日々の泡。

popholic diary

2013年4月下旬のTweet

2013/4/19

ipodtouchを入手したので、水道橋博士の「メルマ旬報」をePub版で。メーラーで読んでた今までは一体何だったのか?というぐらい読みやすく快適!昼休みのお供にここんとこずっと読みふけってる。で「メルマ旬報」Vol.10の金太郎師匠「はかせのスキマ」もう一人のツービート話に興奮。おもしろすぎる!そして途中挟み込まれる「大木こだま・“ひかり”」話。「お笑いスタ誕」のくだり、全く同じ記憶が強烈に残っている。幻の10週勝ち抜きコンビ「大木こだま・ひかり」。爆笑の漫才で10週を勝ち抜き、グランプリを獲得。そして舞台を降りた瞬間、その会場で「ひかり」は覚醒剤所持の疑いで逮捕される。「そんな奴、おらへんやろ~」と言いたくなるような物語。「大木こだま・ひかり」は本当におもしろかった。爆笑に次ぐ爆笑でストレートに10週を勝ち進むだけの力のある漫才だった。「わかめ」のネタとか今も覚えてるなぁ。当時小学生だったがとにかくおもしろかったという記憶があるのだ。一夜どころか一瞬にして天国から地獄へ突き落された漫才師・大木こだまは、長い不遇時代を経て、爆笑漫才の「大木こだま・ひびき」として地獄から帰還したのだった。これもまた「そんな奴おらへんやろ~」と言いたくなる物語。「チッチキチー」意味は無いけど、その言葉には計り知れない重みがあるのだ。ってなんで俺は2013年に「大木こだま・ひかり」の話をしてるのだ。しかしこの「漫才残酷物語」。「Wヤング」編と合わせて、ドラマ化して欲しい。

2013/4/20

朝から「あまちゃん」観て、その後AKB「So Long」のMV観る。完全なる大林映画ではないか!濃厚にして狂ってる。でも、これ最高!高嶋兄の「この雨、痛いな!」がギャグ化しとる。「あまちゃん」にAKB。アイドルとは希望の具現化で、彼女達こそが「この空の花」なのではないか。そして誰もが誰かのアイドルであるなら、誰もが誰かのアイドルであることを知れば、世界は今より少し平和になるのでは。

で今日はシティボーイズ観に行く。楽しみ!

午後から妻と大阪へ。まずはロフトで「国宝みうらじゅん いやげ物展」観て、シティボーイズ「西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を」へ。かっこいい大人をはしごする。シティボーイズ「西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を」。胸がザワザワする、ヤバいものを観たって感覚。初めてロックと出会った時のような、初めて本物の芸術と出会った時のような。心底かっこいい舞台だった。これが大人のやり方だ。参った。素晴らしかった!

2013/4/27

昨日は仕事で東京へ。新幹線で「週刊文春」。もちろん水道橋博士の新連載「週刊藝人春秋」目当て。単行本「藝人春秋」同様、緻密な構成で描かれる濃密な物語ながら不思議と軽やかさがある。言葉の流れがスピーディーでより鮮やかな展開。まさに「一発命中」でゴールが決まる。面白い!そして東京到着。出席するセミナー会の会場に地図片手に辿り着いたら「文藝春秋」社の向かいの会館だった。

休前日の東京出張だったので無意味に一泊。とりあえず滋賀では上映されてない映画を観に行こうと、夜はパン・ウンジン監督「容疑者X」観る。もちろん日本版は観てませんし観る予定もないですが(キッパリ)。韓国版ではガリレオ抜きでじっくり天才数学者の心の動きを描く。それにしてもなんたる切なさ。この切なさ200%の物語を変に下品にせず、しっかり抑制を効かせて丁寧に描いたパン・ウンジン監督。チェックしとこう。で主人公ソッコの内に秘めた想いを見事に演じたリュ・スンボムも素晴らしかったな。

でホテルで滋賀では放送してないドラマ「みんなエスパーだよ」チェック。入江悠監督回。とりあえず夏帆ちゃんの×××に悶絶する…

で「あまちゃん」起床して、ホテルの無料朝食頂いて、渋谷に出て今日も映画。これまた滋賀ではやってないムン・ヒョンソン監督「ハナ奇跡の46日間」観る。1991年、日本の千葉県で開催された世界卓球選手権に出場した、韓国と北朝鮮の統一チームの実話をもとにした作品。最初は敵対していたライバル同士が、卓球を通じて友情を深めあい、そして-というある種、王道のパターンだし、史実が基だから当然結末もわかってるんだけど、今年一番の大号泣。物語的にどう転んでも感動作になっちゃうのだが、笑いの要素やロマンスまでぶっこみ、ケレン味たっぷりな演出で徹底的にエンタメ作として面白く作ってある。そのサービス精神は韓国映画の強みさだな。しかしそれでもその史実の重さや悲しみが根底にあるのがまた韓国映画。北のエース、リ・プニを演じたペ・ドゥナがやはり素晴らしかった!「クラウドアトラス」と合わせて今年の(俺の中の)主演女優賞はペ・ドゥナで決まり!あとチェ・ユニョンの溌剌としたコメディエンヌぶりも良かったし、若き北の選手を演じたハン・イェリはその朴訥としたルックスも含めて映画のいいポイントになってたなぁ。あ、あと主人公の妹役で「サニー」のシンナー少女が出ててちょっと嬉しかった。

2013/4/28

「マルコポロリ」の福田彩乃VS大阪雛壇芸人、オモロイ!

今日は休日。で映画を一本。シュワルツェネッガー復帰作にして韓国のキム・ジウン監督のハリウッド進出作「ラストスタンド」観てきた。いやー快作!めちゃめちゃ面白かったし楽しめた!舞台は事件一つ起こらない呑気な田舎町。そんな田舎町に、脱走犯がやってくる!軍隊並みの兵力を誇る脱走犯率いる悪の組織に、立ち向かうは老保安官以下4人の弱小チーム。工夫に満ちた大銃撃戦にド迫力のカーチェイス、そしてシュワちゃん渾身の肉弾戦!男気溢れる老保安官率いる弱小チームのキャラがいい。いやいやながら参戦する副保安官や武器マニアのボンクラ男。そんな彼らがチーム一丸となって最強軍団を向こうに回し大進撃!容赦ないバイオレンス描写とユーモア。韓国エンタメのサービス精神がハリウッドで爆発だ。齢65歳のシュワルツェネッガー。アクションなんて大丈夫なの?という問いかけに「ダイジョーV!」と笑顔で答えてくれたような作品。宮沢りえさんにもぜひお勧めしたい一本ですよ!

2013/4/29

今日は朝から休日出勤でみっちり地味な事務仕事。4月から仕事量が1.7倍ぐらいになっとる…でも、やるんだよ!

で今日というかここんとこ連日聴いてるのがイ・ハイの1集「FIRST LOVE」。はっきり言って、大傑作!素晴らしいよ。とにかくイ・ハイちゃんの声。原石の輝き具合が凄い。若干16歳にして時にブルースを感じさせる歌声。イ・ハイ「FIRST LOVE」まだまだ絶賛したい。声の中に、喜びと悲しみ、怒り、ときめきや諦め、聖と俗…etc様々な表情があって、それが万華鏡のようにくるくると放たれていく。もちろんまだ粗削りではあるが、それゆえに加工される前の原石の輝きがあるんだよ。イ・ハイちゃん、もし日本デビューするなら日本語版なんて作らないで、韓国盤そのままでデビューすべし。言葉なんか余裕で越えられる。