日々の泡。

popholic diary

ヒッピー・ディ

8時起床のつもりが、夢うつつのままグダグダと。結局9時起床。妻と娘は妻の実家の方でやってるお祭りに行ったので一人のんびりHDDチェック。先週の「そこまで言って委員会」、特番「オジサンズ11」(オモロ)、「太田総理〜」など。全然追っつかねー。生姜焼き定食作って一人の昼食。それから滋賀会館シネマホールへ。
ジョナサン・ディトン&ヴァレリー・ファリス監督「リトル・ミス・サンシャイン」観る。チャーミングな映画だったなぁ。「リトル・ミス・サンシャイン・コンテスト」に出場することになった少女オリーヴとそれぞれに問題を抱えた家族が、アリゾナからコンテスト会場であるカリフォルニアまでオンボロ車に乗って旅をするロードムービー。一癖、二癖ある家族はバラバラ、今にも空中分解してしまそうな状態。健気で無垢なオリーヴを中心とした旅の中で、家族それぞれが味わう挫折。そして家族は家族としてしだいに絆を取り戻していく。と書いちゃうとなんか道徳的でつまんない話みたいに聞こえちゃうが、そうじゃなくってなんか愛すべきチャーミングさがある映画なんだな。エンターティメントってわけではないし、観ようによってはブラックでシニカルな話なんだが、メガネで小太りの少女オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)の愛らしさに救われるんだよね。ラストのダンスシーン、全然感動的なシーンじゃないんだけど、その「家族」の姿になんか泣けちゃった。しかしこういう映画観るとアメリカ映画の底力を感じるなぁ。徹底的なエンタティメント作品と同時に、こういう一癖ある小品が評価される文化土壌がある。
で映画の後、しばし近所を散歩。図書館で一休み(「AERA」誌の松本人志インタビュー、「大日本人」は期待するなというほうが無理。音楽はテイ・トウワだしね)して京阪電車で妻の実家まで。夕飯ご馳走になって帰宅。