日々の泡。

popholic diary

2023年11月11日~17日の話。

2023/11/11

朝から「旅サラダ」でたけし軍団の旅。井出らっきょ、松尾伴内ラッシャー板前、安心感のあるメンバーでおじさんたちのゆるーい旅。こういうのんびりした旅したいなぁ。気の合う仲間とゆっくり電車に揺られて、駅弁とか食べながらワイワイバカ話して。しかしガリガリに痩せた神田正輝に一瞬ギョッとする。まぁ年齢からしたら普通なんだろうけど。

少し日記を書いてから歩いてユナイテッドシネマ大津まで。ニア・ダコスタ監督「マーベルズ」を観る。アベンジャーズ最強のヒーロー、キャプテン・マーベル。今作ではキャプテン・マーベルことキャロルの盟友であったマリア・ランボーの娘で特殊な力を得たモニカ・ランボーアベンジャーズマニアでキャプテン・マーベル推しの女子高生ヒーロー、ミズ・マーベルことカマラ・カーンとチームを組んでの戦い。3人がパワーを使うと入れ替わってしまうという現象を逆手に取った入れ替わりアクションが見もの。わちゃわちゃと入れ替わり訓練をする3人の様子が楽しい。憧れのキャプテン・マーベルとチームを組む「成功したオタク」ミズ・マーベル、そして猫(に似た生物?)グースと笑える要素もたっぷりなのだがMARVEL映画も世界が広がり過ぎてもはや途中参加が難しくなってきてるから、観る人も限られちゃうんだろうな。実際、僕も映画に加え今作を観るにあたってモニカ・ランボーが登場する「ワンダヴィジョン」、カマラ・カーンの物語「ミズ・マーベル」の2本のドラマシリーズを観て挑んだぐらいだしね。映画そのものはサクッと観られて気持ちも上がる痛快アクションなのだが、押さえるべき背景がちょっと大きすぎる。しかし、まぁ見続けるんだろうな…。

で悩みに悩んだあげく、結局フードコートでインドカレー。ナ、ナンがでかいっ!

で続いてもう一本。山崎貴監督「ゴジラ-1.0」観る。ナンもデカかったが、ゴジラもデカかった。戦後日本に現れたゴジラは迫力満点。復興しかけたばかりの銀座を破壊して回る姿は最高!しかし描かれる人間ドラマは小粒。チマチマしたドラマはいいからもっとゴジラ出せと思っちゃった。朝ドラ「らんまん」ではあんなに子供を作っていた神木君と美波ちゃんだが、今作の神木君は一つ屋根の下に暮らす美波ちゃんに指一本触れることもない。そういえば先日の「蛤御門のヘン」でそんな神木君に竹内義和先生は「股間ゴジラがマイナスワンや」と言っていた。天才だと思う。ま、そんな話はいいとしてどこか既視感のあるドラマ部分も含めてだからいいんじゃない!とも言える。VFXは満点だし実際ヒットしてるし。

ということで本日は米日、大エンタメ娯楽作2本立て。大スクリーンで観るエンタメ映画はやはりそれだけで楽しい。しばしクサクサした日常を忘れられた。自分は映画も好きだが、映画館が好きなんだと思う。

2023/11/12

日曜は朝から妻と買い物。いつもは車だが、今日は自転車で。少し肌寒いが、一番好きな季節だ。妻とお喋りしながらスーパー2軒梯子して帰宅。昼はうどん。温かいうどんが美味しい。

午後の配信映画劇場はアマプラで公開時に見損なっていたウィル・メリック、ニック・ジョンソン監督「search2」。全編PCの画面上で進行する面白映画「search/サーチ」の続編という訳ではなく、全編PCの画面上で展開するという「構造」を使った第二弾。「search/サーチ」は行方不明になった娘を父が探すというストーリーだったが、今作は高校生の娘が行方不明になった母を探すというストーリー。PC、スマホとデジタルプラットフォーム上で物語は進行。二転三転するミステリーがスピーディーに繰り広げられめちゃくちゃ面白い!映像の斬新さと面白さがあっと驚くツイストだらけの物語を加速化させ面白効果が倍増!こういう映画こそ金曜ロードショーとかでやったらいいのに。不意打ちでこんな作品を見たら誰でも映画って面白いもんだなーって感じられると思う。若い子たちに観て欲しいな。

で年に一度のコロッケ作り。毎年この時期にケースで買う北海道ジャガイモを使って。手間はかかるが毎年娘も喜んで食べてくれるので一生懸命作る。祖父は料理人だった。でも自分は料理人になるという発想は全くなかったのだが、何年か前に兄貴と話していて「お前が料理人になると思ってたけどなー」と言われて凄く意外だった。その前にも「お前がサラリーマンやってるなんて笑けるな」とも言われたな。確かに自分でもそう思う。陽気で社交性があってクラスの人気者だった兄から見て、社交性がなく個人主義でクラスのマイノリティだった僕がサラリーマンでそれなりに働いてるのが意外に思えたんだろう。自分でも意外だよ。

