日々の泡。

popholic diary

2021年10月30日~11月5日の話。

2021/10/30

朝5時起き。5時半には家を出てイベント仕事。屋外でのイベント、快晴なのは良かったけど、一日動き回ってさすがにちかれた。もう若くはない。

疲れ切った頭と身体をいやすべく、帰りの車中はradikoで角田さんの「蛤御門のヘン」。ゲストは竹内義和先生。開始5分でもうバカバカしい。5歳児のでっくん話。くだらなくて最高。土曜の夕方、渋滞に巻き込まれてちょうど90分。楽しいドライブだった。で朝出てから14時間後帰宅。

2021/10/31

朝からマンションの総会。もうちょっと寝ていたかったが。新築のマンション買って早26年。さすがに諸々ガタも来ている。自分も含めほとんどが若夫婦だった住民も今やほぼ初老。いやはや。

インスタントラーメンとチャーハンの昼食の後、妻と選挙へ。

アマプラでチャン監督「君が描いた光」を観る。小さな町で海女として暮らすケチュンは、孫娘・ヘジと二人暮らし。ある日買い物の途中で突然何者かにヘジがさらわれてしまう。必死でヘジを探し続けるケチュン。そして12年後。ケチュンの元にヘジが帰ってくるのだが…。闇の中にいた二人が、そこにはある秘密があるのだが、それを越えて二人がそれぞれの光になる。じんわりといい映画だった。主演はアカデミー女優、ユン・ヨジョンと若手実力派キム・ゴウン。一番好きな女優は?と問われればキム・ゴウンと答えちゃうなー。

夜。選挙結果に…。しかし、大阪って…。ここ数年の在阪メディアは完全に維新に魂を売ったように見える。報道バラエティの類ではひたすら維新におべんちゃら。コロナ対策そっちのけでテレビに出まくった結果が見事に結実か。イソジンと雨ガッパのことなんか皆忘れてるのかね。まるで別の世界に生きているようだ。

2021/11/1

LOVELYZ契約終了の報。LOVELYZは韓国のガールズグループ。2014年デビュー、7年の壁はやはり越えられなかったか。韓国のアイドルグループは基本7年で契約更新が訪れる。7年を越えて契約更新するグループはまぁ稀で、ほとんどがそこで終了。グループの解散を明言しなくても、メンバーの数人が別事務所に移ったらそれは事実上の解散。名前は残っているもののメンバーほぼ入れ替わってんじゃんなんてことも。でLOVELYZは10年以上K-POPを聴き続けている僕が過去最もはまったガールズグループ。デビュー以来ほぼ7年、毎日なんらかの動画を観て、曲を聴いてきた。少女時代をロールモデルとした可憐な正統派ガールズグループで、強い女性像を打ち出すガールクラッシュ全盛の中、路線変更することなく、ましてや過度なセクシー路線に急旋回することもなく、正統派路線をまっすぐに進んできた。メンバー交代で微調整を繰り返すグループも多い中、デビュー以来不動のメンバーで活動を邁進。ほぼ同期のTWICEやRED VELVETのような大メジャークラスではなかったものの、歌にバラエティにと活躍。アカペラコーラスもこなす歌えるアイドルグループで、ライブに強いグループという評価も定着していたのだが…。なんて冷静にはいられない。ま、正直この一年グループとしての活動はほぼなく、十二分に予想はしてたけどショックだなー。

2018年2月23日、大阪ツイン21 1Fアトリウムで初めて実物のLOVELYZを観た。基本在宅楽曲派だが、リリースイベントの為来日したLOVELYZにいてもたってもいられず、会社を半休してまで駆けつけた。気が付けば翌24日、マイドームおおさか 1F展示ホールAで握手会の列に並んでいた。人生初握手会。ま、それほどはまっていたわけだ。その後、何度かリリイベに参加。さすがにおっさんと握手させるなんてメンバーに悪いと思い、サイン会に並ぶようになった。2019年9月15日、大阪松下IMPホールで行われたコンサート「ALWAYZ2 in Japan」。今となっては観に行って本当に良かった。ライブに強いLOVELYZを実感、途中客席に降りてきた推しメンバー、スジョンとハイタッチした場面は人生のハイライトになった。

