日々の泡。

popholic diary

人間の条件

さて、西川美和監督「ゆれる」の話。東京でカメラマンとして華やかに生きる弟・オダギリジョー、田舎で親の後を継ぎ実直に暮らす兄・香川照之。対照的な二人の兄弟、その間で様々なものが「ゆれる」のである。愛情と憎悪、真実と虚像、生と死、信頼と裏切り、明と暗…その境界線がゆらゆらとゆれる。決して落ち着くことの無い、人の心。その「ゆれる」様を見事に脚本にした西川監督の恐るべき才能、そして演じきった二人の役者に大きな拍手を。一見荒削りながら、物語が進むにつれ繊細に魅せていくオダギリジョーがいい。そして香川照之!スゲー!巧い人だとは知ってたけど、弱くて脆くて複雑な心の動きを内側から捉えたような演技。オダギリ-香川が対峙するシーンの緊迫感たるや、全盛期の鶴田VS天龍戦を見るがごとく。心にグサッとささる映画であった。
で今日もまた忙しい。昨日遊んじゃったからな〜。朝からフル稼働で働いて、大阪で3時間会議してさらにまた戻って仕事。いろいろと。いろいろと。いろいろと。人を欺き、傷つけ、平気な顔してる人もいる。いつか全部自分に帰ってくるぜ。
以下覚書
BM7-C#m7(b5)の2コードをひたすら
A;飲み込んだ/言葉が/腹ン中で石に/なってる/街灯に/群がる虫一/匹がポトリ/と落ちた
A’;錆び付いた/ラジオから/金で買われた/トップ40/うまくやってる/つもりかよ/全部わかって/るんだぜ
(この先考え中)
B;もうそろそろいいだろ/怒ってもいいだろ/腹ン中で石ころが/ゴロゴロ音たててるんだ
C;言葉に弾丸を込めて/メロディに愛を込めて/胸には赤いバラ/革命の鐘が鳴る