日々の泡。

popholic diary

2014年2月上旬のTweet

2014/2/1

3時に寝て8時に起きるという土曜のパターン。朝は「ごちそうさん」から。今週の分、NHKの新会長にもしっかり観といて欲しいね。

で映画デーなのでまずは地元の映画館へ。井口昇監督「ヌイグルマーZ」観てきた。井口監督、大槻ケンヂ中川翔子、特撮アクション、変身ヒーロー、ゾンビ、高円寺etcとカードは揃った!という感じ。チープでバカバカしくも愛情と熱量に溢れてた。ちゃんと皆が愛情持って作ってるっていいな。そりゃもちろん真面目に語るような映画ではないかもしれないけど、これ見て勇気もらう中学生とかいるんじゃないだろうか。映画に救われた人たちが作った愛すべき映画。映画館で屈託なく笑って、でもなんかが残る。そんな感じ。あと2役を演じて抜群のアクションを見せてくれた武田梨奈さんが素晴らしかった。名前覚えとこう。

で京都に移動してパク・フンジョン監督「新しき世界」観る。韓国最大の暴力団組織に潜入して8年になる警察官ジャソン。いつばれるかわからない危険極まりない任務のさなか、暴力団会長が事故死。相続争いに巻き込まれていくジャソンの運命はいかに!?という話。一言、大傑作!!濃厚かつ重厚な物語、容赦ない描写、息が出来ないほどの緊迫感にハッとするショット。観てる途中で、「こ、これは、もしや…」と思ったが、これはとんでもない大傑作だった。アジアン・ノワールの最新にして最高傑作。「とにかく観てくれ!」としか言いようがないな。座席にグイッと押しつけられるような圧倒的な映画力があった。背中で泣く男たちそして女たちの哀歌。いやもう参りました。イ・ジョンジェチェ・ミンシクも良かったがファン・ジョンミンが恐ろしく魅力的な演技で本当に素晴らしかった!

で大阪に移動してライブも一本。南壽あさ子@南堀江Knave。「透明感」なんて使い古された言葉だが、この人の声ははっきりとした色としての透明。声の力が凄い。不純物一切なしで耳から胸にストーンと響く。透明だけど芯がある。雰囲気だけのものではない、意志のある透明感。今日は弾き語りだけでなく、ストリングス付きのバンドセットもありましたが、声が全く負けていなかった。

2014/2/2

それにしても観たい映画が多すぎる。今日は家の用事で一日つぶれちゃったし、時間のやりくりが大変だー。って他に考えなきゃいけないこといっぱいだろ!と自分に言いたい。

2014/2/5

明日の「POP DIVER」解説ツイートを考えてる。単なる紹介でもなく、単なる感想でもないように140字でまとめるのは大変だけど、ピタッと一発で140字ちょうどに収まる瞬間は最高に気持ちいい。

しかし2月に入って、聴きたいCD、観たい映画がいっぱいだ。へそくりの目減りが著しいぜ。

2014/2/6

今日の「POP DIVER」で紹介した、佐々木健太郎の「STAY GOLD」がとにかく素晴らしい。「完璧な一曲」と紹介したけどホントにそう思う。

2014/2/7

今日は日帰り出張。東京滞在時間5時間。新幹線ではひたすらポッドキャスト。「深夜の馬鹿力」「たまむすび」「ビバリー」「東京ポッド」「角田龍平のANN」「はたらくおじさん」「すっぴん」なんたる充実ぶり。

「すっぴん~博士の愛した日常」と「角田龍平のANNポッドキャスト」では「メルマ旬報fes」の話。今思い出しても楽しかったな。角田さんの竹内義和先生人見知り激しすぎる話おもろ。確かに開場前に入り口付近でうろうろする竹内先生を見かけた。

話題の作曲家。そーいわれてみれば、どこからどう見てもうさんくさいなー。苗字と名前のバランスすらうさんくさく感じちゃうもんなー。まーどっちにしろ興味ねーけどなー

2014/2/8

雪の中、朝から夕方まで飯抜きでイベント仕事。うー、映画観たい。

ということでレイトショーで一本。ポン・ジュノ監督の新作「スノーピアサー」観てきた。凍りついた地球上で、唯一人類が生きるのは「走り続ける列車」の中。上流階級が支配する先頭車両を目指す最後尾に暮らす最下層の人々。列車内で起こる革命の行方は?って話。なんなのこの映画。最高過ぎる!世界を凝縮した列車。この設定の上で、国籍・人種を超えた俳優たちがポン・ジュノ監督の指揮の下、歪で狂った世界に生命を与える。痺れるショット満載、まさに走り続ける列車に乗り込むように映画に乗せられた。スゲー!めちゃめちゃおもしろかった!ソン・ガンホの面構え!なんたるかっこよさ!コ・アソンちゃんも良かった!しかしなんといってもティルダ・スウィントン女史の怪演ぶりが凄い。異常な世界を完璧に体現。あの薄気味悪さはちょっと凄いよ。それにしてもポン・ジュノ監督の新作をリアルタイムで観られる幸せ。この先どれだけの作品を観ることができるだろうと考えるだけでワクワクする。

2014/2/9

今日も映画を一本。ロン・ハワード監督「ラッシュ/プライドと友情」観てきた。これまた素晴らしかった!ジェームス・ハントニキ・ラウダ。まるで真逆の天才レーサー二人。死と背中合わせの極限状態に生きる二人の物語。F1全然知らない僕でも掴まれたな。享楽的に生きるハント、ひたすらストイックなラウダ。光と影、月と太陽。極限の世界で二人だけが見ている景色。そこに生まれる「友情」。いやー文化系ボンクラ男の僕でもさすがに熱くなったな。男惚れする映画だった。