2023/11/13

音楽が好きで中学生の頃からレコードやCDを相当買ってきた。40年近くも小遣いのほぼ全てを音盤に変えてきたのだ。そして音楽が好きでレコードやCDを買いまくったあげく、聴きたいCDがCDの山に埋もれて探せないという事態に陥った。棚にはスキマのないほど詰め込み、それでも収まり切らず収納ケースに入れるがそのケースも数十個と重なってる上にどのケースにどのCDが入ってるかの把握ができておらずもはや詰んでいる。大きな収納庫を確保できる財力もない。つまりは自分の身の丈をはるかに超えてしまったのだ。今持ってる音盤を一日一枚ずつ聴いても死ぬまでに聞き切れないだろう。っつーか俺が死んだらこのコレクションもすべてがゴミと化してしまう。残された家族には大迷惑な話だ。とにかく音楽が好きでCDを買い漁った結果、聴きたい音楽が聴けないという本末転倒具合に、何やってんだという気分になった。のでここ最近はすっかりサブスク派。今はもう手が届かない左上の棚の奥にあるであろうCDがさっとスマホで聴ける。もちろんサブスクにもミュージシャンへの還元など問題はあると思うが、旧作のサブスク配信は単純にうれしい。入手困難な過去作などは配信によって新たなリスナーを生み出すことにもなるだろう。中学時代、小遣いの都合で買うことができなかったアルバムなどをサブスクで見つけ新譜感覚で聴くことができるのも嬉しい。

と前置きが長くなったが、松尾清憲さんの初期3作、そしてパール兄弟の3人体制ワーナー時代の作品が配信開始で嬉しい再会となった。松尾さんの名曲「愛しのロージー」が収録された1st「SIDE EFFECTS」は発売時小遣いが足りなくて買えずに数年後中古盤で入手、2nd「HELP!HELP!HELP!」は今回が初聴き、3rd「No Thank You」はカセットテープでよく聴いた。色褪せないポップセンス、色気のあるボーカル、プロデューサーである白井良明さんのギターが多彩で多様でとにかくかっこいい。世界中の音楽ファン、若い世代のリスナーに発見して欲しいな。

窪田晴男勘当後のパール兄弟のアルバム「大ピース」は当時めちゃくちゃよく聴いた。パール兄弟の音楽的支柱であった窪田晴男が抜けた後、一体どうなっちゃうの?と思ってたところに白井良明岡田徹近田春夫戸田誠司小西康陽など楽曲ごとにプロデューサーを立て制作されたアルバムは大傑作であった。代表曲と言っていい「君にマニョマニョ」の変態性を保ったままポップに突き抜けていく感じが最高。沖山優司作曲の「太陽ソース」の後半、良明さんのギターがうねりまくるところは何回聞いても気持ちが上がる。かっこいい!

ということで結果的に「白井良明のいい仕事」を堪能した再会であった。

2023/11/14

今日は外回り日。昼は前から目をつけてたかつ丼屋へ。550円と言う庶民に優しいお値段、下品で甘い味付けが美味し!今日のランチは正解だったなー。

radiko東野幸治の「ホンモノラジオ」。いつもの渡辺鐘に変わって今日の聞き役はメッセンジャー黒田。東野さんの容赦ないツッコミ芸、かわいがりが炸裂。受ける黒田が嬉しそうなのがまた良い。おっさん二人のわちゃわちゃしたじゃれ合い。オープニングの西川きよし話から朝ドラ話まで爆笑に次ぐ爆笑で楽しかったー。

youtu.be

2023/11/15

水曜日のダウンタウン」名探偵・津田、バディとなったみなみかわとのコンビが面白い。みなみかわのロートーンの呆れツッコミが良い。

2023/11/16

YouTubeで「博士と町山」観る。路上の批評家、映画無職を名乗るジョージ氏を迎えて町山さんの映画批評について迫っていく。町山さんの映画批評を分析し、監督へのインタビュー手法を解体していく。最初は訝し気だった町山さんが博士さん、ジョージさんのインタビューによって語り始める。たどり着くのは親と子の関係が及ぼす影響。町山さんのインタビュー手法で町山さんに迫り、結果町山さん自身がはっと気づく。映画批評の核となる部分がインタビュー論として見事に着地する。これは面白かった。


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2023/11/17

やっと金曜に辿り着く。神経使う仕事を終え、午後3時遅い昼食をバーガーキングで。スモーキーなパティが食べ応えあって美味しい。

夜はゆっくりYouTubeなど観ながらくつろぎタイム。デビュー時から贔屓の若きスーパーギタリストにしてSSW、ReiがGingar Rootと組んだ新曲「Love is Beautiful」のMVが公開。どこかノスタルジックながらやっぱり新しいラブソング。二人の良さがばっちりはまって素晴らしい。「ロッチを足して二で割ったような」Gingar Rootのとぼけた味わいとキュートにもほどがあるReiのギタープリンセスぶりが素敵なMVも最高。で日本の中古盤屋で撮影されたMV、そこにちらっと映ったレコードはバイオリニスト、美尾洋乃さん88年のミニアルバム「フルーツ・オブ・ザ・ムーン」ではないか。誰が気付くねんと言う感じだが、このミニアルバム大好きで当時よく聴いたのでなんか嬉しい。


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