の愛らしさに繋がっている。

あと妻役の中村ゆりさん。いいなぁ。

2022/11/10

話題のドラマ「silent」。妻が見てるのを横目でって感じで観てたんだが夏帆の名演に思わず釘付けに。

2022/11/11

夜、テレビでやってたとある邦画を観る。正直、えっというレベルの映画だった。悪い意味で。うーん、冗長で結局全部セリフで説明しちゃうとことか、画一的で面白みのない演技とか。前半こそまだ良かったものの後半の失速ぶりが尋常じゃなく、ただただ薄っぺらく感じられた。同監督の映画には好きな作品もあったのだが…。あまり好きじゃない映画のことは書きたくないのだが、ちょっとどうかと思うぐらいのものだったので。もちろん好みもあるだろうけど、ヒットした映画だけにひどく残念な気持ちになってしまった。できればこんなバトンは渡さないでほしい。

 

2022年10月29日~11月4日の話。

2022/10/29

8時半起床。久しぶりに卵とハムのホットサンドの朝食。若干腕は痛いが特に熱もなく調子は悪くない。朝のうちにユナイテッドシネマへ。小泉徳宏監督「線は、僕を描く」を観る。大学生の霜介は絵画展設営のバイトで「水墨画」と出会う。そして水墨画の巨匠、湖山から声を掛けられ水墨画を学ぶことに。深い悲しみを抱える霜介だが水墨画と触れることでゆっくりと前を向き始める。ってな瑞々しい青春映画。何かと出会うことで扉が開き人生が動き出す。人生にはそんな季節がある。その青くて眩しい季節を映画は描く。地元・滋賀でのロケということもあって好感持てる作品だった。

帰宅してナポリタン作って昼食。後はおとなしく家で過ごす。ダイアンのユースケ扮する太秦の役者、岸大介が京都案内する「くーる京都」観る。笑い飯西田扮するジョーハットリがバカバカしい。岸大介をメインに据えたMr.ビーン的なコメディ、Netflixとかで作らないかな。

TVerで「あちこちオードリー」中田敦彦ゲスト回。TVの世界からドロップアウトしてからのもがき具合、若林とのスイングする会話がすこぶる面白い。「アンタウォッチマン」松村邦洋ゲスト回。多くの芸人がこぞって天才だと称賛する数多くのモノマネを発明したモノマネ界の革命児。「マルコポロリ」ZAZYとしんいち回。メッセンジャー、相原さんと永野のコンビがひたすらおもしろい。

夜は杉作さんのファニーナイトを久々にリアタイ。杉作さんの声を聞くとホッとする。

2022/10/30

8時半起床。午前中は妻と買い物へ。上海風焼きそばの昼食。午後から庭の木の剪定。伸びに伸びた枇杷の木を切る。この前かった電動のノコギリが活躍。しかし放っておいたらいくらでも大きくなっちゃうな。

夜、BSで「霜降り明星のゴールデン80's」観る。ゲストは野口五郎岩崎宏美せいやは80年代の話にも完全に対応していて、本当に好きなんだなと感心。野口五郎が選ぶ80年代ソングに尾崎豊の「I LOVE YOU」を挙げていてちょっと意外。歌詞や生き方の部分で語られがちな尾崎を音楽的な部分で分析・評価していて素晴らしい。野口五郎による古今東西のヒットソング分析なんて本があったら読んでみたい。

2022/10/31

夜、南海放送のZOOM配信、杉作J太郎さんと角田龍平さんの「J龍砲」。今僕が最も好きなラジオパーソナリティ、ラジオで語る「ラジ談師」である二人の対話。ラジオで喋ることについて、時に脱線しながらも、柔らかくまじめに語る。「勝ち馬に乗りたくない」という杉作さんの言葉に痺れる。常にLoserの姿勢と視点で、楽しくやる。目指すべき生き方だ。

