日々の泡。

popholic diary

2022年1月15日~21日の話。

2022/1/15

朝食は食パンにアオハタりんごジャムをたっぷり塗ってシナモンかけてアップルパイ風トースト。美味しい。

朝から散歩がてら地元の映画館ユナイテッドシネマへ。まずはクリント・イーストウッド監督「クライ・マッチョ」を観る。イーストウッド翁が行って帰ってくる話。しかし91歳!いくら老カーボーイの役と言っても、無理があるだろというシーンもなくはないんだが、それでも力づくで納得させるものがある。老いてなおビンビン。渋いぜ、渋すぎるぜ。

20分のインターバルを置いて、続いてはリドリー・スコット監督「ハウス・オブ・グッチ」を観る。自分が経営に関わるメンチカツ店であることを隠し、おすすめとしてテレビで大絶賛するというステマ騒動を映画化…えっ?違う?失礼しました、これは「ハウス・オブ・グッチ雄三」でしたな。ファッションブランドGUCCI家のアウリツィオに野心丸出しで近づき結婚したパトリツィア。その結婚がやがてGUCCI家の崩壊を呼び起こす…という真実を映画化。オールスターキャストによる豪勢かつゲッスい再現ドラマ。桂朝丸(現ざこば)に解説・ナレーションをお願いしたい。しかしレディ・ガガアダム・ドライバー、そしてジャレッド・レトと素晴らしすぎた。レディ・ガガはもはや大女優の風格。見応えあり!

角田龍平さんの「蛤御門のヘン」。竹内義和先生ゲスト回。面白すぎる!「(有村崑の)"クイズセックス!"という言葉に込められた重みを今一度噛みしめて欲しい」、笑点降板の三平の話題から文枝師匠の「スケスケ」テレフォンの"間"の素晴らしさについて「あれで人間国宝をとりましたなら納得できる、とれませんでしたのなら納得できない」、「マディソン郡の橋」を矢口真里騒動と絡め、「イーストウッドがクローゼットの中で三角座り」などなど絶好調。ただただ下世話な話題を大真面目に語るどーかしてる二人。最高!

2022/1/16

寒くて布団から出たくない。しばし布団の中で音楽などを聴きぐだぐだ。いつもより遅く、9時前に布団から出てハムエッグとトーストの朝食。

いつものごとく、妻と買い物。昼はケンタッキーの交換クーポンがあるからということでチキン買って、義母宅に寄ってみなで食べる。ケンタッキーフライドチキン、前に食べたのいつだったか思い出せないぐらい久々。美味しい。

帰宅し、映画を一本。アマプラでクリストファー・ランドン監督「ザ・スイッチ」を観る。気弱で地味な女子高生ミリー。13日の金曜日に連続殺人鬼ブッチャーに襲われ、短剣で刺された瞬間なんと二人の魂は入れ替わってしまう!という俺があいつであいつが俺で、最悪版転校生あるいはこんな「君の名は。」はイヤだ。強面の殺人鬼だったヴィンス・ヴォーンが女子走りで逃げ惑う感じはさすがに面白い。逆に中身は殺人鬼のキャスリン・ニュートンがこれでもかとえぐい描写で殺しまくる。面白かっただけが残るさっぱりした映画で楽し。

トマト缶とひき肉でミートソースを作って夕食。子供の頃、母が作ってくれたスパゲッティミートソースはごちそうだった。大学生になるまでパスタはスパゲッティでナポリタンかミートソースしか知らなかった。カルボナーラ食べたときは驚いたなー。

2022/1/17

昨日作り過ぎたミートソースとスライスチーズを食パンに乗せてトースト。美味しい。

しかし寒い。天井が高く四方を窓ガラスで囲まれた社内はやたら寒く。膝に毛布を掛けてぶるぶる震えながら仕事をしている。あまりの寒さに白湯をのんでいる。で頻尿に拍車がかかる。その男、頻尿につき。しかし50からの如実な頻尿ぶりが凄い。夜、絶対1回は尿意で目が覚める。最近は2回、目が覚める時もある。尿意で目が覚める、そんな歳になったんだね…。

2022/1/18

日記の補完作業。元々水道橋博士さんの日記に触発されて書き始めた日記。古くは1999年から書き綴っているが抜けも多く、過去のHPに書いてた分やTwitterから拾ってここのブログに移し替えている。誰が読むんだとも思うが自分が読むからいいやと開き直って。検索ができるようになると自分的に便利ということもあるし。去年から日記を週一ながら再開して改めて書くことが少し楽しくなり始めた。時々ふと自分の古い日記を読んでみると、それなりに楽しめる。何せ、趣味が一緒だし、笑いのセンスが似てる。さすが俺。

2022/1/19

テレワーク日。とはいえ家から営業に出向き、家から会議に参加。昼ごはんを家で作って食べられるのは嬉しい。きつねうどんと玉子丼。ついつい健康を考え、醤油や砂糖控えめになるけど、やっぱり味付けは下品なぐらいがちょうどいい。

後はradikoでいろんな番組を。「ダイアンのTOKYOSTYLE」はダイアンの漫才のの原型がそこかしこに垣間見られる。「中川家のザ・ラジオショー」は剛のボヤキ節が最高に面白い。「たまむすび~アメリカ流れ者」ではNetflix「新聞記者」について。攻める町山さん、でもこれこそラジオの良心だと思う。「東京ポッド許可局」では笑点論。笑点を真面目に語る新聞・雑誌の描写が面白い。「ビバリー昼ズみうらじゅんゲスト回」全編、何言ってんの?というバカバカしさ。みうらじゅんのぶれない姿勢に感服。…などを聞きつつ。

2022/1/20

今日はまた一層寒い。1日雪が降ったりやんだり。大寒。ということで頭の中にムーンライダーズ大寒町」が流れる。この曲を知ったのは17歳の時だった。ライブアルバム「ザ・ワースト・オブ・ムーンライダーズ」のライブバージョン。武川さんと慶一さん、そして博文さんがボーカルを回していく。これが最高にかっこよくって大好きな一曲になった。そして鈴木博文さんが17歳の時に作った曲だと知って驚いた。17歳だった僕は下手なフォークギターを弾きながらソングライターに憧れた。だがギターの腕は一向に上達せず、曲を作るセンスも才能も根気もなく18歳になり、19歳になり…51歳になった。

正月にふと頭に浮かんだことがある。今年の目標。歌を一曲作るのだ。

2022/1/21

朝から雪が降っている。昼間も雪が降っていた。冬。会社帰りに大津アレックスシネマまで。3月で閉館が決まったアレックスシネマ。随分映画を観たし、仕事でもお世話になった。支配人ともよく映画の話をした。寂しい話だ。

でジア・リン監督「こんにちは、私のお母さん」を観る。興行収入900億という驚異の大ヒットを記録した中国映画。人気喜劇女優のジア・リンが監督、脚本、主演を務める。舞台は2001年。何をやってもダメなシャオリン。母・ホワンインとの帰り道、交通事故にあい母は危篤状態に。そしてシャオリンは気が付くと1981年にタイムスリップしていた。若く美しい母と出会い、母を喜ばそうと奮闘する。ベタな人情喜劇にタイムスリップ、そして最後の一捻りで大号泣。親は子を想い、子は親を想う。亡き母への想い、その極私的な想いを徹底的に追求し映画として昇華。だからこそ多くの人の共感を呼び大ヒットに結び付いたのだろう。お国は違えど、その想いは共通する。

 

今週聴いた音楽は