日々の泡。

popholic diary

2019年6月のTweet

2019/6/1

フォン・シャオガン監督「芳華-youth-」を観た。1970年代後半の中国。文化大革命毛沢東の死、戦争という激動の時代に生きた若者たちの群像劇。瑞々しく美しい映像が一転、まさに身体が吹っ飛ぶ激しい戦争シーン。残酷な現実に斬り裂かれる心。そして映画はその心の痛みを優しく見つめる。映画で描かれる悲しみや喜び、恋心や切ない想い。国や時代が違っても、しっかりと心に響く。人を見つめればそこに共感が生まれる。決して分断ではなく、誰もが同じ心を持った人なのだと思う。

2019/6/5

蒼井優、信用できるなー。「たまむすび」ファンなので町山さんの紹介した映画をちゃんと観に行く山ちゃんには好感しかない。IT社長と結婚!とかよりずっといいよ

2019/6/9

BSで一足早く「いだてん」。素晴らしい台詞がいっぱい。今の時代に響く。

2019/6/14

長久允監督「WE ARE LITTLE ZOMBIES」を観た。親を亡くした4人の少年・少女の物語。新しい映像、新しい音楽、新しいセンスの新しい映画。独創的で刺激的。そして紛れもなく「生きる」為の映画。文字通りゴミの中に宝がある。絶望の先の狂騒。その先には強烈な「生」の光。今に生きる映画だ。スコットピルグリムmeets台風クラブなんてことをふと思った。工藤夕貴さんも出てるし

中野量太監督「長いお別れ」を観た。認知症になった父と過ごす泣き笑いの7年間。それぞれの生活の中で問題を抱える娘たち。ゆっくりと記憶を失っていく父に振り回されながらも、その中で改めて「家族」になっていく。変に大袈裟な感動話ではなく、軽いユーモアがあってじんわりといい映画だった。山﨑努、松原智恵子竹内結子蒼井優。家族を演じる4人が本当に素晴らしかった。ちゃんと生活を積み重ねている感じがあって。実に気持ちの良い日本映画を観たなーって思いつつ映画館を後にした。

2019/6/15

朝から京都へ。出町座でチャン・リュル監督「春の夢」と「慶州ヒョンとユニ」の2本。合間にはイ・ファンミさんによる映画講座でチャン・リュル監督についてお勉強。どちらの映画も路地裏の郷愁があって生と死が交差するちょっと不思議な抒情詩。映される街に迷い込んでみたくなる。

2019/6/17

毎週録画してみている「町山智浩アメリカの今を知るTV」。今日は2時間特番!ここ数日BSの映りがよくないんだけどなんとか観てる。知らなかったことを知るということは世界が豊かになるということだ。

2019/6/22

昨晩はサイモン・キンバーグ監督「X-MEN ダーク・フェニックス」を観てきた。シリーズ最終章!にしては若干盛り上がりに…。ジェニファー・ローレンスがあっさり…とかちょい寂しいな。プロフェッサーXとマグニートーの仲良しぶりには思わずほっこり。

今朝は午前十時の映画祭で岡本喜八監督「日本でいちばん長い日」を観賞。男たちの顔がとにかく濃い。昭和の俳優はとことん男を煮詰めているな。そして杉作さんの「どっきりナイト7」リスナーとしてはやはり高橋悦史さんに注目!