日々の泡。

popholic diary

2022年5月7日~13日の話。

2022/5/7

8時起床。ベーコンエッグとトースト、ヨーグルトの朝食。午前中はぼんやりと録画の消化。「アメリカの今を知るテレビ」「ロンハー」など。久々に電車乗り継ぎ三条のMOVIX京都へ。チケットを先に買って、近くのラーメン店「珍遊」にてチャーシューメンの昼食。最近太り気味だから食べちゃいけないと思いつつ、ラーメンは美味しい。

で白石和哉監督「死刑にいたる病」観る。逮捕された連続殺人犯、榛村から大学生の雅也に届いた一通の手紙。かってパン屋の店主として雅也と顔なじみだった榛村からの告白。雅也は次第に榛村の狂気にからめとられていく…ってな話。ちょいグロい表現もありつつのミステリーでちょっと前の韓国映画テイスト。白石監督の旧作「凶悪」にも似て、闇を探るうちにどんどん闇に飲み込まれていくどす黒い怖さがある。得体のしれない殺人犯を演じる阿部サダヲの石のような真っ黒な目の奥が印象的だった。

映画観終わり京阪電車で大津へ。radikoで「蛤御門のヘン」。ネットニュースに踊らされるのではなく、日常の会話をしたいという話。確かにコロナ以降、学生時代の友人と集まる機会も減り、どうでもいいバカ話をすることがなくなったな。どうしても会社では仕事の話が中心になるし、本音で話せる感じでもないもんな。そんな日々にストレスを感じつつ商店街で散髪をしてすっきり。

夜、アマプラで映画を一本。チョン・ヒョッキ監督「私のボクサー」を観る。脇役として着実にキャリアを伸ばしてきたオム・テグ主演。ヒロインはGirl's Dayのマンネ、というか今ではすっかり女優として人気者のヘリ。パンソリに合わせてボクシングするというなんだかとっても変な映画。でもその実、結構悲しくも切ない物語だった。Girl's Day時代からお気に入りのヘリ。デビュー当時はまだやぼったさが残る美少女だったが、バラエティ番組で見せた愛嬌でグループの人気を引っ張り、あれよあれよという間にCMクイーンからバラエティの人気者に。今では主演ドラマも多数。K-POPアイドルの大成功例だ。なんだかんだでK-POPにはまって10年以上。こういう姿を観れるのは嬉しい。

2022/5/8

朝から妻と実家へ。母の日のお祝いというわけでもないが本社勤務になり東京から4年ぶりに帰ってきた兄夫婦もいっしょに市役所の上に出来たレストランでランチ。ハンバーグはちょっと小ぶりだったが美味しかった。再び兄夫婦と同居することになった母。施設の祖母や近くに住む叔父の世話もあるので兄が一緒に暮らしてくれると心強い。

車中では東野幸治の「ホンモノラジオ」。ダウンタウンDX裏話。ダウンタウン軍団の末っ子、やんちゃさと冷静さ。どこかジャーナリストの眼を持ちつつ、全方位的に茶化しイジリ倒す東野さんの話、面白い。

帰宅して「イカゲーム」最終2話。ピークは6、7話だったか。ラストはまぁ無理やり驚かせようとした感じで…。でもさすが世界中で人気になっただけの強引な惹きつけ力があった。

NHKプラスでドラマ「17歳の帝国」を観る。AIと17歳の総理大臣が統治することになった実験都市。NHK、報道はクソだがドラマは面白い。山田杏奈に河合優実と大注目の若手俳優が出てるのもポイント。

2022/5/9

娘と「Queendom2」。ユニットでの歌対決。相変わらず圧巻のヒョリン先輩だが、今回は爽やかな歌声でIUのカバーを披露した宇宙少女ヨンジョン、スビン&VIVIZのウナのチームが良かった。個人的にお気に入りのスビンがやっとフィーチャーされたのも嬉しい。


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2022/5/11

朝から血圧の薬を処方してもらいに病院。その後テレワークにてお仕事。テレワーク飯は豚キムチを作って。午後結局会社出て諸々対応。

radiko中川家「ザ・ラジオ・ショー」。ゲストはフットボールアワー後藤輝基藤井隆プロデュースのカバーアルバム「マカロワ」も聴く。以前に出たレーベルのコンピ盤「SLENDERIE ideal」に収録されてたスカート澤部渡氏アレンジの「悲しみSWING」が大傑作でその色気のある歌声に驚いたが、今作もがっちり藤井隆プロデュースで新進気鋭のアレンジャーたちによるかっこいい音作り。本人は藤井隆に言われるがままだったという話だが、しっかりやり切っていてまたまた傑作。伊藤銀次のカバー「こぬか雨」とかもいいなぁ。

