日々の泡。

popholic diary

あの日どこかで

8時半起床。もなんか起きる気しない。布団の中で、「あー」とか「うー」とか唸りながらグダグダ。なんとか起き出して、アンパン喰って、朝から自治会の用事で近所周り…。
で娘と映画観にいく。「ドラえもん のび太の恐竜2006」。実はアニメのドラえもんには、思い入れは無い。断然、漫画のほうが好きだった。アニメのドラえもんと漫画のドラえもんでは「絵」がまるで違いすぎて、子供ながらに「…違う」と思ってたから。
で今回の映画は「2006」と銘打ってるだけあって「今」の「画」になってる。以前のものより漫画ドラに近い絵ではあるんだが、その動き方とかデフォルメの仕方が、なんつーかピクサー以降という感じで、過剰と言えば過剰。それとしずかちゃんがやけに萌え度高め。どーなのよ、それは。それと「ピー助」の声に神木隆之介君ってなんの意味もないだろ。棒読みだし。これには冷めたね。でも力の入った作品ではある。娘共々、原作漫画読み込んでるので「まぁ、健闘してたけどね…」って感想。
で夜、家族寝静まってからまた部屋の小さなブラウン管でビデオ。WOWOWドラマW「春、バーニーズで」市川準監督観る。出演は西島秀俊寺島しのぶ。うぅ、まさに30男の揺れる心境。市川準監督のテンポ、画の空気感、生理的に好きとしか言えないもので。今、生きている現実の時間とどこかに忘れてきたもう一つの時間。切り裂かれ、捨ててきたはずの時間が、現実の中でふいに呼びかける。そんな時間「あるわけない」ものなのに、男は弱いから、時々そっちに逃げ込みたくなるんだ。わかってるんだ。もちろん、現実の暮らしを大事にしてないわけじゃないんだよ。でも…ふいに襲われてしまう。グッときたね。わかるよ、わかりすぎるよ。たまんねーな。