2022/11/1

水道橋博士さん休養の報。日記の更新が止まっていたので心配していたのだが。とにかくゆっくり休んでほしい。

花房観音著「京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男」読了。ミステリの女王と呼ばれ、京都を舞台にした数多くの作品を残し、最も本が売れた時代に生きた山村美紗。華やかで、男たちからはもてまくり、本は売れに売れ、名声をほしいままにした彼女。誰もがその名を知りながら、誰も知らない彼女の人生。表層だけを見ればこれ以上ないほどの華々しい人生だが、そこには多くのコンプレックスを抱えた複雑な心があり、不屈の魂と血の滲むような努力があった。作者はミステリの女王が仕掛けた人生のトリックを一つ一つ解いていくように、彼女の歩んだ人生をその心の奥を探りながら辿っていく。京都の様々な場所に潜む歴史や意味を深く知る作者だからこそ書ける京都の描写が、この評伝に奥行きをもたらす。満身創痍で書き続け、本が最も売れた年に、帝国ホテルのスイートで執筆中に亡くなった山村美紗。そしてその死をきっかけに一人の男の存在が浮かび上がる。夫、山村巍の存在だ。近くにいた編集者たちさえほとんど知らなかった存在。西村京太郎とのスキャンダラスな関係、その裏に隠された夫・巍の存在。山村美紗が仕掛けた最大のトリックである。作者はそのトリックもまた丁寧に解き明かしていく。美紗の死後、夜な夜な枕元に立つ美紗に「私の絵を描いて」と懇願され巍は絵筆をとることになる。何枚も何枚も美紗の絵を描く巍。死してもなお美紗は巍を離さない。そして巍のもとにモデルとしてやってきた一人の女性。若き日の山村美紗にそっくりのその女性と巍は39歳という年の差を超え結婚するに至るのだ。なんという展開!そしてこの文庫の最後を締める解説は、その女性・山村祥さんの手による。この解説文もまた素晴らしい。巍から美紗への、美紗から巍への、巍から祥への、祥から巍への、そして時々西村京太郎から美紗への、それぞれの「想い」が万華鏡のように美しく絡み合う奇跡のような書であり、山村美紗の人生を、山村巍という存在を書き切った渾身の一冊。作者・花房観音さんもまたこの本を書くべく選ばれた人なのだと思う。必読です!

2022/11/2

YouTube東映公式チャンネルで配信された鈴木則文監督1977年作映画「ドカベン」を観る。漫画を漫画の表現のまま実写化した快作にして怪作。看板から飛び出してくる象徴的なオープニング。夏子はん役のマッハ文朱のやりすぎメイク、殿馬役に川谷拓三というサプライズキャスティング、山田&岩鬼の漫画そのまんまぶり、永島敏行の流れるような棒読みと癖になる作品。いろんな意味で面白かった。

2022/11/3

祝日。夕方から仕事が入ったので、なんとなく外出する気が失せ一日テレビ。

NETFLIXで「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」。ラスト2話観終わる。実に実にいいドラマだった。主人公ウ・ヨンウをはじめ恋人になるイ・ジュノ、上司のチョン・ミョンソク、親友のトン・グラミ、同僚のチェ・スヨンにクォン・ミヌ…忘れがたき愛すべきキャラクター達。成長の物語であり、胸がきゅんと来る恋愛ドラマであり、親子の絆を描いたかと思えば、政治的な駆け引きもありつつ、社会をも映し出す。様々な要素が無理なく絡みながら、結果優しい気持ちにさせてくれた。いやーいいドラマだった。

TVerで「マツコの知らない世界」クリームパンの世界。僕も必ず焼き立てパン屋ではまずクリームパンを買う。子供の頃から自分で作るぐらいカスタードクリームが大好き。「相席食堂」特別版のダイアンのキャンパス相席。面白くはあったし、ダイアンのファンなんだけど、やはりキャンパスで出会った女学生に対して「彼氏はいるの?」としつこく聞いたりする「お約束」のノリは、自分の中ではもう無しだ。笑いながらも明らかに困惑する女性、自分の娘がおっさんにそんな風に聞かれてたらやっぱり嫌だ。おっさんが若い女性に対して「彼氏いるの?」しか話題も、言葉も持たないってそれじゃだめだと思う。自分も数年前だったら何気なくそんな話をしていたかもしれない。今はもう絶対それは言わない。

NHK+で「スープとイデオロギー」のヤン・ヨンヒ監督のドキュメンタリー「こころの時代~宗教・人生~ オモニの島 わたしの故郷~映画監督・ヤンヨンヒ~」観る。その言葉の一つ一つが重く、強く、見入った。クラシック音楽を愛しながら、プレゼントとして「北」に送られた長兄が壊れていく様、病気療養のため一時帰国した兄との「政治的な」会話、「北」を夢の国だと信じるしかなかった母…イデオロギーが交差する「家」。それでもヤン・ヨンヒ監督はそこから逃げない。北を語ることをタブーにするな、私を腫れもの扱いするな、私は腫れものじゃない。監督の怒りや悲しみ、反骨心や過去・現在・未来、あらゆる想いが込められた魂の言葉に震える。

