日々の泡。

popholic diary

スイッチ・オン(Let’s Show Begin)

暖かいのに、春を感じさせない天候。なんか、桜のいい時期も雨と重なって、まだ春が来てないような感じだ。ま、人生の春の季節はもうとっくに終わったが。
で今日はやっぱりあれしかないでしょ。シネマ唯一のアルバム、81年作「モーション・ピクチャー」聴く。シネマは松尾清憲鈴木さえ子、一色進などが在籍した、まさにA級の「B級バンド」。僕がもってるのはCD選書の再発盤。久しぶりに聴いてみたが、これ名盤でしょ。松尾清憲はもう天才としか言い様のないメロディメイカーぶり。まさに捨て曲ナシ。それにあの声がまた良いんだよね。その上に鈴木さえ子嬢のコーラスが入ると、またたまんないんだ。「クリームソーダ・ベイビー」とか「電話・電話・電話」(ド名曲!)なんか聴くと、今でも胸躍る。ちょっと疲れ気味で会社出て、ディスクマンから音楽が流れ出したとたん、ホントに心が軽やかになった。マジックなんだな、これが。もう一瞬にして音楽に心奪われて、その音だけが全てになっちゃう。軽やかで捻くれたギター、コーラスのハーモニーは楽しくて美しい。ポップに弾けて、突き抜けていく。それでいてどっか切なく響く。ポップミュージックの魅力が詰まりきってる。最高だよ。