日々の泡。

popholic diary

2008年ベストアルバムの話。~Bizarre Music For You

そんな訳で大晦日
早速ですが08年ベストアルバムいっちゃいましょうか

1位 「ヘイト船長とラヴ航海士」鈴木慶一
とにかく参りました。深みスゲーな。熟成された知性と闇を恐れぬ狂気、肉体の衝動。08年を代表するアルバムであり、21世紀を代表するロックの名盤。

2位 「U lalala」福岡史朗&ハム
シンプルで飄々としてて、それでいてご機嫌。言葉とメロディー、そこにギターがあって音楽が生まれる。今、聴かれるべき音楽ってこれだと思う。
Uiaiaia

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3位 「Thousands Birdies' Legs2」Thousands Birdies' Legs
今年も一番聴いたのは寺尾紗穂さんの歌。ソロ作「風はびゅうびゅう」も聴きこんだが、若きミュージシャンたちと作り上げた今作は彼女の様々な表情が見られて最高だったな。寺尾さんは何十年に一人の逸材だとまじに思う。4位 「ホニャララ」サケロック
やったぜ、源ちゃん。愛と叡智とユーモアに満ちた、日本ロックの本流がこれだ。歌心溢れるインストバンドの最新にして最高作。 
ホニャララ

ホニャララ

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5位 「凹凸」鈴木博文
久々の博文さんソロ作。より深く、より激しく、より強くなった湾岸サウンド。変わっていくものと変わらないもの、そのどっちもが素晴らしい。17の頃に聴いた時みたいに胸がヒリヒリする。
凹凸

凹凸

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6位 「ミラー&マウスピース」大久保由希
我らが大久保由希さんの待ちに待った新作。かっこよくて、かわいくて、ちょっと笑えて、ちょっと泣けて、豪快で、繊細で、ロックで、ポップで、ブルースで、もう全部が大好き。彼女そのものの魅力がそのまんま音楽の魅力になってる。最高。
MIRROR&MOUTHPIECE

MIRROR&MOUTHPIECE

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7位 「甘い日々」arcorhyme
高浪敬太郎さん久々の前線復帰作。こんなポップスを待ってた。西村郁代さんのスウィートな歌声を得て音楽の魔法再び。僕は魔法を信じる。8位 「STARTING OVER」エレファントカシマシ
意外にこのベストの肝。愚直なまでに真っ直ぐな歌。男30代、不満と不安の壁に四方を取り囲まれた時、そこから這い上がる力をくれたのは彼らだった。9位 「Sweet nest」コトリンゴ
軽やかに転がっていくピアノ、ふわふわと柔らかな歌の間からほとばしる才気。おじさん、コロッと参りました。
Sweet Nest

Sweet Nest

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10位 「UNIRVANA」堂島孝平
キラキラのメロディで紡がれたワイルドファンタジーな物語。若きポップマエストロが到達したネクストレベルのポップアルバムがこれだ。
UNIRVANA

UNIRVANA

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とそんな訳でこんなんでましたけど。
今年は意識的に新しい人を聴いたりしてたんだけど、なんか逆に自分の本質がストレートに出たような。音楽を大好きになった頃の感じ。やっぱ、歌が好きなんだな。最後に残る人肌の熱情というか。胸にぐっとくる言葉とメロディー。それはサウンドも含めてね。この10枚のアルバムは、胸の奥の14歳の自分と、20年以上音楽を聴き続けた38歳の自分がどっちもちゃんとぐっときたアルバム達。
それにしても今年もいい音楽に出会えたな、ほんとに。ここに入りきらなかったのでもハンバートハンバートイノトモ、ランプといった若いアーティストの作品も良かったし、お馴染みキリンジや久々にはまった大澤誉志幸さんのアルバムも素晴らしかった。
あと今年は、arcorhymeやジャック達、福岡さんに大久保さんといった普段なかなかメディアに乗らないアーティストの楽曲をラジオでオンエアできたことが嬉しかった。自分にはなんの力もないが、少しでも何かできることがしたい、音楽に恩返ししたいって思ってる。それは小さくて何の足しにもならないかもしれないが、まずは石投げることから。どこかで誰かが、あの頃の俺みたいに音楽と出会ってくれたら嬉しい。子供たちの子供たちの子供たちへ。なんてね。
とそんな訳で2008年も今日で終わり。09年はどんな音楽と出会えるかな。では皆さん、よいお年を。