2022/11/4

BS-TBS中森明菜の特集番組。「ザ・ベストテン」など多くの映像で振り返る中森明菜中森明菜のデビューは小学生の頃。子供ながらに大人びた憂いのあるお姉さんという印象だったが、今見ると童顔でなんとも幼くかわいらしい。それが数年後、「難破船」を歌う頃には、どれだけの修羅場を潜り抜けてきたのかというほどの顔つきに変わっている。スーパースターとして光に当たった分だけ、影は色を黒くする。歌声、表情から、傷だらけで歌い続けてたんだなと感じた。いつか表舞台に出てきてほしいとも思うが、これ以上傷ついてほしくもない。懐かしい映像を観て、ただ幸せであってほしいと思った。

2022年10月22日~28日の話。

2022/10/22

7時ホテル起床。昨晩コンビニで買ったちぎりパンとレモン牛乳の朝食。8時ロビー集合で某所での某イベントの視察。ずっと屋外だったので体が冷える。昼は近くのラーメン店へ。矢沢永吉の曲がずっと流れているラーメン店で塩ラーメンと餃子。透き通ったスープにちぢれ麺、分厚いチャーシュー、これが大当たり。美味しかった。で4時過ぎ終了し宇都宮駅へ。駅の売店で少しお土産を物色して東京まで。東京駅で悩みに悩んだ末、まい泉のとんかつ弁当を購入。

新幹線ではしばし耳を休めて読書。読み残していた小泉今日子「黄色いマンション黒い猫」を読了。これは名エッセイ集!キョンキョンの声で文章が聞こえてくる。正直で繊細で強くしなやかな文章。時に猫の目で日常を描き、時に鳥の目で世界を見渡す。自分の心の中を覗き、思い出に立ち寄ったかと思うと足元を見つめ、明日を目指す。あぁこの人は浮つくことなく、真っ当に生きてきたんだなと確信できる。

10時過ぎ帰宅。さすがに疲れて風呂入って寝る。

2022/10/23

8時起床。やっと休みだ。妻は出かけたので、散歩がてらユナイテッドシネマへ。話題の映画、S.S.ラージャマウリ監督「RRR」を観る。1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた村の少女を救うためビームは身分を隠しデリーへ。そしてそんなビームを捕らえるべく英国政府から送り込まれた警察官ラーマもまた身分を隠しデリーに。ある日、列車事故に巻き込まれた少年を共に助けたことで二人はお互いの素性を知らないまま意気投合し、友情を育む。大親友となった二人だったが、やがてお互いの素性を知ることとなり…ってとこでもまだ半分行ってない!ここからまだまだ怒涛の展開&ツイストで、壮大かつ熱々の物語が繰り広げられるのだ!ずーっとクライマックスな盛り上がりがだれることなく3時間!ド派手かつエクストリームなアクションもさることながら骨太な潜入ものの様相を見せる物語も見応えあり。ラストの大団円&ダンスで気持ちは最高潮に。あー映画を浴びたなー。


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帰宅しアマプラで石立鉄男主演、1974年のドラマ「水もれ甲介」が配信されてたので観る。杉作さんがラジオで何度も絶賛していたドラマ。懐かしい昭和の風景、緩急の効いた石立鉄男のまさに石立鉄男という名演が嬉しくなる。早すぎたRRR!違うか。弟役は原田大二郎。そういえば高校生の頃、原田大二郎によく似ていると言われた。当時原田大二郎は「元気が出るテレビ」の中のミニドラマみたいなのに出ていて「君たちはもう大丈夫だ」という決め台詞があった。高1の最初の自己紹介で誰かが僕を観て「原田大二郎に似てる」って言いだして爆笑になった。地味で消極的で友達作りが下手だったけど、それがきっかけでなんとなくクラスになじめたんだよね。それまで考えたこともなかったけど家帰って鏡見てみたら確かに自分でも似てるなーと思った。「君たちはもう大丈夫だ」ってよくネタにして言ってたな。

2022/10/24

ドラマ「エルピス」観る。脚本・渡辺あや!ということで観るしかないでしょ。まだ一話だがすでにぐっと惹かれる。これ以上飲み込めないという叫びが強く響く。ルックや音楽使いも良き。今後の展開が楽しみ。

2022/10/25

溜まっていた事務仕事に追われてたらあっという間に退社時間。TVerではドラマ「ファーストペンギン」を。脚本は森下圭子、主演は奈緒。「エルピス」同様、飲み込まない女の物語。情けないおっさん側なので勉強のつもりで。

しかし実際こうしてドラマも見つつ意識的に学んでいかなければという気持ちがある。気をつけているつもりではあるが、どこか有害な男性性をまき散らしていないか。滲み出ていないか。

