2021/9/25
土曜。朝から京都シネマへ。radikoで角田さんの「蛤御門のヘン」聴きながら、散歩がてら京都駅から歩く。天気も良く、いい季節になってきた。
で吉野竜平監督「君は永遠にそいつらより若い」を観る。地元の児童福祉職に就職も決まり、あとは卒論を出すだけのホリガイ。ある日同じ大学のイノギと出会う。「経験」の無いホリガイは他者の「痛み」を敏感に感じながらも、当事者ではない自分はその痛みに共感し手を差し伸べる資格がないのではないかと感じている。痛みに鈍感なふりをしてやり過ごしてきたホリガイだが、痛みの当事者であるイノギとの交流、対話を通じて自分の中にもある痛みを知り、他者の痛みに敏感である自分に向き合っていく。イノギをはじめホミネやヤスダといった彼女が数か月の短い時間で出会う人たちはそれぞれが彼女にとってそうであるように、映画を観ている者たちにとっても忘れえぬ人たちになっていく。タイトルである「君は永遠にそいつらより若い」、この言葉が光になる。瑞々しく真摯で丁寧な作品。ホリガイを演じる佐久間由衣、イノギを演じる奈緒、ともに素晴らしかった。とりまく若手男優陣もそれぞれ印象的で、決してキラキラはしてないけれど大切なことを語りかけてくる青春映画。とってもいい映画。おすすめ!
サイゼリアでピザの昼食の後、もう一本。
タナダユキ監督「浜の朝日の嘘つきどもと」を観る。100年近い歴史を持つ福島・南相馬の映画館「朝日座」。閉館を決め古いフィルムを燃やす支配人・森田の前に現れた「茂木莉子」と名乗る女性。彼女は高校時代の恩師との約束の為、朝日座を立て直すべく奔走する。いささか強引な感じもするが、映画そして映画館への愛に満ちた物語。主人公にとってかけがえのない存在である恩師・田中茉莉子を演じる大久保佳代子がいい。男にだらしなくて、でも愛情深く主人公を導く恩師をべたつくことなくユーモアを漂わせ演じていて映画の求心力になっていた。また森田役の柳家喬太郎師匠はさすがに口跡が良い。言葉が心地よく響く。真ん丸な眼がかわいい高畑充希は不思議な魅力がある。演技力には定評があるが、なんだろうナチュラルな演技とも違う、高畑充希印の記名性が高い演技というか、ちょっと不思議なトーンで映画という嘘を印象付ける。
帰りものんびり歩いて京都駅まで。radikoで「東野幸治のホンモノラジオ」ゲスト板尾創路でごっつ世代にはたまらない二人のトークが楽しい。
2021/9/26
朝から妻と実家へ。母手製のおはぎを食べに。子供のころからの大好物。スーパーや和菓子屋で買うこともあるけど、母の作るおはぎがダントツに美味しい。お昼には鱧のてんぷらを揚げてくれる。一人だと余らせてしまうので、来てくれると好きなものを作って食べられるという母だが、なんというか、あぁ寂しい思いをさせているのだなと…。
2021/9/27
引き続きカセットテープブーム。高校生の頃にラジオから録音したライブがいろいろ。ZELDAにPINK、種ともこ、PSY・SにShi-Shonen、パール兄弟。バンドブーム全盛の80年代中頃。これらの音楽は王道ではなかったし、実際周りに趣味の合うやつはいなかった。けど、高校時代の俺、なかなかいいセンスしてるなー。なんてね。
2021/9/29
テレワーク。「ビバリー昼ズ」「アメリカ流れ者(たまむすび)」「ファニーナイト」などいつものごとくラジオをお供に。
「水曜日のダウンタウン」で「おぼん・こぼん」。昔、東京でスナックをやっていた叔父が「おぼん・こぼんは店に来てもおもしろいでー」って言っていたのを覚えている。二人で飲みに行っていたぐらい仲良かったんだな。今度、叔父に会ったら聞いてみよう。
2021/9/30
続々情報が入る新内閣の布陣。なんだあの疑惑まみれの犯罪者集団は。改竄、隠蔽、嘘だらけ。酷い国になったもんだ。
2021/10/1
ちょっと今週の日記は抜けが多い。何も起こってないわけないのだが、何も感じていないのかな。しかしもう10月。あっという間に正月が来るねぇ。
今週聴いた音楽は
- 「SHIRAHAMA HISASHI」白浜久
- 「YOKO ELEGANCE」渚ようこ
- 「未来はパール」パール兄弟
- 「パールトロン」パール兄弟
- 「The Volunteers」The Volunteers
- 「What a Wonderful World with Original Love?」V.A.
- 「City Breeze & Love Songs」Kim Hyun Chul