日々の泡。

popholic diary

クリームソーダ・ベイビー

昨晩も夜更かし。図書館で借りてきた中沢新一「アースダイバー」、小林信彦「本音を申せば」などをパラパラ読んだり、ネット巡回したり、山積みのCD聴いたり。テレビで山下敦弘監督「くりぃむれもん」やってたので観る。山下監督の「リンダリンダリンダ」は昨年観た邦画ではベスト3に入る傑作。で30代以上の男子ならこの「くりぃむれもん」ってタイトルで、思わず中腰になる人も多いのでは。今の萌え文化の原点とも言える(のかどうだか)アダルトアニメが元ネタ。個人的には残念ながら観たことないのだが。いや、ほんと。美少女審美眼には自信があるが、こと下半身に関してはその趣味なし。学生時代はもっぱらストロングスタイルのダイヤモンド映像を実用していたクチなので、アニメに萌えってのはいかんとも理解できないのだ。さて、婦女子をドン引きさせたところで、映画について。「リンダリンダリンダ」でも感心したのだが、山下監督はやはり「間」のとりかたが上手い。っつーか好み。ワンシーン、ワンシーンを繋ぐリズムがなんとも心地よいのだ。そして一瞬の青空とかそういった風景の切り取り方がいい。映画はエロというよりは若さとバカさが空回る恋の甘さと切なさを描いた正統派青春もの。不器用で誠実な想いが重なり恋が始まり、そして甘美な関係は次第に煩悩にからめとられ自堕落に落ちていき、残酷に破綻していく。と難しく言うとなんだけど、誰でも思い当たるお話。それをユーモアを湛えた間で見せていく。山下監督、この人いずれ国民的大ヒット映画作ることになると思う。声高に言うのは似合わない作風ですが、凄い才能です。
で今朝は9時起き。朝から家族で京都の実家へ。父、退院してきたので。寝込んでる訳でもなく家ではもはや普段通り。まだ十分食べられないが、それでも昼食に茶碗半分ほどのおじや、おやつに柏餅を食べる。徐々に、徐々に慣らしていくことが大切。で母連れて買い出し。以前みたいに父の運転でとはいかないので、車が必要な大きめな買い物を手伝う。で夕方帰宅。
夜テレビで「チンパンニュースチャンネル」。チンパンジーが司会のニュース番組というていの21世紀の猿回し番組。動物にしちゃ迷惑な話でしょうが、単純に笑っちゃった。やらせすぎやろって気持ちに、くだらねーって気持ちが勝って声出して笑っちゃったよ。猿オモロイなー。