日々の泡。

popholic diary

2022年9月24日~30日の話。

2022/9/24

昨日の疲れが出たのか8時半起床。ハムエッグとトースト、ヨーグルトの朝食。今日はのんびり散歩がてらユナイテッドシネマ大津まで。原田眞人監督「ヘルドッグス」観る。闇に落ちた元警官がヤクザ組織へ潜入、危険な男とコンビを組んで組織の中でのし上がっていくってなお話をスタイリッシュかつハードに描く。岡田准一のキレッキレかつ重いアクションに食らいつく坂口健太郎クンがかわいいっ。いや、違うか。しかし、まぁ、この手のハードアクションものは散々韓国映画で観てきたこともあって、ついつい比べちゃう。となると…。ま、でも、荒唐無稽な物語を徹底した作り物の世界と生身のアクションで見せていて週末映画としては十分楽しめた。俳優陣では意外とはんにゃの金田が良かった。

帰宅し、チャーハンとサッポロ一番塩ラーメンの昼食。食べ過ぎだなーと思いつつ、ここんとこのハードな仕事もあって、ハイカロリーでジャンクで、淫らな食事をしたくなる。時には娼婦のように。

昼食べ過ぎたので、夜はハマチの刺身のみ。賢者タイムな夕食。NETFLIXで「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」。ますます良い。続いて日本のドラマ「初恋の悪魔」最終回観る。ジャンルを超えて人の心のひだに触れる。隣人の優しさが感じられる良いドラマだった。

2022/9/25

7時半起床。久しぶりにフレンチトーストを作って朝食。妻と実家へ。車中では「ダイアンのTOKYO STYLE」。ここんとこと妻と外出するときはほぼ聴いている。

で母も一緒に墓参りして、実家でご飯。エビフライにポテトサラダ、切り干し大根やらモリモリ。さらにおはぎも食べて、一服してコーヒーにケーキ。実家に来ると食べ物がありすぎて困る。あれこれ食べさせたいという母の気持ちもわかるが、もう高校生じゃないんだから…。あまりに食べ過ぎて、夜は白ご飯は抜いて、冷ややっこと焼き魚のみ。

2022/9/26

昨日もらってきたおはぎを朝から食す。最後の晩餐は何にしたい?というお馴染みの質問には「おはぎ」と答える。なお11月~2月の冬季については「ぜんざい」とする。僕ぁ、あんこが好きなんだなぁ。大福、あんぱん、どらもっち。阿闍梨赤福、陣太鼓。甘そな奴は大体トモダチ。…ちょっと疲れてるな。

2022/9/27

国葬反対。最後まで。国民の半分以上が反対しているにもかかわらずその声が届かない。結局数にすら関係なく、自分たち以外の声は徹底して無視する政権の姿勢が浮き彫りになる。これもまた死んだ男が残した罪だ。国葬の模様をニュースでちらとみた。薄っぺらい男にふさわしい薄っぺらい祭壇。全部が見せかけだけ。取り巻きたちの死んでもなお尻尾を振りケツをなめる姿勢には恐れ入る。挙句の果てに統一教会の擁護にすら回るその思考回路。愛国の果てが反日カルトの擁護って、完全に破綻してるだろ。もう終わりにしてほしい。

2022/9/28

遅すぎる夏休み。朝からアップリンク京都へ。まずはセリーヌ・シアマ監督「秘密の森の、その向こう」を観る。祖母が亡くなり、祖母と母がかって暮らした家の片付けの為に、父母とやってきた8歳のネリー。そんな中、母が悲しみに耐えきれず家を出てしまう。母の帰りを待ちながら、母が昔遊んだ森を探索するネリー。そこで出会ったのは自分と同じ8歳の母だった。神秘的な森を舞台に描かれるファンタジー。幼い二人は森の中でたわいのない遊びに興じながら、心を通い合わせる。突飛な設定ながら、二人が繋がりを深めていく様はとても自然だ。森の中で秘密の小屋を作ったり、たわいのないお喋りを楽しんだりしながら、お互いの痛みや悲しみを喪失感を埋めあっていく。同い年の母と娘という奇妙な関係を越え、人と人として確かに心が通い合っていく。なんとも豊かな素晴らしい映画だった。

続いてはチョ・ヨンソン監督「空気殺人」を観る。救急救命室の医師・テフンのもとに突然意識を失い運び込まれたのは一人息子のミヌだった。肺が固くなる急性間質性肺炎と診断。そんな中、妻までもが同じ肺炎で急死してしまう。調査の結果、テフンはここ数年同じ病で倒れている人が続出しており、その原因が加湿器用の殺菌剤にあったことを突き止める。世界的な大企業が製造販売し、国も認可しているその殺菌剤。テフンは被害者たちとともに大企業に戦いを挑むのだが…。韓国で実際にあった事件を題材にした骨太な社会派エンタティメント。政治家や研究者を抱きかかえあの手、この手で罪をないものにしようとする大企業。そのやり口に憤怒しつつ、弱き者たちが巻き返しを図る。現在進行形の事件を風化させないと映画に、それもエンタメとして面白い映画にしてしまう韓国映画界の反骨心、物語さながらに弱者の側に立って巨悪に立ち向かう姿勢はやはり凄い。重い内容ながら最後まで飽きさせず、すかっとどんでん返しという王道エンタメ作。俳優陣ではごつい身体にどこか愛嬌のある強面で悪人、善人、コメディからシリアスまで幅広くこなす名脇役、ユン・ギョンホが良い。いつになくクールで冷酷な悪役かと思ったら…という儲け役。

2022/9/29

テレビで「私のバカせまい史」。ものまねご本人登場史に笑った。清水アキラがなぜか競泳水着で浮き輪片手に橋幸夫「恋のメキシカンロック」のものまね。そこに登場するご本人・橋幸夫。謝るアキラにニヤリと返す幸夫。何度もこすられながら、毎回爆笑。ご本人・橋幸夫登場からの、恐縮しつつTバックにした水着を直すお馴染みのターンが最高。そして2022年、67歳の清水アキラが久々に水着姿でモノマネを披露、さらに79歳の橋幸夫ご本人登場。素晴らしかった。プーチンに見せてやりたい。知らんけど。

2022/9/30

朝ドラ「ちむどんどん」最終回。ついに最後までちむがどんどんしないまま。ダメな朝ドラの条件の一つ「強引な老けメイク」までやっちゃったよ。返還前の沖縄からスタートということで期待してたんだけど、結局沖縄が舞台である必要は本当にあったのかというぐらい浅かった。主演の黒島結菜はじめ俳優陣は良かっただけに勿体ないって感じ。