日々の泡。

popholic diary

ゆうがたフレンド

仕事始め。がっつり働きましたよ…。で夜は友達と新年会。肉。2008年は肉食で!ま、ひたすら年末年始のお笑い時評で終わったが。笑い初めということで。
で今日は2007年の映画を振り返ってみましょうか。それでは第三回 popholic ACADEMYの発表です。
最優秀作品賞:「松ヶ根乱射事件
最優秀監督賞:山下敦弘(「松ヶ根乱射事件」「天然コケッコー」)
最優秀脚本賞松尾スズキ(「東京タワー」「クワイエットルームにようこそ」)
最優秀主演男優賞:瑛太(「アヒルと鴨のコインロッカー」)
最優秀主演女優賞:夏帆(「天然コケッコー」)
最優秀助演男優賞木村祐一(「松ヶ根乱射事件」)
最優秀助演女優賞蒼井優(「クワイエットルームにようこそ」)
最優秀新人賞:小出早織(「舞妓Haaaan!!!」)
とこんな感じ。今年は結局DVDやテレビで観たの合わせても50本ほど。ほとんど邦画だったのでもう全部邦画から選んじゃった。で最優秀作品は「松ヶ根乱射事件」に即決!とにかくダメ人間しか出てこない、毒とユーモアが独自の間で紡がれる傑作。でそんな「松ヶ根〜」と対照的な清々しく甘酸っぱい「天然コケッコー」の二作を撮った山下敦弘が監督賞。脂乗り切ってるなぁ。脚本賞は大ベストセラーを泣きに逃げず物語の核と行間を汲み取った見事な脚本に仕上げた「東京タワー」の松尾スズキ。自身原作、監督の「クワイエットルームにようこそ」も優しさに満ちた傑作でこれも文句無しでしょ。主演男優、女優はずば抜けた人がいなくて悩んだが、あえて若手、ともに苗字無し(いや、たまたまだけど)で選んだ。男優は「大日本人」の松本人志にするつもりだったが、新鮮な驚きがあった瑛太に。自分でも意外だけど。で女優賞は「東京タワー」の樹木希林じゃ当たり前すぎるし、「魂萌え!」の風吹ジュンにしようかなぁなんて思い巡らしてるとパッと浮かんできたのが、少女の一瞬の輝きを最大限にフィルムに残した夏帆ちゃん。期待も込めて!で助演は大混戦。「クワイエットルーム〜」の宮藤官九郎、「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」から松重豊安藤政信、「自虐の詩」の遠藤憲一、「やじきた道中てれすこ」の柄本明…とあげたらキリがないぐらい。でもそこを押さえて不気味な存在感で圧倒した「松ヶ根〜」の木村祐一に。女優も混戦。「それでもボクはやってない」の瀬戸朝香、「魂萌え」の加藤治子、「スキヤキ〜」の桃井かおり、そして「松ヶ根〜」の川越美和…。がもうね「クワイエットルーム〜」の蒼井優ちゃんがやっぱ凄かったな。記憶に残る名演。恐るべし蒼井優。新人賞は「舞妓Haaaan!!!」の小出早織ちゃん!単なる好みです(キッパリ)。ま、全部好みなんですけどね。