日々の泡。

popholic diary

2016年6月のTweet

2016/6/4

本日は5時起きでお仕事。先週も休日出勤だったので明日は久々の休みだ-。とその前に「Saturday Night Culture Club」。今夜はNegiccoのプロデューサー、connieさん電話インタビューなど盛りだくさん。SNCC的なアイドル特集回です。

2016/6/5

今日の「トットてれび」はホント素晴らしかったなぁ。パーティーシーンで向田邦子のスピーチを聞いてる時の表情とか、満島ひかりが完全に黒柳徹子になってた。ラストのマンション前での後ろ姿とかちょっと震えた。

昨晩の「Saturday Night Culture Club」。反響大きく嬉しい。Negiccoファンの皆さんにも喜んでもらえたようでホッとした。ご協力頂いた関係者の皆さん、聞いて頂いた皆さんに感謝しかない。悩みながら、楽しみながら、イイモノを作っていきたい。と決意も新たに。

2016/6/7

ひょんなことからチケットを入手し、行ってきました小沢健二「魔法的」ツアー。とてもとても素敵なコンサート。愛と叡智とユーモア。新曲がどれも素晴らしくそれは確かに魔法的な音楽だった。勇気と希望を持って日常に戻ろう。

<2022年追記>

このライブ、京都でラーメン店を営む古くからの友人が誘ってくれて一緒に行ったのだが、そのチケットは元々ラーメン店の常連であった作家の樋口毅宏さんのもので、ダブってとれたのでということで友人の手に。そして僕に声かけてくれたというのも実に「魔法的」。

2016/6/10

おぉーっこの曲相当いいっ!ゴージャスで楽しい、ポップソングかくあるべし!みたいな。ライブ演奏もいい!

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2016/6/11

朝から「とと姉ちゃん」を観て、切ない別れに胸をギュッとされつつ気づけばツツツーと涙が。最近は体中のパッキンがおかしくなっていて、トイレ終わったはずなのに、気づけばツツツーと…ってなことも少なくない。おむつを導入する日も遠くないのかもしれない。ってなんの話だったっけ

で朝から映画館へ。ジョウ・グータイ監督「若葉のころ」観てきた。素晴らしすぎるビジュアルを観た時から、絶対好きなヤツと思ってたがまさにその“好きなヤツ”だった。母と娘、2世代の初恋を描く瑞々しすぎる台湾青春映画。ヒロインにいかにのめり込めるかが肝だがその点で100点!17歳の娘、17歳だった頃の母。親子2代を演じるルゥルゥ・チェンがとにもかくにも素晴らしい。若さとバカさが空回りする若葉の頃。ドクドクと血が流れたはずの傷も、時間がたちその傷跡を観た時、甘美な思い出になっている。あぁ俺も17の頃…って男子校で何もなかったよ!しかしこのチラシのビジュアル最高!この一瞬の切り取り方。瑞々しさ、えげつないなー。

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でもう一本。ユン・ジュンヒョン監督「あいつだ」。最愛の妹を殺されたジャンウ。人の死が予知できる女性シウンの協力を得て怪しい男を追い詰めていくってな話。こんな手があったのかというオカルト風味の韓国サスペンス。泥臭く生々しく息詰まる追いかけっこ。さすがにおもしろいなー。コメディからシリアスまで何でもできる、奇面組の潔くん似の個性派フェイス、ユ・ヘジンがやっぱり凄い。そして死を予知するアカルト女を演じるのはイ・ユヨン。「背徳の王宮」で演じたどセクシーな芸妓とは真逆の役で、同じ女優とは全く分からなかった。

そして夜は「トットてれび」でまたまた涙腺のパッキンが…。ずるいよ、あれは。

さて、この後は「Saturday Night Culture Club」。まさかの有村架純さん出演回。映画「夏美のホタル」についてのロングインタビューをONAIR!

2016/6/12

NHK「大アマゾン最後の秘境」。赤い顔の猿、なんだかスゲーな。

2016/6/19

本日は朝から映画。森達也監督「FAKE」観てきた!!あの佐村河内氏に密着。虚実の皮膜を綱渡りする“ドキュメンタリー”。コップになみなみと注がれた豆乳を飲み干し、お客様には美味しそうなケーキでもてなすチャーミング極まりない男がそこに!あー誰かと喋りたい!そんな傑作。面白かった!

そして十三から久々に阪急電車で京都へ。立誠シネマで平野勝之監督作を2本続けて。まずは「太平洋の地獄」。お気楽ちょいエロイメージビデオのはずが、なぜか軍服を着た男たちと水着ギャルの全面戦争へ。ボタンの掛け違いどころかそもそも違う服のボタンを無理やり掛けようとした悲喜劇に爆笑!

