日々の泡。

popholic diary

2015年1月下旬のTweet

2015/1/18

所用で先週、今週と週末実家泊まり。ここだけの話、朝・昼・晩と実家の飯が美味過ぎてどうにも食べ過ぎてしまう。居心地良すぎて困るな。

で昨日は映画を2本。まずは武正晴監督「百円の恋」観てきた。負け犬女のONCE AGAINなハードボイルド・ボクシング映画。心の痛みと身体の痛みが強烈に焼き付いた傑作!砂を掴んで立ち上がる安藤サクラのなんと美しいことか!何もかもがどん詰まりで最底辺に生きていた主人公・一子がボクシングと出会い、再生していく姿を安藤サクラが完璧に体現する。表情や眼の光、動き、そしてその肉体までもが見事に変わっていく。痛みが強さに変わっていくその瞬間に血液の温度が上昇した。素晴らしき安藤サクラ劇場。観終わった後、誰もが心の中でファイティングポーズをとる。高倉健菅原文太亡き後、安藤サクラがいるじゃないか!とまで言いたくなるな。この先、この女優の作品をまだまだ観ることが出来ると思うとワクワクする。負けていくものの中にも光があり美しさがある。これを表現できるのが映画じゃないか。「百円の恋」、まさに映画であった。それと主人公の姉を演じてたのが「時効警察」や「舞妓Haaaan」でのキュートな姿が印象的だった早織さん。最初全然気づかなかった。安藤サクラとの激しいバトルシーンから最後の戦う妹を見つめるシーンまで実に素晴らしかった。久々に観たがいい女優さんになっていて嬉しい。

でもう一本。エリック・クー監督「TATSUMIマンガに革命を起こした男」観てきた。「劇画」の名付け親である漫画家・辰巳ヨシヒロ。彼の半生、その創作の根源を彼が描いた作品とともにアニメーションで描いた作品。勉強不足で今まで全く彼の作品に触れていなかったんだが、まずはそのことを恥じた。世界的には高い評価を得ながら日本では知る人ぞ知る存在、辰巳ヨシヒロシンガポールの監督によって作られた本作を観て、強い衝撃を受けた。敗戦から高度成長期を通過してきた日本が捨ててきたもの、そこにあるビターな物語を彼は描き続ける。映画の中には彼が描いたそんなビターな物語、5作品が誰も観たことのないような「動く劇画」として登場する。悲しみ、怒り、痛み、どうしようもないやりきれなさを煮詰めたような物語。はっきりと魂揺さぶられた。参った。

2015/1/23

先日、仕事で坂田利夫師匠にお会いした。過剰なまでのサービス精神とお洒落過ぎる私服!アホの鎧を身に纏ったダンディな芸人の人間としての大きさに感動!映画「0.5ミリ」の素晴らしい名助演ぶりに感激したこともお伝え出来て嬉しかったなぁ。

2015/1/24

本日は5時起きで広島日帰り取材。経費節減で新快速&こだまで片道4時間。さすがにこたえたが、しっかりお好み焼きは食べてきた。美味しかった!

カーネーション会報でのアイドル特集。直枝さんがハロビのユンジョ脱退にがっかり発言!さらにAOAがお気に入りとは。ちなみに僕はハロビではライム推し。しかし直枝さん、K-POPのそれもハロビまで押さえてるとはなんたる守備範囲の広さ。MAMAMOOのプロデュースとかしてもらいたい。

BSで「蒲田行進曲」。松坂慶子の驚異的な美しさ!

2015/1/26

昨日観た映画は、エーリク・ポッペ監督「おやすみなさいを言いたくて」。危険な紛争地帯を取材する報道写真家のレベッカ。家には彼女の無事を祈りながら待つ夫と娘たちがいる。使命ある仕事と家族の間で揺れる彼女の選択は。無責任に「自己責任」という言葉が飛び交う「今」とリンクする物語。監督のエーリク・ポッペは元報道写真家。誰かが伝えなければ。その覚悟と使命はもしかしたら自分勝手なものかもしれない。でも伝えてくれる誰かがいるから、世界はそれに気づくことができる。とてもとても厳しい話ではあるのだが、母と娘の関係に一筋の光がある。世界はゆっくりと前に向かっていく。そうあって欲しいと願う。そういう映画。キャスリン・ビグロー監督の「ハートロッカー」をちょっと思い出した。どちらも「でも、やるんだよ」という映画だ。

2015/1/29

このMV、大傑作!素晴らしい! 


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