日々の泡。

popholic diary

2023年1月14日~20日の話。

2023/1/14

7時起床。イベント仕事で休日出勤。3日ほど前に急に振られて手伝うことに。この半年ほどで若手が2人も辞めちゃったのでロートルが駆り出される。家の近くのだからまだいいけど9時から5時まできっちり働かせていただきやした。消化できるかわからない代休がたまっていく一方。帰りにスーパーに寄って割引の赤飯買う。今のこの俺の疲れを癒してくれるのは赤飯だけだ。

夜は杉作さんのファニーナイト聴きつつ、日記を仕上げる。ここ数か月ヘビーでかかってるマキ上田「あいつはインベーター」でちょっと元気出る。いやなことをすべて忘れられる楽曲!


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2023/1/15

6時ごろ目覚めてしまい布団の中でスマホ観ると高橋幸宏さん死去の報。療養中なのは知っていたが、まさか…。しばし呆然としてしまう。

妻と買い物に行って、昼は賞味期限切れになったカップ麺をすする。

おやつにこれまた賞味期限切れのお餅がなぜか大量にあったのでおぜんざいを。ぜんざい、最高。お餅×小豆はベストパートナー。甘そな奴とは大体友達。毎日でも食べていたい。最後の晩餐は4~9月ならおはぎ、10~3月はぜんざいと決めている。

夜、「行列の出来る相談所」の田原俊彦スペシャル。トシちゃんが歌い踊りまくるヒットメドレーが素晴らしかった!ポップかつキャッチーな名曲の数々、60歳を過ぎたトシちゃんがキレッキレのダンスを踊りながらしっかりと歌い聴かす大エンタメショー。最高!感動的ですらあった。小学4年生の時、ベストテンで初めて見たトシちゃん。ジャパニーズとともに歌う「哀愁でいと」、間奏でくるっとバク転したときには驚いた。かっこいーなーと思ったもんだ。「ハッとして!Good」をはじめとした初期のヒット曲、特に宮下智作品のキラキラしたポップソングの数々は、間違いなく自分のポップ好きを形成した要素の一つだと思う。

2023/1/16

随分昔、妻が買ってくれた高橋幸宏デザインのネクタイを締めて通勤。通勤音楽ももちろんユキヒロさん。

水道橋博士さん議員辞職の報。本人の無念を思うと胸が張り裂けそうだ。いまはどうか静かにゆっくり休んでほしい。長らく放置していたブログを復活させ、週一回ではあるけれど、こうして日記を書き続けているのは博士さんへの想いが根底にある。自分はただのファンだけど、文章を通じて博士さんと繋がりが生まれた。自分の日記なんか何の役には立たないけれど、文章の灯を消したくない。博士さんの日記が止まっている間、文章を途絶えさせたくないのだ。

2023/1/17

radikoで「蛤御門のヘン」。ドラマ「エルピス」「silent」の話。若者たちのピュアな恋愛を描く「silent」に「弟、姉の恋愛に首突っ込み過ぎ」「恋愛より友情を取る奴なんています~」「目黒祐樹やったら知ってるけど」「(鈴鹿央士が)イソップにしか見えない」などと角田さんのボヤキ節が炸裂。まさに令和の人生幸朗

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爆笑問題カーボーイ」ではオープニングたっぷりさんまさんとの話。出会った時のこと、テレビを干されてそこから復活してきた時にかけられた言葉、「ヤンタン」でさんまさんが喋ってくれたこと…。人は言葉で飛ぶ。太田さんがさんまさんの言葉にどれだけ勇気づけられ背中を押され、飛ばされてきたかをしみじみと語る。でそんな言葉の数々をまるっきり覚えてないという田中さんが面白い。なんで覚えてないのか、一体俺は何なんだ…と自問する田中さんのナチュラルな人でなしぶりが最高に可笑しい。

NHKのドラマ「大奥」一週遅れで吉宗編を観る。冨永愛のはまりっぷりが凄い。なんかとにかく強ぇーなーという感じ。

2023/1/18

テレワーク日。部屋が寒い。毛布にくるまってお仕事。テレワーク飯は鍋焼きうどん。かしわに椎茸、油揚げにネギ、菊菜、卵も落として餅も入れちゃう。温まる。

2023/1/19

仕事。何かとバタバタと忙しい。年々記憶力や処理能力が落ちていると実感する今日この頃。昼は「なか卯」で親子丼。安定。一緒に食べてた後輩から「かつ丼も美味いっすよ」との情報。

2023/1/20

今日も外回り。昼はどうしてもかつ丼を食べたくなって「なか卯」へ。なるほど確かにこっちも美味しい。親子丼より濃い目の味付けで強い。だがおっさんには強すぎるかも。お疲れ気味なので、親子丼の優しさに包まれたい。かつ丼はがつんといきたい時に食べるようにしよう。

今週はずっと高橋幸宏さんの曲を聞いていた。YMOには遅すぎて、フリッパーズには早すぎた、微妙な世代。YMOは「浮気なぼくら」を一番よく聞いたという亜流派。自分のユキヒロさん体験、最初のインパクトは慶一さんとのTHE BEATNIKSということになる。87年の2nd「EXITENTIALIST A GO GO」。時はバンドブーム真っ盛り。情けない男を演じる二人だがその実、静かな怒りが込められた最高にかっこいいポップアルバムでそりゃもう繰り返し繰り返し聴いた。あぁ「ある晴れた日に」が染みる。そしてTENTレーベルが崩壊しEMIに移って88年のソロ作「EGO」そして90年「BROADCAST FROM HEAVEN」。横尾忠則により印象的なジャケット。大学生の頃で、親友のUが早々に買ったのでそれを借りてカセットに落としてそりゃもうよく聴いた。慶一さん作詞による情けない男シリーズの大名曲「4:30amのイエティ」「1%の関係」は特に思い出深い。ここで本格的にユキヒロさんを追いかけるようになり、過去作を遡って聴き始め「A Day In The Next Life」「Life Time, Happy Time」「Heart of Hurt」…と続いていく。結婚前に妻とライブも観に行ったっけ。90年代のユキヒロさんはとびきりクールで最先端でオシャレなサウンドを少し奥に引っ込めて、あえてポップスのフィールドでより大衆に向けたシンガーソングライター的な作品を作っていたように思う。僕なんかはだからこそ馴染みを持って聴けた部分はあった。そしてそんな90年代を通過した2000年代、ユキヒロさんはクールでソリッド、最先端のサウンドでありながらポップな親しみやすさを兼ね備えた最強の時代に突入していく。細野さんとのスケッチ・ショウ、慶一さんとのBEATNIKS、高野寛原田知世らとのpupa、そして小山田圭吾らとのMETAFIVEとソロだけでなく様々なユニット、バンドで活動していく。これって考えてみたら物凄いことだ。どれだけユキヒロさんが音楽の世界に残したもの、与えたものは大きいのか。そのとてつもない影響力、偉大さに改めて驚く。振り返ってみると、自分もこんなにも聴いてたんだという感じで、日に日に喪失感が広がっていくようだ。