そしてポータブルロック、まさかの新曲が配信。1985年の1st「QT」は翌1986年に駅前のニチイに入っていたレコード店で買った。私立高校の合格が決まってすぐに買いに行ったことを覚えている。ほっとした気持ちで兄の部屋にあるステレオで聴いたのを今も鮮明に覚えている。特徴がないのが特徴。と言われた野宮真貴さんの瑞々しい歌声。その後、ピチカート・ファイヴに加入して世界的に大ブレイクするなんて思いもしなかった。さらに36年後、新曲が発表されるなんて想像すらできなかったし、それを聴いてる自分の姿すら思いもしなかったな。


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新曲は大人のポータブルロックという感じだが、独特の音使いがもう紛れもないポータブルロックで嬉しくなる。

2022/5/12

水道橋博士YouTube「博士の異常な対談」。町山さんとの月一対談は今月も大いに刺激的。というか本当に今この国で起こっていることに目の前が真っ暗にな想い。映画「教育と愛国」のMBS斉加尚代監督も交えての話。ロシアを非難しながら、まるでロシアをお手本にしているかのように国民を締め付け、自由を奪い、独裁化していく政権。教育を壊し、知識や知性を憎み、自分たちに従順な国民を作るために躍起になる。本当に恐ろしい。博士が巻き込まれているスラップ訴訟がいかに酷いものか。


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博士の活動に対して政治的過ぎるなどと言う人もいるが、博士だってそれは本意ではないだろう。おかしいことをおかしいということは政治的な発言ではなく、生活者として当たり前にある自由であり発言であるはず。それを政治家が訴えるという行為がいかにおぞましく、酷い行いなのか。本来であれば巻き込まれただけの博士が、ここまでリスクを背負って立ち向かおうとするのは全ての表現者、すべての生活者の為だと思っているからだろう。そこまでする義務も義理もない博士が、そこまで背負っている。5年後、10年後、20年後、世界はもっと酷いことになっているかもしれない。言葉は奪われ、すべての表現は政権の検閲の下、政権にとって都合のいいものだけが残る。そうなった時、あぁ博士が言ってたのはこういうことだったのかと気付いてももう遅いのだ。

2022/5/13

仕事で雨の中、近江八幡まで車を飛ばす。radikoで「蛤御門のヘン」。柳田光司さんのゲストの演芸浪漫回。ダウンタウン40周年を勝手に祝う会。柳田さんの年月日にこだわる演芸男子ぶりが炸裂。NSC入学1か月後のダウンタウン漫才から京都花月ダウンタウン、柳田さんが体験した二丁目のダウンタウン。寛太寛大の漫才からの影響や角田さんが語る巨人師匠の話も興味深い。京都花月に入ったことはなかったが、その裏の公園や新京極通、あの頃の景色は覚えている。僕が初めて見た芸能人は阪急河原町駅で観た西川のりお河原町駅では京都花月に出演する芸人さんたちを稀に見ることがあった。あと京都のビブレホール懐かしい。紳助さんの「ハイヤング京都」後半1時間はビブレホールからの公開録音だった。僕は行ったことなかったけど、当時兄貴が仲間と観に行って、学生が出るコーナーに出てちょこっと声が流れたことがあった。ビブレホールはその後一度、ZELDAのライブを観に行ったっけ。ビブレにはインディーズ盤も多く扱っていたユリナレコードがあったはず。

続けてメルマ旬報の柳田さん×角田さんの「戯れ言WEST(仮題)」も。さらに濃厚なダウンタウン話。伝説の一日をライブビューイングで観た後、ダウンタウンに想いを馳せ京都花月跡を一人歩く柳田さん。まさに演芸浪漫だなー。

 

今週聴いていた音楽は

  • 「Max&Match」LOONA/ODD EYE CIRCLE
  • 「[++]」LOONA
  • 「[××]」LOONA
  • マカロワ後藤輝基
  • 「Lonely Girl,Dreaming Girl」ポータブルロック
  • 「ビギニングス」ポータブルロック
  • 「BEAT CITY」伊藤銀次