日々の泡。

popholic diary

2023年6月17日~23日の話。

2023/6/17

7時起床。朝食をとってユナイテッドシネマまで。朝8時半からの回でアンディ・ムスキエティ監督「ザ・フラッシュ」観る。高速で移動し、人々を救うヒーロー、ザ・フラッシュ。その正体は心優しき青年、バリー・アレン。彼は幼い頃、母を殺されたことがトラウマになっていて、母殺しの容疑で収監されている無実の父を救うべく科学捜査の研究をしている。ある日、光を越えて移動することで過去に戻れることが分かったバリーは母を救う為時空を超える。しかしそのことで世界を大きく変えてしまうのだ。過去を変えたことで生み出されたもう一つの世界は滅亡の危機にさらされている。はたしてバリーは世界を救えるのか。いやー面白かった。過去のDC映画をマルチバースとして見せていくお楽しみもさることながら、ヒーローとはどういう存在なのかを問う。誰一人取りこぼさずに皆を救おうと何度も何度も時を超え何度も何度も挑み続ける、しかし抗っても抗っても逃れられない運命。そしてヒーローは悲しみと孤独を一人引き受けることで世界を救うのだ。いやーマジ、泣けたっス。まぁもはやマルチバースやっちゃったら何でもありなんだけど、そこをちゃんと物語としていったん閉じますよとしたのが良かった。一人二役というか一人で二つの世界のバリーを演じ分けるエズラ・ミラー、そして僕ら世代(70年代生まれ)のバットマンと言えばこの人、マイケル・キートン、めちゃかっこいいスーパーガールを演じるサッシャ・カジェが素晴らしい。しかしこの後、DCは新たな展開になっていくとのこと。せめてサッシャ・カジェのスーパーガールは活かしてほしいな。

でフードコートでルーロー飯喰って、今日の2本目へ。「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」観る。マイルス・モラリスを主人公としたアニメシリーズ第二弾。前作でもそのアニメ表現の斬新さに度肝抜かれたが、今作でもその斬新さがさらに更新。多様な表現が、そのまま多様な世界を描き、ヒーローとはを問う。まさに「ザ・フラッシュ」と同じテーマに行きつくのだが、その決着の付け方が真逆!今作はこれで完結ではなく、次作に続く!となるわけだが、運命を受け入れることでヒーローの在り方を提示した「ザ・フラッシュ」、正反対に「運命なんてブッつぶせ。」のコピーを掲げたスパイダーマン。いやー面白過ぎるやろ。とにかくもうはよ、続き公開して!

2時間越えのヒーロー映画2本立て、脳内物質が過剰に出た感じ若干興奮気味。帰宅しどら焼き食べてクールダウン。で日記を仕上げる。

夜は手羽元のカレー。ミニトマトと人参のすりおろしを使って。今日はなんとなく塩が決まって味がまとまった。

夜、コラアゲンはいごうまんさん、シアターセブンでの復活ライブを配信で。「初めての心筋梗塞」と題して、自身の命の危機すらネタに昇華。人生すべてがネタになる。これぞドキュメンタリー芸人の真骨頂。後半戦は「浜松の高齢ガールズバー」。コラアゲンさんの芸は偉人伝でもなければ生き方指南でもましてや一方的な正論を振りかざしたり誰かを論破したりするもんじゃない。世界の多様さを肯定する人生賛歌だ。世界の片隅で笑い泣きしながら生きてる人達と目線を合わせ、その人生に触れ、汗をかきながら語る。世界の片隅で笑い泣きしながら生きてる僕らは、その語りを聞くことで世界の片隅で笑い泣きしながら生きてる自分以外の誰かのことを知る。世界は広く、多様で、様々な人が生きている。無様で不格好で、でも懸命に、時にいい加減に生きてる。ま、嫌なことやしんどいこともあるけど、生きられるだけ生きようと思える。コラアゲンさんの芸はそんな唯一無二の芸なのだ。

twitcasting.tv

2023/6/1

今日も7時起床。朝から枇杷の採集。これで最後、今年もたっぷり採れた。のはいいが、結局ジャムにするしかない。皮をむいて種を取って下処理。いったん妻と買い物に行き、帰宅してジャムをひたすら煮る。枇杷、大量に採れるのはいいけどすぐ痛んじゃうのでジャムにするしかない。で作ったら作ったでひたすら食べるしかないという…。

