日々の泡。

popholic diary

休日日記。20180610

金曜は代休を取る。朝から些細なことで妻と口論。穏やかでいたいと思いながら、珍しく頭に血が上った。向こうの言い分もわからなくはないが、なんというか、まぁ積み重なったずれが爆発した感じ。でもやっぱり良くないな。頭を冷やして反省。

で今日は映画三昧。朝からアレックスシネマで「アイ,トーニャ」「ゲティ家の身代金」の2本観て、桂川のイオンまで出て「名もなき野良犬の輪舞」。

家帰ってからもなんとなく妻とぎくしゃく。ほとんど会話も無いまま。

小西康陽さんの5枚組CDBOX「素晴らしいアイデア 小西康陽の仕事 1986-2018」が届く。好きなミュージシャンは数多くいるけど、その中でも特別な人ってが数人いる。ムーンライダーズ鈴木慶一さん、博文さん兄弟。カーネーション直枝政広さん。そして小西康陽さんだ。特に小西さんはミュージシャンという枠を越えて、その在り方、生き方、センスに大きな影響を受けている。多感な十代の頃から今に至るまで。映画を観るようになったのも、文章を書く時のお手本にしているのも、全て小西さんだ。

翌土曜も朝から映画館へ。ユナイテッドシネマで「万引き家族」と「デッドプール2」。ともに正しさから零れおちたものを優しさが救う物語。素晴らしい作品。少し大津テラスを流して帰宅。カルボナーラを作って遅めの昼食。卵と粉チーズ、ベーコンはなかったのでオリーブオイルで炒めたハムを茹でたパストと和えて完成。ブラックペパーも忘れずに。うーん、イマイチ理想には届かず。また作ろう。

夜はテレビでやっていたので「海街Diary」を再見。「ダメだけど優しい人」というキーワードは、「万引き家族」にも繋がる。人と人とを繋ぐものは何か。血?情?倫理?家族を描くことでその問いかけをひたすら続けている。その答えはまだ完全には出ていない。ただ誠実にその答えに触れようとしている。是枝監督の作品が胸に突き刺さるのは、だからだ。

日曜は朝からマンションの理事会。そして妻と実家へ。2日前の喧嘩はもう二人の間にはなくなっている。暗黙の了解で、引き摺ることはやめようという夫婦の知恵。

転勤で兄夫妻は東京へ。実家には母一人。近くに住む祖母と叔父の世話で相変わらず動き回っている母だが、もう70過ぎている。今になって、もっと大切にしなきゃ、もっと優しくしなきゃと思うのだけれど、月に一回顔出す程度の不義理をしている不肖の息子。あれやこれやお喋りの母の相手をして帰宅。

家族について考える週末であった。