日々の泡。

popholic diary

ニットキャップマン

昨晩は「オールザッツ」とかちょこちょこ観つつ夜更かし。「笑い飯」は今一番おもろい漫才コンビとあえて言っとこう。それにしても「りあるきっず」はどこに行くのか…。
で今日は朝から散髪。すっきりと新年迎えたいからね。しかし鏡に写る俺の髪のボリューム感。昔から柔らかくて細い髪質だったが、軽く禿げかけてるやん。ボリューム感がなんつーのかな、例えば佐藤浩市の髪のボリューム感を「ハウンドドッグ」としよう。それに対し俺の髪のボリューム感は「カヒミ・カリィ」ってな感じなのだ。分け目が渋谷系みたいな。ちょいフレンチ入ってるみたいな。ボーダーシャツみたいな。わかんねーよ。
午後は家族揃って大掃除。同時進行で晩御飯のおでんを仕込みつつ。結局、片付かないままタイムアップ。で夜はハフハフとおでん喰って、「アメトーーク」の特番。博多大吉、絶好調。嬉しい限り。
で気づけば今日で38歳。まさにアラフォー。いつものごとくプレゼントもなければケーキもない、「おめでとう」の言葉もないという家族の対応。もはやアッパレ。…。
でそんなことより08年の映画話。回を重ねて第4回となるpopholic ACADEMYの発表です。
最優秀作品賞:「アフタースクール」
最優秀監督賞:是枝裕和(「歩いても歩いても」)
最優秀脚本賞:内田けんじ(「アフタースクール」)
最優秀主演男優賞:小林薫(「歓喜の歌」)
最優秀主演女優賞:小泉今日子(「グーグーだって猫である」)
最優秀助演男優賞寺島進(「ぐるりのこと。」「ザ・マジックアワー」)
最優秀助演女優賞田畑智子(「アフタースクール」「ハッピーフライト」)
とまぁこんな感じ。今年は月4本ペースの鑑賞。たいして観てないけど。観た映画は圧倒的に邦画中心だったので今回も邦画しばりで選んだ。外国映画ではディズニーの「魔法にかけられて」が最高に楽しかったし、「ノー・カントリー」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」はちびりそうになるぐらいの凄い作品だった。あと「Mr.ビーン」も好きだったな。
で話戻って作品賞は「歩いても歩いても」と「ぐるりのこと。」とで迷いに迷った。2作とも胸にぐっとくる素晴らしい作品。「歩いても〜」の感触はこれから先もふと思い起こすだろうし、「ぐるり〜」も08年を代表する作品だと思う。でも、ここはもう観終わった後の興奮具合、文句なく「おもろい!」って言えた「アフタースクール」を。あの巧妙さはやはり凄い。っつーことで合わせて脚本賞も。そこでバランスとる必要もないんだけど「歩いても〜」の是枝監督を監督賞に。
主演男優賞は外国映画なら「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のダニエル・デイ=ルイスか「ラストコーション」のトニー・レオンなんだけど、邦画はもう該当者なしかなーと思いつつ、年の頭に観た「歓喜の歌」を思い出し、軽妙な演技で笑わせてくれた小林薫に。主演女優賞は「百万円と苦虫女」の蒼井優ちゃん!と言いたい気持ちもありつつ、歳を重ねて絶対的な存在感を見せてくれた小泉今日子師匠にリスペクトも込めて。
助演男優は「犯人に告ぐ」「おくりびと」「ハッピーフライト」でがっつり場面をかっさらっていった笹野高史、「奈緒子」の鶴瓶師匠、「アキレスと亀」の柳憂怜、さらに「おくりびと」の山田辰夫も良かった!でもなんか印象に残った寺島進に。いや、いつもの感じなんだけど。特に「ぐるりのこと。」の寺島進がやけに良くって。で助演女優賞は、「歩いても〜」の樹木希林か「西の魔女が死んだ」のサチ・パーカーか、はたまた「実録・連合赤軍」の坂井真紀かと考えを巡らしたが、なぜだ、どうしてこうも惹かれるのだ?という思いを込めて田畑智子嬢に。「アフタースクール」も「ハッピーフライト」も妙なかわいらしさがあったもんで、つい。
というわけで以上です。