日々の泡。

popholic diary

アイドル

GW。金曜。家族は何かと忙しく、暇なの俺だけ。金もないので散歩ぐらいしかすることがない。昨日は出張散歩と言うことで、久々に京都まで出てみた。レコード店・JetSetでカーネーションのシングル買おうと思ったが売り切れてた。まぁ、これも縁のものだから。しかし河原町界隈も来るたびに様変わりしてるな。昔々、百万遍にあった祖父母の家に行く時は四条河原町から路面電車に乗った。まだ幼稚園ぐらいの時かな。小学生の頃はたまの日曜日に家族で烏丸の大丸や河原町高島屋に行くのが楽しみだった。中学の時は、友達といっしょに映画見に行ったり、服買いに行ったり。藤井大丸のマクドナルドでハンバーガー食べて、カツアゲされるんじゃないかとちょっとビビりながら新京極通りを歩いた。高校の時は烏丸が乗り換え駅だから、毎日学校帰りに当時まだ少なかったインディーズ盤を取り扱ってたレコード店・十字屋に毎日寄り道した。大学の頃は二条麩屋町でバイトしてて、帰りに毎日のようにBALの地下にあったヴァージンメガストアでCD買いまくった。それがもう20年も前の話なんだもんな。
とか思いつつブラブラ。i-podでポータブルロック「LOST&FOUND」聴きながら。ポータブルロックを最初に聞いたのは85年のアルバム「Q.T」から。84年から88年に出会った音楽は自分にとってとても大切なもの。70年代〜84年までに聴いてた音楽、例えば歌謡曲やアイドルポップスは自分の中に潜在的に沁み込んでいて、基礎になっている部分。そして84年から88年。具体的言うとリアルフィッシュ「天国一の大きなバンド」から遊佐未森「瞳水晶」まで。新しい扉をバンバン開けて、大切な宝物を見つけていった時期。この時に出会った音楽が、僕を僕にした。そして88年から92年までは、そこからさらに時代や国境を越えて世界を広げていった時期。ソフトロック、スィートソウル、ジャズにサントラ、世界が広がっていった。その後はしばらく停滞期に入る。音楽はいつもそばにあったが、就職や結婚で音楽が逃げ道になってしまった。そんな時期がおよそ10年。そして2003年からまた音楽の季節が訪れる。その時期はライブが重要な位置を占める。小さなライブハウスで出会う小さな音楽。もう一度自分の好きな「音楽」を見つめなおすような時期。で2009年からまた新しい季節。韓国の音楽との出合いによって、僕はもう一度84年の頃のように新しい音楽にときめいている。
ポータブルロックに続いてiPodから流れてきたのはIU。どっちも聴いてる人ってなかなかいないかもしれないが、僕には完全に地続き。実はこの両者の音楽はとても親和性が高い。例えばポータブル・ロックの名曲「アイドル」をIUが歌ったとしたら、ものすごくはまると思う。例えばIUの2集「Last Fantasy」の2曲目に収められたheihmさんアレンジの楽曲が「LOST&FOUND」に収録の2011年ライブバージョンの「憂ウツのHOLD ME」と「CINEMIC LOVE」の間に入っていても何の違和感もないだろう。
なんてことを考えている。