日々の泡。

popholic diary

2021年7月31日~8月6日の話。

7/31(土)

朝から映画館へ。MOVIX京都にてジョン・M・チュウ監督「イン・ザ・ハイツ」を観る。ワシントン・ハイツは移民たちが暮らす街。コンビニを営みながら故郷に思いを馳せるウスナビ、デザイナーを夢見るヴァネッサ、名門大学に進学したものの理想と現実の間で悩むニーナ…街に暮らす人々の姿を描くミュージカル。ラテンをベースにラップを取り入れた音楽、力強く響く歌とダンスはそれだけでも胸を熱くする。移民たちが直面する様々な問題。差別や偏見、国の制度が壁となり夢を手放さざる得ない彼ら。それでも必死に先に進もうとする意志が歌とダンスに込められている。エンタメと社会性は切り離されるものではなく、常に交わり影響し合い時代に生まれる。

そして映画館のはしご。途中激しい雨に見舞われるもなんとか地下に逃げ込み京都シネマへ。

先週観た「少年の君」デレク・ツァン監督のデビュー作「ソウルメイト/七月と安生」を観る。13歳の時に出会って以来親友の七月と安生。自由気ままに生きる安生と自らを閉じ込め自由に生きられない七月。強く結びつきながらも時に衝突し離れてしまう愛憎をも越えた2人の友情。あることがきっかけに反転する二人の人生。そこにある秘密。なんて繊細で美しく悲しく愛おしい物語なのか。素晴らしかった!「少年の君」も素晴らしい映画だったけれど、むしろこっちの方が好き。主演はチョウ・ドンユイとマー・スーチュン。ともに素晴らしい演技!自由奔放で強さの中に繊細な心を持つ安生=チョウ・ドンユイ、自分を抑えながら心の奥で自由を求める七月=マー・スーチュン。二人が交わす視線、一瞬の表情の曇り、二人だけが見つめる世界。忘れえぬ映画がまた一本。デレク・ツァン監督はやくも次が観たくなった。

京都シネマから京都駅までは地下鉄に乗らず徒歩で。炎天下のオジ散歩。radikoで「角田龍平の蛤御門のヘン」「東野幸治のホンモノラジオ」を聴きながら。五条のマクドでマックシェイク(チョコ)とハンバーガーを一つで小休憩。映画はしごするといつも昼ごはん抜きになってしまう。

映画を観て、ラジオを聴いて、散歩して、時々甘いものを食べる。自分にはこのぐらいがちょうどいい。

8/1(日)

朝から妻と京都の実家へ。骨折して入院していた近くに住む叔父が数か月ぶりに退院。骨折で入院したのに検査してみるといろいろ見つかって心臓の手術を2回に、透析までスタート。一時はもう帰ってこれないんじゃないかと母とも話してたのだが、なんとか無事退院できてよかった。長く東京で暮らしていた叔父は子供のころから「ぼくの好きなおじさん」だ。陽気でユーモアがあって独身貴族でお小遣いをはずんでくれる、そんなおじさん。妹である母が近くにいるとはいえ、一人暮らし。週3回の透析など大変なことも多いし、すっかり痩せてしまってまだまだ心配だけどまずは良かった。家の片付けなど少し手伝って、お昼は母手製のちらし寿司にいなり寿司。美味しい。

8/2(月)

夜。配信でIU主演ドラマ「マイ・ディア・ミスター」最終回を鑑賞。ジアン、幸せになってくれておじさんは嬉しい。とすっかりはまってしまった。10年前から大ファンのIU、キラッキラのスーパーアイドル・IUが、ここまで素晴らしい演技者であり、人生の悲しみを背負った薄幸のヒロインをこれ以上ないほどの名演で演じきるとは!久々にIU病みに。

10年前、毎日3回は聴いていた大好きな一曲。


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8/3(火)

今週も水道橋博士さんのイベント「アサヤン」を。今回は「アサヤンVol.17 上を向いて歩こう!!/下流芸人の逆襲!!」。コラアゲンはいごうまんのもはや名人芸と言いたくなる実体験語り。ビッグ(イシュー)な芸人!松本竹馬(そいつどいつ)の映画にしたくなるような馬鹿さと若さが空回りする青春話。そしてTVでは200%放送できないチャンス大城のエピソードトークがとにかく強烈。事実は小説より奇なりなんてレベルじゃない。あらゆる意味で“選ばれし者”。どんな小説家も思いつかないような気狂いエピソードの数々、神様からドッキリを仕掛けられてるとしか思えないその芸人としての惹きの強さ。人生の濃度が凄すぎる。ちょっともう感動してしまった。そして最後に控えしは「うんこ・ちんこ」の「ちんこ」ことよしえつねお。いつもの天才的な下ネタトークかと思いきやまさかの「ちんこの目に涙」。勝ちより価値のある負けがある。まさに上を向いて歩く男たちの祭典!笑いながら泣き、泣きながら笑う芸人たちの物語。オリンピックの数倍、元気出た!

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8/4(水)

午後から休みとって病院。定期的な血圧検査。このご時世、病院に行くのも細心の注意を払って。しかし大きな病院は待ち時間が長い。実際は5分程度の診察に2時間待ち。しばしは薬で血圧をコントロール。老いるショックを感じる今日この頃。

8/5(木)

部屋にクーラーがないのでテレワークもキツイ。午後からは外回り。ここんとこ追いついていなかった「杉作J太郎のファニーナイト」聴きながら。Jさんのお喋りはやっぱり楽しい。一番の癒し。あまりの暑さに、「ガリガリ君梨」をかじる。少し生き返る。

8/6(金)

しかしなんなんだこの国は。と思う日々。オリンピックとパンデミック。自分の言葉を持たない男に下品な噛みつき男、そんな奴らが権力を握っている。テキトーなことをでかい声で言うサイコな弁護士とか偉くもないのにえらそーな奴らがデカい顔してやがる。記録は破棄され、言葉は軽んじられ、庶民は見殺しにされる。とてもやりきれない。

今週聴いた音楽は

  • 「日本の歴史 LIVE CD」
  • 「イン・ザ・ハイツ(OST)」
  • 「Play Game:Holiday」Weeekly
  • 「まるで世界」KERA
  • 「NEXT EPISODE」AKMU
  • 「ZERO」冗談伯爵
  • 「UTOPIA]佐藤優
  • 「DounceBounce」J Dawoon
  • 「Blue」Kim Marie