とまぁこれだけの気持ち悪い独白をさせるほどにファンだった。韓国の名プロデューサー、ユン・サンがプロデュースを務めた初期作から、キャッチーでポップなメロディとキラキラしたアレンジは全くもって僕好みでアルバム含めて好きな曲がいっぱい。もはや嫌いな曲がない。LOVELYZもグループの解散を明言しているわけではない。だが、リーダーBABYSOULを除く全員が契約更新せず、他事務所に。すでにソロCDをリリースしているケイ、スジョン。今やバラエティ番組に引っ張りだこのミジュ、女優としての評価も得ているジスなど各自それぞれの道を歩んでいくことになるのだろう。それは寂しいけれど正しいことだ。練習生として数年を過ごしデビューして7年。ファンの為にあらゆることを犠牲にしてきたわけだから、ここから先はそれぞれのキャリを伸ばしていくべきだ。ただただありがとうと言いたい。って何を言ってるのか、俺は。

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2021/11/2

選挙特番で爆笑問題・太田さんが大炎上。水道橋博士さんももらい炎上。なんだかなー。匿名のしょんべんTweetが目に入るとげんなりする。政治家にひれ伏すなんてまっぴらごめんと思うんだけど、そうでもない人が多いんだな。奴隷制を支持する奴隷。

2021/11/3

休日。朝から電車に乗ってアップリンク京都まで。地下鉄直結だから行きやすくてすっかり気に入ってしまった。

まずはアレクサンダー・ロックウェル監督「スウィート・シング」を観る。15歳のビリーと11歳のニコの姉弟。父は優しいが酒に溺れ生活は苦しい。酒が原因で問題を起こし治療を受けることになった父。その間、男と出ていった母のもとに。ろくでもない男とその男に依存する母。二人は出会った少年マリクとともに冒険の旅に出る。モノクロの映像の中に時折、鮮烈な色が差し込む。守ってくれるはずの大人たちに苦しめられ、彼らはモノクロの世界の中にいる。悲しく暗い世界に生きざるを得ない彼らだが、その生命力は時としてモノクロの世界に強烈な光を放つ。喜びに満ちた一瞬の光が彼らを救う。彼らの冒険はやがてある悲劇的な結末を迎えるが、一瞬の光がもたらした未来が指ししめされる。ビリーとニコを演じるのは監督の実子。彼らの一挙手一投足、生きる力を感じさせる表情、佇まいが素晴らしい。

5分のインターバルを挟み、続いてもう一本。キム・ジョングァン監督「ジョゼと虎と魚たち」を観る。田辺聖子の同名短編の韓国映画版。2003年に犬童一心監督によって映画化された「ジョゼと虎と魚たち」は刺さり過ぎて、もう観たくないぐらいに好きな作品。韓国版は日本版をオマージュしつつも、より淡く柔らかな印象。じわじわと刺してくる感じ。出会ってしまった二人が、同じ時間を過ごし、やがて離れていく。少し悲しいけれどありふれた愛の話。その普遍性は世界共通なのだろう。

行き帰りにはradiko水道橋博士さんゲストの「古館伊知郎のオールナイトニッポン」を。「藝人春秋Diary」を巡ってスイングするトークが楽しい。

2021/11/4

radikoタイムフリーで「JUNK 爆笑問題カーボーイ」を。選挙特番からの炎上騒動を語るオープニング。面白い!芸人としての毒気とかわい気、人としてのまっとうな誠実さ、人間臭い魅力がある。やはりこういった喋りを聴くと、太田さんは間違いなく芸人だと思う。YouTube「テレテレビジョン」で炎上騒動を語っていた博士さんもそうだが、芸人さんは強いよ。政治家なんかよりはるかに自分をさらして剥きだして生きてるんだから。匿名でしょんべんTweetひっかけてる人間となんか比べるまでもないだろうよ。恥をさらして生きることは恥ずかしいことじゃない。さらすことのできない人生を生きることの方が恥ずかしいだろう。

2021/11/5

関わっている番組のリモートゲストに音楽評論家のスージー鈴木さん。1時間に及ぶインタビュー収録をスタジオで拝聴。ここ数年、数多くの本を出されているが、それまで長い間自身のHPなどに音楽評を書いてきたことを「暗闇にボールを投げ続けるような」と話されていたのに共感。自分も20年以上なんだかんだで文章を書き続けてる。はっきり言って反響などないし、実際ほぼ読まれていない。けど書いている。暗闇にずっとボールを投げ続けている。ライターや評論家になりたいわけでもないし、だいたいその類の文章でもない。ただ好きなものを好きだと紹介したり、いつかの思い出話やいつか思い出になる話を書きとどめているに過ぎない。ま、ボールを投げることが好きなんだろうな、結局。

 

今週聴いてた音楽は…LOVELYZの全曲!

お気に入りの曲は数あれど、MVが最高に楽しいこの曲を張り付けとこう。めちゃくちゃ変な曲なんだけど、過去曲のメロディが使われてたり、MVにはデビュー曲MVのオマージュが入ってたりとセルフパロディ的な遊びが楽しくて大好きな一曲。


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