日々の泡。

popholic diary

2021年7月24日~30日の話。

土曜。連休3日目。娘は仕事、妻も出かけたので今日はすこしのんびりと。積読状態の本をいくつかパラパラと読みつつ、昼は残り物のトマト缶でパスタ作り。料理はちょっとしたストレス発散でもある。一人で作って一人で食べる。

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IU主演「マイ・ディア・ミスター」を涙ぐみながら観て、夕方から妻と数か月ぶりに大阪へ出て観劇。

シアタードラマシティにて、三谷幸喜作・演出「日本の歴史」を観る。なんの予備知識もなく観たんだけど、いやーさすがに面白かった。卑弥呼の時代から太平洋戦争までの日本の歴史とテキサスに暮らすある家族の歴史を並行して描くミュージカル。シンプルな舞台、バンドの生演奏で7人の俳優が60人以上の役を歌い踊り演じる。目まぐるしくシーンが変わりながら、日本の歴史とテキサスの一家の物語が呼応しながら一つの壮大な物語が浮かび上がる。生歌、生演奏、7人の俳優それぞれが見事な歌と演技で、音楽も実に素晴らしく、感動したなー。さすがに香取慎吾はスターの輝きがあるし、瀬戸康史があんなに芸達者だとは知らなかった歌も演技も一級品。中井貴一の天才的な喜劇役者っぷりはたまらないし、新納慎也の立ち振る舞いのスマートさ、シルビア・グラブの堂々たる歌声には心震えた。宮澤エマの演技の幅と豊かな表現力、秋元才加もこんなに歌えるんだという驚きがあったし、華があってかっこよかった。自分は歌舞音曲の類はまるでダメなので、こういう芸を見せられると心底感心する。エンタメの力を感じる舞台だった。

日曜。連休も終わり。いつもの日曜ルーティン。妻と買い物に行って、昼は冷麺。あとはぼんやりウトウト昼寝したり、録画したバラエティ番組を消化したり。

夜はイベント「アサヤン Vol.16 砲撃!!週刊文春ナイト」を。水道橋博士の下、「2016年の週刊文春」の著者・柳澤健、元文春記者・中村竜太郎、そして東野幸治も参戦!話が連発。元少年A、紀州ドンファン妻などなど衝撃の連発。水道橋博士さん、そしてこの「アサヤン」の根底には尽きせぬ人間への興味があるんだな。それは「週刊文春」や東野幸治さんにも通じるもの。文春砲は正義の鉄槌ではなく、人間への興味が突き動かすある種下世話な欲求である。例えばあのダサい開会式、何であんなことになっちゃったのを、興味として知りたいんだな。知ることで見えてくるものがある。隠されたものを暴き出すのがジャーナリズムで、そしてそこから先は僕たちが考え、行動すればいい。いや、面白かった。

asayan.s-hakase.com

連休明けの仕事はきついが、何とか頑張る。でGYAOで配信しているドラマ「元カレは天才詐欺師~38師機動隊」が8/1で配信終了。こりゃまずいと6話まで見てたので月~金で駆け込み残り10話を視聴。オリンピックには目もくれず、完走!いや、めちゃくちゃ面白かった。「元カレは天才詐欺師」という邦題、日本でのメインビジュアルには少女時代スヨンとイケメン俳優ソ・イングク。「イケメン詐欺師とアラサー公務員が巻き起こす痛快駆け引きラブコメディ」なんてコピーがついてるが、それこそが詐欺!実際の主役は我らがマ・ドンソク兄貴!兄貴演じる強面だが気弱でまじめな公務員が、ソ・イングク演じる天才詐欺師とタッグを組み、権力と癒着し税金を納めることなく甘い汁を吸い続ける奴らに立ち向かうという、本格コンゲームドラマ。騙しあいは最終話までもつれ込み実に面白く観終えた。しかし韓国映画そうだけど、脇役陣もじつに演技派揃い。特にチョ・ウジンは憎らしいほど巧いなぁ。実際ここ数年映画、ドラマでメキメキ頭角を現し、すでに韓国では主演映画が大ヒットだとか。日本でもリメイクして欲しいね。最終的に政権にまで食い込んで庶民の税金を食い物にする派遣会社の悪徳会長からごっそり金を巻き上げるなんてストーリーはどう。

radiko宮藤官九郎ゲストの「爆笑問題の日曜サンデー」、水道橋博士ゲストの「ラジオビバリー昼ズ」を。浅草キッド爆笑問題クドカンはまさに高田チルドレン。70を越えて絶頂期を迎える高田先生のトークが最高!脳高速と呼ばれる回転の速さ、頓智の効きっぷり。凄すぎる!