日々の泡。

popholic diary

2014年11月上旬のTweet

2014/11/1

2週間ぶりに休み!毎年この時期に買う北海道ジャガイモでコロッケ作るべく、朝から下ごしらえ。妻は手間のかかる料理は一切しない主義なので、食べたいものは自分で作るのが我が家のルール。

で今日は映画の日。まずはジェームズ・グリフィス監督「カムバック!」観る。主人公ブルースは元サルサの天才少年ダンサー。ある事件がきっかけでサルサを捨て25年。すっかり冴えないデブ親父になったブルースだが、サルサ好きの美人上司に恋をしてってなお話。冴えない男のワンスアゲイン映画。主人公ブルースを演じ、原案・制作総指揮を務めるのはニック・フロスト。ベタど真ん中のワンスアゲインものながら、踊りまくる巨漢のニックが魅せてくれる。全編を彩るラテン音楽がまた昂揚感を煽ってくれて、気分のいい映画だった。しかし冴えない中年男を演じるニック・フロストは俺より2歳も年下。実際は今最も人気のあるコメディ俳優の一人。リアル・冴えない男は俺ではないか。「お前が頑張れよ」と言われているようだ。

でもう一本。西田征史監督「小野寺の弟 小野寺の姉」観る。チケットちょうどラストの一席だった。片桐はいり向井理がどこか可笑しい姉弟を演じる、優しくてちょっとホロ苦い一品。ちょっと笑えて、それでいて切なさとビター具合が絶妙でそこが愛らしい。片桐はいり向井理のコンビネーションがいい。2人の関係性に自然な可笑し味があって、この姉弟をずっと観ていたいという気持ちにさせる。それと大画面で観る山本美月ちゃんがとんでもなくかわいかった!ま、演技はまだあれだけど、そんなのいーや。

しかし上映前に流れていた某映画の予告。映画の泣きポイントを見せては、試写会かなんかの観客が「泣けました」なんつってるコメントを流す。この泣きダイジェストが映画の全てなんだろうな。人の生き死にを泣きの為にだけ使う下品さ、お手軽さ。エロ動画の抜き場面ダイジェストとどこが違うのか。

2014/11/3

NHKハングル講座」にA PINK!やっぱ最高っすな

結局、今日は朝から会社出て一仕事してしまった。帰ってからは庭の手入れにご飯作り。渾身のポテトサラダはそこそこの出来だった。なんかそこそこの休日。

韓国MBCラジオ「ユンナの星の輝く夜に」。昨日がユンナさんの最終回だった。まったく意味はわからないけどハングルの言葉の響きが心地よくて寝る前によく聴いていた。あの柔らかい声が聴けなくなるのはちょっと寂しいな。

相変わらず毎日のK-POPチェックは欠かしていない。ハロビのカムバに、ジエがいるWoollimの新グループ。YGのユニットには久々のイ・ハイが。ということで忙しくなりそうだぜ。しかし、まぁ実生活では誰ともそんな話できないよね。もうK-POPの話だけする飲み会したい。

2014/11/6

本日、仕事で何故か白浜に。懇親会抜けて「POP DIVER」コンスパ特集。反響が…少ない…。まだまだ番組の力不足ということです。もっと反響得られるように頑張らないと。しかし慶一さんのタイトルコール、嬉しかったな。

2014/11/7

今日は長い一日。昨日から続いて白浜での仕事絡みの会合を終え、3時間強バスに揺られ大阪へ。会社は午後休みにして映画一本観て、梅田クアトロにてKIRINJIライブ。で明日はイベント仕事で早起き。映画話、ライブ話はまた今度にして寝よう。ずっと音楽好きで良かったなーということが今日はイロイロ。思い続ければどうにかこうにか小さくても実を結ぶもの。

2014/11/8

昨日観たのはアントワーン・フークア監督「イコライザー」。デンゼル・ワシントン扮する真面目なホームセンター店員(実は凄腕の「仕事人」)が歌手を夢見る少女を救うためにロシアン・マフィアを殺りまくる話。あまりの殺り過ぎぶりにもはや笑った。「ホームセンターで売ってる商品でロシアンマフィアと戦うなら?」大喜利にバンバン答えるDIYな殺し方が最高。これ、まず「殺し方」ありきで作った映画じゃないのか。ゲラゲラ笑いながら考えたんだろうなぁ。

で今日は朝からイベント仕事でヘトヘトになりつつも、レイトショーでラース・フォン・トリアー監督「ニンフォマニアック Vol.1」観てきた。哲学的色情狂小噺。夜の映画館、客は俺一人。思わず「さっきから、なんの話しとんねんっ!」とツッコんだね。ユマ・サーマンの怪演には笑った。狂気まじりの悲喜劇コント展開にユマ・サーマンダウンタウンの松っちゃんに見えてきたね。このコント「VISUALBUM」に入ってなかったっけ?みたいな。

そして昨日観た梅田クラブクアトロでのKIRINJIライブの感想を少し。とにかく想像以上に「バンド」だった。多くの楽器、歌声が入れ替わり立ち替わり盛り込まれたサーカス感溢れる楽しさ。弓木さんがかっこいいギター弾きまくる中盤のニューウェーヴな怒涛の展開が素晴らしすぎた!その音の対話、丁々発止のやり取りを聴いてるだけで気持ちが上がってくる。ジャッキー映画の超絶アクションシーンとか、芸術的な技の応酬が続くプロレスとか、芸人同士がスイングしまくる「アメトーーク」の当たりの回とか、もうそんな感じ。とにかくライブに強いバンドだった。

2014/11/9

雨の休日なので映画館へ。京都まちなか映画祭での一本。須川栄三監督「君も出世ができる」観てきた。1964年制作の東宝ミュージカルコメディ。歌い踊りまくるフランキー堺の身体能力の高さに脱帽。美声を聴かせる高島忠夫にクールビューティー雪村いづみ、セクシーな浜美枝にキュートな中尾ミエ。洒落たタイトルバックやピチカートがカバーした「アメリカでは」の壮大なミュージカルシーンと十二分に楽しめた。今の邦画にはない陽性の豊かさがあったな。でも小林信彦著「日本の喜劇人」によれば、映画は大コケ。フランキーは以降、植木等にとって代わられるのだとか。