2016年4月のTweet - 日々の泡。

2016/4/2

昨晩は遅ればせながら小泉徳宏監督「ちはやふる-上の句-」観てきた。おーっ、王道の青春映画。がんばれベアーズ的なカタルシスもあり、きゅんとくるシーンもあり。なにより広瀬すずを魅力的に映している。でも一番良かったのは太一と机くんに比重を置いて挫折を描いてるとこ。天才的なキャラクターである千早ではなく、より観客に近い存在である太一や机くんを物語の柱に据え、挫折から立ち上がってくる姿を描くことで、自分自身の物語として胸に迫ってくる。しかし若い役者達が皆瑞々しくてもはや親目線になっちゃうな

で今日は岩井俊二監督「リップヴァンウィンクルの花嫁」観てきた。素晴らしかった！いや素晴らしすぎた！なんたる上質な物語。映像、言葉、様々なイメージが頭の中、心の中を刺激して、このどこか寓話的な物語を外にも内にも押し広げていく。岩井俊二が仕掛ける愛と希望の静かなる逆襲。SNSに何でも屋、“今”を切り取りながら、もう一つのあるべき世界を描いてる。今、世界は恐れと憎しみだけがひたすらループしているようにも見える。でも、そうじゃないだろう。世界には幸せがこんなにもあるじゃないかと映画は語りかける。世界の中にある優しさや幸せに目を向けることに逃げるな。愛と希望は甘くはない。そこには強い意志がいる。そして僕らはもっと強くなれるはず。恐れと憎しみの世界へ、愛と希望の静かなる逆襲を始めよう。僕はそんな風に感じたな。ま、とにかく傑作だった！

2016/4/3

以前やっていた番組「POP DIVER」がソロとしたら、新番組「Saturday Night Culture Club」は完全なバンド作。プロデューサーである僕が40代、ディレクターは30代、パーソナリティは30代男と20代女子。番組に必ず10代の声を入れる。以前から僕をフォローして下さってる方には、もしかしたら「なんだこれ？」と思われるかもしれないけど、好きなこと、好きであることをどんどん更新していきたい。自分の安全パイじゃないとこにも突っ込んで行きたい。そんな気分で。

新番組に加え4月から数年ぶりにディレクター復帰もしていて、金曜お昼の生活情報番組を担当。4/1からの登板だったんだけどこっちはフランク・シナトラからシンリズムまでというオールジャンルで10曲ほど選曲。選曲はやっぱ楽しい。

で今日は朝から近江神宮のかるた大会を取材。リアルちはやふる！って言い方も変だけど、若い熱気が凄かったな。最近の若いもんは最近の古いもんより、ずっといいよ。

2016/4/6

このMVすげー！1回しか使えないアイデア。素晴らしいセンスだなー

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Negicco Meets ウワノソラ！素晴らしい。期待大ですなー

2016/4/7

会社帰りに映画を一本。水田伸生監督「あやしい彼女」観てきた。元ネタの韓国映画「怪しい彼女」が好きすぎるのと、“「謝罪の王様」のスタッフが贈る…”というむしろマイナスとしか思えないキャッチコピーで正直心配だったが、多部未華子力で何とか乗り切った！母と娘に改変したのも正解だった。そりゃまぁ、韓国版に比べりゃ・・・だけど、多部ちゃんのくるくる変わる表情とコメディセンスで楽しめた。小林聡美がキチンと押さえるところを押さえてくれたのも良かった。

2016/4/9

朝からイベント仕事。マジックショーで箱から飛び出した白いハトが天高く飛んでって帰ってこなかったのには笑った。2回目のステージにハトのマジックは無かった…

仕事の後に映画を一本。レニー・アブラハムソン監督「ルーム」観てきた。圧倒的に強く、圧倒的に美しい映画だった！ショッキングな設定からの、その先の物語。世界に初めて触れる少年と世界を取り戻す母親。感動作なんて安っぽい言葉では語れない作品。この世界に溢れる残酷さ、暴力性、優しさの振りをした無自覚な悪意…。そこからも目を逸らさずに、映画は丁寧に世界を映す。少年の伸びやかな生命力、世界を肯定する力が眩しく美しい。これは今観るべき、素晴らしい映画。

2016/4/10

今日はクリス・モーカーベル監督「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」観てきた。正体不明のストリートアーティスト、バンクシーが2013年10月突如NYに。1ヶ月の間、毎日町のどこかで作品を発表。場所を明かさず公式サイトに投稿を始める。街中を巻き込んだアートを追ったドキュメンタリー。バンクシーの作品を求め、NY中を人々が探し回る。作品を写真に収める人、アクリル板で保護するビルオーナー、作品が金になると知り盗む人などなどそのどれもがまた作品の一部となっていく。スピードと熱狂の宝探しアート。なんだこの面白さは。SNSに飲み込まれたような街の喧騒は実に現代的。正体不明のアーティストが残した社会的なメッセージも、やがて金に換えられていく。社会におけるカルチャーの意味をいろんな角度から揺さぶってくる。バンクシー、あんた何者なんだ!?

