2016/5/1
この週末に観た映画。まずはアンソニー&ジョー・ルッソ監督「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」。いやいやどんだけヒーロー出てくんねんというMARVELの満漢全席でお腹いっぱい。正義VS悪という単純構造ではないだけにスカッとしない切ない戦い。なんだが、ちょっと胃にもたれたな。
そしてバイロン・ハワード、リッチ・ムーア監督「ズートピア」。これは大傑作!動物たちの楽園ズートピアで繰り広げられるまさかのクライム・サスペンスにしてバディもの。メッセージを極上のエンタメに込めるディズニーアニメ、最新の名作!動物ファンタジー?いやいやハードボイルドですよ。凄い!多様な人種が集う街、偏見からの決めつけ、恐怖を植え付け差別を誘導するなどまさに「今」を映す。主人公すら自身の中にある偏見に気づいてしまう。そしてそこからどう抜け出し、どう希望を失わずに生きるのか。なんて大げさだけどこんなことをめちゃめちゃ楽しいエンタメ作に。
そして小泉徳宏監督「ちはやふる 下の句」。上の句からさらに進んだ成長の物語。眩しい。そして噂以上に松岡茉優が素晴らしい!貫禄の横綱相撲を見せられてるような。天然の原石・広瀬すずとがっぷりよつに組み、心技体で投げ飛ばした感じ。松岡茉優が完全に映画をかっさらっていったなぁ。
ダメ押しでもう一本。佐藤信介監督「アイアムアヒーロー」。これは面白かった!しょっぱなから血まみれ。そこからぐっと長いタメの後の溢れんばかりの、いや溢れすぎの血みどろ。極端に極限の状況ながら、ヒーローじゃない男がヒーローになっていく姿に無理がないし、その逡巡がリアルに感じられる。韓国ロケが行われたからという訳でもないが、韓国バイオレンスもの観てるような感覚になった。ハ・ジョンウ主演で韓国リメイクとかいいんじゃないか。有村架純の役がキム・セロンで長沢まさみの役はチョン・ウヒで。
2016/5/2
角田龍平さんがいよいよニッポン放送と言うラジオの本丸で3時間特番。ファンとしては嬉しく、誇らしいばかり。しかしラジオマンとしてはニッポン放送に激しく嫉妬。角田さんの番組、俺が作りたかったーっ!いつか作るぞ!と決意も新たに。
2016/5/3
本日もお仕事。大阪での収録へ向かう車中でradikoで角田さんの特番。途中までしか聴けなかったのが残念だけど、ポッドキャストで続けてきたことがラジオのど真ん中で花開いた瞬間に少しでも触れられて感激!
2016/5/8
週末に観た映画は、イ・ジョンピル監督「花、香る歌」。朝鮮時代末期、女性には歌うことが禁じられていた伝統芸能「パンソリ」。禁戒を越えて初の女流唄い手となったチン・チェソンの人生を描く。チェソンを演じるのはmissAのスジ。大画面で観るスジは美しかったなー。歌声も素晴らしかった。パンソリの師匠を演じるカメレオン俳優、リュ・スンリョンはさすがに名演。そしてイ・ドンフィとアン・ジェホンの2人がいい味出してる。すでに出演作がどんどん増えている2人。韓国映画お馴染みの顔になっていくだろうな。
2016/5/9
仕事で大阪に出たついでにラジカセ展観てきた。小6の時、お年玉を全てつぎ込んで買ったのがパイオニアのこの機種だった。イコライザー付きで高音をシャリシャリにして聴いてたなー。
2016/5/15
結局、毎晩聴いているLOVELYZ。結論、最高。筒美京平感ある。
ティパニのソロに関して、昨日娘と協議。結論「…微妙やなぁ」。ま、ALは買うんだけど
これからというタイミングでメンバーが減っていくApril。しかしこのキューティーポテンシャルの高さは凄い。ナウンちゃんの逸材感!
混戦状態の新ガールズグループの中で頭一つ抜けた感があるTWICE。日本人メンバーサナのシャンシャンのとこ声援デカっ
ウンジの穏やかな歌声を聴いて、寝よう…。
2016/5/19
LOVELYZによる少女時代の名曲カバー。永遠に観ていられる!
2016/5/20
お昼の生放送担当日。生活情報番組ゆえに、逆に選曲はゆったり心地よい音であれば新旧洋邦問わず自由。MY LITTLE LOVERからフィフスアヴェニューバンド経由で柄本明に行きつく。
ポッドキャスト「現代漫才論(仮)」の80年代京都の男子校話。同じく80年代を京都男子校で過ごした身として楽しく拝聴。僕の場合は友達も少なくひたすら本屋とレコード屋とラジオの毎日だったなーって今と同じじゃないか。
そして「角田龍平のANNP」120回は爆笑回。千々に乱される「ろくでなし子」裁判をとっかかりに、熟女の乳首とじいさんのチンコに人生を感じ、謎の高校包茎部に妄想を膨らます-性器と人間の業を語る「文化人枠最強の喋り手」。ちくわ監督やサライ大好き詐欺師など聴きどころ満載。面白すぎる!
2016/5/21
今日観てきた映画は是枝裕和監督「海よりもまだ深く」。仕事もままならず妻には去られ養育費も払えないダメ男とその家族の物語。人生とは「こんなはずじゃなかった」の連続。辛く、厳しく、憂鬱な毎日ゆえに人はその中にささやかな喜びを見つける。日々の暮らしと可笑しみ。好きだなぁこの映画。小さな団地の一室。そこに描かれる「生活」のリアルさ。息子としての自分と、父としての自分。などなど。心の中にある記憶の断片をふっと照らすような瞬間が幾度となく訪れる。「こんなはずじゃなかった」人生を送る全ての人にお薦め。
で本日はもう一本。真利子哲也監督「ディストラクションベイビーズ」初日観てきた!この映画、凶暴につき。本年度最も危険な映画であることは間違いない衝撃作にして、これぞ映画!フィルムに叩きつけられた暴力。主演、柳楽優弥から匂い立つ狂気と色気。観ないと始まらない、感じ考える映画だった!純粋な暴力と邪悪な暴力。暴力そのものが目的の男と、暴力を手段にしようとする男。説明一切無しでひたすら暴力そのものが描かれる。ぐらぐらと感情や感覚、心と脳味噌、身体までもが揺さぶられる。凄いものを観た!
2016/5/24
ペク・アヨンちゃんの新曲。洒落たサウンドに可愛さと切なさが絶妙にブレンドされたメロディと歌声。いい!アルバム早く出してー
2016/5/28
今夜0時からのe-radio「Saturday Night Culture Club」は総力特集・映画「ディストラクションベイビーズ」。真利子哲也監督と主演の柳楽優弥さんのかなり突っ込んだ内容のロングインタビューを。既に2回観てますが、もう一回観たくなるなー