日々の泡。

popholic diary

2018年1月のTweet

2018/1/2

しかし年末からお腹の調子が悪く、新年をトイレの中で迎えることになってしまった。あけましておめでとうございます。一日二日は実家ツアーでただただ食べ続けるしかないのだが、胃がついてこない…

2017年によく聴いたK-POP。まずはやっぱりLovelyz。キッチュなPOPソング「WoW」から王道アイドルポップ「Twinkle」まで大好きとしか言いようがない。そして2017年のThis Year's GirlはLovelyzのスジョン!スジョンのファンカムなら何時間でも観てられる!スジョン絡みでもう一曲。アイドル達がドラマを作るリアリティ番組「アイドルドラマ工作団」で披露された一曲。2017年一番リピートした曲

뮤직뱅크 Music Bank-Deep Blue Eyes - 옆소 (Deep Blue Eyes(Prod.by JINYOUNG) - Girls Next Door.20170714 - YouTube

2017年お気に入りK-POP。e.one作のAPRILの「April Story」も良かった。ちょっとセンチメンタルなメロディに流麗なストリングスが絡むe.one必勝パターンが最高。

 若手ではELRISの「PowPow」もよく聴いた。K-POPを聴き始めた2010年頃のとにかくポップに突き抜けてる感じが良かった。

そしてIUの「Palette」はアルバム単位で素晴らしかった。アイドルからアーティストへ-なんてよくある定形句だが完全にそれを成し遂げている貴重な例。

2017年ベストボーカルはやっぱりApinkのウンジ。もうずっとベストだけど。彼女の歌声をとにかく聴かせるソロ曲。曲自体はオーソドックスなものだけど、ただただ聴かせるし聴いていられる。

年末に解散を発表したMiss.A。残念だけどスジがリリースしたソロアルバムは実に良かった。地味だけど地に足付いた良曲揃いで思わぬ拾い物だった。

解散と言えばSNSD。いや、正確には解散ではないが、ま、事実上の“ラスト”曲。ガールズグループの完成形にして頂点。ありがとうの言葉しかありません

youtu.be

2016年に続いて2017年も素晴らしい作品を残してくれたのがペク・アヨン。素直な歌声の良さを引き出す楽曲。

Baek A Yeon "Sweet lies (Feat. The Barberettes)" M/V - YouTube

YouTubeで見つけてすぐに購入したのがLambC (램씨) の「Love Like That」。ジャジーなピアノをフィーチャーした洒落たポップソング。2017年のベストソング。

HIPHOPラップ系のシンガーではHeizeがやっぱり良かった。韓国音楽の新たな潮流のど真ん中にいる感じが頼もしい。

女性SSW、Stella Jangの作品も良かった。OHYOやHYUKOHみたいに日本でもちゃんと紹介したら人気出るんじゃないかな

そして忘れちゃいけないのがこの2人組Bolbbalgan4(赤頬思春期) 。メジャーとインディーの垣根を超える軽やかさ。曲もいいし、キャラクターもいいし、そりゃ売れるわ。

The Barberettesの活動も忘れ難い。季節ごとに発表した楽曲陣。特にソフトロックな春、スイートソウルな夏の楽曲はホント素晴らしくって渋谷系の最良の進化系がここに!と興奮したな

最後に紹介したいのがLee Jin Ah 。キュートな歌声と超絶テクを持つピアニストでありシンガー。韓国の若き矢野顕子的な才女。

[&LIVE] 이진아 Lee Jin Ah - RANDOM - YouTube

2017年のベストアルバムに挙げたのは桶田知道「丁酉目録」。一音聴いた時点でベストワン確定。それぐらい大好きな音。自分が音楽を大好きになった頃、80年代半ばのYMOには遅すぎてフリッパーズには早過ぎた時代のテクノなポップ。音の佇まいもさることながら何気に鈴木博文チックな詞も良いんだよね。

続いてはカーネーションの「Suburban Baroque」。30年以上に渡って最新作が最高作を更新し続けているバンド。純粋に音楽だけで勝負していて、その音でねじ伏せてきた凄み。でもここにきてまだ軽やかさがあって未来に向っている感覚がある。次のアルバムが待ち遠しいとさらに思わせてくれる。それが凄い。

で柴田聡子「愛の休日」、スカート「20/20」。ともに迷いがない。なんというか取り巻く環境も含めて、ど真ん中で勝負してきた感じ。そしてそれがちゃんと届いている。自分もラジオの現場でスカートの楽曲をヘビーローテーションでONAIRしたけど、その状況が誇らしかった。

続いて挙げたSHISHAMOの「SHISHAMO4」は意外なセレクトかもしれない。でも聴いて純粋に感動したんだよなぁ。眩しくて、切なくて、青春映画を見てるような。特に「音楽室は秘密基地」って曲は2017年のベストソングに挙げてもいいぐらい。僕がもし今女子高生だったらSHISHAMOコピーバンドやりたい。

