日々の泡。

popholic diary

土曜日のタマネギ

8時起床。朝からドドッとHDDチェック。「アメトーーク」「リンカーン」「環境野郎Dチーム」「爆笑問題のニッポンの教養」「勝手に観光協会」偏ってるなぁ。
駅前の商店街にある鶏肉専門店。チラシにのっていた地鶏と特製つみれ、朝採り卵のセット850円が気になってしょうがなかったので、買いに行く。明日は鍋にしよう。娘と妻はご近所サンたちと遊びに行ったので、畠山美由紀をBGMにドライブ。って近所のブックオフとか巡回するだけ、しかし今月ピンチってことで何も買わず。TSUTAYAのカード更新でCD一枚只で借りられる。で思わず斉藤由貴のベスト盤借りてしまう。なぜ今更?と自分でも思うが、気持ちが20年前に戻ってしまっているのだ。今でこそ美女選別家を名乗りつつ北川景子ちゃんはかわいーなーとか言ってるが、中学・高校時代はアイドルにはほとんど興味なかった。アイドルなんか原田知世ちゃんだけ居れば十分ぐらいな感じで、当時全盛のおニャンコとかほとんど知らなかった。それにその頃は音楽との出会いのが大きかったからそっち追いかけるのに必死だったし。なので部屋にアイドルのポスター貼ったり、レコード買ったりしたことなんか一度もなかった。がそんな中、熱に浮かされたように入れあげてしまったアイドルが一人。それが斉藤由貴だった。AXIAのカセットテープのCMがキッカケだ。「ごめんねー」っていうフレーズが印象的な彼女の歌うCMソングが良くってね。ムーンライダーズ「ANIMAL INDEX」の一曲目「悲しいしらせ」はその曲へのアンサーソングとして作ったと鈴木慶一が当時のインタビューで言ってたりして、そういうのもあったんだろうな。とにかく入れあげてしまった。彼女が主演した朝の連続テレビ小説「はね駒」は毎日ビデオ録画して見てたし。でもアイドルに入れあげていることを悟られるのが恥ずかしくってね。レコード買ったりポスター貼ったりはとても出来なかった。彼女が表紙の雑誌をこっそり机の引き出しにしまって、テスト勉強に疲れた時とかそっと引き出し開けて見とれたり。あの大きな瞳に吸い込まれにいってたな。実に甘酸っぱいなぁ。ま、今考えると完全に童貞をこじらせてる感じだが。しかし不思議なモンで熱は一気に冷める。特に理由はないんだが、大学に入る頃には全く興味なくなってて、その後ついこの間まで「どこが良かったのか、さーっぱりわからん」とまで公言していた。「吾輩は主婦である」でコメディエンヌとしての健在ぶりが妙に嬉しかったが甘酸っぱさは忘れていた。それがここにきてYOUTUBEなんかで当時の映像を見て、一気に20年前にタイムトリップ。甘酸っぱさが蘇ってしまったのだ。AXIAのあのCMソング、どーしても聴きたくなっちゃった。で今、聴いてる。作詞、作曲は銀色夏生大沢誉志幸とのコンビで知られる名作詞家だが、そうかこの曲、作曲も彼女なんだ(銀色夏生はもっと正当に評価されるべき)。いや、よく詞だけみると二股かけちゃってる酷い女の歌なんだけどな。でもしかーし、胸をキュンとさせるマジカルな言葉使いとメロディ、斉藤由貴の甘酸っぱいにもほどがある歌唱が素晴らしい。あーどうしてくれよう、この気持ち。