2022/10/26

休日出勤が続いたので今日は代休。朝から京都まで。久しぶりにTOHOシネマズ二条へ。まずはタナダユキ監督「マイ・ブロークン・マリコ」を観る。ブラック企業勤めのシイノ。偶然目にしたテレビのニュースで報じられたのは若い女性の転落死。死んだのは親友マリコだった。幼い頃から父親に虐待され育ったマリコ。父から、恋人たちから、常に男たちから虐げられてきたマリコ。シイノはたまらずその父親のもとに乗り込みマリコの遺骨を奪う。マリコが行きたがっていた海へ、遺骨とともにシイノは向かう。シイノはマリコと過ごした日々を胸に衝動的な旅に出る。遺骨とシイノ、魂のロードムービー。あなたはちっとも悪くない。そんな叫びが聞こえてくる。傷つき壊れてしまったマリコの遺骨とシイノ、旅の中で彼女たちはちょっとした親切に救われる。世界はどうしようもなくクソで、理不尽な悪意に溢れているけど、同時に小さな善意も存在している。飲み込まずに抗って、生きていくのだ。いつになくやさぐれた永野芽郁、圧倒的な存在感を見せる奈緒、ともに素晴らしい。

で続いてはピエール・ペリフェル監督のアニメ作品「バッドガイズ」を観る。ウルフ、スネーク、ピラニア、シャークにタランチュラ。バッドガイズを名乗る怪盗団は伝説のお宝「黄金のイルカ」を狙うも失敗。逮捕されるが町の名士であるモルモットのマーマレード教授の更生プログラムを受けることに。バッドガイズがグッドガイズに…しかしそこにはある陰謀がってなお話。最新の3Dアニメでありながらどこか懐かしさも感じる痛快なアクションが楽しい。特にルパン三世的なカーアクションはアニメの楽しさに満ちていて胸躍った。古今東西の物語で嫌われ者として描かれる「バッドガイズ」の面々、個性的で立ちまくったキャラクターが楽しい、さらにキツネのダイアナ知事が最高にかっこいい!ディズニーの「ズートピア」は大好きな作品だけど、それとも通ずる最高動物アニメだった。

はなまるうどん」でかけうどんとちくわ天、おにぎりで腹を満たして、さらにもう一本だ。パブロ・ラライン監督「スペンサー ダイアナの決意」を観る。舞台は1991年のクリスマス。英国ロイヤルファミリーの人々はクリスマスをはさむ3日間、女王の私邸サンドリンガム・ハウスで過ごさなければならない。その3日間はプリンセス・ダイアナにとっては地獄のような3日間なのだ。夫のチャールズとの仲は冷え切り、常にパパラッチから付け狙われ、ロイヤルファミリーからも蔑まわれ、王室のしきたりにがんじがらめに。映画はギリギリと締め付けられるような3日間のプリンセス・ダイアナを描く。観ているこっちの胃までも痛くなるよう。ほっと心安らぐのは子供たちと過ごす時間と友人である衣装係のマギーの前だけ。苦しみ、葛藤しながらも、その3日間でダイアナは決意する。真珠のネックレスを引きちぎり、一人の人間として、母として強く生きていく決意を。そう、ダイアナ、あなたはちっとも悪くない。美しく、気高く、正直。素晴らしき映画だった。ダイアナを演じるクリステン・スチュワートがとにかく絶品。繊細な心の動き、揺れながらやがて強い意志を持って抗う姿を見事に演じていた。素晴らしかった。

ダイアナと言えば大助・花子の漫才で「道歩いてたら、ダイアナ、ダイアナって呼ばれますねん」「よー聞いたらダイハナでしてん」というネタを思い出す。

ということで1日、映画館でどっぷり過ごす。

2022/10/27

朝ドラ「舞いあがれ」は今のところ上々の滑り出し。昼休み、花房観音著「京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男」読み始める。ミステリの女王と呼ばれた作家・山村美紗の評伝。僕らの世代だと作品は読んだことなくとも、その華やかな姿や数々のサスペンスドラマでその名前は当然知っている。「噂の真相」なんかもちょくちょく立ち読みしてたから、西村京太郎とのいかがわしいイラストとかも印象に残っている。そんな知ってはいるが、全く知らない山村美紗の物語にぐいぐい惹き込まれる。しばらく昼休みは読書に集中だ。

2022/10/28

仕事終えて4度目のワクチン接種。日記を書いて今日はもう寝る。

 

2022年10月15日~21日の話。

2022/10/15

6時起床。7時には現場にてイベント仕事開始。炎天下での屋外イベント、動き回ってへとへとになりながら17時過ぎ終了。渋滞を抜けて帰宅。ご飯食べて、風呂入って、疲れ切って就寝。

