日々の泡。

popholic diary

2019年10月19日

土曜。朝早く目覚めてしまったのでspotifyで韓国音楽をあれこれ。最近は部屋が物だらけでもはやCDの収納場所が確保できない。これからは物を減らす方向でいかないとなーってなことですっかりサブスク派。毎日のように新譜を聴けると言うのは単純に音楽ファンとしては嬉しい。モノとして持っておきたいと言う気持ちは年々薄れてきている。

朝ドラ「スカーレット」はまだ序章だが面白くなりそうな予感。トーストとハムエッグの朝食をとり、9時からはradikoで「ナイツのチャキチャキ大放送」。

昼前に京都へ出る。radikoタイムフリーで角田さんの「蛤御門のヘン」を聴きながら。四条烏丸サイゼリアでペペロンチーノとミニフォカッチャのランチ。合計378円也。小銭で支払いを済ませて、しかし50前になってたまの外食がこれか…と思ったらちょっと泣けてくるね。ホント、金には縁のない人生だよ。

本屋でピチカート特集のミュージックマガジン誌を立ち読み。昔ならピチカートの7インチBOXもこの特集号だって絶対に買っていた。が、いまはもう買わない。頭の中と心の中にしっかり音楽は残っているから、もうモノはいいや。最初の話に戻るけど、執着がなくなりつつあるのだ。

京都シネマ韓国映画「お料理帖」を観る。認知症の母と息子の物語。そりゃ泣くわ。主演のイ・ジュシルさんの舞台挨拶もあって、久々にパンフを買ってサインをもらう。サイン会に並んでたのは5、60代の女性がほとんどで男は僕一人だった。とてもいい映画で感動したこと、国は違えどとても共感できたし心は通じ合うという旨をジュシルさんに伝えられた。とても喜んで下さった。大女優でありながらとても気さくでチャーミングな方だったな。

四条通り、寺町通りを歩いてMOVIXに移動。是枝監督の「真実」を観る。監督の「歩いても歩いても」が大好きなのだが、それに通じるユーモアとちょっとした毒気をはらんだ家族物。フランスでもしっかり是枝印でとても素晴らしい作品だった。イーサン・ホーク阿部寛に見えてくる。

市バスとJR乗り継いで帰宅。休日に映画を二本。これが私のささやかな愉しみ。