そんな訳で。41歳になった。毎年のことながら年の瀬の誕生日。はっきり言ってこの10年ぐらいは家族からは完全無視。おめでとうの一言もなければ、プレゼントもケーキも、ごちそうもない。ということで朝から年賀状印刷して、餅もらいに嫁の実家行って、買い物してというなんてことのない年末。ケーキの代わりに途中コンビニでプリンは買ってもらったが。41のおっさんがプリンで喜ぶと思ってんのか!って喜んじゃうんだけどね。一生酒飲めなくなるか、一生プリン食べられなくなるかだったら、間違いなく一生酒飲めないほうを選ぶ。そういう41歳。4649!なんだそれ。
さて、それでは恒例の年間ベストアルバムやっちゃおうか。なにげにもう10年以上続いている。ルールはいつも通り、邦楽のオリジナルアルバムから。ではもう早速。
2011年 年間ベストアルバム Selected by popholic
-第1位 「にじみ」二階堂和美
全身音楽家・二階堂和美が放つ2011年にしか生まれえなかった時代を越えるアルバム。最初に聴き終わった瞬間。あっこれもう1位だ。って思った。圧倒的な音楽の力。二階堂さんはいずれ紅白のトリを務めるべき。
何の説明も要らない。ムーンライダーズの最新にして最高作。でも1位にしてやんない。一位は「次の」アルバムのためにとっとく。-第三位 「Kameleon Pop」高野寛
311の後、聴いた曲の中でアルバム収録の「雪解け」ほど滲みた曲はなかった。痛みを受け入れる静かでしなやかな強さ。無神経ながんばろうソングはもう要らない。-第四位 「白熱」オリジナル・ラブ
パッと聴いて「かっこいい!」って17歳に戻れる音楽。40歳だからこそ感じることができる痛みや覚悟が詰まった音楽。そのどっちもがあるアルバム。-第五位 「レキツ」レキシ
愛と叡智とユーモア。その3つが揃ってたら、それはもう間違いなく最高でしょ。これが、それ。-第六位 「ティン・パン・アレィ」毛皮のマリーズ
ハッピーでサッドでチャームでキュートでシリアス。その癖のある歌声から溢れる物語。これは私が考えるソウルミュージックである。-第七位 「Girl's Generation」少女時代
俺がこれ入れなきゃ嘘でしょ。はっきり言って一番回数聴いたのはこのアルバム。でも本気でその圧倒的なエンタティメント性と妥協を許さず攻めまくる音楽性に脱帽。最高の一枚。いや、まじで。-第八位 「大久保由希」大久保由希
堂々の名前タイトル。まさにタイトル通り、大久保由希さんの血や肉が音楽になってる。タイトルに偽りなし。そりゃ名盤に決まってる。-第九位 「水月鏡花」大澤誉志幸
オオサワヨシユキ?あぁいたいた、懐かしいね。とかいう奴はぶっ飛ばす。伊藤隆博や千ヶ崎学にNONAの奥田健介、小松シゲルといった今最も勢いがあって巧い若手ミュージシャンを従えた現役バリバリの最高にかっこいいソウルアルバム!いいから聴けよっ-第十位 「RAFT」カコイミク
いい声、いいメロディ、いいアレンジ。その当たり前が当たり前になり辛い日本の音楽シーン。だからこういう人がメジャーからアルバムを出すことに意義がある。ここには、ただただいい音楽がある。
はい。以上。こんなん出ましたケド。いざ選ぼうとすると10枚では収まりきらんなー。なんだかんだでいい音楽いっぱいあるよ。泣く泣く10枚から外したのは、青山陽一さんを筆頭にThe BEATNIKS、yanokamiにライムスター、住所不定無職にPIZZICATO ONE、かせきさいだぁなどなど。ま、とにかく今の気分で選んだ2011年の10枚。これを読んで、興味を持って、どこかで誰かが新しい音楽と出会ってくれたら嬉しい。それだけでうれしい。ホントです。