日々の泡。

popholic diary

2023年10月14日~20日の話。

2023/10/14

7時過ぎには家を出て本日も休日出勤。屋外イベント仕事。大きな公園であっちこっちバタバタと走り回ってお仕事終了。6時過ぎ帰宅。くーっキツイ。

夜はYouTubeで月イチ「博士と町山」。ジャニーズ問題からイギリスのジミー・サビルについて。町山さんの解説がイチイチ勉強になる。この年になってなお知識が増えていくことは喜びである。


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2023/10/15

久々に朝はゆっくり。も、つかの間、昼前にはお仕事へ。今日もイベント仕事。自転車で行ける現場で比較的楽な内容であったが休日がつぶれるのはそれだけでしんどいな。5時過ぎ帰宅。

Disny+でMARVELドラマ「ワンダヴィジョン」観始める。いまさらではあるが今のうちに急いで観ておこう。

BSで「どうする家康」。文春の記事読んだとこだったので家康が信用できない。

2023/10/16

もちろん今日から普通に仕事。夜は配信で水道橋博士×森達也。飛び入りゲストは東出昌大(なんとノーギャラ!なんというナイスガイ)。クールな森監督から博士が言葉を引き出していく。「福田村事件」脚本班との微妙な関係などをギリギリのところで攻めていく。映画「福田村事件」は監督×脚本班の両輪、そのせめぎあいのスリリングさが面白さになっていると思う。そして根底にはこの歴史を伝えていかなきゃならないという強い想いがある。それは俳優陣も含めこの映画に関わった全ての人に共通していて、映画に熱を与えている。その熱に人の心が動き、今のヒットにつながったのだと思う。ここでこの映画を実現させなければ、あっという間になかったことにされてしまうという危機感。飄々と言葉少なな監督なれど、そこについて強く語っておられたのが印象的。あとは博士も言っていたが、若い人たちにどう伝えるか、どうすれば伝えられるかが課題だろう。ここは本当に難しい。観てさえもらえればこのエモーショナルさは伝わると思うし、驚きや発見もあるエンタメ作であることをわかってもらえると思うのだが。

twitcasting.tv

2023/10/18

谷村新司死去の報。ばんばんとやってたヤンタン金曜日はよく聴いてた。80年代、中学生の頃で三田寛子がアシスタントだったなー。数年前、ばんばさんと仕事でお会いした時に「ヤンタン金曜日聴いてました」と言うと「いやーラジオ局には必ずそういう人がいるんですよ」と笑っておられた。エロの多様性を肯定する真面目にふざけた放送で、多くの人が影響を受けてラジオ局に就職する人までいた。そういう番組だった。

2023/10/19

MARVELドラマ「ワンダヴィジョン」完走。ワンダとヴィジョンが中産階級の夫婦を演じるシットコムという作りで50年代~90年代シットコム史を辿りながら(毎回のオープニングタイトルが秀逸!)中盤からは一気にMARVELの世界に。よくもまぁこんな風に物語を紡げるものだ。細部まで作り込んだビジュアル、突飛で奇妙な語り口、それでいて大切な人を失ったとき、人はどうその悲しみと向き合い、乗り越えるのかがテーマとしてある。いやー素晴らしいドラマでしたが、その後の「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」を思えばワンダが不憫でならない。

2023/10/20

金曜。さすがに2週間ぶっ続けで働いてるのでもう限界。何とか仕事やりくりして午後は休みとる。自分の機嫌を取ろう。昼食は奮発して一人焼肉ランチ。って1000円だけど。ご飯は大盛にした。俺だってやるときにはやる。

でユナイテッドシネマで映画を一本。岩井俊二監督「キリエのうた」を観る。キリエと名乗る歌うことでしか声を出せないシンガーと彼女を取り巻く人々の物語。謎めいた彼女の秘密が映画を通じて明かされていく。キリエを演じるのはアイナ・ジ・エンド。まぁもうそれが全てな映画。美しくスタイリッシュな画、詩的なセリフ、エモーショナルな歌声、岩井俊二やってんなーなんてついつい…。アイナ・ジ・エンドの歌は完全に映画を凌駕していて、映画がそこに追いつこうとしている感じすらした。

しかし観ていてふと思う。俺はもうこのバスには乗れないな、というか乗せてもらえないな…と。この映画や彼女の歌声に共鳴するには俺はもうすっかり錆びついてしまっている。

夜はDisny+でアキヴァ・シェイファー監督「チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ」を観る。ディズニーキャラクター、シマリスチップとデール。舞台はアニメや映画などのキャラクターが人間と共存している世界。ディズニーの人気キャラとして活躍したチップとデールであったが仲違いの末、番組は打ち切り。チップは保険のセールスマンとして働き、デールは過去の栄光にすがる落ちぶれたタレントキャラとして過ごしている。勝手の仲間が行方不明になったことから30年ぶりにコンビを組んで仲間を探すことに…というメタフィクショナルなコメディ。2Dアニメのチップと「CG整形」してCGアニメ化しているデールが実写の世界で動き回るその技術やアイデアも凄いが、詰め込まれたブラックなギャグが凄い。「人間の歯」をしたソニックとか「変な目」をした初期CGアニメ「ポーラー・エクスプレス」とかアニメ史に残るしくじりをネタにしたり、悪役が小太りで青髭、薄毛の大人になったピーターパンだったり。ここまでギャグにするのかというハチャメチャぶりで楽しかった。


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