日々の泡。

popholic diary

夏らしい

それにしても今週はやけに疲れた。別に何があったというわけでもないが、夏の疲れがドドドっと押し寄せてきたんだな。肉体もそうだが、精神的になんか疲れた。なんにも考えたくねーってな感じ。でやっと金曜。気分は最悪だが、このまま週末を送りたくない。ということで映画だ。久々に別宅=滋賀会館シネマホールの最終上映に滑り込む。
佐藤祐市監督「キサラギ」観る。自殺したB級アイドル「如月ミキ」。彼女の一周忌、ファンサイトで知り合った5人の男が一つの部屋に集まる。彼女の死の真相を巡る男達のスリリングなかけひきが始まる-なんてお話。ワンシュチエーションで繰り広げられる会話劇。最初はどんなもんかなと思ってたが、これは意外に拾い物。おもしろかった。内容は何言ってもネタばれになってしまうので、観て頂戴としかいえないが、中盤からのめくるめく展開には上手くノせられた。よく出来た脚本だなぁと唸るまではいかないが、その適度な緩さが難しくなくって良かった。映画館にもかなりの笑いが起きていたし、小品ではあるが気持ちの良い作品だったな。ユースケ・サンタマリア塚地武雅小栗旬小出恵介そして香川照之。いいアンサンブル。香川照之は別格として、それぞれが好演。中でも小出恵介が良い。彼はこういう軽い役が似合う。
これでちょっと気持ちも回復。ま、家帰ったところで何もないんだが…。