日々の泡。

popholic diary

2024年4月27日~5月2日の話。

2024/4/27

8時起床。玉子チーズのホットサンド。韓国風にフライパン一つで作る。トースターとは違う感じでパンが焼けて美味しい。朝日新聞の土曜版、松本隆さんのコラムではIU主演ドラマ「マイ・ディア・ミスター」のロケ地巡りした話を。松本隆すらも虜にする我らがIU。

いつものごとくradikoで角田龍平「蛤御門のヘン」聴きながら京都まで。大槻ケンヂが「蛤御門のヘン」スタン・ハンセンゲスト回についてライブで言及した話。ファンとしてこっちまで嬉しくなる。

で映画の前に丸善書店に寄って本を一冊。玉袋筋太郎著「美しく枯れる。」やっと購入。地元の本屋には売ってなかったので。

でMOVIX京都でチャン・ハンジュン監督「リバウンド」を観る。部員僅か6名の弱小高校バスケ部が全国大会に進出した奇跡の実話を映画化。廃部寸前の釜山中央高校バスケ部のコーチに抜擢されたのは元バスケ選手だが指導経験のないヤンヒョン。なんとか廃部を免れようとかき集めたメンバーたちは、身長が伸び悩みスランプ中の元スター選手、足首のけがで一度はバスケを諦めた元天才プレイヤーなどの寄せ集め集団。初試合を散々な結果で終わらせ部はバラバラに。だがヤンヒョンは独りよがりだった自分の指導を反省、もう一度立ち上がる=リバウンドを誓い、選手一人ひとりを再び呼び寄せるのだった。でもうここからはみんな大好き「がんばれベアーズ」方式で一度は挫折し、バラバラになった者たちがお互いのことを理解し信頼し合うことでもう一度立ち上がるのだ。こんなん、きらいなわけないでしょ。リアルなバスケシーン、笑いあり涙ありの王道の青春もの、そしてこれが実際の物語であるということ。ラスト、俳優たちが演じるシーンがストップしそのまま実際の写真に切り替わり、現在の彼らがどうなっているかがクレジットされるというノンフィクションもの定番の演出がバシバシに決まって大団円。すっきり爽やか気持ちよい映画だった。

市バスで移動して出町座まで。豆大福で有名なフタバは今日も大行列。商店街の餃子屋で少し遅めの昼食。出町で有名だった王将元店主の新たなお店。餃子と唐揚げ美味し。定食じゃなくて今度はビールのセットにしよう。

で本日二本目は青柳拓監督「フジヤマコットントン」。山梨県甲府盆地のど真ん中にある障碍者福祉サービス事業所「みらいファーム」。そこに集う人々、その日常を映すドキュメンタリー。青柳監督のお母さんが働いていて監督は子供の頃からよく出入りしていたのだという。それもあって青柳監督のカメラはごく自然ととけ込み、映される人たちも監督とカメラを当たり前のように受け入れている。「みらいファーム」では障害を持つ人たちが、農作物や花を育て販売したり、育てた綿花で糸を紡ぎ織物にし製品を作ったり、なかには絵を描いて個展を開いたりと、それぞれが自分たちの手でできることをしながら活動を広げている。思慮深く、丁寧にはたを織るめぐさん、お喋りでテキパキと仕事をこなすゆかさん、心優しく花を愛でるケンちゃん、ひたすらペンを走らせ一心に絵を描き続けるたけしさん、玄関の横でコツコツと綿繰り作業をしながら全てを観ているいちろうさんは森の賢者のよう。出てくる人たちはそれぞれに個性があり、それぞれに悩みや事情がある。仲の良かった職員さんがいなくなり一人ふさぎこむおおもりくん、そして最高なのがたつのりさん。「希望の花、咲かせてもいい?」などなど名言連発、恋に破れ一人泣いたりと魅力にあふれている。また彼が撮る写真がどれも素晴らしいのだ。カメラは優しく愛おしく彼らの暮らしを見つめる。そこには詩があり、絵があり、歌がある。育てた綿花を摘んで、糸を紡ぐ。糸の太さは均一にはならない。その糸を機織機でコットントン、コットントンとめぐさんとゆかさんが織り上げていく。ゆっくりと丁寧に織り上げられた綿布の風合い、その美しさ。柔らかで優しい手触りがスクリーンからも伝わってくる。そしてその感触がそのまま映画になっていた。なんだかちょっと泣けてくる。気持ちの良い涙が溢れる。大好きで大切な映画だと思った。

