日々の泡。

popholic diary

2021年2月27日~3月6日の話

土曜。朝食は細かく切った魚肉ソーセージを混ぜたスクランブルエッグをトーストにのっけて。貧乏臭いが子供のころからよく作って食べてた。今も不意に食べたくなっちゃう。

角田さんの「蛤御門のヘン」竹内義和先生ゲスト回聴きながら京都まで。竹内先生の流れるような「青汁CM話」最高。で三条のMOVIXで映画を一本。

藤井道人監督「ヤクザと家族」を観る。綾野剛演じる一人の男が歩む人生を描く。1999年、血の気の多い不良少年が、親分に拾われヤクザの道へ。2005年、ヤクザ稼業も板に付き組織の中で重要な位置に付きつつある事件で懲役に。2019年、出所した彼が見た世界は以前とはまるで違っていた。ヤクザがヤクザとして生きられなくなった時代のヤクザ映画。老ヤクザが夜の海でせせこましく密漁をする姿のなんともいえない悲哀。やがて悲しきなんとやら。

観終わってラジオクラウド宇多丸さんの「ムービーウォッチメン」映画「あの頃。」評など聴きながら散歩。途中本屋に寄ったりしながら四条大宮まで。餃子の王将1号店で遅い昼食兼早い夕食。焼飯&餃子(ジャストサイズ)&鶏のから揚げ(ジャストサイズ)を。一人飯だとこのジャストサイズってのが嬉しい。色々食べたいが1人前だと多すぎるからね。

で今夜は有効期限3月末までの宿泊優待券使うべく一人四条大宮アークホテルで1泊。しかし京都の町中で朝ごはん付きで一泊4千円とは。ホテルではWOWOWが見られるのでちょうどやっていた、ねずみの三銃士2014年の公演「万獣こわい」を。生瀬・古田・池田の怪物3人を向こうに回して小池栄子夏帆が怪演。面白かった!

ホテルで朝ご飯をゆっくりと食べて、大宮駅前の果物屋で名物のフルーツサンドを購入し、久々に阪急電車に。子供の頃から出かける時はいつでも阪急。高校・大学への通学も働きだしてから会社に行くのもずっと阪急。結婚して阪急電車が走っていない滋賀に移り住んだのが25歳のときでそこから25年たった。もうあのえんじ色の車両見るだけで郷愁がこみ上げる。でそんな阪急に乗って約2ヶ月ぶりに実家へ。父の墓参りをして、昼は母の手料理を堪能。デザートにフルーツサンドをつまみつつ母のマシンガントークを浴びせられる。まぁ、一人暮らしで外に出歩くこともなかなかできない昨今、喋りたいことが相当溜まっていたのだろう。この程度の親孝行で申し訳ないのだけれど。

月曜。事務仕事に追われているうちにあっという間に夜。

火曜。今日も今日とてバタバタしてるうちにあっという間に夜。

水曜。今日もまたまたバタバタと。今日は大阪営業。遅い昼食は阪神パークで350円のラーメンを立ち食い。あっという間に10000歩。移動中は相変わらずラジオ。「ビバリー昼ズ」高田先生の絶好調ぶり、そして今もって衰えないアンテナのビンビン具合には感動する。テレビや演劇、本などなど今もなお様々なエンタメに触れ、日々アップデートを行っている。凄いとしか言いようがない。高田先生もそうだし、水道橋博士さん、ミュージシャンだと鈴木慶一さんや小西康陽さん、直枝政広さんなどなど僕が尊敬する方たちは皆、優れた表現者でもあるが、音楽や映画、様々なカルチャーを徹底して吸収している。いや、吸収しているというかもう当たり前に空気を吸うように、何の苦も無くそれをやり続けている。子供の頃からの当たり前の楽しみ、喜びとしてごくごく自然に様々なカルチャーに触れている。その姿がやっぱり信用できるんだよね。

木曜。朝から病院で検査の為に採血。いろいろメンテナンスが必要な年齢だ。で今日もまたいろいろ忙しくまたまた大阪で打ち合わせ。

金曜。朝から「おちょやん」に泣かされる。成田凌演じる一平の襲名披露口上シーン。星田“ほっしゃん”英利の表情が素晴らしい!名優の域。で「あさいち」近江アナ今日で最後。毎朝、朝ドラ観て、近江アナを一目見てから家を出るという生活を続けていたので寂しい限り。

で仕事の後、車走らせ伊賀上野まで。先週に続き、ビジネスホテル優待券を消化すべく一人旅。ホントは有給とっていく予定が外せない仕事が入ったため、仕事終わりに出発。ま、高速で1時間ほどだけど。夕食つきの宿泊プランで伊賀牛の陶板焼き御膳。食べ終わって部屋で「俺の家の話」観てたら母から電話。近くに住む叔父(母の兄)が風呂場で転んで救急車で運ばれたとのこと。

土曜。急遽予定変更。ホテルで朝食の後、高速飛ばして京都の実家まで。母と一緒にまずは風邪をこじらせ入院中の祖母の届け物で病院へ。コロナ禍で面会禁止の為、届け物だけ。続いて叔父(母の兄、80歳)の家で着替えや何やらをまとめて救急で運ばれた病院まで。大腿骨骨折でちょっと時間かかりそう。こちらも面会は禁止なので看護師さん通じて荷物の受け渡しなど。祖母(母の母、101歳)の面倒見るだけでも大変なところ、叔父((母の兄、独身80歳)まで入院ということで母(73歳)もバタバタ。母の息子(僕、50歳)は運転手ぐらいしかできなくて申し訳ないのだが、しばし週末ぐらいはお手伝いしないと。

一通り用事を済ませ、実家で母とケーキを食べて一休み。しかし父が亡くなって13年。近くに住む祖母と叔父の面倒を何かと見てきた母。100歳を越える祖母は認知症も進み昨年施設へ入ったものの、度々入院したりでその度母が動きまわっている。同居していた叔父は長く客商売をやっていたこともありいたって陽気な性格で、年の割に若々しく活動的だったがここ最近は膝を痛めて寝ていることが多くなった。そんな中での骨折でこの先ちょっといろいろ大変になるだろう。今はまだ母があれやこれや動いてくれているが、それでももう70を越えている。ここで母に倒れられたら…。兄貴は東京だし、すべては…俺の肩にどっと…くーっ、そんな「俺の家の話」。