日々の泡。

popholic diary

2014年7月中旬のTweet

2014/7/12

朝からお仕事。炎天下での外仕事はさすがに堪えるなー。もう若くはないと実感。っつーかど真ん中の中年だった。趣味が中学生の頃と一切変わってないので、時々忘れてしまう。

そんなことより昨日は、試写会でギャレス・エドワーズ監督「GODZILLA」観てきた!公開前なので中身は言わないが、とにかくデカイっ!絶対、映画館で見なくちゃダメな映画。とにかく劇場で体感すべし!

2014/7/13

やっと休み。選挙に行って、映画を一本。スパイク・ジョーンズ監督「her 世界でひとつの彼女」観てきた。素晴らしかった!大好きだと言える映画の一本になったな。人工知能型OSに恋をする男の話。荒唐無稽のようでいて、そこにある「恋」はリアルすぎるほどにひりひりとした痛みがあった。SF(少し不思議)なラブストーリー。恋が生まれ恋に落ち、やがて変わっていく関係、そして選択。OSとともに男は痛みの意味を知りその先の再生に向かう。いや、参ったな。こんなにロマンティックで切ないラブストーリーだとは。スカーレット・ヨハンソンが声だけで演じる人口知能型OS。その一声が発された瞬間、この荒唐無稽さが嘘じゃなくなる。観ている間、誰だって恋に落ちるはず。映像、音楽も実に素晴らしく、傑作である以上に自分にとって愛すべき一本になった。

2014/7/18

大阪で仕事の後、映画を一本。ファン・ドンヒョク監督「怪しい彼女」観てきた!笑って笑って笑って泣いた!毒舌な70歳のおばあちゃんが、突然20歳に若返ってってな荒唐無稽なお話。ど真ん中の大娯楽作にして、登場人物全てが愛おしく、観終わった後とても温かな幸せな気持ちになれる完璧な一作!名女優ナ・ムニさんが強烈なおばあちゃんを完璧に演じきっちりした前振りをした後、いよいよ20歳になったおばあちゃんシム・ウンギョンちゃんが登場。その憑依ぶりと抜群の愛嬌、ふと見せる可憐な表情、そしてあの歌声。完全に胸を射抜かれた!いつまでも彼女の演技を観ていたい。誰がどんな状況で観ても、きっと好きになる映画。もっと多くの映画館で上映して欲しいな。そしてもう「トトロ」なみにテレビで繰り返し放送して欲しい。毎年「母の日」に放送したらいいんじゃないか。華やかな「もう一つの人生」を体験し知る大切な「本当の人生」。良かったなー。パク・イナン演じるおばあちゃんに忠誠を尽くす男、B1A4のジニョン演じる心優しき孫など脇の登場人物も皆愛すべきキャラ。一切無駄がなく、ダレる事のない2時間で、心躍る歌謡映画でもある。シム・ウンギョンちゃん、今年の(俺が選ぶ)主演女優賞確定!

2014/7/19

本日は休日恒例シネママラソン。まずは三条に出て、熊切和嘉監督「私の男」観てきた。濃密かつ濃厚な二階堂ふみ劇場。若き天才女優の恐るべき怪物ぶり。受ける浅野忠信の懐の深さ。物語もまたそんな二人の関係性に息が詰まった。

続いてジョン・タトゥーロ監督・主演「ジゴロ・イン・ニューヨーク」。失業した本屋の店主に持ちかけられジゴロを始めた男の話。ウディ・アレンが14年ぶりに自作以外の映画に出演。まさにウディ・アレンな演技でポン引きを軽妙に演じる。ちょっと文化的背景を勉強してから見た方が良かったかな。

そして本日ラストは京都みなみ会館でついについにカンパニー松尾監督「劇場版テレクラキャノンボール2013」観てきた!おっさんたちが繰り広げる青春の狂騒と性春の競争。最高の人間ドラマにして人間喜劇。夏の始まりの高揚感と終わっていく切なさ。下品でくだらない夏が、なんと美しいことか!それにしても始まる時の期待と不安が入り混じるワクワク感からやりきった後の何とも言えない達成感と胸に迫る切なさ。青春時代を送ったことがある人なら誰もが胸の奥を刺激されるんじゃないだろうか。観終わった後、ワーッと大声を出したくなった。パンツを脱いだ後に見られる風景。「いいな、いいな、人間っていいな!」という歌声が頭の中でSEXシーンに重なった。

今日見た三本の映画、「私の男」「ジゴロ・イン・ニューヨーク」「テレクラキャノンボール2013」全て、男と女、そしてSEXの物語だった。映画は人間を描くものだから、結局そこに行きつくんだな。

2014/7/20

今日は地元で軽く一本。ダグ・ライアン監督「ALL YOU NEED IS KILL」観てきた。日本の小説が原作のトム・クルーズ主演作。2時間きっちり完全なるフィクションの世界に引きずり込むなぁ。さすがに面白かった!タイムループを繰り返す設定にスピーディーなアクション。巧いなぁ。