2024/10/26
7時15分起床で朝ドラ「カーネーション」。で今日も朝から京都まで。
MOVIX京都でパク・ボムス監督「シングル・イン・ソウル」を観る。仕事はできるが恋愛下手な編集者のヒョンジンは「シングルライフ」をテーマにした本を出版するにあたり塾講師のヨンホを紹介される。彼は一人でいることを楽しむ独身主義者。そんな二人が出会って…というまぁありがちなラブコメ。なんだけど、変に盛り上げ過ぎずに大人の二人が本を作る過程で自然とお互いを知り合い、恋愛の一歩手前のところで繋がりを深めていく抑制された描き方が心地よい。ヨンホの初恋相手であり今はベストセラー作家のホンの存在がまた良きポイントになっている。ヨンホとホン、食い違う二人の出会いと別れの記憶。記憶は「自分史観」であり、過ぎていく時間の中でいつの間にか自分に都合よく書き換えられている。再会した二人が記憶の食い違いを越え再び笑い合いそれぞれの道を歩く。ヨンホとヒョンジンの関係性、距離感もなんだか心地よい。ともに本を作る仲間であり、先輩・後輩という気楽さもあり、男と女ではなく人間同士として互いを見て徐々に距離が近づいていく感じが心地よいのだ。ちょっとがさつで人懐っこいヒョンジンを演じるのはイム・スジョン、「トッケビ」のイ・ドンウクがクールなヨンホを演じる。どちらも大人の可愛げがあって嫌味がない。ホンを演じるのはイ・ソム。彼女の持つ独特の雰囲気、関西風の表現を使えば「スラッとしてシュッとした」スタイリッシュな雰囲気をまといながら、その表情は時に少女のようでありそのアンバランスさが最高!って単にイ・ソムのファンなのです。あと映画は美しいソウルの風景もたっぷりの観光映画的側面もあってなんかずっと心地よい映画だったな。
で京都の町中を歩いて京都シネマまで移動。オリバー・パーカー監督「2度目のはなればなれ」を観る。老人ホームで暮らす老夫婦バーナードとレネ。退役軍人であるバーナードはノルマンディ上陸作戦70年記念式典に参加するために老人ホームを抜け出しフランスへと旅立つ。90歳になる彼がなぜ妻を残してそこに行かなければならなかったのか。その行程を彼の記憶とともに描いていく。70年経っても消えない、消すことができない戦争の傷跡。バーナードとレネのお互いを慈しみあう深い愛情を縦糸にしながらも、戦争の無意味さ、愚かさ、悲惨さを、静かにでもはっきりと強く訴える。名優マイケル・ケインの引退作であり、グレンダ・ジャクソンの遺作ともなった本作はそれにふさわしい名作であった。老人が行って帰ってくる。それだけの話でありながら、そこに人が生きた歴史、人生が描かれるのだ。美しい二人のラストに戦争を生き抜き、人生を懸命に生きてきた名もなき人々へのリスペクトを感じた。
映画の余韻に浸りつつ烏丸通を京都まで歩く。途中遅めのランチは久々になか卯の親子丼。いい映画と美味しい親子丼、最高の休日だなー。
2024/10/27
7時に一度目が覚めて、チャ坊に餌をやってから二度寝。いつもより少し寝坊して9時起床。妻と選挙に行ってから買い物。ここんとこ休日出勤が多かったので久々に。
昼はインスタントの柚子しおラーメン。水菜ともやし、卵のトッピング。「マルコポロリ」観て、午後の映画劇場はNETFLIXでアナ・ケンドリックが主演・監督を務める「アイズ・オン・ユー」を観る。舞台は1970年代、アメリカ・ロサンゼルス。女優を目指すシェリルは、素人参加の人気TV番組「The Dating Game」に出演することに。ついたての向こうにいる3人の男性に、女性が様々な質問を投げかけデートする相手を選ぶという番組でシェリルは3人の中から理知的で感じが良いロドニーを選ぶ。だが、彼には隠された顔があった。多くの女性たちを毒牙にかける残虐なシリアルキラーだったのだ。という話で実話がベースになっている。時系列をバラバラにしながらロドニーの数々の犯罪を描き、その中でシェリルと出会うTVショーの場面が入ってくるので、見ている側は「ダメ、絶対!」とハラハラしてしまう。骨太なサスペンスドラマで「ピッチパーフェクト」などで知られるアナ・ケンドリックの初監督作だとは意外で驚いた。推定では100人以上を殺したとされ、長くFBIにも目をつけられていたにもかかわらず、何度もそのチャンスがありながら取り逃され捕まっても証拠不十分などで釈放されたりと映画以上に現実は酷い。被害の大きさに反して性犯罪が軽く扱われることへの怒りや警笛をしっかり発したいという想いが感じられる。
