日々の泡。

popholic diary

二つの魚影

そんな訳で、まぁなんつーか秋の一日。思うところあって残業は一時間以内に。
で今日も映画。堤幸彦監督「自虐の詩」観る。うむ、堤幸彦監督は食わず嫌いしてたところがあったんだけど、意外と王道、意外と日本映画のド真ん中という感じ。特に中盤からはじっくり、きっちり、丁寧に中谷美紀演じる幸江と阿部寛演じるイサオの関係を描いていて、引き込まれるものがあった。中谷美紀阿部寛は脂のりきってるなぁ。見応えあり。個人的には脇の遠藤憲一に一票。そして西田敏行はもう巧すぎて感激。これは王道のラブストーリーとして観るべし。ただ泣くほどのもんでもねーよ。贅沢言えば、映画としてもっと揺さぶって欲しかったな。サイズがテレビなんだよね。
あと斜め前で観てたカップルが笑いのハードル低くてイライラしちゃった。このレベルで笑うかぁ?っつーとこでケラケラ笑うんだもん。観る側の程度が低すぎるやろ!と何様だと言われるの承知で言っときたい。