日々の泡。

popholic diary

恋人が眠ったあとに唄う歌

さて今日も残業は1時間に切り上げ早々に退社。で足はまたも映画館に向かう。
滋賀会館シネマホールはやっぱり落ち着くなぁ。で中村義洋監督「アヒルと鴨のコインロッカー」観る。いやぁー、これは良かった!今週3本目にしてやっとキタッ!原作読んでなかったのも良かったかも。最初はどう展開するの、この話?と思ったが中盤からはもう一気に引き込まれた。時間軸がぐるっと回っていく構成ってのは元々好みなのでそこもまた良かったなぁ。巧い脚本だ、これは。心揺さぶられる瞬間があったし、はっきりいって一昨日、昨日観た作品よりはるかにグッときた。前半、ドナチュラルな名演をみせる濱田岳に対して、瑛太しっかりやれよ!と思ったが、すいません。最終的には瑛太が素晴らしかった!上手く騙されたし、切なさが滲む演技に泣きそうになったよ。お見事。また、松田龍平がかっこよくって、そこが説得力になっていた。そしてこの映画のトーンを生み出したボブ・ディラン「風に吹かれて」が沁みたねぇ。