日々の泡。

popholic diary

サブマリン

さて金曜。だからなんてこともないのだが。さっさと仕事終わって、久々に映画。
滋賀会館シネマホールへ。オムニバス映画「ユメ十夜」観る。夏目漱石の原作を、実相寺昭雄市川崑松尾スズキ山下敦弘西川美和など錚々たるメンツが一話ずつ監督。10分程度の短編が10話続くんだけど、ちょっと疲れたかな。短編、それも「ユメ」話なのでどうしてアヴァンギャルドになる。松尾スズキ小泉今日子が夫婦を演じる実相寺昭雄監督の一夜からして神経に突き刺さるような色彩感覚が炸裂(これぞ実相寺監督!ではあるのだが)、山下監督作ですら「…」な展開を見せる。疲れた脳にはちときつかったな。気に入ったのは意外に清水崇監督のじわっと怖い3話(堀部圭壱が好演)、肉体的でナンセンスな松尾スズキ監督作(思ったんだけど松尾さんは80年代サブカルのあの独特の匂いをいまなおプンプン放っている。あの時代の毒やユーモアや衝動を煮詰めたような作品を作り続けているような気がする)、バカバカしさに満ちた山口雄大監督作(脚色は漫☆画太郎!そして本上まなみが最高)あたり。
さて今夜は「時効警察」だ!