もう一本は平野監督最新作「青春100キロ」。引退を決めたAV女優・上原亜衣ちゃんに生○出しする為に100キロマラソンに挑戦する素人男性ケイ君を追うドキュメント。ケイ君の「亜衣ちゃんに生○出し」したいという思いの清々しいまでの純粋さが感動すら生む、抜けないけれど抜けのいい一本!このタイトルが実に素晴らしい。足を引き摺りながら100キロを走るケイ君と、AVを駆け抜けようとする上原亜衣ちゃんの姿がダブる時、浮かび上がる眩しいばかりの「青春」。愛とか恋とかしち面倒くさい不純物が一切ない、ただただ「やりたい」だけの純な気持ちが眩しすぎた。それにしてもなんだろう観終わった後の妙な清々しさは。やってることは大間抜けながら、良質な青春映画の味わい。チ○ポ丸出しで素人男優たちが叫ぶ愛に溢れる亜衣ちゃんコールとか、100キロ走破直後にビンビンという若さゆえの生命力とか。なんだこれは。

2016/6/19

「重版出来」も「トットてれび」も「ゆとり〜」も終わっちゃったなー。全部いいドラマだったね。「ゆとり〜」なにげに松坂桃李が良かったな。

今日は大澤誉志幸さんのライブを観た。喋りまくるMCも含めて実に楽しかった。中学生の時、初めて触れたソウルミュージックが大澤さんで僕にとって最初のポップスター。先日電話インタビュー収録させて頂いたんだが、あの頃はこんな未来が待ってるとは思いもしなかったなー

2016/6/21

映画「FAKE」を観た翌日、録画していた「さんまのまんま」上沼恵美子ゲスト回観る。お互い一歩も譲らず平行線を辿りながらも、笑いのプロとしてきっちり仕事をこなす。凄いものを観た感。どちらの言い分も本当であり、嘘である。-などと「FAKE」脳で観てしまうなー。「さんまのまんま」VS上沼恵美子観て、ふと松本人志が出演した回を思い出した。あの時も「言った」「言ってない」論争でお互い一歩も譲らずだった。

2016/6/25

休日は映画館で。ウディ・アレン監督「教授のおかしな妄想殺人」観てきた。老いてますます盛ん。哲学×殺人を柱に軽妙過ぎる語り口で描く人間コメディ。エマ・ストーンってちょっと若き日のダイアン・キートンに似てる気がするのは俺だけか

映画館移動して侯孝賢監督「冬冬の夏休み」。1984年作品のデジタルリマスター版の上映。小学校を卒業したばかりの冬冬がおじいさんの家で過ごすひと夏の物語。お国違えど、田舎で過ごす夏休みの日々はやはり郷愁を誘う。いつかどこかで観た風景や匂いがスクリーンに映し出される。

2016/6/25

この1ヶ月、毎晩寝る前に聴いてるペク・アヨンちゃん。今一番のお気に入りシンガー。彼女のライブも観たい

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今夜の「サタデーナイトカルチャークラブ」は念願の角田龍平さん特集回。それにしても柳楽優弥Negicco有村架純からの角田さん。むちゃくちゃといえばむちゃくちゃだけど、この多様さこそがカルチャーだ!ということで

2016/6/26

休日は映画館で。白石和彌監督「日本で一番悪い奴ら」観てきた。めちゃめちゃ面白かった!<日本警察史上最大の不祥事>と呼ばれる実話を基に一人の刑事の栄光と転落を描く。毒気が強いブラックコメディであり男たちの青春群像劇。不謹慎すぎて笑っちゃう実録エンタメの先のほろ苦さがたまらない。正義と悪がグレーに混ざりつつ、いつの間にか完全に逆転していく。気づけばもはや戻れないところまで来ている主人公。その先にある奈落を覗き見た時の恐怖。エンタメ作として抜群に面白いんだが後味は苦い。映画以上に漆黒の現実にぞっとしてしまう。

でもう一本、吉田恵輔監督「ヒメアノ~ル」。いや、これまた、後々まで効いてくる傑作であった。オフビートなコメディに潜む狂気と恐怖。タイトル出た後それまでの空気が一変。なんだか落ち着かず観てる間中、心にさざ波が立つようにザワザワした気持ちが止まらない。殺人鬼を演じる森田剛の目。完全に心を殺された男の目が恐ろしくそして悲しい。ラストで見せる表情で、とても感情移入できそうにない男にぐっと心が寄せられる。素晴らしかった。ただ一つだけ苦言を呈したい。日本映画における女優の「乳首死守問題」。ベッドシーンが非常に重要でもあるんだが、「乳首死守」が過ぎて不自然極まりないのだ。そこで一気に冷めちゃうんだよなー。いや、見たくて言ってんじゃないよ。いや、ホント。日本映画における「女優乳首死守問題」については国会で議論して欲しいぐらいだ。もう隠すぐらいならベッドシーンいらない。「隠すならやるな、やるなら隠すな。」と言いたい。ってなんの話をしてるんだ、俺は。