検察のトップがレイプ犯という国に暮らす我々ももっと怒らなければならない。
夜、娘夫妻を家に呼んで皆で焼肉。デザートにアイスも食べてお腹いっぱい。幸せなひと時。
TVでは選挙結果が続々と。投票率の低さにモヤモヤ。本来なら逮捕されてしかるべき政治家どもの当落にモヤモヤ。
そんなモヤモヤを忘れるべくNHK-BSで「団地のふたり」。団地の取り壊しも決まり住人たちが去っていく。寂しいな。思えば僕も今のマンションで暮らして早29年。小さなマンションだけど、新築だったので多くの住民が自分たち夫婦と同世代で同じような新婚夫婦で1~2年の間に同じように子供が生まれた。娘は一人っ子だったが同じマンションには同級生が数人居て、赤ちゃんの頃から兄弟姉妹のようにずっと一緒に遊んで育った。幼稚園も小学校も一緒。町中の小学校でずっと1クラスだけだったこともあって本当にずっと一緒って感じだったな。地蔵盆や町内の運動会なんかも当時はとても賑やかだった。しかし時が経ち、子供たちも育ち巣立っていった。29年経ったマンションに住んでるのは初老の夫婦がほとんどになってしまった。いずれこのマンションも朽ちてしまう。生まれ育った家よりもこのマンションで暮らした時間の方が長くなった。家族の想い出がたっぷりと沁み込んでいる。ドラマを観ながらいろいろ思い出しちゃったな。
2024/10/28
外回り。ロングドライブ。社内にいるより気楽だが、最近は車の運転が疲れる。
2024/10/29
NHKのドラマ「宙わたる教室」観る。イッセー尾形、圧巻の名演。素晴らしい。誰にもに事情があり物語がある。それぞれがそれぞれの物語を知ることで、寄り添いあえる。人種や国籍、性別、イデオロギー…etc、属性で雑に一括りにして攻撃しあうことの愚かさよ。
2024/10/30
小西康陽「失恋と得恋」を聴く。ピチカートファイヴを初めて聞いたのは中学生、14歳の時。それから40年。小西康陽という音楽家は僕にとってずっと特別な存在だ。最も好きで最もよく聴いたソングライター。そんな彼が初めて自分名義で自作曲を自分で歌ったファーストアルバム。ピチカートファイブで佐々木麻美子、田島貴男、野宮真貴と歴代のヴォーカリストたちが歌ってきたナンバーの数々を作家である小西さん自らが歌う。シンガー小西康陽は決してうまいわけではないし歌唱力で聞かせるわけでもない。だが、作者が歌うからこその深み、切実さがあり、どれだけ巧いシンガーが歌っても決して伝わらない何かがある。例えばドラムと歌のみというアレンジの「陽の当たる大通り」。聴いていてなぜだか涙が込み上げてきた。40年聴いてきた小西さんの歌。どうしてこんなにも好きなのか。どうしてこんなにも胸を打ち、心に響くのか。言葉ではうまく説明できない、何か。その何かが詰まっている。
2024/10/31
午後から大阪営業。3時過ぎ、遅すぎるランチはSUBWAY。いまだ頼み方の正解わからず。結局ハムにマヨネーズソースだって。基本中の基本、初歩も初歩。中学生だってもうちょっとマシな組み立てができる。あー情けない。本当に俺が食べたかったのはこれなのか?と疑問を感じながらかぶりつく。涙の塩味がしたぜ。
2024/11/1
朝ドラ「おむすび」ここにきて話がグッと引き締まって面白くなってきた。
金曜。雨の中のロングドライブ営業。渋滞に巻き込まれつつ会社に戻ったのが7時過ぎ。メール処理などして、雨の中25分歩いて帰宅。疲れがどっと押し寄せる。娘が実家からもらってきてくれた母手製のいなり寿司に救われる。こんな日は甘いお揚げに包まれ眠りたい。