あと2017年で印象に残った曲というと堀込高樹作のV6「会って話を」。メロメロにメロウな恋人同士のラブソングの体をとっているんだけど、深読みしてしまえばTwitterの炎上騒ぎなんかを隠喩しているようにも思えて、その巧み過ぎるソングライティング力に唸った。

2018/1/4

2017年のマイベスト映画はナ・ホンジン監督「哭声/コクソン」。ぶっちぎり。オールタイムベスト級。何もかもが異常で不穏、難解で最後までずっと揺さぶり続けられ、最後には放り投げられる。それでいてとてつもなくエンタメとしても面白い!絶対はまることのないパズルのピース。そこに惹かれた。

ブレードランナー2049」と「メッセージ」はドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。なんて美しい絵を描く監督なのか。ともにとてつもなく美しく、とてつもなく深く、とてつもなく切ない映画だった。

ヨン・サンホ監督「新感染 ファイナルエクスプレス」はド級の面白さ!最高級のパニックエンタメでありながら、社会を映し、人間を描く。名作として後世に残る傑作であることは間違いない。

セオドア・メルフィ監督「ドリーム」は爽快な作品。理不尽な世界に自らの才能と努力で立ち向かう。それは決してたやすいことではないけど、歴史の中でそれを実践した人たちがいる。それは未来への希望にもつながる。

パク・チャヌク監督「お嬢さん」。パク・チャヌク監督の映画ド助平ぶりが遺憾なく発揮された快作にして怪作。甘美でエロティック、そしてその奥の熱情が物語の核になる。映画監督として最高級の褒め言葉である「このド変態っ」をパク・チャヌク監督に拍手とともに送りたい

2017年マイベスト映画、韓国映画でもう一本はイ・ジュニク監督「空と風と星の詩人~尹東柱の生涯」。とても地味で公開規模も小さな映画だったが忘れ難い。名前を奪われ、言葉を奪われ、文化を奪われた悲しみと痛み。言葉を愛し、言葉を信じた詩人に想いを馳せる。

2017年マイベスト映画、邦画で唯一のランクインは大九明子監督「勝手にふるえてろ」。そして2017年最優秀主演女優賞は松岡茉優!映画と女優がここまで幸福な出会いをすることがあるのかという奇跡的な作品。映画の“最高の瞬間”が味わえる。今すぐもう一度見に行きたいぐらい。

ケン・ローチ監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」は社会を描いた映画。積み重ねられた小さな親切、その暖かさや希望、人としての尊厳が、「社会」にいとも簡単に踏みにじられる。とても痛みを感じる映画だ。そしてそれは今、この国でも起きていて、いつか自分にも降りかかるものだ。

ウディ・アレン監督「カフェ・ソサエティ」。「ラ・ラ・ランド」よりビターでロマンティック。軽やかな語り口の中に、人生の滋味が。そしてユーモアと哲学がさりげなく添えられている。素晴らしいというか大好き。それにしても80過ぎの監督が撮る映画かよ!

昨日ONAIRされた橋本愛さんのラジオがとっても良かった。自分の言葉をちゃんと持ってる人の話は良い。お喋りも自然で聴きやすい。これラジオでは重要。

2018/1/13

期限間近の宿泊優待券を使う為だけに昨日は意味無く姫路のホテルに一泊。のんびり温泉に浸かって部屋でチューハイを飲みながらTVでやってた映画「陽だまりの彼女」観賞。上野樹里が素晴らしすぎてぼろ泣き。ちょうど旅行のお共に持ってきてた文庫本は東良美季「猫の神様」。ちょっと読んでは涙の一冊。

Twitterのアイコンの猫は8年前に家出したチビ。なんとも人たらしな猫で本当にかわいい奴だった。今日みたいな寒い日にはどこかで震えてやしないかとふと考えてしまう。チビのことを思うと今でも泣けて泣けてしょーがない。なので猫がらみの物語には弱いのだ。

2018/1/14

ナ・ヒョン監督「監獄の首領」を観た。刑務所に収容された元・刑事のユゴン。そこには刑務所長すら動かす囚人のボス、イクホがいた。刑務所を舞台にしたゴリゴリの韓国ノワール。貫禄のハン・ソッキュ座長に次期座長キム・レウォンが挑む。安定の面白さだが、韓国バイオレンスも若干出尽くした感あり

ヤン・ギョンモ監督「ワンライン 5人の詐欺師たち」観た。詐欺師たちが繰り広げる騙し騙されのエンタメ作。強きを助け、弱きを挫く格差社会。そんな社会問題を題材にしながらも痛快なエンタメに仕上げていてお見事。個性豊かなキャラクターもちゃんと交通整理できていてアンサンブルがいい。主演を張る爽やかイケメン、イム・シワンもいいが、次世代を担う脇役陣が素晴らしい。軽い小悪人を演じたら絶品のイ・ドンフィ、「あなたそこにいてくれますか」でもいい味出してたアン・セハ、今後確実に出演作を増やしていくであろうパク・ジョンファン

