日々の泡。

popholic diary

2021年8月7日~13日の話。

8/7(土)

休日。7時半起床。今日はおとなしく家で。朝から録画がたまっていた水道橋博士さんの「BOOKSTAND TV」をまとめ観。お昼は残り物のキャベツでお好み焼き。肉もエビもイカもない「スお好み焼き」。で午後はアマプラで映画を一本。

カン・ヒョジン監督「僕の中のあいつ」を観る。いじめられっ子で気弱な高校生トンヒョン。学校の屋上から転落し、下にいたヤクザ上がりの社長パンスに直撃。目が覚めると二人の肉体は入れ替わっていた⁉という入れ替わりコメディ。ボーイズグループB1A4のリーダーにして、ソングライター、プロデューサー、また俳優としても才能を見せるチニョンが特殊メイクの太っちょ高校生から魂が入れ替わりダイエットしてすっきりスマートに変身するトンヒョンを見事に演じていて感心。そして悪人、善人、曲者なんでもござれのカメレオン俳優パク・ソンウンがその強面を活かし、魂は気弱な高校生のおじさんを演じ大いに笑わせる。入れ替わりの上、ちょっとしたひねりがあって楽しく観られた。あと意地悪な女子高生役でRAINBOWのヒョニョンが出演。ちょっとしたコメディリリーフで好演。こういうなんてことのないコメディも演技者揃いだから安心して笑える。これが意外に難しいのだ。

おとなしく家にいようと思ってたが、さすがに運動不足かなと思い直し炎天下のオジ散歩へ。radikoで角田さんの「蛤御門のヘン」聴きながら。

夜はGYAOの配信でカン・ユンソン監督「英雄都市」を観る。ヤクザ組織のボス、セチュルはある日出会った弁護士のソヒョンに一目ぼれ。善い人に生まれ変わるべく心入れ替えカタギに。ある偶然巻き込まれたバス事故で市民を命がけで助けたことから街の英雄に。そして選挙に出ることに…。「犯罪都市」の監督・スタッフが集結ということでマ・ドンソクをはじめとする「犯罪都市」キャストが花を添える。WEBコミックが原作らしく、わかりやすくスカッとする映画。エンディングのクレジットで出演者たちが現場でワンフレーズずつ歌い繋ぐなんていうおまけシーンが楽しい。

8/8(日)

日曜午前のルーティンで妻と買い物。一玉20円のうどんで冷やしぶっかけうどんの昼食。今日も午後はアマプラで映画を一本。

ジョナサン・レヴィン監督「ロング・ショット」を観る。喧嘩の末無職になったジャーナリストのフレッド。幼いころの初恋の人で、今は次期大統領候補の国務長官シャーロットとひょんなことから再会。彼女のスピーチライターとして働くことになったフレッド。そして二人の距離が縮んでいく…。ってなロマンチックコメディ。まさに高嶺の花なシャーリーズ・セロン。饒舌でシニカルなセス・ローゲンとのコンビがいい。政治家として理想と現実のはざまで苦悩する次期大統領候補シャーロット。そんな彼女にあるべき姿を思い出させ、背中を押すフレッド。お互いがお互いを認め必要だと思いあう。これぞアメリカ、これぞロマンチックコメディ。実に気持ちのいい映画だった。

夜はポークカレー。最近毎日のように見ているコウケンテツさんのYouTubeチャンネル。そこのレシピに沿って簡単10分、キムチを隠し味に完成。ちゃんと美味しい。

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8/9(月)

今日も休日。第一回目のワクチン接種。徒歩5分の医院、着いたらすぐ病室に通されあっという間に注射。奥の待合で15分。問題なく終了。とあっけないぐらいに素早く終わった。3週間後に2回目。もはやいつ感染してもおかしくないような状況。とにかくワクチン接種早く済ませたい。

帰宅後、今日もアマプラで映画を一本。ジャン=マルク・ヴァレ監督「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」を観る。ディヴィスは金も地位もあるエリート金融マン。ある日、交通事故で妻を失う。だが彼は涙一つ流すことができない。文字通り近くのもの、電化製品から家までをも壊していく中で、ディヴィスは自分の心と向き合っていく。悲しむことすら忘れてしまっていた自分自身を取り戻す過程を描く。ジェイク・ギレンホールが素晴らしい。最初はどこか得体が知れず、感情を見せない不気味さをもったディヴィスが、やがて心を取り戻し最後にはとても柔らかな表情を見せる。その繊細な演技が心に沁みた。

8/10(火)、11(水)

仕事。我が家は妻も娘も僕も特にまとまったお盆休みはなく、皆それぞれ仕事。とはいえ得意先も休みが多く、社内でたまった事務処理を片づけたりと少しゆったりモード。

家では読書にいそしむ。買ったままで、そのあまりの分厚さに読み始めるのを躊躇していた細田昌志さんの「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」をついに読み始める。

8/12(木)

やっと夏休みを一日。午前中は引き続き読書。午後からはまたアマプラで映画を一本。ボー・バーナム監督「エイス・グレード世界でいちばんクールな私へ」を観る。中学生最後の1週間を迎えたケイラ。本当の自分と学校の自分は違う、そんな思いを抱える不器用なケイラ。なんとかそんな自分を変えようと思うもうまくいかない。実に何というか、思い当たる節のある映画だ。僕も中学生の頃、友達は少なく学校ではほとんど喋らなかった。家では深夜ラジオを聴き、本や音楽、サブカルに耽溺しては自分は特別だとどこかで思っていた。今思えば典型的な中二病ってやつだが、その時はまぁ歪で苦しかった。この年になるとケイラもそうだが、彼女を心配し、時にうざいなんて言われちゃう父親の方にも感情移入してしまう。その小さな苦しみが君を成長させるのだとそっと寄り添ってやりたい。そんな父親の心。いい映画だった。

YouTubeで「水道橋博士の異常な対談」ダースレイダーさん編を。オフィス北野入りから殿・ビートたけしにお目通り、そしてまさかのラップバトル⁉騒動の末の退所まで。落語のごとく仕上がった珠玉のエピソード。そして「ビートたけし」の凄みやかっこよさ、その巨星ぶりが浮かびあがる。


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韓国のSSW、Kim Suyoungの20分ほどのライブがYouTubeに上がったので観る。今、一番ライブを観たいアーティスト。落ち着いた低めの声と確かなギターテク。曲がとにかく良くってここ数年ずっと聴いている。


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8/13(金)

仕事。会社も人がまばら。若干のお休みモードながら、やることはあってバタバタとしているうちに終了。一日中雨でどうにもこうにも憂鬱な気分。なので会社帰りにユナイテッドシネマに。会社と家の間に映画館があるというのはイイネ。

ジェームズ・ガン監督「ザ・スーサイド・スクワッド」を観る。もうはじめっからふざけてるというか、やりすぎていて最高!ルール無用の悪い奴らが、世界を救う。血の代わりに花が噴き出すハーレイ・クインの大暴れシーンの狂った美しさ。スクリーンで観るべきド派手でバカげた、ボンクラ魂が炸裂する面白映画!弱くて小さく社会の底辺にいる×××たちが巨大な悪を倒すラストには胸がすく想い。

映画観を出ると大雨。しばらく雨は降り続けるようだ。

今週聴いた音楽は

  • 「 1/6」SUNMI
  • 「nice music mow!」nice music
  • 「Hometown」Jade
  • 「HIROMIC WORLD」郷ひろみ
  • 「Second」HYO
  • 「Summer or Summer」ヒョリン、ダソム