日々の泡。

popholic diary

ジェイソン

id:SCRAPSさんとこに貼ってた椎名林檎「都合のいい身体」のPVが良くって何回もリピート。昔はミュージックトマトジャパンとかあったからいろんなアーティストのPV観ること多かったけど、最近は意識的に観にいかなきゃ観ないもんな。観たくもないのにやたら観るPVとか昔はあったよね。LOOKのとかさ。ハウンドドッグのとか、やっぱりLOOKのとか。ナゲーんだよ。それが入ると1本減っちゃうんだ。
で今日は寝坊。9時半起床。外は雨。庭の水やりは無し。朝から娘とジャスコへ買い物。880円のジーンズでも買おうかと思ったがさすがにちょっとやめた。娘の買い物に付き合って、それからドーナツとコロッケを買って帰宅。
HDDチェックは相変わらず。「A-Studio」鶴瓶師匠×松本人志、「アメトーーク」のプロレス愛に溢れたプロレスオールスターは最後に出た追悼文に胸打たれる、「科学くん」ブラマヨに外れなし、「冒険チュートリアルサバンナ高橋の活き活きぶり、関西では向かうところ敵なし。
で久々に映画。先週のはカウントせず。滋賀会館シネマホールでダーレン・アロノフスキー監督「レスラー」観る。
主人公・ランディは80年代一世を風靡した人気レスラー。20年後の今はすっかり落ちぶれ小さな会場で邪道な試合を続けながらトレーラーハウスに一人暮している。ある日の試合後、心臓発作で倒れたランディは医者から命の保証はないとプロレスをすることを止められる。レスラーを引退し、スーパーマーケットで働くランディ。だがその暮らしはランディの心に影を落とす…ってなお話。
いやーもう男泣きっすよ。リングの上でしか生きられない男の不器用にもほどがある生きざま。すべてを失い、挫折と絶望、老いと孤独に蝕まれながらも、男はプロレスという虚構の舞台にしか生きられない。かって捨てた娘との絆を取り戻すとこでまずは男泣き。場末の年増のストリッパーとの淡い関係、一度は手にしたと思ったありふれた日常。だがそれを自ら手放す馬鹿さ加減。そのやるせなく果てしない不器用さ。かって「プロレススーパースター列伝」を本気で読んでいた、果物袋にミルマスカラスのマスクの絵を描き被って遊んでた男の子としてはもうそりゃグッときたね。
そして主演はミッキーローク。80年代、セクシー俳優として栄華を極めた彼もまた落ちぶれ全てを失った男。そんな彼が自分自身と重ねるようにランディを演じる。傷だらけの肉体が語る物語に男泣き必至でしょ。