日々の泡。

popholic diary

情熱と衝動

休前日はついつい夜更かしで、今朝は9時起き。熱々の炒りたまごとご飯の朝食。朝から昨日の自治会の資料をまとめて、回覧物なんかをわけて、配布に回る。天気も良いので、そのまま少し散歩。和菓子屋で、桜餅を買う。結局、桜はゆっくり見ることもなく散ってしまったな。
帰ってヤキソバ作って娘と食べる。午後にはまた近所のガキンチョたちがやってくる。大人気ないのはわかってるが、ついつい不機嫌になってしまう。あんまりうるさくすんなよオーラが出てしまう。声のでかい、図々しい子供は苦手だ。あっ、大人も苦手だわ。時々様子をうかがいつつ、部屋で「リンカーン」とかビデオチェック。しかしこの休日の昼間を無駄に過ごしてるようでイライラが募る。妻がバイトから帰ってきたので、とにかくもう毎土曜日のこの状況に耐えられんと一言残し、家出る。わかってんだ、クールになれよ、もっと優しくなれよって思う。けど自分だけが貧乏くじひいてるような気になっちまう。そんなはずはあるわけもないのに、頭ではわかってるのに、俺って欲深いクソ野郎だなって、でもこの苛立った気持ちがずっと付いて回る。真心ブラザーズ聴きながら、とにかく歩いてみる。図書館に寄って本の背表紙をひたすら目で追いかけてみる。
やっと落ち着いてきた。もう夕方だ、夕飯の支度をしなきゃならない。「草野キッド」もはじまっちゃう。そうだ、今日は和食にしよう。きんぴらごぼうに揚げ出し豆腐、鯖の塩焼きだ。
話変わるが、吉田豪「セメント!!スーパースター列伝」が激オモロだ。吉田本に外れ無し。タイトルからもおわかりの通り「プロレススーパースター列伝」(梶原一騎・作、原田久仁信・画、70〜80年代に少年サンデーに連載されたノンフィクション?プロレス漫画)の虚実入り乱れたプロレスという名のファンタジーに思いを馳せ、吉田豪が独自の人選で挑む一大インタビュー集。ストロング小林国際プロレスの雄、強面でありながら、「そうよぉ〜」が口癖で、ファンシーかつ温厚な人柄滲み出るインタビュー)、阿修羅・原(天龍との「龍原砲」にはロックを感じたもんだ。好きなレスラーだったな。借金問題で雲隠れなどその辺りも赤裸々に)、康芳夫(あの「オリバー君」を招聘した稀代の呼び屋。猪木対アリ戦をマッチメイクした男。現存する最も怪しい人物だと思うな)、倉持隆夫日本テレビアナウンサー、実況担当として「全日」全盛期を盛り上げた人。このインタビューが最高にオモロ!現在スペイン在住というセメント発言連発!)、猪木快守アントニオ猪木の実兄、猪木より猪木な怪人物。これもスゲーオモロ)、イーデスハンソン(大阪弁を喋る外人のおばちゃん。っていまだに何してる人だかよくわからん。「全日」全盛期、観客席にいつもこの人がいた。確かにテレビ中継時、しょっちゅう映ってたな。)などなどグッとくるでしょ。締めは田代まさしでというセメントぶり。読んでるだけで、男騒ぎしてしまう。ほんと、ここ数年量、質ともに凄まじくも、素晴らしい仕事をし続ける吉田豪氏には頭の下がる思い。とりあえず本屋で「吉田豪」の名前見つけたら、ためらいなく買って良し!
それから最近知って読み続けてるのが東良美季さんのブログ「追想特急」。たとえばこの日のとか、この日のとか読んでると、胸が熱くなる。そしてイロイロと考える。仕事についてとか、こうして僕が書き続けてる理由とか。自分の中にある、なにかが激しく揺れる。体温が上がっていくような。