もう一つ観ている間に考えてたことがある。「仕事」について。僕は彼らのように「仕事」してるのだろうかと。彼らが手を動かし、身体を動かし、何かを生み出すように自分は仕事してるだろうか。口先三寸で金儲けしてるだけじゃないか。「仕事」ってなんだろう?そんな風に頭を巡らせていたらラストでたつのりさんがカメラを持つ青柳監督に問いかける「仕事って何?」と。うーんと悩みながら答える青柳監督。それにかぶせるようにたつのりさんが「仕事とは…」と語りだす。そこには明快かつ完璧な答えがあった。心が震えた。

日々の営み、そこで生まれる感情や想い、繋がり。彼らの日常を観ながら自分自身の生活や仕事を考える。「生きる」ということを足元から考えさせてくれる映画でもある。大傑作。多くの人に観ていただきたい。


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2024/4/28

朝から、妻と娘、義母と義姉宅へ。姪っ子が赤ちゃんを産んで里帰り中というので。赤ちゃんの頃から知っている姪がお母さんになって赤ちゃんを抱いている。目をくりくりとさせた小さな赤ちゃん。可愛くてすっかり和む。近所に住む甥っ子家族も合流。小学生と幼稚園児の男の子二人も、いとこになる赤ちゃんと初対面で興味津々。しっかり者の長男とのんびりした次男。この次男坊がなんとも言えないナイスキャラで楽しい。義母は3人の曾孫と一同に会えて嬉しそうだ。娘も赤ちゃんを恐る恐る抱かせてもらう。その姿を写真に撮る。レンズ越しに赤ちゃんを抱く娘を見てると胸がギュッとなる。ひとしきり赤ちゃんを愛でて帰宅。途中、皆で「和食のさと」でランチ。天丼と蕎麦のセット。安定感あり。義母宅で一休みして自宅。運転疲れでひと眠り。夜は娘も一緒にご飯。最近は家族と過ごす時間の大切さが身に染みる。

2024/4/29

祝日。フレンチトーストの朝食。朝から妻と庭木の剪定。夏が来る前にやっとかないと大変なことになる。さび付いたノコギリで必死に枝を切っていくが所詮素人。思うようにはいかない。3時間ばかりでゴミ袋7杯分の枝葉を切り落とし、クタクタ。

スパゲティナポリタンの昼食の後、妻と買い物。帰宅してNETFLIXでドラマ「寄生獣」観始める。まずは3話まで。このクオリティにこの面白さ、たまらんなぁ。しかしドラマは時間をとられすぎるのでなかなか観られない。妻は夜な夜なNETFLIXで韓国ドラマを観ている。TVer駆使して日本のドラマも相当チェックしてるし、僕よりもはるかにドラマ通だ。

2024/4/30

休み明け、火曜。月末で諸々処理。これからは幸せの為に真面目にやるのだ。といいつつ数字眺め胃を痛める日々。

2024/5/1

5月。もう5月か。radikoでスカート澤部さんの「NICE POP RADIO」聴く。ちなみにこの番組のディレクター氏は、昔「Saturday Night Culture Club」という深夜番組をいっしょに作っていたのだった。番組後半、ムーンライダーズ岡田徹氏追悼として「ダイナマイトとクールガイ」「さよならは夜明けの夢に」「涙は悲しさだけで出来てるんじゃない」の3曲を弾き語り。ムーンライダーズの曲としても、岡田さん作曲の曲としても大好きな3曲。美しく洒落てるけど人懐っこくポップな必殺の岡田メロディ。魂の継承を感じさせる素晴らしい弾き語り。沁みた。

2024/5/2

今日も一日働いた。まだまだ自分の理想とは程遠いけど。

で明日から休みなのでボンクラモードに切り替え。帰りにネットカフェで吉田豪斉木しげるインタビューを。掲載紙がなかなかの雑誌で、ま、おっさんだからもういいのだけど本屋で手にするにはハードル高し。ネットカフェならPCで読めるので、ここんとこのはずっとチェックしてる。マギー司郎からホープ中村ゆうじと「田端グループ」と続いたインタビューは中村ゆうじからの斉木しげるとラジカル人脈へ。シティボーイズショーは20年近く通ったが、斉木さんはシティボーイズショーではまさにスター担当だった。舞台映えする大芝居で、斉木さんが出てくると舞台は爆笑に包まれたもんだ。で飄々と大雑把、異常なほどの凝り性で捉えどころがない斉木さんにたっぷりインタビュー。しかし自己破産までしてる波乱の人生すらもさらっとあっさり。「自分は運が良かった」と語るなんというか大物ぶりが面白い。

NHK+で「燕は戻ってこない」を観る。もう胃がキリキリするようなドラマ。貧困にあえぎ生き辛さの中でこれでもかと追い詰められていく石橋静河演じる主人公。同世代の娘を持つ父としては見ていて辛いが惹きこまれる。くーっ。それからTVerでドラマ「アンメット」を。杉咲花若葉竜也岡山天音が絡んでと若き名優たち共演が素晴らしい。