韓国映画を見続ける理由の一つは、脇でいい仕事した俳優さんがその後どんどん人気者になっていくのを観るのが楽しいから。「建築学概論」のチョ・ジョンソクや「悪いやつら」のキム・ソンギュンをはじめマ・ドンソクやカク・トウォン、女優なら「サニー」のチョン・ウヒとか今や主演級だし

2018/1/22

週末に観たのはマシュー・ヴォーン監督「キングスマン:ゴールデン・サークル」。ここまでやってくれたら満足でしょ。過剰にも程がある悪趣味やりすぎアクションに仕事の疲れも吹っ飛ぶってなもんだ。エルトン・ジョンの怪演も最高。それでいてちょっと皮肉なストーリーに後から考えさせられる。

瀬々敬久監督「最低。」観た。やりきれない日常を生きる3人の女性の物語。AVという非日常の世界との関わりが3つの物語を繋ぐのだが、そこまで極端じゃなくとも誰しもが「やりきれない日常」を抱えているもの。普遍的なテーマだが、核心の周りをサワサワと撫でているような印象も。女優さん達は良い。

マーク・ウェブ監督「ギフテッド」を観た。天才的な数学の才能を持つ7歳の少女メアリーと亡き姉に変わり彼女を育てる叔父のフランク。メアリーを「普通に」育てたいフランクのもとに、メアリーの才能に目をつけた祖母のイブリンが現れてってな話。小さいけどチャーミングで素敵な映画だった。ちょっと生意気でこまっしゃくれたメアリーとの生活。そこにあるささやかな幸せ。その「ささやかさ」がどれだけ大きなものかを失ってから気づく。メアリーを演じるマッケナ・グレイス、受けの芝居に徹したクリス“キャプテン・アメリカエヴァンスのコンビネーションが素晴らしい。

「ギフテッド」。娘が小さかった頃を思い出しなんかずっと涙目だった。幸せなんて人それぞれだけど、僕にとってはまだ小さかった娘と過ごした時間というのは本当に幸せな時間だった。今となればあっという間に過ぎて行ってしまった時間だ。成人式を迎えた娘をみて嬉しくもあり寂しくもあり。

2018/1/26

冨永昌敬監督「南瓜とマヨネーズ」を観た。じんわりと良かった。ダメな女とダメな男のダメだけど愛すべきラブストーリー。人間とは実に不完全で歪でどうしようもない。けどだからこそ愛しい。登場人物たちそれぞれの関係、その距離、すれ違っていく様、そこに生まれる心の動き。良かった。主演は臼田あさ美。好感は持っていたけど、ここまでの女優さんだとは思っていなかった。ホントすんませんという感じ。間違いなく彼女の代表作。素晴らしかった。それと最後の“歌”。実際の歌を聴かせないといけないので相当ハードル高いのだが、お見事。一気に説得力が増した。

ウォン・シニョン監督「殺人者の記憶法」観てきた。アルツハイマーの元連続殺人鬼VS現役の連続殺人鬼。なんちゅー設定!主人公の記憶が途切れていくように、現実と妄想が目まぐるしく交錯し観客はひたすら翻弄される。最後まで予断を許さないストーリー、激しい肉弾戦、キャラクターの深み。面白過ぎた。ハードな内容だけど笑っていーもんかどうか的ギャグが放り込まれていたり、思わず涙なシーンがあったり、派手なアクションがあったりとテンコ盛り。しかしながらやはりなんといってもソル・ギョング兄貴の超絶な演技力が凄過ぎた。世界最高峰の俳優と言っても過言じゃない。

2018/1/27

中学1年の時の音楽の先生はとても明るくかわいい人だった。1年の終わりに結婚退職されることになった。旦那さんは新聞記者なんだよなんて幸せそうに結婚の報告をされていたのをよく覚えている。その数年後ニュースで先生のことを見ることになる。赤報隊事件で亡くなった小尻記者の奥さんとして。だからこの事件のことはよく覚えている。明るくてかわいくて人気者だった先生が幼い娘を抱きながら泣いている。なんて卑劣な事件なんだろうと心底思った。愛国の名のもとにふるわれる暴力の恐ろしさ、卑劣さ。「反日」という言葉が軽々しく投げつけられる時代。酷過ぎる。

2018/1/28

イ・ハイのライブ観てきた!アンコール込み90分弱という比較的短いものではあったが生バンドを従えた堂々のステージ。若干21歳、その小さな身体から発せられるド迫力かつ貫録たっぷりの歌。故ジョンヒョン作の「BREATHE」をオープニングに持ってくるとは!日本語MCの発音の良さにも驚いた。

イ・ハイの歌を最初に聴いたときは度肝抜かれたなー。5年前、まだ16歳とかでこの貫禄!

LEE HI - '1.2.3.4' M/V - YouTube

2018/1/29

おぉっ!これは素晴らしい仕上がり!

Red Velvet 레드벨벳 'Bad Boy' MV - YouTube

いやはや、こちらの仕上がりも素晴らしい!ずっと観ていられるなー

SUZY (수지) 'HOLIDAY (Feat. DPR LIVE)' M/V - YouTube