日々の泡。

popholic diary

2014年3月下旬のTweet

2014/3/22

今日は仕事と飲み会の間に映画を一本。クリス・バックジェニファー・リー監督「アナと雪の女王」観てきた。吹替2D版。単純いい映画だったなー。アニメの表現力の豊かさにうっとりしたな。表情や肌の質感、雪や氷の表現とかもうスゲーなと感心してしまう。話題の松たか子の「歌」も素晴らしかったが、全編喋りっぱなしの主人公・アナを演じた神田沙也加の「出来る子」ぶりには驚いた。歌も完璧だし、なにより明るく華やかでかわいい声の演技が実に素晴らしかった!一気に評価駆け上がったよ。後、ピエール瀧どんだけ器用やねん。

2014/3/23

使用期限が3月末までのビジネスホテルの宿泊券を使うべく、青春18きっぷでなぜか岡山~倉敷に一人旅してきた。音楽をたっぷり聴いて、たまってた「メルマ旬報」読みながら、片道4時間の電車旅。巨大古本屋行ってあとは倉敷ぶらぶら散歩してただけなんだけどそれなりにリフレッシュ。

2011/3/29

土曜日は映画。ということでウェイン・ブレア監督「ソウルガールズ」観てきた。歌手を夢見るアボリジニの3姉妹と従妹。飲んだくれのミュージシャンくずれ・デイブにソウルを叩き込まれ、アボリジニ初の女性ソウルグループ"サファイアズ"となってベトナム戦争の慰問ツアーへ出るのだが、ってな話。差別と偏見にさらされてきた彼女たちがソウルミュージックと出会い、まさにそのソウル=魂で、奪われ、失ってきたものを力強く取り戻す。彼女たち一人一人、飲んだくれのデイヴも含め、登場人物それぞれの喪失からの再生の物語になっていて魂揺さぶられた。素晴らしかった!アボリジニの深い悲しみと喪失の歴史。ベトナム戦争という背景。なぜソウルミュージックは生まれ、歌われてきたのか。そんな深い意味が根底にありつつ、音楽映画としての根源的な楽しさやラブロマンスなどのエンタメ要素が物語を彩りトータルで傑作になってる。これはお薦め!

で、次は立誠シネマに移動して企画上映での「じゃりん子チエ」傑作選2を観る。「じゃりん子チエ」は30年来の大好きな漫画。昭和の時代には何度も再放送されてたアニメ版を久々に見たくて。「相撲大会ヒラメがんばる」の回には笑って泣いたなー。最高。それにしても「じゃりん子チエ」。愛すべきキャラクターたちが織りなす物語そのものの面白さや温かみもさることながら、時にナンセンスなちょっとしたギャグや捨て台詞の面白さが凄い。今見ても普通に声出して笑っちゃうシーンあるもんなー。久々に漫画読み返そう。映画の後には大根仁監督による、ゆるーいいトークも。トークの中でも言われていたが、もはや今の時代、再放送も難しいんだろうな。「明日ママ」どころじゃないハードな設定。ヤクザにばくち、暴力のオンパレード。しまいには小鉄股間にモザイクがかかっちゃうんじゃないか。僕がこの30年ずっと暇つぶしにしてる遊びが「"じゃりん子チエ"実写版キャスティング」というもの。数年前のキャスティングはテツ=松本人志、ヨシ江=鈴木京香カルメラ雨上がり決死隊お好み焼き屋=岸部一徳、花井先生=西川きよし、花井(息子)=西川忠志ってな具合。しかしこの「じゃりん子チエ」実写化で一番の難関は「小鉄」である。CGで対応するのか、いやそれではダメだ。…しかし、今一人見つけた。「小鉄」を演じられる役者を。彼ならなんとか役作りして、やりきってくれるだろう。それは、香川照之。彼なら猫役もこなしてくれるはずだ!

でレイトショーでベン・スティラー監督「LIFE!」観てきた。これも気持ちの良いいい映画だった。冴えない40男が踏み出す一歩。その一歩から広がる世界。その勇気ある一歩を描きながら、今まで歩み、積み重ねてきた、つまらなく冴えない一歩一歩もまた大切な一歩なのだということを教えてくれる。映画「LIFE!」観ながら、自分の「LIFE」についてちょっと考えちゃったな。40越えて新しい一歩を踏み出したり、自分を変えていくということは難しい。でも40越えて自分のダメなとことか変えたいとことかがどんどん見えてくるんだよな。