2016/4/13

先週末に観た映画のこと書いてなかった。ミン・ギュドン監督「背徳の王宮」。稀代の暴君・ヨンサングン。欲望を満たす為、国中の美女を集めることを側近のイム・スンジェに命じる。まぁとにかくエロ・グロ全開の時代劇。ながら独自の重厚さと痛みもあって魅せるなぁ。爆笑すれすれのS○X訓練とかもう完全にやり過ぎなんだが、イム・ジヨンとイ・ユヨンという美女二人のまさに身体を張った名演でそれすらも深みを感じさせる。そして暴君役のキム・ガンウ。ただの色狂いじゃなくその奥底の闇を表現してて素晴らしかった。

JYP師匠、おもろいなー

J.Y. Park(박진영) "Still Alive(살아있네)" M/V - YouTube

2016/4/20

かっこいい！かわいい！こりゃいいなー

youtu.be

2016/4/22

パク・ボラムちゃんの新曲。これ、相当好き。シンプルでいてとびきりのポップ

박보람 (Park Boram) - Dynamic Love MV - YouTube

いまさらですが、イケメンバンドCNBLUEの新曲、めっちゃいい。ソウル風味のポップロック。気持ちいいサウンド！

[MV] CNBLUE(씨엔블루) _ 이렇게 예뻤나(YOU’RE SO FINE) - YouTube

Apinkウンジのソロ。面白くもなければ新しくもないのだけれどここんとこ毎晩聴いてる。ただただ沁みる。

[MV] Jeong Eun Ji(정은지) _ Hopefully sky(하늘바라기) (Feat. 하림) - YouTube

2016/4/23

朝から映画へ。東海テレビ制作のドキュメンタリー「ヤクザと憲法」観てきた。指定暴力団「二代目清勇会」に密着取材。モザイクなしで暴対法施行後の暴力団の生活が生々しく映し出される。いや、面白くないわけない。決して関わり合いたくないけど覗き見たいヤクザの世界。人権とはナンダ？ヤクザと人権、ヤクザの人権。いや、もちろん観てる側にも疑問は残る。現実的には彼らに泣かされている人もいるはずだから。しかし「映画」としてめちゃめちゃ面白いのも事実。妙にお洒落な組長やヤクザらしからぬ新米ヤクザ。登場人物たち、その背景のドラマがとにかく濃い。

続けてもう一本。沖田修一監督「モヒカン故郷に帰る」観てきた。売れないバンドマン永吉は、妊娠した恋人を連れ7年ぶりに故郷へ。YAZAWA狂いの父・治ががんであることがわかり-てな話。笑って泣けて、泣けて笑える、凄くかわいらしく愛おしいホームドラマだった！柄本明の顔芸ずるいよっ！ガンで亡くなった父のことをふと思い出しつつホロリ。笑いながら家族というおかしくてゆるくて大切な関係を思う。良かったなー

今日はさらにもう一本。ポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督「アイヒマン・ショー　歴史を映した男たち」。ユダヤ人絶滅計画を推し進めたナチ親衛隊の将校アドルフ・アイヒマン。1961年エルサレムの法廷で彼の裁判がおこなわれる。映画はその裁判のテレビ中継に挑む男たちの姿を描く。この前代未聞のテレビ中継に懸けるプロデューサー・ミルトンと監督・フルヴィッツ。実際の映像を交え、スリリングな裁判中継の裏、2人の葛藤や衝突、苦悩。震えるほどの緊迫感。暴かれていく虐殺の事実の前でも表情一つ変えないアイヒマン。人間の恐ろしさが浮き上がる。目を背けたくなるような行為の数々が暴かれる中、アイヒマンの中にある“人間”を映そうとするフルヴィッツ。その挑戦は成功したのか？この物語に出てくるのは全て同じ“人間”なのだ。歴史の事実を見つめる理性を失ってはいないか。今こそ観るべき映画。背筋が伸びた。

2016/4/24

たけし、吉田豪恫喝事件からBSに移って森進一の「ルームキー」。そんな日曜の夜。

2016/4/25

LOVELYZの新曲！昭和アイドルポップスのアップデート版の趣き。しばし聴き込みたい。

[MV] Lovelyz(러블리즈) _ 나의 지구(Destiny) - YouTube

大好きな台湾のシンガーPiAさんの新曲。最高！

PiA 吳蓓雅 | 解偉苓 | 蔡孟臻 | 劉軒蓁 | 陳以岫 | 生活需要多一點樂觀 Official MV - YouTube

何度も言うけど、ウンジの歌声は沁みる。特にこの動画は自分にだけ歌ってくれてるような気分になる。やばいなー

[세로라이브] 정은지 (Apink) - 하늘바라기 - YouTube

2016/4/27

APRIL新曲。王道のK-アイドルポップ。かわいいとしか言えない

[MV] APRIL(에이프릴) _ Tinker Bell(팅커벨) - YouTube