日々の泡。

popholic diary

2022年9月10日~16日の話。

2022/9/10

7時半起床。ハムと玉子のホットサンド、ヨーグルトの朝食。朝から日記を書く。音楽を聴きつつ3時間もかかってしまった。昼はパスタ。まぜるだけのたらこソースで。たらこスパゲティを初めて食べたのは大学生の頃か。びっくりするぐらい美味しかった。それまではミートソースとナポリタンしか食べたことなかったからなぁ。

で妻と栗東のさきらホールまで。ヨーロッパ企画公演「あんなに優しかったゴーレム」を観る。ドキュメンタリー番組のクルーが野球選手の密着で彼の生まれ故郷に。そこには「ゴーレム」と呼ばれる土で出来た像が。そして町の人々は当たり前のようにゴーレムを「生きている存在」として語る…ってなファンタジー風味な会話劇。信じる・信じないの境界線が言葉の応酬で押し合い、へし合い、笑いを増幅させる。セリフのやり取りでキャラクターが立ち上がってくる感じ、地上と地下に分かれたセットの巧みな使い方など、ずっと最後まで楽しい舞台だった。

そのまま車で妻の実家に寄って義母を拾い、ほど近い娘の職場に寄って仕事終わりの娘を拾って、皆で久しぶりに外食。キャベツ、ご飯、みそ汁お替り自由、胡麻をするタイプのとんかつ屋。娘もすっかり社会人。まだまだ心配な部分もあれど、自分で働いて稼いでちゃんとやっている。俺よりよっぽど真面目に働いている。えらいもんだ。働くまでは皆で食事して手もぷいと携帯片手にって感じだったが、今は大人として会話もできる。感慨深いな。

でとんかつは美味いな。九州のとんかつチェーン、濱かつを思い出す。サラリーマンになりたての30年前、九州エリアの担当で月の半分は九州出張。毎回最終日の夕飯は濱かつと決めていた。ランチ抜いてまで行ってたな。食べ放題の漬物、ぶらぶら漬けがあまりに美味しくて毎回買って帰ってた。仕事のことは忘れたが、こんなことだけ覚えてる。

テレビで松本人志太田光の共演。はしゃぎまくり、空回りまくる太田さんに松本さんが「M-1審査員やらへんの?」とぶっこむ。上沼恵美子オール巨人の二大巨頭が審査員を降りると明言している中、次の審査員は気になるところですな。太田光が入ったらそりゃ話題になるし盛り上がるだろう。

松本人志太田光、ともになにかと話題。時に頓珍漢にも思える政治的発言などで炎上もしばしば。いや、そりゃ僕も、んっ?って思うこともある。太田さんなんて9条を世界遺産になんて本を出すぐらいリベラルな人なのに…とか思ったり。でも「松本も太田もおもんない。」「笑ったこともない」なんて絶対言えない。実際どれだけこの二人に笑わせられてきたか。今もやっぱり松本人志は圧倒的に面白いと思うし、「水曜日のダウンタウン」に「ガキの使い」なんかは欠かさず見てるし大爆笑してる。爆笑問題の漫才があれば必ずチェックするし、TBSラジオ「JUNK爆笑問題カーボーイ」は毎週の楽しみになっている番組だ。それゆえに複雑な気持ちになることもあるが、爆笑させてもらった記憶がある以上は永遠に嫌いになることはできない。逆にほんこんみたいに笑わせてもらったことがなければとことん嫌いになれるのに。

2022/9/11

7時半起床。ハムとチーズのホットサンド、ヨーグルトの朝食。朝から妻と買い物。昼はそうめん。午後はうとうとと昼寝。NETFLIXで「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」観始める。これは確かに面白い!ルックはポップでありつつ、ここまで考え、練りこんで、深いところまでたどり着くのかという物語。まいった。

2022/9/12

涼しくなったと思ってたのに今日は随分暑い。営業車もクーラー全開で。

2022/9/14

テレワーク日。とはいえアポもあり外出したり、ちょいとトラブルもあり電話片手にバタバタと。テレワーク飯はインスタントの冷やし中華

radikoで「たまむすび 町山智浩アメリカ流れ者」「深夜の雑談 北野誠×角田龍平」「東京ポッド許可局」「中川家のザ・ラジオ・ショー」など。

2022/9/15

一日外回り。昼は道の駅で巻きずしとざるそばのセット。手作り太巻き美味しい。

近々転職する後輩と車中でいろいろ話。自分も転職してもうすぐ20年になる。今もまだいろいろあるが総じて転職してよかったとは思ってる。この先はどうなるかはもちろんわからないけどね。結局言えることは未来のことなんてなんもわからんってことだなー。人生を選ぶんじゃない、人生に選ばれるのだ。選ばれた方に行くだけだ。彼もまたそっちに行く人生に選ばれたんだろう。

2022/9/16

今日も一日外回り。朝から商談して昼は昨日から計画していた商店街の食堂へ。前はハンバーグ定食を食べたので、今日はロースかつ定食。カウンター席から店主の丁寧な仕事ぶりを観てるだけで嬉しくなる。1個ずつメニューを制覇していきたい。いかにも街の洋食屋のとんかつ。デミグラスソースがいい感じ。美味い!しかし隣の客が頼んでたオムライスも実にうまそうだった。次はオムライスだな。

radikoで角田龍平さんの「蛤御門のヘン」聴く。今週は角田さんの一人喋り。角田さんがオール阪神師匠から聞いた、故・太平シロー氏の話。ともに天才漫才師でありモノマネの達人であるオール阪神師匠と太平シロー氏は、なんと同じ中学の同級生、それも同じクラスだった!という話。なんたる濃厚なクラス!それだけでロマンを感じる。中学時代からシロー氏の天才ぶりを感じていた阪神師匠。若くして人気漫才師となっていたにもかかわらず、サブロー・シローが吉本に移籍してやってくると聞き、脅威に感じて巨人師匠に「サブロー・シローには絶対勝てない」と思わずつぶやいたなんてすごい話。漫画「漫才スーパースター列伝」がもしあるのならば、サブロー・シロー編で絶対描いてほしい名エピソードではないか。原田久仁信先生のペンによるちょっと怯えた表情の阪神師匠。腕を組み目を閉じる巨人師匠。右上にギラギラした表情のサブロー・シロー二人が浮かび上がる。ここで「続く」の文字。

太平シロー氏と言えば「ひょうきん族」でレツゴー三匹のパロディで披露したレツゴーじゅんのモノマネ。鶴ちゃんがひっくり返って大爆笑していた姿が忘れられない。あの時の爆笑最大風速は凄まじかった。ぜひこのシーンも原田久仁信先生に描いてほしい。

で番組はコラアゲンはいごうまん兄さんとの思い出話、柳田さんの「40を過ぎて出来た友達」話など、いつになくじんわり沁みるパーソナリティのまさにパーソナルな魅力がにじみ出たいい放送だった。

有村架純主演のドラマ「石子と羽男」最終回。いささか早足な感じもあったがいいドラマだった。「弱者に寄り添う」なんてイマドキ陳腐で、はやらないメッセージかもしれないが、それでもこれをやり続けることが重要だと思う。政治や経済に比べると文化は弱くて即効力はないけれど、人の心に深く入り込むことができるものだと思う。たとえただの理想だといわれても、正しいメッセージを投げ続けなければならない。その小さな一投がさざ波のように人の心に広がっていけば、きっと明日は今日より良い一日になる。ここ数年、政治や司法が強きを助け弱きを挫く姿を散々見せつけられてきた。嘘つき、ペテン師、悪党どもがでかい顔でのさばる世界はもうたくさんだ。心から思う。