NETFLIXサンクチュアリ」ラスト2話完走。がんばれベアーズあるいはアパッチ野球軍。別々の方向を向いていたはみ出し者たちが力を合わせ強くなっていく。ラストも確かにあそこで終わらせるのが大正解。にしてもピエール瀧松尾スズキ田口トモロヲがガチっと脇を固めるのだが、80年代にサブカル少年だったものからすると、いやはや凄い時代になったもんだと思う。あの頃、宝島読んでた俺に言っても信じないだろうな。

大河「どうする家康」毎週BSで観るのだが、夕飯作りながらぼんやり見ているので、全く話が頭に入ってきていない。見続けるのか、脱落するのか、どうする俺という感じだ。

2023/6/19

月曜。仕事後に珍しくというかもはや数年ぶりに飲みに。同僚、番組に出てもらっている落語家さんと軽く楽しく。近所の飲み屋だったので飲み終わってのんびり歩いて帰るのもいいね。

2023/6/21

会議のはしご。営業という立場上、つるし上げとは言わないが、ま、精神的には削られるわなー。頭下げ続ける人生か。笑えねーよ。そして今日もぐったりと帰宅。

TVerで「日曜の夜ぐらいは」。心優しきドラマで楽しく観てはいるのだが、時折ちょっと気恥ずかしい感じになるのはなぜだ。しかし俺も宝くじにでもあたらないかなー。買ってないけど。

YouTubeで「BOOKSTAND TV」プチ鹿島さんゲスト回。著作「ヤラセと情熱」についての話。こうして30分、著者の話を聞ける番組はいいな。面白い人の面白い話はそれだけでエンタメになる。でもこれが実に難しい。自分も以前トーク番組に関わっていたけど、結局作り手であるディレクターや聞き役のパーソナリティを中心にスタッフにそれ相応の素養がないと成り立たないんだよな。例えば全員がちゃんとゲストの本を読む。そのハードルがもう高い。常に本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりと皆がインプットしていないと、話にもなんない。

2023/6/22

雨。朝から営業回り。親子ほど年の離れた新人と同行。ま、こっちは気楽だが向こうは気を使うだろうな。威圧的な感じではないと思うけど、もはやおっさんであるというだけで威圧的に感じさせちゃうからな。お笑い好きの文化系というので、車中では仕事の話はせずに(いや、しろよ。)基本笑いの歴史的な話ばかりしてる。

自分はもう根っからの文化系。学生の頃から先輩や後輩も上下関係というより横の関係が強かったから、体育会系の上下関係みたいなのがいまだに苦手。でも自分の経験則からいうと体育会系で上下関係重んじますって奴の方が信用ならない。結局は力の強さ、弱さで人を上下に分けるから、強い者には敬意を払っても弱い者は露骨に見下したりね。圧倒的に人そのものに対しての敬意がない。ま、あくまで個人的な意見ですが。

2023/6/23

やっと金曜。だが午後には燃料切れ。余力で何とか走りきる。夕飯喰って風呂入って、ブルーベリー酢の牛乳割を飲んでやっとほっこり。TVerで「だが、情熱はある」観て、あとはYouTubeK-POP関連だらだらとチェックして放電。昔は休前日と言えば夜中の2時3時まで起きてたが、今や11時過ぎたらもう眠い。

で写真は最近庭先にやってくる猫。朝晩やってきてミューミャーと餌をねだる。でこれがもう、どんだけ鳴くねんってぐらいうるさくしつこい。でも御覧の通りかわいい顔をしている。猫はこれだから、もう。