2022/10/16

6時起床。車飛ばして1時間。8時にはイベント仕事開始。12時過ぎ終了で今日は比較的楽だが、家までが遠い。いきなり渋滞につかまりつつ、のんびり帰る。途中、一度行きたかったあんぱん専門店に寄ってつぶあんぱんにあんバター、栗あんぱんによもぎパン、ずんだあんぱんなどたっぷり購入。遅い昼ごはんは久々に天下一品でこってりラーメンに豚キムチにしてやった。疲労回復にこってりスープを飲み干す。で3時ようやく帰宅。疲れ切って昼寝。

「鎌倉殿の13人」実朝の秘めたる恋の顛末に泣ける。今まで丁寧に描写を重ねてきていただけに切ない。今回の大河はこのような実朝の描き方や女性の描き方など今の時代に合っていて、きっちり無理なくアップデートしている感じが素晴らしい。コンプラ、ポリコレなんて否定的に語る人もいるが、今までどれだけ無自覚に人を傷つけてきたのかを考えれば、聞こうとすらしなかった小さな声を聞き、考え、その気持ちに向き合うことはとても大切なことだ。そうすれば自ずと考え方や描き方は変わっていく。過去を変えることはできなくとも、未来は変えていける。昔は自由だったんじゃない。小さな声に耳を傾けることなく、ただ傍若無人に振舞っていただけなのである。

2022/10/17

普通に月曜。50過ぎての休日出勤はさすがにきつい。やはり人間、休みが必要だ。

通勤中にradikoタイムフリーで「蛤御門のヘン」。ラジオドラマ計画面白そう。現役弁護士だけに法廷ドラマなんてどうだ。ある日番組へのゲスト出演を終えた竹内先生のもとに一通の訴状が届く。そこには芸能界の“御大”から名誉棄損で訴えるとの内容が。思わぬ訴状に竹内先生は角田龍平弁護士に助けを求める。竹内先生がその“御大”をリスペクトしていることを知る角田弁護士は、何とか解決しようと剃刀負け弁護士軍団に招集をかけ裁判に挑む。しかし相手方の弁護士として現れたのは香川照え弁護士だった!裁判のキーポイントとなるのは“秘密の暴露”。果たして裁判の行方は!?みたいな。

2022/10/18

今日も真面目に働く。夜、妻と娘は祇園花月に行ってるので、会社帰りにスーパーに寄って半額のチキンカツを買って帰る。閉店間際のスーパーで割引シールが貼られた総菜を物色するサラリーマン。何食べよーかなーなんて本人は意外と楽しいんだが、傍から見たらこれほどわびしいものはない。しかし30年それなりに真面目に働いて、税金払って、それでもなお5年後、10年後、20年後は生きてるかわからないけど生活は不安だらけってこの国おかしくないか?

2022/10/19

テレワーク日。テレワーク飯は残っていた冷凍のハンバーグを柱に。午後は結局会社に出て諸々作業。あっという間に時間が過ぎていく

2022/10/20

家に帰ると妻が何やらアニメを観てる。この前「ホンモノラジオ」で東野さんが紹介してた「メイドインアビス」。妻も「ホンモノラジオ」のリスナー「本家」なのでしっかりチェックしてる。それにしても東野さんのアンテナの張り具合は凄い。自分も極力フットワーク軽くいろんなものを観たり聞いたりしたいと思っているけど、新しいものを取り入れることが年々難しくなってきている。高田先生や東野さんなどそれを続けている人は尊敬してしまう。

2022/10/21

さすがに10連休で疲れ切ってしまったので午前は半休。で午後から出張で宇都宮まで。久々に新幹線。radikoで「蛤御門のヘン」「JUNK爆笑問題カーボーイ」聴きながらの長旅。4時間ちょっとかかって宇都宮へ。以前勤めていた会社で関東地区の営業していたこともあって栃木にもよく行っていたがそれも90年代の話。当時は東京駅でレンタカー借りて地図片手に営業回りしていた。その頃もラジオがお供で、朝は文化放送えのきどいちろうさんの番組、お昼はもちろん高田先生の「ビバリー昼ズ」。それからテリー伊藤と上柳アナの「のってけラジオ」が定番だった。いまだに喋り続けていて面白さが増していっている高田先生は凄すぎる。明日の仕事に備え駅前のビジネスホテルへ。で取引先の方と合流し夕食。居酒屋めぐりが趣味の方で、「孤独のグルメ」でも紹介されたという居酒屋へ。ニラがたっぷりの餃子やキノコ鍋に舌鼓。普段飲まないので一人だと出張先でもチェーン店なんかで軽く済ませちゃうのだけど、たまにはこういうのも良いね。で明日は休日出勤で仕事なのであった。