日々の泡。

popholic diary

2023年10月7日~13日の話。

2023/10/7

久々に休み。朝から妻と買い物へ。明日もまた屋外仕事なのでワークマンで雨対策の上着を購入。市の割引クーポン利用すべく業務スーパーでいろいろ買い物。業務スーパーは品揃えが楽しいな。

で帰宅し一人京都まで出て映画。まずは五条のなか卯で久々に親子丼。優しい味わい、やっぱり美味しいなー。

京都シネマスティーヴン・フリアーズ監督「ロスト・キング 500年越しの運命」を観る。フィリッパ・ラングレーは夫とは別居中で働きながら二人の息子を育ている。持病もあり職場では不遇な扱いを受け悶々とした日々を過ごしていた。ある日、息子と一緒にシェークスピア劇「リチャード三世」を観劇したことで彼女の運命は大きく動き出す。冷酷非情な王として描かれるリチャード三世。だが本当にそうなのか。背骨が湾曲する病気だったリチャード三世。そのことで実際の姿とは違う悪役として描かれてしまった彼に自身を重ねるようにフィリッパはリチャード三世の名誉回復のため真実を探り始める。そしてついには捨てられたとさえ言われていた「遺骨」を発見するのだった。2012年、実際に駐車場から発掘されたリチャード三世の遺骨。そこに至る物語を映画化。映画ならではの仕掛けとしてフィリッパは文字通りリチャード三世に導かれていく。何とか彼の名誉を回復したいという一心と導かれたとしか言いようがない直感。世界的な大発見なのだが彼女はその瞬間、男たちによって排除されてしまう。映画は手のひらを返して彼女の偉業をかすめ取っていく大学の振る舞いまでもきっちりと描く。そこはすごくほろ苦いところだったな。それでもラストには光がある。名誉や名声よりも大切なものがあるということだ。ほろ苦くも爽やかに気持ちの良い映画だった。

ですぐに大津に戻ってユナイテッドシネマへ。もう一本はアントワーン・フークア監督「イコライザーTHE FINAL」を観る。ご存じ「悪」を9秒で消し去る最強の仕置き人ロバート・マッコールおじさん。流れ流れてたどり着いたのはイタリアはアマルフィ海岸沿いの静かな田舎町。傷ついたマッコールを優しく受け入れてくれた町の人々達。彼らとの交流に身も心も癒されるマッコール。だが、そんな心優しき町の人々に悪の手が忍び寄る。理不尽に痛めつけられ傷つけられる住人達。そうなると黙っちゃいられないのが我らがマッコールおじさんだ!という訳であとはもうすっきり気持ちよく痛快にマッコールおじさんがまるっと解決。まぁ悪役がもう徹底的に悪役。ただただ酷いことをやる酷い奴。皆の怒りが頂点に達した時、マッコールおじさん登場!でもうがっつり容赦なくお仕置きしてくれるから気持ちいい。あー気持ちいいー。善の中に悪があり、悪の中に善があるとか、まーそういうのもいいけど、たまにはすっきりスカッとしたいじゃない。勧善懲悪がいいじゃない。とにかくスカッとしたい貴兄にお勧めの一本!

で帰宅して妻と地元のお祭りを覗く。

2023/10/8

休日出勤。7時過ぎには家を出てイベント仕事。先週と同じ大きな公園で屋外仕事。先週の暑さとは打って変わって寒い。午後からは雨。昨日ワークマンで買った上着が役立つ。すっかり冷え切って5時過ぎに帰宅。暑い風呂に入ってもう寝るー。

2023/10/9

休日出勤。6時起床。7時前には家を出て今日もイベント仕事。引き続き雨の中、屋外仕事。さすがにクタクタ。12時間後帰宅。50過ぎての連日の休日出勤、イベント肉体労働はきついぜ。

redikoで爆笑問題「日曜サンデー」プチ鹿島さんゲスト回聴く。意外な組み合わせと思ったが、太田さんめちゃめちゃPKさんの仕事チェックしてて会話もスイング。面白かった。

2023/10/10

さすがに疲れ切っているが、当たり前のように仕事。もはや何も覚えてない。

2023/10/11

YouTubeで限定配信していた岩井俊二監督2001年作「リリィシュシュのすべて」を観る。岩井作品はほぼ観ているのだが、重要作であるこの作品はなぜか見ていなかった。2001年頃は映画どころではなかったからなー。でまぁやはりあの時代に観ていれば、20年前の自分が観ていれば…。今、観ちゃうと「岩井俊二やってんなー」なんて思っちゃう。さすがに息苦しくなるようなことばかりで疲れちゃった。ここにマッコールおじさんが居たら1時間半時点ですっきり解決してくれることだろう。しかしあの頃、リリィシュシュを聴いていた市原隼人君はどういう音楽変遷を経て20年後、長渕剛を聴くことになったんだろう。

2023/10/12

今日は一日外回り。radikoで「爆笑問題カーボーイ」。オープニングはたっぷり岡田惠和氏との対談から昭和のTVドラマ、向田邦子からの久世光彦とのエピソード話へ。興味深く、面白い。太田さんのこういう話、好きだな。昼はから揚げのから好しで親子丼。やはり親子丼は「なか卯」に軍配が上がる。

久々に音楽の話でも。ジャズピアニスト、矢舟テツローによる田島貴男時代のピチカートファイブ曲「惑星」のカバーに痺れる。プロデュースはピチカートの小西さんで87年の名盤「ベリッシマ」全曲を矢船テツローがカバ-するというアルバムからの先行リリース曲。「ベリッシマ」は高校生の頃、どれだけの衝撃を受けて聴き込んだものか。前年にリリースされた1stアルバム「カップルズ」が大好きだった。佐々木麻美子嬢のウィスパーヴォイスとソフトロックサウンド。今もなお聞き続けているエバーグリーンな名盤。でそこからいきなりボーカリストチェンジ。若き男性ボーカリストであり天才ソングライターを迎えて男性3人組に。どんなアルバムになるのかと発売日を首を長くして待った。もちろん予約して発売日前日にフラゲ。聴いて驚いた!何、これ。めちゃめちゃクールでかっこいい。小西、高浪という天才ソングライターをいきなり凌駕するような勢いで名曲をぶっ放す田島貴男とは何者?でこの色気のあるボーカルも凄い!天才じゃん!ついでにアルバムジャケットも最高!ということでまぁ聞き込んだなー。もちろんクラスにピチカートファイヴ聴いてる人間なんて一人もいなかった。実際駅前のレコード店でこのアルバムを買ったのは自分一人だった。「仏作って魂入れず」なんて批判には、何言ってんのこれこそピチカートの真骨頂じゃんと憤慨。このアルバムをきっかけにソウルミュージックを探っていくことになる。でいつものごとく想い出語りにそれたが、矢舟テツローさんの華麗なピアノプレイと味のあるボーカルでカバー。気持ち良すぎ、最高だよ。

2023/10/13

今日も外回り。遅すぎる朝食は久々に来来亭野洲の本店。最近移転してきれいになったけど、以前の店は昔勤めていた会社の近くにあって同僚たちとよく食べに行った。もう20年以上前の話だ。その頃はラーメンに豚キムチとかチャーハンとかセットで食べたが今はもうラーメン一杯で十分。細麺が好みで美味しいな。

TVerで「時をかけるな、恋人たち」観る。ヨーロッパ企画上田誠脚本、主演は永山瑛太吉岡里帆。溢れる藤子F不二雄イズム、30分弱の尺も良き。